「この歌の主人公は、身体がボロボロなんだけど、結構元気(笑)。ノートを開いて右側のページに病気を書き出しまくって、それに音楽用語を混ぜながら左側のページに歌詞を書いていった」と作詞・作曲をしたトータス松本は語っている。まさにウルフルズ節炸裂のウルフルズにしかできない楽曲だ!
監督は、ウルフルズの作品を多く手掛けている竹内鉄郎氏。あのちょんまげ姿で有名な『ガッツだぜ!!』や、他『明日があるさ』『事件だッ!!』『バカサバイバー』『暴れだす』『サムライソウル』『情熱 A GO-GO』『泣けてくる』『両方 For You』『たしかなこと』等、多数の作品を手掛けてきた。ウルフルズ復活後、初のタッグとなる。
このミュージックビデオを制作するに辺り、監督との打ち合わせの中で出てきたキーワードはとにかく「大人のバカバカしさ」と「おっさん達の連帯感」。「※HIDALI(読み方:ヒダリ)」という集団による振り付けで、同じ格好をしたダンサー達(メンバー含む)が、一緒に奇妙なダンスを繰り広げる。単調な動きではあるが、そこにウルフルズらしく、熱さと泥さをプラスし、一体感を生み出している。日常の一コマの中で踊りながら、日常で起こる症状を表現。笑い無しでは観る事のできない作品だ。
白いジャンプスーツ、そしてアフロを被り、髭をつけたメンバー。胸元には50肩の「50」と書かれたワッペン…。どれがメンバーだかさっぱり分からない。とにかく体を張って踊りまくったミュージックビデオは、これぞウルフルズ!!という作品に仕上がっている。9月9日にリリースされるアルバム『ボンツビワイワイ』はトータル分数34分15秒という潔さ。大人の遊び心満載のアルバムになっているので乞うご期待!
◆13th Album『ボンツビワイワイ』
2015年9月9日発売
WPCL-12233 ¥2,700(税別)