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  • アイビーカラー
    二人とも進まないice coffee
    二人とも進まないice coffee

    アイビーカラー

    二人とも進まないice coffee

     2024年4月17日に“アイビーカラー”が6th mini album『醒めぬ夢のままで』をリリースします。新体制以降、コンスタントなペースでの配信リリースを重ねてきましたが、ミニアルバム、流通音源として作品をリリースするのは2021年10月6日以来。バラエティに富みながらも、メロディ、歌詞、佐竹惇(Vo,Gt)が描きたい音楽、世界観が一貫している今作。じっくりとお楽しみください。    さて、今日のうたではそんな“アイビーカラー”の佐竹惇による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 ice coffee 」にまつわるお話。結ばれた先、やがて訪れてしまう別れ。この歌の<僕>と<君>にはどんなラストシーンが待っているのでしょうか…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 今回はmini album『醒めぬ夢のままで』から収録録「ice coffee」についてお話しできたらと思います。   別れ話。   できれば避けたいことではあるけれど、 恋をする。誰かと結ばれる。それにセットでどうしてもついてきてしまうもので。   もうわかっているはずで、心の準備はばっちりのはずの答えなのに 実際に声を通して、自分の耳に伝わってくるとやっぱり心が急に痛いくらい冷たくなる。     響き渡る店の秒針 静まり帰るテーブル席   二人とも進まないice coffee     男心と女心はもう真逆と言っていいくらい違う。 女性というのはある一定のキャパを超えると気持ちが急ピッチに冷めてしまうものなので、こちらが気づいた時にはもう遅い。 世のカップルが別れる理由はほぼこれだと思う。     恋人同士になるということは その代償に、失えばもう二度とそのひとつ前の関係にすら戻れない。 一気にこれまでのカタチは崩れ去る。   なかよしこよしだったままで 触れない距離だったままで     もしあの時、友達以上を求めなければ うやむやなままでもこっちの方が君と長くいられたのかと思うと、あの美しい日々さえも後悔に変わっていく。     そんな話を曲にしました。 改めて「ice coffee」 切ないけれどとっても大好きな曲です。 みなさん是非とも、浸ってみてください。   <アイビーカラー・佐竹惇> ◆紹介曲「 ice coffee 」 作詞:佐竹惇 作曲:佐竹惇 ◆6th mini album『醒めぬ夢のままで』 2024年4月17日発売   <収録曲> 1.She's gone 2.tumbler 3.暮れる日の栞 4.bath towel 5.だけどさ、 6.ice coffee 7.AM2:00

    2024/04/18

  • bokula.
    涙 滲むのは心の本音です.
    涙 滲むのは心の本音です.

    bokula.

    涙 滲むのは心の本音です.

     2024年4月17日に“bokula.”がMajor 1st EP『涙 滲むのは心の本音です.』をリリースしました。今作には昨年12月にメジャーデビュー曲として発表されたバラード曲「最愛のゆくえ.」や、人間関係の複雑さや依存に焦点を当てたロックチューン「涙ばっかのヒロインさん」など全6曲を収録。そのうち「高鳴り」はCDのみに収録されます。    さて、今日のうたではそんな“bokula.”のえい(Gt./Vo.)による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、今作『涙 滲むのは心の本音です.』に通ずるお話です。どうして曲を書くのか。自分のなかの何が曲を求めるのか…。心の制御で本音を堪えてばかりのあなたへ。ぜひ今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 涙は、流れない。   心の制御で本音を堪えるばかり だが、滲んだ。   人には言えない有耶無耶があって 自分しか分かってくれない問題がある もしも心を抑える必要がなかったら 人は人と向き合い続けられるでしょうか。   感情起爆剤はオーバードライブを介して サウンドの中にエンコード済   涙は、流れない。   心の制御で本音を堪えるばかり だから、滲んだ。   ーーーー   僕等の持ってるエネルギーは音を介して 時に微力に、時に莫大な可能性を秘める瞬間があって、求める声があるからこそ今日も今日とて机上にありつく。   誰かが求めてくれるから曲を書いて音楽をするんじゃあない。 自分自身が求めてるから曲を書いては誰かが見つけ、求めてくれるのだ。   僻みや卑屈ばかりが溢れる世界の傍、 哀愁と愛執が咽び泣いている。 本当は、心の内は、涙の本音は、 人と人だから“分かり合う”事よりも “分かち合おう”とする事の方が自然体である気がしている。 その中に1つ、カテゴライズされた『音楽』は 本音だからこそ言えず、表せない表現を 聴覚上発信する古来からのソーシャルメディアではないかと考える。   感情の起伏(喜怒哀楽)に必要なキッカケと要因は意外にも複雑にはならない事が多い。 気持ちの持ち用なんて結局は気持ち次第である 心を惑わしてしまえばどうって事ない“メロディが誤魔化すノイズ”だ。   悲しい時は泣いていたい。 嬉しい時は笑っていたい。   こんなにも単純で複雑な僕らはもっと弱くていい。打たれたらあっけなく倒れてしまう様な、そのくらい柔らかい感性を種は種であるが為に、あるがまま。ありのまま。   これくらいに複雑に長尺に書き連ねたエッセイも取り留めのない言葉の綾も、音楽も同じくらいに単純で良い。素直で愚直で良い。   ただ、   原動力を欲した合図は 時に音楽が必要だ。   心の本音は、涙より透明で意外にも柔軟だ。   <bokula. えい> ◆Major 1st EP『涙 滲むのは心の本音です.』 2024年4月17日発売   <収録曲> 01. 涙ばっかのヒロインさん 02. 怪火 03. 不完ロマンス 04. いつ失ってもいいように. 05. 最愛のゆくえ. 06. 高鳴り(ボーナストラック / CDのみ)

    2024/04/17

  • ゴホウビ
    これは間違いなく自分の歌。
    これは間違いなく自分の歌。

    ゴホウビ

    これは間違いなく自分の歌。

     2024年4月3日に“ゴホウビ”が1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』をリリースしました。メジャー1作目となる本作は「一糸まとわぬアイを見せてよ」「なんぼのもんじゃい」「ラブシャッフル」「MOKE MOKE」など、全曲勝負曲の6曲入りEP。男女混声豆腐メンタル4人組バンド、ゴホウビの名刺がわりのような作品となっております。    さて、今日のうたでは“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 最終回は収録曲「 ヤコウチュウ 」にまつわるお話です。常夜灯のなかで果てている虫に自身を重ねたその理由とは。そして、この曲に描いた想いは…。今回も音声版がございます。本人の朗読もお楽しみください!  寝るとき部屋真っ暗にするのが怖くて 常夜灯にするんですが、   ある日電気カバーの中にどっからともなくやってきた小さな虫が果てているのを見つけて。   それをボヤーっと眺めてたら、 わたしもこのコと一緒だなって思ったんです。   「好きなことをしながら生きていく」 そう決断して上京しました。 現実はそう簡単じゃない。 覚悟したつもりでも やっぱり不安は 憧れや夢や、ときめきや自信を食べていく。     一時、 ただ誰かが何気なく放った一言や 偶然流れてきた情報に、踊らされまくっているときがありました。   この人の言うことさえ聞いてればうまくいく、 なんてありえないのに。   「現状を打破したい、 自分の音楽捻じ曲げてでも。」   いつしか<希望に見えるもの>に縋っていました。   でも他人に認めてもらえないことより、結局自分を否定することの方が私にとってはよほど辛かったみたいで、   ある日惨めで情けなくなって、大の大人が夜道で大泣きしながら帰りました(笑)。   そんな日々を経て、   この先思うような結果が出なかったとしても 「これが自分の作品だ」と、心から言えるものを貫き続けてしんだ方がいい。   と、今なら100%本気でそう言えます!   いつもは大切な人たちを浮かべて歌詞を書きますが、 これは間違いなく自分の歌。   救いたいわけでもなく、 庇いたいわけでもなく、 鼓舞したいわけでもなく、 ただ自分を自画像のように書きました。     泣きながら帰った帰り道、 この曲を書くきっかけになった ノートにメモした言葉です。   “光に群がるんじゃなくて 光放ちたい”     ----   とゆうことで、あっという間に3週目。 今回はこれで終わりです。   早いですね、時が経つのは。 私の住む街はあっという間に桜が散ってしまいました。4月はありがたいことに、ホビ活がたくさんスケジュールに入っていて目まぐるしいです。きっとこれを読んでいる方も、新年度、新学期、日々忙しく過ごしていることと思います。   今回は新しいEP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』の中から3曲ピックアップしてエッセイを書かせていただいております。   朗読にもチャレンジさせてもらって、 下手な小芝居挟んでみたりして。 楽しかったです!     エッセイ、ホッとひと息つく時間になってたらいいなぁ。   今回は重めで息が詰まっちゃうかな。 すんません!最後なのに! でもこれからも全部歌にしていきます。 それがあなたの心に共鳴したとしたら ひとりじゃないってちょっと思えます。   歌ネットのエッセイ担当者さま、 また新しい作品出たら是非是非お願いします☆   読んでいただきありがとうございました。 ゴホウビのスージーでした! またね~。   <ゴホウビ・スージー> ◆紹介曲「 ヤコウチュウ 」 作詞:スージー 作曲:スージー  ◆1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』 2024年4月3日発売   <収録曲> M1.「MOKE MOKE」 M2.「ラブシャッフル」 M3.「なんぼのもんじゃい」 M4.「ヤコウチュウ」 M5.「一糸まとわぬアイを見せてよ」 M6.「好きな服」  

