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  • リリィ、さよなら。
    そうだ、このアルバムを“花束”に見たてよう。
    そうだ、このアルバムを“花束”に見たてよう。

    リリィ、さよなら。

    そうだ、このアルバムを“花束”に見たてよう。

    2019年8月7日に“リリィ、さよなら。”がニューアルバム『最終話までそばにいて』をリリースしました。彼がこのアルバムのコンセプトに据えたのは【花】です。収録楽曲の1曲1曲を花になぞらえ、楽曲を聴き終えたあと、ブックレットの最後に添えた花言葉を読むと、その曲の歌詞が色彩を放つ仕掛けになっているんだとか!  切ない歌詞と綺麗なメロディで聴く人の涙を誘う、彼ならではの世界を堪能できる楽曲はもちろん。これまでとガラっと変わった一面を魅せる楽曲も加わった全7曲が収録されております。さて、今日のうたコラムではそんなアルバムについての歌詞エッセイを、リリィ、さよなら。本人が執筆!4週に分けて記事をお届けいたします。前回の プロローグ に続き、今回はアルバムセルフライナーノーツ【第1章】をご堪能ください…! 『最終話までそばにいて』 ~セルフライナーノーツ【第1章】~ 私自身がアルバムの楽曲にこめた 想いや制作の背景を話そうと思う。 【制作開始】  今回のアルバムは今年の1月に入って制作が決まり、実はその時にはまだアルバムの曲は何一つ決まっていなかった。だから今作はとにかく新しい曲を作ることから始まったため、様々なテイストの楽曲が生まれ、詰め込められたバラエティ豊かなものになった。  今まで“リリィ、さよなら。”はミディアム~バラードの切ない楽曲が多かったが、令和最初のリリースというタイミングである今作は「せっかくだから今までやらなかったこと。やれなかったことをやろう。だって新時代だし」という、コンセプトで作り始めた。オーガニック感溢れるミディアムや、今にも踊り出しそうなファンクの曲も出来た。  様々なテイストの楽曲がバラバラに集まったので、どうしようと悩んだところ「あ!そうだ、このアルバムを“花束”に見たてよう。」というアイデアが浮かんだ。花束なら新しい何かが始まる時にぴったりだし、いろんな種類の花が集まって一つの美しい作品になっている様が、このアルバムにピッタリだと思ったのだ。  つまり今作のテーマは、バラバラの7曲の物語一つ一つを花ととらえ、それをまとめた【花束】であるということだ。7つのストーリーを表す花と花言葉もそれぞれ与えた。まさに実験的なアルバムである。では、これからそれらの新しい楽曲を少しずつご紹介しようと思う。 【M1. その手にふれたあの日から 】  アルバムのリード曲。多分 自他共に1番「リリィっぽい」と思えるミディアムバラードである。今作には、他にもリードにしたい曲があったのだが、新しいことに挑戦した楽曲もあれば、この楽曲のように「背骨」のような、変わらないで聴いてもらえる楽曲もあるべきと考え、今作の看板になった。  