大歓声に包まれたアンコールでYUKIは、スワロフスキーがスカートの裾に付いているミニスカートのドレスで登場。「秘密の新曲です」と紹介し、「大人って何だろうと思って書いた曲です」と、「わたしの願い事」に込めた想いを話し始めたYUKIは、「大人って年齢の事なのか、どこまでいったら大人なのかと思っていたけれど、大人は花のように咲いて、花のように舞って、風のように周りにいて、いつでもご機嫌でいられる人が大人なのかなと最近思うようになった。その思いが歌にできて嬉しいです。早く歌いたくてしょうがなかった」と、穏やかな表情で語った。ゆるやかなメロディを持ったミディアム・ナンバーには、彼女の人生観と重なり合うかのような意思を持った言葉たちがいくつも並ぶ。
YUKIが「わたしの願い事」を歌い始めると、会場は凛とした空気に包まれ、場内を埋つくしたファンはYUKIの願いが刻まれた歌を一心に聴き入っていた。歌い終えたYUKIは、「初めて歌うから緊張しました」と、ホッとした表情になったが、「私は歌詞に願いや希望を書いています。そこに近づけるように、これからも作品を作り続けたいと思います」と、YUKIとして歌うべき歌を届け続けることを、ファンの前で誓った。