    2024/04/16

  • 澤田空海理
    あなたの歌が聴きたい
    あなたの歌が聴きたい

    澤田空海理

    あなたの歌が聴きたい

     2024年4月3日に“澤田 空海理”がメジャー3rdシングル「作曲」をリリースしました。澤田 空海理にとっての作曲とは生活そのもの。嘘や誇張なく、自分に誠実に生活することから音楽は生まれる。さくら味を表現するための言葉選びよりも、春を食べたいという感情を優先する。そんな澤田 空海理が描く、生活と音楽の真ん中を手探りで見つける、日常の延長線上を描いた楽曲となっております。    さて、今日のうたでは“澤田 空海理”による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 作曲 」にまつわるお話。この曲に設定した“表テーマ”、そして“裏テーマ”とは…。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 楽曲を作る際に“表テーマ”と“裏テーマ”を設定することがあります。もちろん全ての曲がそうであるわけではなく、“表”だけで事足りることもあれば、“裏”の設定をしようがない場合も存在します。“表テーマ”はメロディ、歌詞、編曲といった表面的なソングデザインから大多数の人たちが汲み取れるもの。拙作「作曲」に関して言えば、それは男女の普遍的な掛け合いであり、背伸びしない、手の届く範囲のものから僕たちの歌は生まれるんだよ、といった具合でしょうか。   そして、今回は明確な“裏テーマ”が存在します。ここ数年、楽曲制作に携わる人たちの間で度々「AI作曲」というものの是非が話題に上がるのを見かけるようになりました。自身で書いた歌詞にAIが楽曲をつけてくれる画期的な試みで、その精度には様々な意見が飛び交っていたものの概ね「叩き台やアイデア出しとしては十分実用性がある」といった論調に落ち着いたように思えます。   これに関しては、私も含めて自衛も兼ねたうえで発言していらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。私自身、細々ながらも商業作曲家としての活動もしておりますので、日進月歩どころか“秒進分歩”で進化を続けるそれは他人事ではありません。何なら作詞ですらAIに任せてしまえる時代です。   本人がディレクターないしはプロデューサーとして大まかな舵取りをして、その他実作業を全てAIに出力してもらい、その収益でご飯を食べる、という行為が横行する未来が簡単に予測できます。予測、というより既に現実で起きていることですね。その数はここから爆発的に増えると断言できます。   そして、それは創作という行為に今まで興味を持たなかった人、またはその行為に諦めや落胆を実体験で覚えてしまった人ほど、乗りこなし易いものである、というのも容易に想像がつきますし、後者に関しては痛いほど共感もできます。   制作の楽しさというのは“結果”ではなく“過程”だと言い切ると綺麗事が過ぎますが、今現在に音楽制作をされている方の大半がはじめたての頃は(もしかして今も)寝食を忘れて制作に没頭したのではないでしょうか。その成果物に一向に結果が伴わなかった場合、その怒りや落胆が自身ではなく外側の世界に向いてしまうのは、正直に言えばとても理解ができてしまいます。数字なんてなんの意味もない、という言葉は超俗的すぎます。意味は確実にあります。確固たる自我と高尚な指針を持ち続けられる人の方が稀有なのです。   前置きが長くなりましたが、「作曲」という楽曲は私がどうしたら音楽を長く続けられるかを綴ったものです。「心を作る仕事をしている」は大言壮語も甚だしいですが、せめて夢を見たいのです。音と言葉を自身の選択でする悦びは、10年と少し音楽を続けた今でも健在です。手放せません。日々、「もう音楽を辞めたい」なんて弱音を吐くと同時に必死に言い訳を探しています。「でも音楽以外でご飯を食べられる気がしない」とか「今の歳とスキルで雇ってくれる会社なんてない」とか。そんな迷い事をきっとこれからも発し続けると思います。そんな気はさらさら無いのに。   音楽ないしは芸術分野に従事する人に向けて、なんて大層なものではなく、せめて周りの仲間たち、今まさに日の目を見ようと歩を緩めない同士たちに向けて、「僕は続けるよ。だから一緒に居られるうちは一緒に居てね。あなたの歌を聴かせてね」と言いたかったのだと思います。全自動作曲の是非を問うというより、私が音楽制作に魅せられた理由のただの一つもそこには含まれていないということです。   <澤田 空海理> ◆紹介曲「 作曲 」 作詞:澤田空海理 作曲:澤田空海理 「作曲」各配信サイト: https://sorisawada.lnk.to/sakkyoku 

    2024/04/15

  • SCANDAL
    <永遠に1番近いところ>まで。
    <永遠に1番近いところ>まで。

    SCANDAL

    <永遠に1番近いところ>まで。

     2024年3月20日に“SCANDAL”がNew Album『LUMINOUS』をリリース! 前作『MIRROR』以来、2年ぶりとなる通算11枚目のアルバムとなる今作は昨年リリースしたシングル「Line of sight」「ハイライトの中で僕らずっと」に加え、Rhythmic Toy Worldとの共作「あなたへ」、EOWとの共作「Plum」を含む全11曲が収録。メンバー全員が作詞作曲に携わったバラエティに富んだ1枚となっております。    さて、今日のうたでは“SCANDAL”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け! 今回が最終回です。執筆を担当したのはTOMOMI。綴っていただいたのは、収録曲「 ファンファーレ 」にまつわるお話です。“世界一”となったこのバンドのことを、初めて歌詞に落とし込んだこの歌。これまでのことを思い出し、今とこれからのことを考え、出てきたワードは…。 昨年の夏、私たちは世界一になった。 ガールズバンドとして世界で1番長くメンバーチェンジをせずに活動したらしい。 あまり実感はない。   あまり実感はないが、思い返してみれば確かにこの17年間でたくさんの仲間が活動を休止したり解散したりした。 同時期にデビューしたアーティストはほとんどいなくなった。   私たちはバンドを続けるということが得意だったみたいだ。 制服を着て「イイ子ちゃんなんて気取れない!」と歌っていた女子高生たちがまさかこんなにも続くとは誰一人として想像出来なかったと思う。 もちろん私自身も。   あの頃からずいぶん変化した。   制服を脱ぎ、作曲をし、プライベートレーベルを立ち上げた。 細かく挙げるともっとある。 大型のフェスに呼んでもらえるようになったこと、J-WAVEやFM802で曲がかかるようになったこと、バンド仲間が増えたこと、いつの間にか先輩になっていたこと。       世界一になる少し前、2023年の春頃に『HIGHSPEED  É toile 』というアニメのエンディングテーマのオファーを頂いた。 女の子が主役のカーレースの物語だ。   曲を作るにあたってアニメのスタッフの方々と打ち合わせをした際、物語に出てくる登場人物が“自立した女性”であることが大切なテーマのひとつだと伺った。 それは大人になった私たちが今活動する上で大切にしていることだった。   だから、 これから世界一になる私たちのことをアニメの世界観と絡めながら書くことにした。   実はバンドのことを歌詞に落とし込むのはほとんど初めてで、何から書けば、どこまで書けば良いのかわからなくなり、何度も何度も書き直した。   書きながらこれまでのことを思い出していた。   大きな山や谷はなかったけれど、自分たちなりに紆余曲折の日々を過ごしてきた。   常にコンプレックスを抱え、それに打ち勝つための試行錯誤は失敗の連続だったかもしれない。   そのくせ私は自分たちの終わりを具体的に考えたことが今まで1度もなかった。 多くの人と同じように、いつまでも続くものだとどこかで思っていたのだ。   だけど、いざ世界一になるという時に、この先どこまで行けるのか、あと何回4人でステージに立てるのか、ということが初めて頭をよぎり、終わる理由が出来てしまったことに気付いた。   考え始めると、これまでの奇跡がより愛おしくなり、途端に寂しくなる。 メンバーや周りにいてくれるスタッフやファンのみんなの顔も浮かんだ。 いつか終わりは来るものだとわかっていても、1秒でも長くこの人生が続くようにと願ってしまう。       考えて考えて考え抜いてやっと完成した歌詞に、初めて<フィナーレ>という言葉を使った。   それはもう、泣きながら書いた。 私なりの覚悟を込めて。   私たちがいつかそれぞれの人生を歩む時は、私たち史上最高の状態でフィナーレを飾りたい。   夢にも似たその目標を掲げながら、この先は<永遠に1番近いところ>まで4人で歩みを進めよう。   そんな事を思った制作だった。   とは言え、世界一になっても私たちの世界は今のところ何一つ変わることなく続いている。   <SCANDAL・TOMOMI> ◆紹介曲「 ファンファーレ 」 作詞:TOMOMI 作曲:MAMI   ◆New Album『LUMINOUS』 2024年3月20日発売   <収録曲> 01.群青pleats 02.ファンファーレ 03.私たち 04.Plum 05.CANDY 06.Vision 07.LOOP 08.Line of sight 09.あなたへ 10.1:47 11.ハイライトの中で僕らずっと  