内容としては、主人公の<僕>が、友達以上恋人未満な<君>にとっての、頼られる良いやつポジションではあるが、なかなか気持ちを伝えられず、もう一歩が進展しない片思いのもどかしさを歌った曲である。  実はこの曲最初に誕生したのは、リリィが地元・熊本で高校生をしている時代であった。ハイティーンのまだピュアな恋愛の視線がリアルで、大人になった今歌うと、恥ずかしくなったり照れたりしてしまうくらいだ。今回は夏のリリースということもあり、この曲の甘酸っぱい感じが季節にぴったりだと思ったのだ。   「近代主義の流れの中で身に付いた自己防衛のせいだよ」 と、始まる歌詞は、高校生だった自分が、ちょっと背伸びしてかっこつけたことを言おうとしている感じが表されていて、こんな男の子かわいいなと笑ってしまう。若さっていいな。  また、この曲は<僕>が<君>との日々の中で、なかなか進まない関係や踏み込めない自分にもやもやしつつ、最後には気持ちを伝えるところで終わる。 こんなしょうもないやつだけどさ 聴いてくれ 「       」  最後の歌詞。あえて歌詞カードに空白のカギ括弧をつけた。音源ではこの部分で、何かを言おうと大きく息を吸って終わる。いったい<僕>は<君>になんと言ったのか、そしてその後の二人はどうなってしまったのか、それは書いた僕にも分からない。この楽曲を聴いてくれた方が自由に思いを馳せてほしい。 ◆楽曲の花…「プリムラ」 花言葉…「青春の始まりと悲しみ」 【M2. 甘い生活 】  この楽曲はもはや僕の夢であり、祈りであり、確かな幸福の記憶である。糖度がかなり高い。これがフルーツや野菜だったら相当メディアで特集されるであろう。それくらい甘い。歌詞がタイトル負けしてない自負がある。 窓に差す光が 君の横顔を照らして 今日は休みだって思い出して 「幸せだなあ」柔らかく笑った  休み前日からお泊まりデートして、起き抜けの朝の一コマである。「今日は休み」だったこと、そしてそんな朝に大好きな「君」がいること。まさしく甘い生活である。幸せの象徴。  あいにく私は、プライベートに幸福な思い出があったことが、はるか昔のことなので作る際にはかなりの努力を要した。必死に思い出した。心の中で空想の恋人まで作ってみた。胸キュンの少女漫画やBLも読んだ。  その結果できた曲がこちらである。終始「こんなカップルに自分もなりたい」「恋したい」気持ちが溢れる作品となった。この曲を聴いてくれたあと、実写化した少女漫画の映画を観たあとみたいな「どうしようもなく恋したい」や「今すぐ好きな人に会いたい」という気持ちになってもらえたら、こちらの目論見としては概ね成功である。  ああ自分もまたこんな恋したい。今まさに私もこの曲を聴きながらそう思っている。 ◆楽曲の花…「ドラセナ」 花言葉…「幸福」 <リリィ、さよなら。> 【第2章へ続く!】 ◆ニューアルバム『最終話までそばにいて』 2019年8月7日リリース POCS-1816 ¥1800+税 <収録曲> 1.その手にふれたあの日から 2.甘い生活 3.Lovin’you? 4.Your best friend 5.コールドスリープ 6.Clover 7.モラトリアム

