この映画は、1976年に実際に起こり、死者24万人、重傷者16万人という被害を出した20世紀最大の震災、唐山大地震を舞台に、地震により運命づけられたある家族の32年間を描いた感動作。本国では、2000万人が感涙したことから、“催涙(さいるい)弾映画”とも呼ばれている。
そして偶然にもこの地震が起きた1976年に生まれた一青窈。地震という運命に翻弄されるのではなく、受け止めて力強く生きてく姿勢に心を打たれた一青が、この映画のために新曲「泣きべそ」を書き下ろした。
<本人談話>
「泣きべそをかく時も生きてる中ではありますが、心を強く持って生きていって欲しいという気持ちで詞を書きました。空を抱きしめる時に、涙ごと自分も抱きしめるように、この歌を聴いて、心が暖かくなってくれたらいいなと思います。「泣きべそ」というタイトルは私がつけましたが、決して弱いイメージではなく、強い心のイメージです」
昨年は新歌謡/進化窈第一弾アルバム「花蓮街」のリリースと全国ツアー、そして映画「ハナミズキ」の映画化などで話題となったが、今年も全国ツアー「一青 窈Tour 2011 頬づえ 〜夕方早く私を尋ねて 」が5月13日伊勢原市民文化会館からスタート。新曲の制作着々と進み、今後の活動に目を離せなくなるだろう。
<ニュージーランド地震に対して本人コメント>
「22日にニュージーランドを襲った地震に被災された皆様、心からお見舞い申し上げます。そして救援活動に携わってる皆様、本当にお疲れ様です。一日も早く被災者の生活と心の復興を心からお祈り申し上げます」