    2024/04/12

  • アイビーカラー
    暮れる日の栞
    暮れる日の栞

    アイビーカラー

    暮れる日の栞

     2024年4月17日に“アイビーカラー”が6th mini album『醒めぬ夢のままで』をリリースします。新体制以降、コンスタントなペースでの配信リリースを重ねてきましたが、ミニアルバム、流通音源として作品をリリースするのは2021年10月6日以来。バラエティに富みながらも、メロディ、歌詞、佐竹惇(Vo,Gt)が描きたい音楽、世界感が一貫している今作。じっくりとお楽しみください。    さて、今日のうたではそんな“アイビーカラー”の佐竹惇による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、収録曲「暮れる日の栞」にまつわるお話です。コロナ禍の初期に生まれたこの曲。改めて自身と向き合う時間ができたからこそ、気づいた思いは…。 今回はNew album『醒めぬ夢のままで』に収録されている「暮れる日の栞」という楽曲についてお話しできればと思っています。     もともとこの曲ができたのは2020年。 新型コロナウイルスが蔓延し、今までが嘘だと思うくらいの日常がはじまったところでした。   我々ミュージシャンだけでなく、もうほぼ全ての職業と言っていいほどの方々に大打撃を与えた地獄のような期間。 ライブもできず、ただただ家で事態の収束を祈るばかりで、毎日不安に駆られながら曲を作るしかありませんでした。   2019年まではバンド活動において一切歩みを止めてこなかった。 とにかく前へ。前へ。 あの頃は気持ちを止めず、自分を奮い立たせてがむしゃらに進めていたと思います。     そんな中での急なコロナ期間、我に返って自分自身と向き合う沢山の時間がありました。     自分のルーツや10代に受けた衝撃、そして続けることに対する思い。   コロナ前のあの頃、少しずつ、ほんの少しずつではあったけど、ワンマンもできるようになって曲を聴いてくれる人が増えてきた実感が出てきた。   それによって自分の生み出すものが「作品」であり、「商品」になる。そんな気持ちもようやく芽生えてきた頃でした。   その意識は自分にとってとてもプラスになるモチベーションであり、 でも逆に 「とにかくこんな曲を作りたい」 よりも 「こんな曲を作らなければならない」 にほんの少し変わっていっていた気がしました。   もちろんあの頃に書いた曲も大好きです。でも今一度、   「とにかく自分がやりたいと思う音楽を作ろう」   と思って書いた曲。 それが今回のアルバムに入れさせていただきました「暮れる日の栞」です。   あの頃はアコギと歌だけの弾き語り音源でこっそりと公開した楽曲ですが、 今になってまたリアレンジしてパワーアップして帰ってきました。   ノスタルジー、騒ぎ出す。 僕がアイビーカラーで伝えたい音楽です。   是非ともたくさんの人に届きますように。   <アイビーカラー・佐竹惇> ◆6th mini album『醒めぬ夢のままで』 2024年4月17日発売   <収録曲> 1.She's gone 2.tumbler 3.暮れる日の栞 4.bath towel 5.だけどさ、 6.ice coffee 7.AM2:00

    2024/04/11

  • さとう。
    足音を聞こえるように鳴らしてく
    足音を聞こえるように鳴らしてく

    さとう。

    足音を聞こえるように鳴らしてく

      2024年4月10日にシンガーソングライター“さとう。”が新曲「あの夜」を配信リリースしました。同曲は“さとう。”の新たな一面を見せる1曲。等身大の恋愛観は健在ながら、アップテンポでロックな曲調に、がなりや巻き舌のテクニックを使いこなし、悪い女を全体で表現。主人公の強さと弱さが混在し、変化してゆく心模様に注目を…!    さて、今日のうたではそんな“さとう。”による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 あの夜 」にまつわるお話です。これまでとは、一味違った主人公像。ただの悪い女の歌ではなく、そこに垣間見える感情は…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 7ヶ月連続リリース、大事な折り返しとなる4月10日は「あの夜」。 1月から続いた恋愛三部作からはガラリと変わった、アップテンポのナンバーとなっております。 すでにライブではお馴染みの曲となっておりまして、サブスクで聴けるのを待ってくれていた方もいるのではないでしょうか。 私もずっと歌ってきた楽曲なので、今回このようなタイミングで配信することができて本当に嬉しく思っております。   さとう。はライブで、よく歌の主人公になりきって歌うことが多いのですが、 特に「あの夜」は、時に客席を睨みつけるように、時に余裕そうに笑いながら、普段の私とは全然違うかっこいい大人な女性になったように歌っています。 めちゃくちゃ楽しいです、リリースされた4曲の中でもライブで聞いて欲しい一曲です。 なので皆さんもこの曲は、悪い女になりきって街を堂々と闊歩しながら、 イヤホンで大音量で聞いていただきたい…!(周りの迷惑にならない程度に…)。   ただ、この歌はただの悪い女の歌ではなくて、「悪い女になりきろうとする強がり」が込められているのです。 どうとでもなれ、と投げやりになった主人公の孤独や認めたくない後悔が、歌詞やテンポに垣間見えると思います。 そこにもぜひ注目してみてください。   さてさて、あっという間に折り返しです。 7月19日に控えたワンマンライブのチケットも ありがたいことに半分が売れたみたいで、 私も喜びを噛み締めながら、精進する毎日です。 まだまだライブもリリースも続きます。 さとう。は一段飛ばしができない人間なので、一つ一つ着実に踏みしめていきたいです! どうか、その軌跡をリアルタイムで、その目で見守って頂けると嬉しいです。   <さとう。> ◆紹介曲「 あの夜 」 作詞:さとう。 作曲:さとう。 ◆さとう。ONEMAN LIVE『産声みたいで、』 2024年7月19日(金)渋谷 LOFT HEAVEN OPEN:19:00 START:19:30   ■3/10 20:00 ~ 券売中 TICKET: 【一般】¥3,300 【学割】¥2,900(+1Drink¥600) https://t.livepocket.jp/e/satou-oneman-719   TICKET媒体: Livepocket / 会場限定紙チケット(予定枚数終了) (先着順販売・整理番号座席指定なし)   TICKET入場順: 紙チケット(整理番号順)→livepocket(整理番号順)   ※紙チケット優先入場 ※学割 入場時学生証提示   公式HP https://satou-official-web-site.jimdosite.com/    

    2024/04/10

  • ゴホウビ
    わたしはあなたの最後の恋になる!!
    わたしはあなたの最後の恋になる!!

    ゴホウビ

    わたしはあなたの最後の恋になる!!

     2024年4月3日に“ゴホウビ”が1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』をリリースしました。メジャー1作目となる本作は「一糸まとわぬアイを見せてよ」「なんぼのもんじゃい」「ラブシャッフル」「MOKE MOKE」など、全曲勝負曲の6曲入りEP。男女混声豆腐メンタル4人組バンド、ゴホウビの名刺がわりのような作品となっております。    さて、今日のうたでは“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第2弾は収録曲「 ラブシャッフル 」にまつわるお話です。好きな人の過去を、自分が知らない好きなひとのあれこれを、想像して苦しくなってしまうあなたへ…。今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください! 「ここ昔来たことあるなー」   「へぇ、なんで?」   「普通に遊びに。」   「誰と?」   「あー…友達みたいなやつと」   「みたいなやつ? どゆこと?」   「いや、なんていうか、まぁ元カノ」   「…ふーん」   「あ! ソフトクリーム売ってんじゃん。食べる?」   「いらない」   「あーそう…俺は食べるけど、いらないのね?」   「いらない」   ・・・沈黙・・・     みたいな経験ある人 わりといるんじゃないでしょうか。     好きな人の過去。   自分がまだ出会う前のあなた。   自分が知らなくて その子だけが知ってる表情とかあるのかな。   そんなこと考え出すと、 身悶えするほど 枕に顔を埋めて叫びたくなるほど 悔しい。       …わかるよねーーー!!   わかるよねこの気持ち! ちょっと、首縦に振りすぎてもげてるよ頭!   しかも過去の恋バナする時、 だいぶ美化して遠い目しながら喋る人いますよね。   恋人にそれされると正直ぶち腹立つ!!! ね!     …でも、 終わった恋があるというのは 多かれ少なかれ“別れ”に付随する 寂しさや悲しみを経験したということなわけで。   そのとき好きな人が独り たとえば部屋で、居酒屋で、帰り道で。   辛い時間を過ごしたんだろうか。 涙流したりもしたんだろうか。 と、思いを馳せると胸がギュッとなる。   「わたしはこの人のことが本当に大切なんだな」と感じる瞬間、   『失恋の痛みを乗り越えた先で 自分に出会ってくれたこと ありがとう』   と思える。     あわよくば好きな人の 初恋になってみたかったけど。   わたしはあなたの 最後の恋になる!!     …胸の内で密かに誓ったのでした。     それでは聞いてください。 ゴホウビで「ラブシャッフル」   冒頭のショートコント お粗末さまでした!また次回!   <ゴホウビ・スージー> ◆紹介曲「 ラブシャッフル 」 作詞:スージー 作曲:スージー ◆1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』 2024年4月3日発売   <収録曲> M1.「MOKE MOKE」 M2.「ラブシャッフル」 M3.「なんぼのもんじゃい」 M4.「ヤコウチュウ」 M5.「一糸まとわぬアイを見せてよ」 M6.「好きな服」  