    2019/08/14

  • Uru
    それでも二人で願った、どこかで見たような日常でいい。
    それでも二人で願った、どこかで見たような日常でいい。

    Uru

    それでも二人で願った、どこかで見たような日常でいい。

     2019年9月11日に“Uru”がニューシングル『願い』をリリースします。表題曲は、TVアニメ『グランベルム』エンディングテーマに起用されており、7月26日より先行配信がスタート。尚、歌詞先行公開中には【注目度ランキング】にて最高5位を記録し、TOP10入りをキープし続けておりました。今日のうたコラムでは、そんな話題の新曲をご紹介。 灰色の視界の中で 一人で歩くのは簡単じゃなかった 曖昧な輪郭をたどり 手繰り寄せた糸は繋がってなかった 「願い」/Uru  自身のTwitterにて、Uruが『身も心も削がれるような日々の中では「日常」がどんなに幸せだったかをより感じます 強さと弱さが共存する曲になっています』と綴っていたこの歌。まず、冒頭から見えてくるのは<灰色の視界の中で 一人で>歩こうとしてきた<私>の姿です。伝わってくる<灰色>の感情は、寂しさ、不安、迷い、憂鬱、虚しさ。  そしてイメージできる<灰色>の景色は、薄暗く不透明な世界や、晴れ間の見えぬ曇り空、冷たいコンクリートビルに囲まれた街…。しかしそんな<灰色の視界の中>でも<私>は、必死にどこかへ進もうとしてきたのです。何かを信じ<曖昧な輪郭をたどり>ながら。立ち止まらずに。それは<一人>の“強さ”だったと言えます。  ただ、現実は想像していたより残酷。希望にすがる想いで<手繰り寄せた糸は>どこにも何にも誰にも<繋がって>いませんでした。再び<灰色の視界の中で>途方に暮れる主人公。改めて<一人で歩くのは簡単じゃなかった>と痛感せざるを得ません。絶望と孤独を感じながら、また立ち上がるのは難しいこと。それが<一人>の“弱さ”でしょう。 「ねぇ、いつか朝日を見よう」 そう言って君は手を そっと差し出した 「願い」/Uru  そうやって<一人>の限界を思い知ったとき、出逢えたのが<君>です。ダメになりそうな<私>に<手をそっと差し出し>てくれた。やっと<一人>から<二人>になれた。何より「ねぇ、いつか朝日を見よう」という言葉は<灰色の視界>を照らす“未来の希望”になった。こうして、ここから<私>は<君>と、まだ見ぬ明日へ歩んでいくのです。 軋む世界に飲み込まれながら 大事な物ボロボロこぼしながら それでも二人で願った どこかで見たような日常でいい 傷つくだけの世界なら もう いらない いらない いらない いらない いらない 「願い」/Uru 歪む道に足を取られそうでも 風に揺られグラグラ倒れそうでも それでも二人で願った すぐに消えそうな幻なんて 偽りだけの世界なら もう いらない いらない いらない いらない いらない 「願い」/Uru  未来へ進む二人の「願い」とは<どこかで見たような日常でいい>というシンプルなもの。だけど<どこかで見たような>という俯瞰的な表現から、そんな平凡な幸せさえ<二人>には、ほど遠いものである現実が際立ちます。でも、それでも、軋む世界にも、歪む道にも、酷い風にも、<二人>の「願い」がかき消されることはありません。    この<どこかで見たような日常でいい>という「願い」は、同時に“それを手にするまでは生きるんだ”という“決意”でもあるのではないでしょうか。きっと「ねぇ、いつか朝日を見よう」と<君>が言ったあの日から、ずっと<二人>は、同じ<朝日>を「見たい」と願いながら、「見るんだ」と決意しながら、歩いているのです。 例えば汚れた景色も 醜い街の色も 歩いた分だけ増えていくけど 信じるものがあるから 涙はもう流さないよ そして今 新しい日々を 歩く 軋む世界に飲み込まれながら 大事な物ボロボロこぼしながら それでも二人で願った どこかで見たような日常でいい 傷つくだけの世界なら もう いらない いらない いらない いらない いらない 「願い」/Uru  もちろん<二人>になったからといって、あの<灰色の視界>がすぐに変わるわけではないでしょう。むしろ<汚れた景色も 醜い街の色も 歩いた分だけ増えて>いきます。ただ今は、それ以上に強い“<信じるもの>=<朝日>=<日常>の幸せ”が、二人の<新しい日々を 歩く>ための希望となっているのです。だから二人は“強い”のです。    サビで何度も繰り返される<いらない いらない いらない いらない いらない>というフレーズ。余計なものを振り払いながら、一歩一歩、踏みしめながら進む<二人>の姿を象徴しているように思えますね。曲が進むにつれ増してゆく“強さ”が、わたしたちの心を揺さぶります。様々な感情を是非、歌詞から、歌声から、サウンドから、感じてみてください。 ◆紹介曲「 願い 」 作詞:Uru 作曲:H.Aoba・N.Sasaki ◆New Single「願い」 2019年7月26日先行配信 2019年9月11日CD Release 初回生産限定盤 AICL-3753~4 ¥1,900(税込) 通常盤 AICL-3755 ¥1,200(税込) 初回プレスカラートレイ仕様 期間生産限定盤(アニメ盤) AICL-3756~7 ¥2,000(税込) <収録曲> M-1 願い M-2 Scenery M-3 白日 M-4 remember Self-cover ver. M-5 願い -instrumental- M-6 Scenery -instrumental-

