歌詞表示なしのSalley「赤い靴」ミュージックビデオ(short ver.)は、“赤い靴を食べる”という衝撃的な展開で、4月14日のYouTube公開から僅か5日間で60,000回再生を越え話題になっているが、今回“歌詞入り”ミュージックビデオが公開された背景には、「赤い靴」の歌詞に込められた思いを強く感じて欲しいという大きな意味があるという。
大阪の大学在学中に音楽活動を行っていたボーカルのうららは、2011年東日本大震災が起こったとき、「今自分に出来ることは音楽しかない」と大学を中退して、震災1か月後には東京に来て音楽活動を一人開始した。ところが、音楽活動は順風満帆とはいかず、まわりの友達が大学を卒業し就職し一人前の人生を歩んでいく中で、「自分は音楽の道を歩んでいくんだ」と強がっていたものの、気付いたら一人取り残されたような気分で苦しい状況だった。それでも音楽はやめることが出来ないという焦燥感を、アンデルセンの童話「赤い靴」のストーリーからインスピレーションを得て書いた曲が「赤い靴」だ。
そんな『強がりの中にある、孤独と焦燥』が表現された「赤い靴」の歌詞は、この歌詞入りミュージックビデオの公開でますます話題となりそうだ。