    2024/04/09

  • 新山詩織
    拝啓 Ran様
    拝啓 Ran様

    新山詩織

    拝啓 Ran様

     2024年3月29日に“Ran”がリスペクトする新山詩織との初のコラボ楽曲「あの日 feat.新山詩織」をリリースしました。Ranのコラボ企画第1弾となる今作。    さて、今日のうたではそんな最新作を放った“新山詩織”と“Ran”による文通的エッセイをお届け!【後編】は新山詩織からRanへのお手紙です。今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 Ranちゃん、お手紙ありがとう。   ついこの間までレコーディングやインスタライブなど、顔を合わせる機会はたくさんありましたが、こうして改まって言葉を交わすのは少し気恥ずかしくもなりますね。でも嬉しいです。   当時、そのドラマに出演していた時の私は、まだまだ未熟で、Ranちゃんと同じく形の見えない不安みたいなものと常に葛藤していました。この先どうありたいのか、どう進んで行きたいのか。それでも、とにかく踏み出してみないと分からないことだらけ!と、がむしゃらに走っていた記憶があります。   でも、Ranちゃんが画面越しに私を見つけてくれたように、たくさんの出会いがあり、パワーを貰いました。なんだか書きながら今、涙が出そうです(笑)。憧れだなんて言われていいものか…なんて思ってしまう自分ですが。ありがとう。   渋谷WWWのライブも、遊びに来てくれましたね。お手紙はもちろん今も大切に持っています。 あの日は再スタートの日ということもあり、とても緊張感あふれるなかにいました。ライブ終了後、Ranちゃんと初めてお会いしてそのくしゃっと可愛い笑顔を見た時、なんだかとても心がスッとしたのを覚えています。私もライブが出来たこと、そしてRanちゃんと初めて対面できたこと、大切な瞬間のひとつです。   今回は初めてのコラボということで、Ranちゃんはどんな風にメロディを作るのか、どんな言葉を綴るのか…とてもワクワクしながらいました。そしてたくさんの時間を共にしていくなかで、Ranちゃんの「私はこうなんだ」という芯の強さや、そして私含め周りのスタッフやディレクター、エンジニアまでもみんなを明るく元気にしてしまうパワーに「本当にすごい人だ…」と、ひとり勝手に感動していました。その人柄に、私も何度も助けられていました。 こちらこそ素敵な時間を共有させていただいて、本当にありがとうございます。   同じくまだ、話し足りないことがたくさんありますが… これからライブやイベントなど盛り沢山なので、すぐに会えそうですね。   またRanちゃんと同じステージで歌を届けられること、心から楽しみにしています!     詩織 ◆紹介曲「 あの日 feat.新山詩織 」 作詞:Ran・新山詩織 作曲:Ran・新山詩織   ★新山詩織&Ran Live 2024 ~Be with Us~ 開催決定!   日時:5月12日(日)開場:13:30/開演:14:00 会場:金沢・もっきりや  https://mokkiriya.com チケット料金:\5,500(飲食別) チケット問い合わせ: ・予約フォーム  https://mokkiriya.com/contact/ ・電話 076-231-0096(12:00?24:00)   ===   ★イベントライブ出演決定!   『ハピコレ!!vol.507』 日時:5月13日(月) OPEN 18:30 / START 18:45 会場:六本木unravel tokyo 出演:新山詩織 / 優利香 / Bitter & Sweet / ラストランプ / Ran チケット料金:\3,000(ドリンク代別)    ご予約はこちらから! https://tiget.net/events/308225   ===   新山詩織 オフィシャルファンクラブ~「ツナガル」~ 2nd Meeting「in my room」 https://fc.niiyama-shiori.com/contents/727179 ★こちらFC会員のみご参加いただけます。     ■2024年 4月27日(土) 東京・赤坂 B-flat https://bflat.yamano-music.co.jp/   <第1部> OPEN 14:00 START 15:00  <第2部> OPEN 18:00 START 19:00   Special Guest:Ran(両部出演予定)   チケット料金:全席指定 6,500円(税込) スペシャルフード付き/飲食代別   ※各部 スペシャルフード付き (スペシャルフードの内容は第1部・第2部で異なります。) ※チケットに含まれるスペシャルフード以外の  ドリンク・フードはオーダー自由(飲食代別) ※トーク中心のファンミーティングとなります。

    2024/04/08

  • Sano ibuki
    涙は必需品じゃないからこそ美しい
    涙は必需品じゃないからこそ美しい

    Sano ibuki

    涙は必需品じゃないからこそ美しい

     2024年4月3日に“Sano ibuki”が新曲「ミラーボール」をリリースしました。同曲は、人気を博しシリーズ化しているドラマ『ソロ活女子 のススメ』シーズン4のエンディングテーマ。Sanoが同ドラマのテーマ曲を担当するのは、2021年放送のシーズン1のオープニングテーマを手掛けて以来約3年ぶり。シーズン4では、初の海外ソロ活として台湾を訪れるとのこと。ドラマに彩りを添える新曲をお楽しみに!    さて、今日のうたではそんな“Sano ibuki”による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 ミラーボール 」にも通ずるお話です。思い出すたびに、ペンを握り、曲を書く、とある記憶。そして今、Sano ibukiが思い描く自分の音楽の在り方とは…。 保育園の先生が泣いている姿を今も思い出すことがある。   悲しかったからなのか、悔しかったからなのか、それとも僕がおバカさん過ぎて困り果ててしまったのかは覚えていないのだけど、辛い表情の先生の涙を拭ってあげたい気持ちとなんで泣いているのか分からない困惑と、冷たく、人っこ一人いない夕暮れ、保育室前の下駄箱を何故か覚えていて、良く見る夢のように思い出しては、その度にやっぱりちょっとだけ胸が痛んで、ちょっとだけ衝撃的なものを見た興奮のようなものを覚えるのだ。   きっと物心がついて初めて見た、他人の"大人"が泣いた瞬間で、そして明らかに自分のことを想っての涙だった。辛そうな人がいて、助けたくて、一緒に悩みを解決したくて、そんな想いの真ん中には自分のことを大切に想う人を見つけたという嬉しさが溢れ出ていた。   僕のために泣いてくれる人がいるんだ。と、この人のことを大切にしなきゃ。と、心に決めたからこそ未だに脳裏に焼き付いているのだろう。   大人になって泣くことを恥ずかしいと言う人がいるが、僕はそうは思わない。自分を守るために大切な機能だ。 寧ろ、耐え忍び、飛び出すことなく忘れ去られてしまった涙を無視して生きていくのはあまりに寂しい。   大人である先生の涙に愛情を感じた自分がいるように、言葉という感情の抜け殻では伝えられない何かを届けることができる手段だ。 まあそんなことを言ってもそれが簡単に出来たら苦労はしない。泣きたくなっても泣けない時も、泣きたくても泣ける相手がいない時もある。   そんなとき、少しだけ心の窓にカーテンを掛けて、誰にも見られず泣ける場所に僕はなりたい。 夕暮れ時、届かなかった先生の頬に今は届くように、拭える音楽でありたいなと、弱くいられる場所でありたいと思うのだ。   そうしたらいつか、記憶の片隅にもあの日のことを覚えていないであろう先生が、もし名前だけでも覚えていたのなら。誇りに思ってもらえる日が来るのかもしれない。僕が取り出せるハンカチはきっとそれくらいで、あの日何も出来なかった自分にできることなのだろう。   だからこそ思い出す度にペンを握り、曲を書く。 きっと今日も曲を書くのだろう。   <Sano ibuki> ◆紹介曲「 ミラーボール 」 作詞:Sano ibuki 作曲:Sano ibuki 

    2024/04/05

  • ゴホウビ
    愛とは研究だ!
    愛とは研究だ!

    ゴホウビ

    愛とは研究だ!

     2024年4月3日に“ゴホウビ”が1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』をリリースしました。メジャー1作目となる本作は「一糸まとわぬアイを見せてよ」「なんぼのもんじゃい」「ラブシャッフル」「MOKE MOKE」など、全曲勝負曲の6曲入りEP。男女混声豆腐メンタル4人組バンド、ゴホウビの名刺がわりのような作品となっております。    さて、今日のうたでは“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第1弾は収録曲「MOKE MOKE」にまつわるお話です。会話や思考のすれ違いを描いたこの歌。お互いに100%わかりあうことは無理だとしても、大切なのは…。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください! 「愛とは研究だ!」 と、ある日ふと思ったんです。   きっかけは、人とのいさかい。   “今なんでそれ言うの?” “なんでそんな言い方すんの? は? むかつく!!”   と、なった時。   むかつく! あいつ嫌い! で、終わらせていた青い日々。   でも、本当にそれでいいのでしょうか? もしかして相手も言葉にうまくできていない胸の内に秘めた想いというものがあるのかもしれない…。     今回の曲「MOKE MOKE」は 私たちが男女混声のバンドというのもあって、 男女の会話や思考のすれ違いを描いていますが、 性別や関係に限らず、自分以外の誰かというのを100%理解するなんて土台無理な話ですよね。   それでも! 相手を思いやる、 相手について考えを巡らせる。 その行動こそが愛や情なんじゃないか、と。   そして、考えに考え抜いて… 「君はこういうことが言いたかったんだよね?」 と、勇気を出して確かめたのにも関わらず 「は? 全然違うし! ばっかじゃないの!」 と、言われてしまうことも。 そして、「は! なんでそこまで言われなきゃいけないんだよ!」   あぁ無限ループ、いとおかし。   常識やら、性別やら年齢やら、生まれ育ちやら、型には到底当てはめられないし、答えにはすぐに辿り着けない。だから人と関わるのはすごく面倒くさく、とても面白いものなんだと近頃しみじみ思います。   やっぱり歌詞が浮かぶきっかけになる大抵は、誰かと会話した時なんです。ただ一言二言喋っただけで刺激がある。良いことですよね!   だからこそ苛立ちも葛藤もトライアンドエラーも丸っと含めて、人付き合いを楽しむ余裕。持っていたいです!   …私はまだかなり時間がかかりそうですが。 同じように、私も誰かに自分のことを考えてもらっているんだとしたら、それは本当にありがたく、愛おしいことだなぁと思うんです。     サウンド面では、 スージーとcodyの男女の掛け合いはもちろんのこと、 405の超絶テクなベース、 むんちゃのトリッキーかつドラマチックなドラム、 山崎裕也くんのカラフルに飛び散るギター、 バチバチのゴホウビにもご注目ください!   最後に、 再び歌ネットさんでコラムを書かせていただくことになりとても嬉しいです。何週かに渡ってお届けできるということなので、手持ち無沙汰なときにでも是非読んでください。   バンド活動スタートして6年目、メジャーデビューして1年経て、ようやく1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』をリリースすることができました。   2023年からリリースしてきた楽曲たち、 これから作っていく楽曲たち、 サウンドは常に冒険しながら、変わらないゴホウビスピリッツを胸に2024年も頑張っていきます!   2024年11月15日には、ゴホウビ史上最大キャパの渋谷クラブクアトロでのワンマンライブも開催することが決まっています。この一年はこの日に向かって、EPを引っ提げていけるとこまでいったろうと思っております。たくさんの人にゴホウビを聞いてほしいなぁー!!!   見えない未来。   やると決めてしまったらあとは、不安がるのは不毛な時間。ただ面白がってやったもん勝ち。   少しでも興味を持ってくださった方は是非、生で私たちの音楽を体感しにきてくださいねー。 いつでもお待ちしておりますよ!     さぁ、 「MOKE MOKE」のサビの歌詞のようにあなたも大切な人と   <パッとなってギュッとなってモケモケラ> お試しになってみてください。   なんですかそれって? ・ ・ ・ 愛とは芸術だ!   おっと、話が長くなりそうなので それについては今度お酒でも飲みながら。   読んでくれたあなた、 ありがとうございました~! ゴホウビのスージーでした! またね。   <ゴホウビ・スージー>   ◆1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』 2024年4月3日発売   <収録曲> M1.「MOKE MOKE」 M2.「ラブシャッフル」 M3.「なんぼのもんじゃい」 M4.「ヤコウチュウ」 M5.「一糸まとわぬアイを見せてよ」 M6.「好きな服」

