“ゴミを漁るカラスは満足そうな顔
紫陽花が咲く 爪跡が疼く
あなたは冷たい雨
傘はいらない
読みかけの小説持って
世界が終わる朝はあなたといたい”
美しいフレーズですよね…。ボーカル・児玉一真のツイートによりますと、「ぐっほりの曲の中でもすごく好きな曲。この曲、実は歌入れのレコーディング前日まで全く違う歌詞とメロディーでした。出来上がったバンドサウンドと元の歌詞、メロディーが自分の中でどうしてもしっくりこなくて。急遽書き直した」のだそうです!
この楽曲の歌詞を読んだとき、<世界が終わる朝はあなたといたい>というフレーズに深い愛を感じると同時に、<ゴミを漁るカラス><あなたは冷たい雨>というワードから、どこか空しさや切なさ、儚さも伝わってきました。それはもしかしたら“紫陽花”の花言葉に込められたものにも似ているのかもしれません…。
紫陽花にはプラスとマイナス、どちらの意味の花言葉も存在します。プラス面ですと、小さな花びらがたくさん寄り集まっている姿から「結びつき」や「団欒(だんらん)」という意味。さらに、降り注ぐ雨の中じっと耐え忍ぶように咲いている姿からは「辛抱強い愛」という花言葉も。対するマイナス要素のものですと、紫陽花の花びらの色が徐々に移ろっていく様子から、心が変わっていく様子「移り気」「冷淡」などの意味を持つそうです。
それを踏まえて、もう一度「世界が終わる朝は」の歌詞を読んでみると、「2人の結びつき」が描かれている一方で、もしかしたらこの主人公は「心が移ろってしまうかもしれないあなた」へ、「辛抱強く」想いを馳せているのかもしれない…というような気もしてきました。歌詞を制作するときには、ワードや街に溢れている様々な表情からストーリーを膨らませていくという“Goodbye holiday”ですが、この曲には一体どんな背景があるのか…とても気になります。是非一度、「世界が終わる朝は」の歌詞をチェックしてみてください!
◆メジャーデビューシングル「革命アカツキ」
2015年7月8日発売
AVCD-83252 ¥1,080(Tax in)