アルバムのタイトルは「pinpoint」。年齢も身長もバラバラな彼女たちだからこそ際立つ、bump.yの“今”にピンポイントに焦点を当てた作品だ。今作は収録曲すべてを西寺郷太(NONA REEVES)がプロデュース。制作陣もピンポイントにすることで、それぞれの楽曲の持つ魅力と彼女たち一人一人の歌の魅力が一層引き立っている。実は西寺郷太がメジャーアーティストのアルバムをトータルでプロデュースするのは今回が初めて。
収録曲もバラエティに富んでいて、「CRY」という曲は、西寺郷太が小学生の時に作ったという驚きの曲で、そこに日本を代表する作詞家の湯川れい子が詞を書いている。震災当時この曲を「上を向いて歩こう」のアンサーソングとして詞を書いたという。また、宮武美桜と高月彩良が初のメンバー内ユニット「by」として2人で歌った「Another Smile」や、桜庭ななみ主演のテレビ東京系ドラマ「リミット」の主題歌にもなっていた「SAVAGE HEAVEN」、西寺郷太が初めてbump.yのプロデュースをした「COSMOの瞳」など、全10曲が収録される。
8月25日に六本木ラフォーレミュージアムで開催された3周年記念ワンマンライブも大盛況で成功させたことも記憶に新しいbump.yだが、 オリジナルアルバムを発売するのはデビュー4年目にして初めてのこととなる。そして現在ミュージックビデオを制作中の「孤独にVIVID」は、別れても鮮明に残っている恋人との思い出が、心をVIVIDに染めてくれるという楽曲のイメージからインスパイアされたダンスにも注目。メンバーがマネキンに扮したポーズや、繰り返される「VIVID」ダンス(写真)が見られるミュー ジックビデオの仕上がりが楽しみだ。