    2019/08/13

  • 見田村千晴
    私は1人でいるほとんどの時間、ラジオを聞いている。
    私は1人でいるほとんどの時間、ラジオを聞いている。

    見田村千晴

    私は1人でいるほとんどの時間、ラジオを聞いている。

     今秋に“見田村千晴”がニューアルバムのリリースを発表しました。その発売に先駆け、6月19日を皮切りに3ヶ月連続配信リリース企画がスタート。すでに、第1弾「 禁煙席 」と第2弾「 あの日雨が降ったから 」が配信中です。そして今日のうたコラムでは、ニューアルバムリリースに向けて、3ヵ月連続“ご本人歌詞エッセイ”をお届けいたします!    まず第1弾では、見田村千晴さんと【言葉】の関係を綴ってくださいました。タイトルは『言葉は思考だ』です。彼女が、どうやって歌詞を生み出しているのか。彼女にとっての曲作りとは、言葉とは。そして、どんなところからインスピレーションを得ているのか。是非、歌詞と併せて、歌詞エッセイをご堪能ください…! 【第1回:言葉は思考だ】 歌って、どうやってつくるんだっけ。歌詞って、何を書けばいいんだろう。アコギを持って、ライブハウスで歌を歌うようになってからもう12年ほどが経つというのに、今でも途方に暮れる。どうしてなんだろう。自分には向いていないのか。正直、それはなんとなく感じている。それでも、もう少し足掻いてみたい。 何百回、何千回としてきた自問自答はそれすら形骸化して、最近は“諦め”に近い。こんなに苦手意識のあることを12年も続けて、偉いじゃないか! ここまでずっと分からなかったことは、おそらくこれからも分からないままなんだから仕方がない! 一旦、今夜は友達と飲みにでも行こう! …という具合である。 それでもいざ取り掛かった私を救ってくれるのは、いつも言葉だ。私は、書いた歌詞にメロディーをつけていく、いわゆる「詞先」で曲をつくる。しかも、Aメロから順番にでないとうまくいかない。例えばサビだけ先に作って、あとからさかのぼって辻褄を合わせる、ということが苦手なのだ。 言葉にはリズムがあって、リズムがぴったりとしっくりとくる歌詞(この段階ではメロディーも無いので、散文のようなものだけれど)が書けると、もうそれだけで「もらった!」という気分になる。そして勝利に酔いしれながら寝たものの、翌日見返してみると全然良くなくて落ち込む、ということもよくある。そんな繰り返しだ。私にとって、曲作りとは「言葉探し」なのだ。 言葉とは思考である。では、その思考はどこからくるのか。友人との会話、日々のニュース、映画、本、テレビ。過去の記憶や、電車内で聞こえてきた会話だってそうだ。そして私にとって一番大きな拠り所が、「ラジオ」だ。 私は1人でいるほとんどの時間、ラジオを聞いている。高校生の頃、「オールナイトニッポン」を家族に気付かれないよう枕元で小さな音で聞いていたのをきっかけとし、大学で上京し夜型生活の一人暮らしになったことで、それ以降その沼にどっぷりと浸かっていったのだ。最近はradikoのタイムフリーや、Podcast、ラジオクラウド等も使いながら、言葉の海を縦横無尽に渡り歩いている。 ラジオは、物事の多面性に気付かせてくれる。自覚すら上手にできていなかった、漠然とした「違和感」に、言葉と論理を与えてくれる。生きづらさを抱えて密かに苦しんでいることについて、肯定し、決して孤独ではないんだと教えてくれる。 ラジオの若者離れ、というのはよく耳にする話だが、私に言わせてみれば、こんなに最高なパラレルワールドがすぐそばにあるのに知らないだなんて、どうかしている。可哀想だとすら思ってしまう。私はラジオに助けてもらったことが本当にたくさんあるし、ラジオで作られた思考が私の言葉を作り、その言葉が私の楽曲を作っている。断言する。 …と、まるでラジオ普及コラムのような文章になってきてしまったが、これが私と「言葉」との関係性である。その自分の言葉を、自分の歌で表現するだなんて、なんて幸せなことなんだろう。全力で、守りたいと思う。これはただのエゴかもしれない。けれど、私と似た誰かのことも、きっと守る力があると信じている。 <見田村千晴> ◆配信シングル第1弾 「 禁煙席 」 2019年6月19日配信 作詞:見田村千晴 作曲:見田村千晴 ◆配信シングル第2弾 「 あの日雨が降ったから 」 2019年7月24日配信 作詞:見田村千晴 作曲:見田村千晴 ◆配信シングル第3弾 2019年8月28日配信 ◆今秋フルアルバムリリース決定! 近日情報公開!