    2024/04/04

  • Furui Riho
    愛のためなら唯一。
    愛のためなら唯一。

    Furui Riho

    愛のためなら唯一。

     2024年4月3日に“Furui Riho”がニューアルバム『Love One Another』をリリースしました。今作は自身の人生のテーマをタイトルに掲げたメジャー1st アルバム。リード曲「Your Love」、Furui Rihoらしいキャッチーさが光る「ピンクの髪」、多数のチャートインを果たした「Super Star」「LOA」、ドラマ『弁当屋さんのおもてなし』主題歌でファンからリリースを待望されていた「Friends」など新曲含む計9曲を収録!    さて、今日のうたではそんな“Furui Riho”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作のリード曲「 Your Love 」にまつわるお話です。不条理な世界のなか、生きている意味を見出せなくなりそうなとき、唯一の救いとなるものは…。ぜひ歌詞とあわせて、エッセイを受け取ってください。 2024年はどんな年になるだろう…! 大晦日は紅白を見てお笑いを見て 久しぶりにワインなんて飲みながら 夜更かしをしました   朝寝坊してお正月の陽気な テレビが流れる中で 飛び込んできた速報ニュースは 私たちが全く予期してないものでした   2024年の「始まり」は 驚きと不安と悲しみが なんだかどっと一気に 押し寄せてきたのを覚えています   お祝いムードから一転 なんだかわからないけれど この先に漠然と不安を感じるような そんな感覚で   「世の中ってなんて、不公平なんだろう」と そんな風に思いました。   暗くなってきた空を眺めながら それは1月のとても寒い日で たくさん雪が降っていました   わたしは空を見上げるといつも 宇宙のことに想いを馳せてしまいます 小さい頃の夢は天文学者で いつも天体の本を読んでいたのですが あるとき自分の学力では到底及ばぬことを悟り そっと諦めたのを覚えています。     宇宙の中で地球が位置しているのは太陽系というグループで そのグループを2000億個集めたら銀河になり そしてその銀河が1000億個集まってこの宇宙が出来ています   そんな事実を考えると自分がどれだけ無力で 儚くてちっぽけな存在かを思い知らされます   「わたしってなんで生きてるんだろう?」   幼い私は流石にそこまで深くは考えていなかったけれど 大人になるとそんな疑問も湧いてくるものです   この世界にたまたま偶然にできた個体が 意志を持って 生まれた理由や意味も持たず こうやってただ不条理な世界で死を待つ?   毎日こんなに必死で頑張ってるのに それで終わっていくなんて なんて虚しいんだろう   私はきっとどこかに 生きてる意味があると信じてるのですが 私が諦めてしまいそうな時は大抵 一人で頑張ろうとしている時です   なんでも1人で自分の力で 乗り越えようとしてしまうのわたしの癖は 何年経っても抜けないようで   目を開ければ 助けてくれるひとがいるのに すぐそばにいつもいるのに そんなことをすぐ忘れてしまいます   この曲の <でもせめてと 手を伸ばしてみたんだ> はそんな風に抱えきれなくなった私が 「助けてくれー!」と ホテルの天井に向かって手を伸ばした情景から描き始めています   毎日はとても刺激的で楽しいですが 辛いことや苦しいこともあり   でもその中で光り輝いて 本当の幸せを得られる瞬間があるんです   それは愛を感じた時です なんだか綺麗事かもしれないけれど でも本当にこの心を十分に満たしてくれる とんでもないパワーを愛は持っています   だから私は目に見えないこのものに 愛のためなら唯一生きていいかもと そう思えるんです   それを書いたのが「 Your Love 」です   今回アルバムのタイトル 『Love One Another』は お互い愛し合うという意味で 「Your Love」はリード曲としてリリースされました。 レコーディング直前まで粘って歌詞を書いただけあって しっかり先頭に立ってアルバムを引っ張ってくれる曲になったと思います       2ndアルバム『Love One Another』プチ情報   実はこの「Your Love」は2ndアルバムに入っている 「 We are 」と兄弟の曲です   一緒に作ったのはSayo Oyama で 私が昔から尊敬するゴスペルディレクター   初めにできたのはこの「Your Love」 でもその当時はこの雰囲気よりももっと軽快で明るくしたくて それが「We are」になりました   そして今回やっと3年越しに より原型に近い形で完成しました。 アレンジにはプロデューサー・knoakが入ってくれて、何倍にも曲を膨らませてくれています。 どちらも歌詞もメロディーも全く違うけど似てるところを是非探してみてください!   <Furui Riho> ◆紹介曲「 Your Love 」 作詞:Furui Riho 作曲:Sayo Oyama・Furui Riho  ◆ニューアルバム『Love One Another』 2024年4月3日発売   <収録曲> 1.LOA 2.Super Star 3.Your Love 4.PSYCHO 5.ウソモホント 6.ピンクの髪 7.Friends (Album ver.)  8.We are 9.SAPPORO TOKYO

    2024/04/03

  • SCANDAL
    両方愛すべき自分だ。
    両方愛すべき自分だ。

    SCANDAL

    両方愛すべき自分だ。

     2024年3月20日に“SCANDAL”がNew Album『LUMINOUS』をリリース! 前作『MIRROR』以来、2年ぶりとなる通算11枚目のアルバムとなる今作は昨年リリースしたシングル「Line of sight」「ハイライトの中で僕らずっと」に加え、Rhythmic Toy Worldとの共作「あなたへ」、EOWとの共作「Plum」を含む全11曲が収録。メンバー全員が作詞作曲に携わったバラエティに富んだ1枚となっております。    さて、今日のうたでは“SCANDAL”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け! 今回は第3弾。執筆を担当したのはHARUNA。綴っていただいたのは、収録曲「 1:47 」にまつわるお話です。20代の頃の自分、そして30代半ばの今の自分の在り方の違いとは…。 まず「1:47」(イチヨンナナ)というタイトルは、この歌詞のカケラを書いてスマホのメモに保存した時間のことである。   まさに歌詞冒頭の眠りにつく前、ベッドに入って無意識にいろんなことを考えていた。   今日あったこと、自分のこと、まわりのこと、仕事のこと、ぐるぐると思い巡らせていくなかでふと「あぁあの人元気かな」と思い出して、懐かしさと当時の自分の未熟さにむず痒くなりながらも、なんだかこの状況を書き留めておきたくてぶわぁーっと書いた。   書きながら思ったのは、やっぱり20代と30代とでは生活も恋愛も価値観が変わっているということ。   20代はなんでも知りたい、やってみたい、できるようになりたい、好きな人の好きなものは自分も好きになりたい、好きな人に染まってみたい。 とにかく吸収したかったし、経験としてその気持ちはとても大事だったと思う。   30代半ばの今は、その時期に比べるとものすごく削ぎ落とされてシンプルになっていると感じていて。大人ぶって飲んでたお酒も実はあんまり好きじゃないかもしれないとか。勧められた小説だって全然読む気になれなかったりとか。随分と自分に正直に生きている。   どっちがいいとか悪いとかはない、両方愛すべき自分だ。 そして今の自分がとても好きだし、これから歳を重ねてまた変化していくことが楽しみだ。   「1:47」は、きっともう今の私じゃ出会えないあの頃の価値観と、その時期を一緒に過ごしたあなたの幸せを勝手に願う、そんな自立した女性の歌です。   <SCANDAL・HARUNA> ◆紹介曲「 1:47 」 作詞:HARUNA 作曲:HARUNA ◆New Album『LUMINOUS』 2024年3月20日発売   <収録曲> 01.群青pleats 02.ファンファーレ 03.私たち 04.Plum 05.CANDY 06.Vision 07.LOOP 08.Line of sight 09.あなたへ 10.1:47 11.ハイライトの中で僕らずっと  

