初挑戦のデュエットのお相手は…?

 10月24日に公開された映画「沈まぬ太陽」のエンディングに新曲「Cry No More」が起用されている“福原美穂”。この映画は、山崎豊子原作、渡辺謙主演の作品として注目されており、オリジナルの英語詞曲からか、問い合わせも殺到中だ。

 この話題の作品に関して、福原美穂本人は、“「沈まぬ太陽」のラストシーンを見せて頂いたとき、私は漠然と、でも直感的に「希望」を歌おうと思い、目の前にあるピアノに向かってこの曲を作りました。”と語る。

 映画を観て書き下ろした感動的なメロディが印象に残るこの曲は、すでに着うた(R)で配信されているが、12月2日に発売される福原美穂のニューシングルにも収録されることが決定した。

 リード曲は、「なんで泣きたくなっちゃうんだろう」。これは、「Cry No More」の世界観とは全く異なり、友達以上恋人未満の男友達への片想いを、アッパーなダンストラックにのせた爽快なチューンだ。“♪もっともっとキレイになって 振り向かせたい♪”とパワフルなヴォーカルで歌い上げているが、実はこのストーリーは、福原美穂本人の実話!歌詞の続きは「ご想像にお任せします(笑)」とのこと。11月4日にリリースに先駆け、着うた(R)の配信がスタートする。

 この2曲と共に、3曲目に収録されるのは福原美穂が始めてデュエットにチャレンジしたジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」のカバー曲。初デュエットした相手は、あのMR.BIGのヴォーカリスト、エリック・マーティンだ。年の差、27才のこのデュエットが実現したのは、来日中のエリックに福原がオリジナルのクリスマスソング「LOVE 〜witer song〜」のCDを挨拶と共に渡したところ、エリックがそれを聴き、今回のデュエットを提案したことにより実現した。

 この楽曲はエリックのXmasカバーアルバム「MR.VOCALIST X'MAS」(11/11日本発売)に収録され、更に11月3日アメリカで発売されるエリックのアルバム「Timeless」にも収録されるというから、LAの黒人教会でのパフォーマンスに続き、福原美穂の全米進出への足がかりになる1曲となるだろう!

◆「なんで泣きたくなっちゃうんだろう」
2009年12月2日発売
初回限定版 (CD+DVD) SRCL-7170〜1 ¥1,575(税込)
通常盤 (CD) SRCL-7172 ¥1,223(税込)