映画主題歌を担当することに対してコブクロは、「今回、僕たちコブクロが映画「岳」の主題歌を書き下ろし、そして歌わせて頂くことになりました。タイトルは「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」コブクロの楽曲としては一番長くて珍しいものとなりました。タイトルの通り、映画を見て率直に見た感想を歌にしてみました。コミックスと映画を見させて頂いて、最後に心に残ったのはやはり“命”という言葉です。主人公が、わが命をギリギリのところまで持っていって、もうひとつの大切な人の命に向かって助けるというところにメッセージを込めました。そして、この世界中を包んでいるひとつの命があるとしたら、それは太陽だなと思いました。消えない自分の体の中に消えずに今あるもの。でもいつまであるかわからないけど、必ず自分を突き動かしてくれる。この世界と自分。そこを感じることの出来る映画です。シーンも広大な景色も多いからか、印象的な場面が沢山ありました。映画「岳」、そして僕たちの「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」ぜひ楽しみにして頂きたいと思います。」とコメントをよせた。
主演の小栗旬は「僕らの作った映画に、もうひとつの命を吹き込んでくれるような楽曲です。コブクロさんが、言われているように、映画と原作を観て、この言葉たちが紡がれたのであれば、僕らの作った作品も、光り輝いていると確信しております。素敵な曲をありがとうございました。」と述べている。
コブクロ起用理由について映画製作プロデューサーは「映画「岳」は雄大な山々を背景にしたエンタテイメント作品でありながらも、ド直球の王道人間ドラマ。お客さんには、作品を締めくくる歌を聴きながら、登場人物全員の笑顔とそれぞれの背負ったドラマを走馬灯のように思い起こさせたかった。そんな、広くて深い、「人間賛歌」を誰にお願いしようと思った時に、コブクロのお二人が浮かびました。「桜」「永遠にともに」…<名曲>と呼ばれるお二人の作品には、それぞれの人生を一生懸命に生きる、人間の「命」が宿っている。そう感じていました。出来上がってきた曲を聴いた時、「映画」が「歌」になった、そう思いました。タイトルは「岳」で良いのでは?と思うほど。映画を歌に昇華させてくれたこの主題歌には、これまでにない輝きを放った「命」が宿っています。」と述べている。