    2024/04/02

  • Ran
    拝啓 新山詩織 様
    拝啓 新山詩織 様

    Ran

    拝啓 新山詩織 様

     2024年3月29日に“Ran”がリスペクトする新山詩織との初のコラボ楽曲「 あの日 feat.新山詩織 」をリリースしました。Ranのコラボ企画第1弾となる今作。    さて、今日のうたではそんな最新作を放った“新山詩織”と“Ran”による文通的エッセイをお届け!【前編】はRanから新山詩織へのお手紙です。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 拝啓 新山詩織 様   4月を迎えすっかり春の装いをした風が吹いていますが、いかがお過ごしですか。   詩織さんを知ったのは私が高校生の頃でした。私は地元から1時間半をかけて福岡の都心のボーカルスクールに通っていた普通の学生でした。学校で友達と話すのは、恋バナかテレビの話。 その当時観ていたドラマで、黒いハットを被った歌声の透き通る綺麗な歌手を見つけたのです。 それが新山詩織さんでした。 すぐにネットで検索したのを覚えています。 思春期の葛藤の波に飲み込まれていた私にとって、新山詩織さんの楽曲が刺さらない訳がありませんでした。 いわゆる“シンガーソングライター”になりたかった私にとって、憧れにしかならない方でした。   詩織さんが活動を再開された渋谷 WWW でのライブで、はじめて新山詩織さんとしっかりご挨拶させていただいたとき、何を話せば良いのか迷った挙句、私はラブレターを送ってしまいましたね。   誰ですか? と思われても良いと腹を括り、詩織さんへの愛を綴らせていただきました。 はじめて生で聴いた詩織さんの歌声、醸す空気に胸を打たれました。 本当に本当にあの瞬間にあそこに居たことを誇りに思っています。   今回、楽曲を制作からレコーディングまでたくさんの時間を共有していく中で、改めて詩織さんの凄さを体感しました。 制作中、詩織さんのアイデアに、おこがましいですが悔しいなと思ってみたり、家に帰って自分の足りなさに腹が立ったりしてみたり。 貴重な経験をさせていただいて、本当にありがとうございます。   まだまだまだまだ本当は書きたいことがあるんです。 お散歩という名のデートをした浅草のお話とか。一緒に食べたオムライスのお話とか。 先日、2人で少しお酒を飲みながらお話した時に「ゆっくり飲みに行こう!」とお約束したので、その時にじっくり2人でお話させてください。   まだまだ背中を追わせてください。 詩織さん、大好きです。   <Ran> ◆紹介曲「 あの日 feat.新山詩織 」 作詞:Ran・新山詩織 作曲:Ran・新山詩織

    2024/04/01

  • the shes gone
    「エイド」が出来るまで
    「エイド」が出来るまで

    the shes gone

    「エイド」が出来るまで

     2024年3月20日に“the shes gone”が新体制第二弾となる新曲「エイド」を配信リリースしました。今作は、クリープハイプ、きのこ帝国、凛として時雨などのレコーディングエンジニア・釆原史明を迎えて制作。兼丸の力強い歌声と不安定な自分を奮い立たせようとしている歌詞がロックサウンドにマッチしたロックバンド“the shes gone”を感じられる楽曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“the shes gone”の兼丸による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 エイド 」ができるまでのお話です。悩んでも、しんどくても、自分で自分を認めてあげられなくても、それでも日々戦い続けているあなたへ。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 <傷付いてしまった夜に>   そんなワードが深夜に弾き語りをしていたらメロディと一緒に出てきてくれて、これはサビだ。と   作曲している中で、ワードもメロディも素直に一緒に出てきてくれることって、僕にとってはそう多くはないので、出てきてくれたワードとメロディの鮮度があるうちにそのまま取り掛かりました。   ひとまず構成もメロディもすぐ出てきてくれて一曲として作ったは良いものの。   この曲が、出てきたワードが、何を言いたいのか。   それを明瞭にするのに少し時間を使って。 テーマが決まってからもまた悩んで、、今思うと今回の作詞は歌詞を生むと言うより“自分の中で見つけ出していく”という作業だった気がします。   「エイド」は多分、大きなテーマで言えば応援歌。 正直、自分としては応援歌を作ったとは思ってはいなくて。 自分自身やこの曲を聴いて明日も頑張ろうと戦う“対人間に向けて”という感じですが。   その応援歌的な曲って、自分の中からそんなに量産することが出来ないなと思って。 というのも世の中にマイナスな言葉が溢れているのに対して、プラスの、陽のパワーを持つ言葉って少ない気がするから。   僕自身が前向きな性格ではないこともあるし。   それに僕は「頑張れ!」なんて、既に頑張っているかもしれない人に言えない。   だからこそ時間を費やして どれだけ上辺じゃなく、僕の言葉であなたに伝えられるか。 ということに重きを置いて作り上げました。   僕自身のしんどくて、苦しかった時期の負のパワーすらも、あなたにとって前に進む為のパワーに変えるべく書いた部分もあるし。   あなたにとってこの曲が 結果が伴わなかったとしても、あなたが費やした時間や悩んでいたこと、全部が全部無駄じゃなく、今の自分に繋がっていることもあるという気付きや、あなた自身が自分のことを認めてあげられる為の存在になってくれたらな、と思ってます。   この拙い文章を読んでくれているあなたが「エイド」を必要としてくれた時 どうかそのタイミングに力になれる曲でありますように。   悩んだって、周りを気にしたって良いんだ。 だが、疑うな。 最後の最後は自分を信じてそのまま行け。   <the shes gone・兼丸> ◆紹介曲「 エイド 」 作詞:兼丸 作曲:兼丸

    2024/03/29

  • 帝国喫茶
    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。
    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。

    帝国喫茶

    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。

     2024年2月28日に“帝国喫茶”が3枚目のEP『ハロー・グッドバイ - EP』を配信リリース! 今作には配信シングル曲「東京駅」を含む4曲を収録。“出逢いから別れまで 生まれてから死ぬまで”というテーマを掲げ、杉浦祐輝(Gt.&Vo.)、疋田耀(Ba.)、杉崎拓斗(Dr.)の3人が作詞作曲を担当。またジャケットアートワークは過去作に引き続きアクリ(G)が制作。作品タイトルを花束を持った女性の絵で表現しております。    さて、今日のうたではそんな“帝国喫茶”の杉浦祐輝(Gt.&Vo.)による歌詞エッセイを3回に分けてお届け! 今回が最終回。第1弾は自身にとっての歌詞という存在について、第2弾はメンバー・疋田耀(Ba.)の綴る歌詞について、そしてラストはメンバー・杉崎拓斗(Dr.)の綴る歌詞についてのお話です。彼の人間性が表れているその歌詞の特徴とは…。  最終回となる今回はDr.杉崎(たくてぃー)の歌詞についてお話したいと思います。    約1か月にわたって、このコラムを書かせてもらったのですが、その間に今作『ハロー・グッドバイ -EP』を携えてのツアーが始まりました。お互いの描く曲について考えながらセットリストを組み、ライブで歌っていくうちに、より3人の描く曲と帝国喫茶の音楽というものについて改めて考え る機会になったなと思います。    3人で描いているからこそ曲の幅が広くて、ほんとうに歌い甲斐があって単純におもしろい。そして聴いてくれるみんなにとっても、この幅広さが、様々な場面に寄り添える音楽であり、多くの人に聴いてもらえるバンドであったらいいなと思う。    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。これは歌詞だけでなく、メロディーにしても言えることだけど、すごくいい意味で無理がない。いつもたくてぃーの描く曲を歌う時は、自然体で余計な力が入らずに歌える。それは、たくてぃーの人柄同様というか、優しくて柔らかい雰囲気がやっぱり曲にいつも表れる。歌うことの楽しさを思い出させてもらえるし、体の力が抜けてスッと軽くなっていく感覚がある。    たくてぃーの歌詞には固有名詞がたくさん出てくる。日常のなかで目にするもの、耳にするもの、誰にとってもそれと分かるものだけど、確かに愛おしくて大切なもの。    僕は気持ちそのものを描くから、目に見えない。でもたくてぃーの歌詞にはそういう目に見えるものがたくさん登場するから、曲を聴いたときに情景が浮かびやすい。僕にとっても分かるように、きっと誰にとっても思い浮かべられる情景がたくてぃーの歌詞の中にはある。    その日常感やリアリティと反対にたくてぃーの曲には必ず主人公がいて、ストーリーがある。たくてぃーの曲を聴くと映画を1本見たような感じがある。    使われている言葉たちは誰にとっても分かる日常的なものなのに、時にはドラマチックに、時にはロマンチックに、時にはファンタジックに脚色がされているから、結果的に日常的なたくてぃーの日記としてではなく映画のようなひとつの作品として僕らの中に入ってくる。    この現実的な等身大さと、ロマンチックでファンタジックな部分のバランス感覚がとてもいい。その感覚に基づいたたくてぃーの世界というのが音楽にも歌詞にもある。    レコーディングするときにもライブで歌うときにも、たくてぃーの曲はたくてぃーの世界を表現しようと思って歌っている。僕自身の気持ちではなく、たくてぃーの世界の中で主人公が見ているもの、感じる気持ちを表せたらと思っている。    たくてぃーに限らずメンバーみんな、そもそもが楽器の巧さやできることではなく、人柄そのもので一緒にバンドをやりたいと思った。だから描くものや見ているものは違っても、やっぱり2人が描いてくることは分かるし、分かりたいと思う。そして2人が描くものは自分にとっては描けないからこそ、より大事にしたいと思える。自分で買ったものより人からもらったものの方が大事にできるように。    僕は曲を描くときにはいつも大事なことだけを描こうと思ってきた。生きていくなかで、これだけは忘れないでいたい、忘れてほしくない、大切に持っていたい、想っていたいということだけを描きたい。もっと言えばそれだけを描かなきゃいけないと思っていた。ヒッキーの描く曲にもそれは通じるところがある。    僕らは忘れがちだけど、たくてぃーが描く日常や生活の些細なことにこそ、大事なことはたくさん隠れている。朝起きてすぐ、僕やヒッキーが描くような、光や闇とか、生きることとか、みんながみんなそんなこと考えない。考えるより先にきっと生活がある。    朝起きて、歯磨きをして、ご飯を食べて、街を歩く、仕事をする、恋をする、毎日通る帰り道、日が昇って沈んでいくこと、季節が巡っていくこと。    それらを見逃さないで大切に描けること、そしてその曲で誰かの日常や誰かの季節に寄り添うことができるのはとても素敵なことだなといつも思う。    帝国喫茶にとってたくてぃーの描く曲は絶対に無くてはならないし、ヒッキーの曲も無くてはならない。お互いが居るからこそ、お互いの曲がより輝くんだと思う。3人が揃ってやっと人間を描けているんだなということをよく感じる。   <帝国喫茶・杉浦祐輝>   ◆EP『ハロー・グッドバイ - EP』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01. さよならより遠いどこかへ 02. 東京駅 03. ハル 04. ロードショー  

