「Damage」は、映画「黄金を抱いて翔べ」のために書き下ろされた新曲で、作詞・作曲は安室奈美恵の近年の作品としてはお馴染みのNao'ymtだ。安室奈美恵が過去にリリースした楽曲の中でも珍しいほどの斬新でハードなロックナンバーで、映画のサスペンスフルなイメージにを更に盛り上げる1曲と言える。
映画「黄金を抱いて翔べ」は、ベストセラー作家・?村薫のデビュー作にして、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー「黄金を抱いて翔べ」(新潮文庫刊)が映画化されたもの。大阪の街を舞台に繰り広げられる金塊強奪作戦を鬼才・井筒和幸監督が痛快に描く、ノンストップエンターテインメント大作だ。主演は妻夫木聡、他にも、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行など豪華出演陣が揃った、まさに期待作というのはいうまでも無いだろう。
今回の安室奈美恵の主題歌起用は、「「人生を賭ける男ども」の話なので、そこに負けまいと挑みかかるような、エモーショナルな女性の歌声が一番望ましいと思った。」という井筒和幸監督自らのオファーで実現。プロデューサーは、“出演者がほぼ男性で女性的なイメージとは違うハードボイルドなこの映画の主題歌を正直受けてもらえるか不安だった。”とコメントしているが、台本を渡し、井筒監督の主題歌に対するイメージを伝えたところ安室奈美恵側が快諾。監督の言う「いわゆるJ-POPらしくない、とにかくカッコいい楽曲がいい」というオファーを見事に表現した1曲に仕上がったという。
安室奈美恵にとっては、今年がデビュー20周年のアニバーサリーイヤー。6月27日に発売したニューアルバム「Uncontrolled」は日本国内ではオリコン3週連続首位を獲得、さらに、アジア5カ国地域でもCDチャート1位を獲得し、その勢いは留まることを知らない。そして、今年行われる自身初の全国5大ドームツアーは、チケット発売から即日ソールドアウトし、更にナゴヤドームの追加公演を発表。これにより、女性ソロアーティスト史上最多動員数及び公演数のドーム公演を記録することとなる。