すべての演奏が終わった直後に、東京ドームで1回だけ、エンドロールをバックに流されたこの曲は、当初リリースの予定は無かったが、東京ドーム公演に来場したファンらからCD化を切望されていたことからリリースに至ったという。
「最初は、東京ドームのエンドロールで流そうとだけ思って作った曲だったから、CDにするとかあまり考えてなかったんですけど、あの場でエンドロールを袖からみて自分たちも感動したし、今回のCD化には異論は無かったですね。」(G:克哉)。曲調は、「NO.1」や「GOLD」など、2010年に発表されたUVERworldの真骨頂ともいえる“ひと癖”が加わっている作品とはまったく違った、いわばシンプルな仕上がりになっている。
その歌詞の内容も非常に素直な印象を受けるこの「MONDO PIECE」の歌詞について、Vo:TAKUYA∞は「同じ目標に向かって何かをやっていたとしても、周りの人のいろんな考えがあって、自分を殺して無理やりその目的地に辿り着くことは違うと思うんです。やっぱり、これ以上変わってしまったら自分じゃなくなってしまう部分は線を引いておきたいし、その結果辿り着いた目的地が違っても、笑っていられるんじゃないかと思うんです。」とその歌に込めた思いを語った。
その歌詞の内容から解散寸前!?という噂も出そうな内容については「まさか、そんなことは絶対ないですよ」とメンバーは口をそろえた。
初回生産限定盤に付く特典DVDには、東京ドーム直前に行われた渋谷eggmanでのシークレットライブの模様などが収録される。「すごくいいんですよ、この映像が。なんかお客さんとの距離とかヤバいです。」(G:彰)というその内容にメンバーも満足の模様だ。「リリースしたいと思える曲がそろってるから、今はすぐにでも届けたいですね。ツアーあるし、2011年は、先を見越したスタートが切れています」とTAKUYA∞。
2010年には、結成10周年、メジャーデビュー5周年を迎え、東京ドームワンマンライブを成功させたUVERworld。その東京ドームのステージから、すでに彼らは次なる目的地に照準を合わせていたのだろう。