    2024/03/28

  • さとう。
    振り返る、ありがとうを言いたくなる
    振り返る、ありがとうを言いたくなる

    さとう。

    振り返る、ありがとうを言いたくなる

     2024年3月10日にシンガーソングライター“さとう。”が新曲「ピアス」を配信リリースしました。2024年1月から始まった7か月連続 Digital Releaseの第3弾。「恋は盲目」という言葉があるように、私たちの心にもチクチクと針を刺されるような切なくも苦しい心を描いた1曲。さとう。の等身大の歌詞と透き通る歌声で共感を呼んでおります。    今日のうたではそんな“さとう。”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、連続リリース第1弾楽曲「 3% 」、第2弾楽曲「 始発前 」、そして第3弾となる新曲「 ピアス 」のお話です。さとう。の音楽に出会ったすべての方へ、改めて伝えたい想いとは…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 はじめまして 静岡県伊豆市出身都内を中心にライブ活動をしてます! シンガーソングライターのさとう。です。   7月19日 渋谷LOFT HEAVENにて開催される さとう。ワンマンライブ『産声みたいで、』に向けて 今年から始まった7ヶ月連続リリースも、もうすぐ折り返し… 一層気合が入るタイミングで、貴重な機会をいただけて本当に嬉しいです! 今回はこれまでのリリースを今一度振り返っていこうかなと思います。   1月10日にリリースした「 3% 」 Tiktokでたくさんの方が聞いてくださったおかげで、プレイリストに入れてもらえたり、初のカラオケ配信も…! YouTubeにあげたさとう。が描いたアニメーションMVも50万回を突破し、さとう。の音楽がいろんなところで聴いてもらえてるということが、ひしひしと伝わっています。 この曲をきっかけにさとう。に出会ってくれた方も多いのではないでしょうか。   その翌月、2月10日には「 始発前 」をリリース。 さとう。が専門学生の時代に書いた曲なのですが、実は卒業前のコンテストでオリジナル曲部門・準グランプリをいただいた、とても思い入れの強い楽曲なのです。 時間が経った今、こうやって形にできたのは、「あの曲ライブで聴いてから忘れられなくて…!」と配信もされてない曲をずっと覚えてくれていた、この曲を愛してくれていた方々のおかげです。   そしてさとう。の日でもある3月10日に「 ピアス 」をリリース。 同時に公開されたMVは吉田ハレラマさんに撮影・監督していただきました。 以前から吉田ハレラマの監督作品を観ていたので、今回MVを撮っていただけることになって、本当に嬉しかったです。 さとう。のMVでは初めて、キャストさんを迎えての撮影となり、一体どんな作品になるのだろうとドキドキワクワク… 春の暖かな空気を纏ったどこか切ないMVを作っていただきました。 吉田ハレラマ監督、出演してくださった川島祐樹さん、すずさんには、感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました!   さとう。の音楽は、 実はとても小さなものだと自覚していて 私1人ではどこにも行けないと、今でも思っています。 でも、そんなさとう。の音楽に出会ってくれて聴いてくれて。 それだけでも嬉しいのに、家族や友達におすすめしてくれて… そうやってさとう。をそばに置いてくれているおかげで、今の私がいるんです。 だから、この場をお借りして、改めて。 出会ってくれてありがとうございます。 これからも心の片隅にさとう。の声が寄り添えるように、頑張っていきます! 残りのリリースも、その先にあるワンマンも、そしてさらに向こうにあるこれからのさとう。の音楽人生を、その目にその耳に届け続けていきたいです。   <さとう。> ◆紹介曲「 ピアス 」 作詞:さとう。 作曲:さとう。  ◆さとう。ONEMAN LIVE『産声みたいで、』 2024年7月19日(金)渋谷 LOFT HEAVEN OPEN:19:00 START:19:30   3月10日 20:00~券売中 TICKET: https://t.livepocket.jp/e/satou-oneman-719 【一般】¥3,300 【学割】¥2,900(+1Drink¥600)   TICKET媒体: Livepocket / 会場限定紙チケット (先着順販売・整理番号座席指定なし)   TICKET入場順: 紙チケット(整理番号順)→livepocket(整理番号順)   ※紙チケット優先入場 ※学割 入場時学生証提示

    2024/03/27

  • ネクライトーキー
    生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。
    生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。

    ネクライトーキー

    生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。

     2024年2月21日に“ネクライトーキー”がニューアルバム『TORCH』をリリースしました。今作は、2021年5月にリリースした『FREAK』に続くアルバムで、バンドにとって4枚目、約2年9か月ぶりとなる待望のフルアルバムとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ネクライトーキー”による歌詞エッセイをお届け! 執筆を担当したのは、メンバーの藤田(Ba.)です。綴っていただいたのは、収録曲「 わっしょいまっしょい 」にまつわるお話。朝日(Gt.)が手掛けた歌詞に見出した、自身の死生観とは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください…! 4th Full Album『TORCH』をリリースした日に、ネクライトーキーとしては恒例行事であるYouTubeでの発売記念配信を行った。その中で楽曲紹介のコーナーがあり、「わっしょいまっしょい」にて朝日の死生観が見えるとポロっと発言したのだが、これについて弁明させてほしい。弁明というか、そもそも朝日の死生観が見えたわけではなくて、私がそこに死生観を見出しただけだったなと。   酒飲んだり、愚痴ったり、いっぱい楽しんだら明日も仕事頑張ろうな、と言ってくれるこの曲。ネクライトーキーの中では意外とあまり無かったストレートな応援ソングだなと思っている。<頑張りまっしょい>という言葉が、頑張れよ、ではなく、隣に並んで頑張ろうな、といったニュアンスに聞こえるのが良い。緩さと適当さが救いになる。   本当は頑張りたくないなと思ったりするけれど、明日の夜は気になっていた居酒屋行ってみようかな、とか。自分で人参ぶら下げて、なんとか自分の機嫌取ってやっている中で、その居酒屋で隣に座ってた兄ちゃんとか姉ちゃんも大概そんな感じだったりすることに気付くような、そんな曲である。   沢山の登場人物たちが居て馬鹿騒ぎして踊って笑って、みんな生きていてそれぞれ明日も仕事を頑張って、ちょっとサボって、いつか死ぬ。   自分という生き物は大衆の中の一人であり、群像の中の一人であり、ただ一人であることの素晴らしさと恐ろしさがあるけれど、いつか死ぬなら少しくらいサボってもいいしはちゃめちゃに頑張ってもいい。   気楽にいって良いじゃないか、いつかみんな死ぬのだから。生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。   と、ここまで思考を巡らせて自身の死生観にたどり着いたのだ。なんとも楽観的である。私の中で死とは、苦しいものや辛いものではなく、生もまた然りであったということだ。   のらりくらりと生きてきただけあるなぁと思う。それなりに苦労や辛いこともあったはずなのに、そう思っているということは色々忘れていることも多いのだろう。私にとっては人生それくらいでちょうどいいのであろう。   さて最近は花粉が酷いから今日はゆっくり休んで明日も仕事を頑張りまっしょい。   <ネクライトーキー・藤田(Ba)> ◆紹介曲「 わっしょいまっしょい 」 作詞:朝日 作曲:朝日  ◆New Album『TORCH』 2024年2月21日発売   <収録曲>   1.ちょうぐにゃぐにゃ 2.bloom 3.浪漫てっくもんすたあ 4.悪態なんかついちまうぜ 5.新島工場探検隊 6.ふざけてないぜ(Album Mix) 7.幕間 8.あべこべ 9.わっしょいまっしょい 10.ねぇ、今どんな気分? 11.紫 12.ランバダ・ワンダラン 13.だから、 14.石ころの気持ち