    2019/08/09

  • SCANDAL
    初めて未来にあるエンディングを感じた瞬間だった。
    初めて未来にあるエンディングを感じた瞬間だった。

    SCANDAL

    初めて未来にあるエンディングを感じた瞬間だった。

     2019年8月7日に“SCANDAL”がデジタルシングル「Fuzzy」をリリースしました。今作は、言葉にできない曖昧な気持ちが胸を締めつける、夏のほろ苦いラブソング。歌ネットにて、8月2日から歌詞先行公開がスタートすると、瞬く間にアクセス数が上昇し、翌日の【注目度ランキング】で見事、首位に君臨いたしました。    さて、今日のうたコラムではリリース前から注目を集めていたそんな新曲をご紹介。今回は特別に、作詞を手掛けた“SCANDAL・RINA”本人が、歌詞エッセイを執筆してくださいました。子どもの頃の記憶。大人になった今の気持ち。そしてこれからへの意思。この歌に込められている様々な“大切”を是非、歌詞と共に受け取ってください…! ~「Fuzzy」歌詞エッセイ~ いつか必ずくるエンディングを浮かべてしまうときがある。何かを放棄したり卑屈になったりしているのではなく、あくまでも前向きに。気が付けばいつからか、全てには終わりがあることを受け入れるようになった。自分に起こる良いことも悪いことも、一番長くてたった一生なのだ。 小学6年生の夏。当時通っていた学校はいわゆる田舎のマンモス校で、町中の子供達がその学校に集まっていたので、次第に教室が足りなくなり、校舎の増築が完了するまで、私のクラスは体育館前に建てられたプレハブ小屋で勉強することになった。使い慣れた教室から何往復もして、机や教科書を移動させるのに疲れて不満そうなクラスメイトも居たけれど、私はなんだか特別感があって、嬉しかった。(新型のクーラーも着いてたしラッキー!) その仮校舎でのテストの日。通常の授業とは違った真剣な空気が漂う静かな教室で、ふと解答用紙から目を離し、ほんの数秒、席から教室を見渡した。私以外の全員が解答用紙をじっと見つめて鉛筆を滑らす音が聞こえた。その時、何故か“ここに居る全員とずっと一緒には居られないんだなぁ”と思った。 記憶にある限りでは、その日が初めて未来にあるエンディングを感じた瞬間だった。 大人になった今、生活の中にある恋や仕事や友情やソレ等は多分きっと、死ぬまでに何度か相手や場所や形を変えて繰り返されてゆく。その中に途切れながらでも続くものと、もう二度と再開することなく思い出になるものがあるんだと思う。 「ずっと一緒に居よう。」の、口約束より儚いルールはない。どうなるのか分からない危うさがあるからこそ、「このまま永遠にあなたの傍に居たい」と思える瞬間をロマンチックに感じられる。だから、今が大事だ。日常には不安も必要だ。少しの切なさもちゃんと胸に秘めながら恋をしたり、音楽や今を好きでいられたら良いなと思う。 2019年8月21日、バンド結成13年目を迎える。この短い期間の中にも色んな時代があって、年齢や気分に合わせて色んなスタイルで音楽を続けてきたので、世間から様々なイメージを持たれているバンドだと思う。 “Fuzzy”は、日本語に訳すと“曖昧”。SCANDAL史上最も生々しく、人間味のあるラブソングで、今の自分たちにベストマッチする曲が書けたと思う。ここから先どんな風に歩んでゆくのか、なにが起こるのか正直自分たちにも分からないけれど、かけがえのない今をずっとこの4人で繋いでいきたいと思っている。 <SCANDAL・RINA> ◆紹介曲「 Fuzzy 」/SCANDAL 作詞:RINA 作曲:MAMI 2019.08.07 Digital Single「Fuzzy」Release https://jvcmusic.lnk.to/fuzzy 『Fuzzy』Music Video https://youtu.be/AOL2W8HOQjA

