“こんなはずじゃない…”と首をかしげても、もう遅いのが恋…。

“人間の言葉の中で
一番、悲しいのは
「だったはずなのに」”

 現在放送中の水曜ドラマ「偽装の夫婦」の第8話で、天海祐希演じる主人公“嘉門ヒロ”が放ったセリフに心がズキンとした方、いらっしゃるのではないでしょうか…。人生はすべて自分で選ぶもの、自分の責任ではありますが、それが必ずしも正しくはないからこそ「こんなはずじゃなかったのに」「もしかしたら他の生き方もあったのに」と、ただ“後悔”だけでは言い表せない感情が疼くこともありますよね。とくに恋愛においては、“相手”ありきのものなので、自分では思いもよらず「なんでこんなことに!」ということも少なくなさそう…。

“変わらないシナリオ 流れるエンドロール
恋の先には何が待っていたんだろう?
身動き出来ないほどに好きだった
君の欠片が残る 今もこの胸に

こんなはずじゃない 首かしげ笑った
あり得ない事さえも 起きるのが恋で
涙涸れ果てるほどに愛してた
君の欠片が残る 心の隙間に”
「キミノカケラ」/BENI

 この楽曲は、“BENI”が11月25日にリリースした約2年半ぶりのオリジナルアルバム「Undress」の収録楽曲。この歌の主人公の“恋の先”に待っていたものは、残念ながら愛ではありませんでした。そしてまた“こんなはずじゃない”と力なく笑うしか今はできないのです…。尚、このアルバム「Undress」=さらけ出す・着飾らないを意味しております。アルバムには「キミノカケラ」の他にも、BENIのパーソナルな部分をさらけ出した楽曲が収録されているので、大失恋をした方も、片思い中のあなたも、幸せな恋愛の真っ只中のあなたも、お気に入りの楽曲を見つけてみてください!ちなみに…

“歩道橋の下をランプの河が流れてた
信号で止まると みんな赤くなった
もう会うのはやめにしようと彼が言ったとき
笑ってうなずいた 11月のエイプリルフール

ほほをつねっても痛くは感じないくらい
冷たい夜風がジャンバーの肩を抜けて行った
hum hum このまま 二度と 本当?
hum hum hum もう一度言って

もう会うのはやめにしようと彼がくりかえし
打ち消すジョークを待ってた私 Don't be cool!
こんなのうそよ こんなのうそよ”
「11月のエイプリルフール」/松任谷由実

 11月ももう終わり…。ということで最後におまけで「こんなはずじゃない!」シリーズとしてユーミンのこの曲もご紹介。切なくて、胸がイタい…。是非、併せて歌詞をチェックしてみてください。

◆BENIニューアルバム「Undress」
初回限定盤 UPCH-29199 ¥4,200(税抜)
通常盤 UPCH-20404 ¥3,000(税抜)