    2024/03/26

  • Gacharic Spin
    1人でいい、たった1人で。
    1人でいい、たった1人で。

    Gacharic Spin

    1人でいい、たった1人で。

     2024年2月28日に“Gacharic Spin”がNew EP『Ace』をリリースしました。彼女たちは結成15周年アニバーサリーイヤーに突入! そんな勢いが表れている今作は、ハイスピードで熱く激しく、押せ押せなサウンドを収めたEPとなっております。デジタルシングル「BakuBaku」を含む全5曲を収録!    さて、今日のうたでは“Gacharic Spin”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 最終回はアンジェリーナ1/3が執筆。綴っていただいたのは、収録曲「 BakuBaku 」にまつわるお話です。自分自身、バンド、そして中村仲蔵の人生に通ずるものとは…。また、今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 「BakuBaku」は自分の人生と、バンドの人生 そして、自分の人生の分岐点を作ってくれた 中村仲蔵の人生をモチーフに歌詞を書いています。   私はバンドに加入して、今年で5年が経ちました。 加入当初私は、音楽未経験の女子高校生。 ステージに立った事もない高校生が 結成10年目のテクニカルバンドに加入したので 色々な言葉や視線に押し潰されそうになり 自分の中の正解や答えが見えない中 がむしゃらに前を見て走る事しか出来ませんでした。 投げかけられた毒のような言葉は 今でも昨日の事のように覚えています。   でも、毒づいた言葉も何もかも 歓声に変えてやろうと常にもがいて 人生なんとかなる、動けば景色が変わると信じて 自分の答えを正解に出来るようにしてきました。   そんなバンド人生の5年間を振り返った時や 自分の人生を振り返った時 Gacharic Spinの人生と重なる部分が沢山ありました。   私がこのバンドを好きになった理由は、 自分達の答えを正解にしてきたバンドだったからです。 もがいて、苦しんで、何度心が死にかけても 自分達の答えに誇りを持って突き進む姿は 私だけではなく、同じようにガチャピンを愛してくれている皆さんの日々に沢山の彩りを与えてくれました。   “1人でいい、たった1人で。誰かきっと見ててくれる。”   この言葉は、講談師の神田伯山さんが 中村仲蔵の講釈をしていた際に言っていた台詞です。   中村仲蔵は、江戸時代中期の歌舞伎役者。 あの時代は、役者の血が流れていない人間は芝居で出世することができないと言われていました。   それでも自分の目標や夢見た世界を 現実にするため、もがく姿 そして自分の実力で状況を変え、夢を掴む姿に 物凄く心を打たれ私は中村仲蔵の虜に。 そして伯山さんの講談の虜になっていました。   その中でも、 “1人でいい、たった1人で。誰かきっと見ててくれる。” このセリフに心を打たれ、 自分がバンドに加入した時の事を思い出しました。   これはガチャピンにも言える事で、 長い間活動をしていく中で、紆余曲折があり 何度、止まってもおかしくなかった活動を 工夫して作り替えて。色々な意見で潰されそうになっても 1人でいい、たった1人でも、 自分達の出した答えを必ず見ていてくれる人がいると信じてやって来たからこそ、 その1人が2人3人と増えていき、 今でも沢山の方に支えられて活動ができています。     止まると同じだけ私達は続ける事を選択して来ました。 これからも音を止めず、 その先で出会える沢山の人たちに恩返しが出来るように 大切に音を届けていきます。   あなたも好きなものや好きな事、好きな人を 大切に、共に生きていきましょう!   <Gacharic Spin・アンジェリーナ1/3> ◆紹介曲「 BakuBaku 」 作詞:Gacharic Spin 作曲:Gacharic Spin  ◆New EP『Ace』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01.Let It Beat 02.BakuBaku 03.ストロボシューター 04.オドリオドレ 05.Lin-Lin-Lan

    2024/03/25

  • コレサワ
    バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。
    バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。

    コレサワ

    バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。

     2024年3月6日に“コレサワ”がNew Mini Album『日々愛々』をリリースしました。先行して配信リリースした「ライブ終わりに」、11月に配信リリースした「お願いサンタクロース」、高校生時代にデモ曲として存在していた「Fコード」を含む、今のコレサワが沢山詰まった全7曲が収録となっております。    さて、今日のうたではそんな“コレサワ”によるエッセイを2週連続でお届け! 第2弾は今作アルバム『日々愛々』を引っ提げてのライブツアー『日々会々』についてのお話です。今、どんなツアーをしたいと思い描いているのか。そして、改めてコレサワが感じたコミュニケーションの大切さとは…。ぜひ今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 前回はアルバム『日々愛々』について話したので、今回はツアーについて話したいと思います。   ツアータイトルは“日々会々”読み方はアルバムと同じ“ひびあいあい”です。   ツアー自体は一年ぶりだけど、バンド編成でツアーをするのは久しぶりで、6年ぶりにバンドワンマンできる地域もある。どんなツアーにしたいのか。それはアルバムを作っている時から考えていたから、アルバムを聞いてもらえれば、私がどんなツアーをしたいのかわかってもらえるんじゃないかと思う。   みんなで歌いたい、みんなで騒ぎたい、キュンキュンしてほしい、ちょっとセンチメンタルになってほしい、とにかくメンバースタッフ全員怪我なく、コレンズが無事に会場について、無事に家に帰ってほしい。去年の“らぶ、出張ツアー”はとても心が満たされたツアーだったから、今回も終わった時にそう思えるツアーにしたいなぁ。   どうして心が満たされたんだろう、、、なんかすごく良かったんだよなー。自分の演奏的には、何ヶ所か悔しい日もあったけど、大体はいい感じで歌えた気がする。あぁ、いい感じに歌えたとか思っちゃだめだな。全然まだまだ上手くならないと。ステージから見えるコレンズの表情も優しかったし、ライブ後にFC限定のサイン会があったんだけど、久しぶりに直接おしゃべりできたのも大きかったかな。やっぱりコミュニケーションって大切だね。言葉でたくさん愛を伝えてくれるから自信になったし、優しい世界だった。   わかっているつもりになることが多いけど、みんながどんな思いでライブという1日のために日々を過ごしてくれていたのか、会うとよくわかるよ。髪の毛を染めたり、ネイルをしたり、チケットやグッズを買うのにもお金がいるよね、お金を稼ぐためには働かなきゃいけないし、働くのって大変だよね。   だからこそ私は、みんながワクワクするような新曲やライブを計画し続けたいし、それが私の働く理由。あんまり音楽を仕事って思いたくはないけど。みんなで働いてたくさん一緒に遊ぼう!笑   先日発表になったんだけど、追加公演が決まりました。しかも4公演。 本当にたくさんの応募があって、コレンズに落選のお知らせをしなくちゃいけないのが悲しかったんだけど、チームのみんながすぐ動いてくれて追加公演が決まりましたーー!! バンドで11公演、弾き語りで6公演、合計17回もコレンズに会えるのが今から楽しみですっ。   バンド公演は全てスタンディングです。私のライブではモッシュとかないし、みんな前にどどどーんって押し寄せるタイプじゃないから比較的見やすいと思います! 一緒に歌ったり、手を挙げたり、アクティブなライブにしたいなと思ってます。   弾き語りは全て着席です。歌詞をじっくり聞いて楽しみたい方はぜひ弾き語りの公演に遊びに来てください。バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。私もこの曲たちをどんなふうに演奏しようかワクワクしながら考えています! セトリもそろそろ決めなくちゃ。日々会々ツアーで待ってます!   <コレサワ>   ◆New Mini Album『日々愛々』 2024年3月6日発売 https://lnk.to/hibiaiai <収録曲> 1.君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん 2.Fコード 3.ライブ終わりに 4.君のタトゥー 5.デートの前の夜に 6.この日々を ◆ツアー情報『コレサワ LIVE TOUR 2024 日々会々』   5月18日(土)宮城 仙台MACANA<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   5月24日(金)大阪 梅田クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 17:45/START 18:30   5月26日(日)愛知 名古屋クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 16:15/START 17:00   6月15日(土)福岡 福岡DRUM Be-1<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   6月16日(日)広島 SIX ONE live STAR<バンド編成> OPEN 16:00/START 16:30   6月23日(日)北海道 札幌cube garden<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   7月6日(土)大分 DRUM Be-0<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月7日(日)島根 松江AZTiC canova<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月13日(土)富山 富山マイロ<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月15日(月)山形 山形Session<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月20日(土)奈良 奈良EVANS CASTLE HALL<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月21日(日)岐阜 岐阜Club-G<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   8月9日(金)東京 Zepp Shinjuku(TOKYO)<バンド編成> OPEN 17:00/START 18:00   チケット一般発売:4月20日(土)10:00 一般:5,800円(税込/ドリンク代別) 学生(高校生以下):4,800円(税込/ドリンク代別) 入場制限:未就学児童入場不可 入場制限:学生割引チケットに関しては高校生以下のみ入場可能(入場時要学生証提示/販売数制限あり) 枚数制限:2枚 券種:スタンディング(バンド編成) 券種:全自由(弾き語り) 企画:RECO RECORDS 制作:ハンズオン・エンタテインメント   『コレサワ LIVE TOUR 2024 追加公演 日々会々々』 8月23日(金)東京 Zepp Shinjyuku (TOKYO)<バンド編成> OPEN 17:00 /START 18:00   8月28日(水)愛知 名古屋クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 17:15/START 18:00   8月29日(木)大阪 梅田クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 17:15/START 18:00   9月1日(日)福岡DRUM Be-1<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   一般:5,800円(税込/ドリンク代別) 学生(高校生以下):4,800円(税込/ドリンク代別) 入場制限:未就学児童入場不可 入場制限:学生割引チケットに関しては高校生以下のみ入場可能(入場時要学生証提示/販売数制限あり) 枚数制限:2枚 券種:スタンディング(バンド編成) 企画:RECO RECORDS 制作:ハンズオン・エンタテインメント ◆TVアニメ『じいさんばあさん若返る』 2024年4月7日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始!   【放送情報】 AT-X 4月7日より 毎週日曜 23:30~ [リピート放送] 毎週木曜29:30~/毎週日曜8:30~ TOKYO MX 4月7日より 毎週日曜 24:30~ KBS京都 4月7日より 毎週日曜 24:45~ サンテレビ 4月7日より 毎週日曜 25:00~ BS11    4月7日より 毎週日曜 25:05~ 青森放送  4月7日より 毎週日曜 25:55~   【配信情報】 ABEMA、Netflixにて地上波先行・最速配信決定! 4月7日(日)より毎週日曜 24:00~ その他サイトも順次配信予定   ※放送・配信日時は番組編成の都合等により変更となる場合がございます。   【オープニング主題歌】 コレサワ「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」   【公式サイト】 https://jisanbasan.com/   【公式X(Twitter)】 @jisanbasan_prj/#じいさんばあさん若返る   c新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会 コレサワ オフィシャルサイト: https://koresawa.jp X(旧Twitter): https://x.com/koresawa_519 Instagram: https://www.instagram.com/koresawa519 TikTok: https://www.tiktok.com/@koresawa_519

    2024/03/22

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