    2019/08/08

  • リリィ、さよなら。
    最終話まで見届けられなかった想いのために。
    最終話まで見届けられなかった想いのために。

    リリィ、さよなら。

    最終話まで見届けられなかった想いのために。

    2019年8月7日に“リリィ、さよなら。”がニューアルバム『最終話までそばにいて』をリリースしました。彼がこのアルバムのコンセプトに据えたのは【花】です。収録楽曲の1曲1曲を花になぞらえ、楽曲を聴き終えたあと、ブックレットの最後に添えた花言葉を読むと、その曲の歌詞が色彩を放つ仕掛けになっているんだとか!  切ない歌詞と綺麗なメロディで聴く人の涙を誘う、彼ならではの世界を堪能できる楽曲はもちろん。これまでとガラっと変わった一面を魅せる楽曲も加わった全7曲が収録されております。さて、今日のうたコラムではそんなアルバムについての歌詞エッセイを、リリィ、さよなら。本人が執筆!4週に分けて記事をお届けいたします。まず今回は、アルバムセルフライナーノーツの“プロローグ”をご堪能ください…! ~アルバムセルフライナーノーツ・プロローグ~ 『最終話までそばにいて』 何故このようなアルバム名にしたのか というところから話したい。 私はとても小説が好きだ。 アニメが好きだ。漫画が好きだ。 つまるところ物語が好きなのだ。 第一話から、第一章から この先には何があるんだろうと 思いを馳せることが好きだ。 そんな私の今住んでる部屋、そして実家には 購入した沢山の本がある。 そのなかには タイトルに惹かれたもの なんとなく流行っていたもの なんとなく気になっていたもの 様々な理由で手に取ったけれども 最後のページまで読めなかったものもある。 読みかけの本が沢山ある。 最終話(結末)まで 見届けられなかった想いが 世の中にはきっと溢れている。 そんな想いに焦点を当てたいと思い 作り始めたアルバムである。 そして ハッピーエンドを迎えられなかった物語のほうが 世の中にはずっと多いだろう。 それでも人生は続いていく。 では これからセルフライナーノーツという形で その7曲の物語の解説をさせていただきたい。 <リリィ、さよなら。> ~『最終話までそばにいて』フレーズピックアップ!~ ― 1曲目「 その手にふれたあの日から 」 この手にふれたならきっと バレてしまうような気がした 「頑張れ」の裏の本音に 君がどうか気づかなければいい こんな頼りない僕だけどずっと味方でいるよ ― 2曲目「 甘い生活 」 噛むたびに 味気ない 時間を過ごす暇はないよ 君がいて 僕がいて 全てが『甘い生活』 ― 3曲目「 Lovin' you 」 綺麗売りしてる君が 台無しになっていくのが見たいな きっと僕にしか効かない毒を 身体中に吹きかけて 唇には嘘を塗って わざわざ部屋に来てくれたんでしょう ― 4曲目「 Your best friend 」 あいつのことで今日も泣いたり舞い上がる君が いつでも帰れる場所になるから I'm just only your best friend ― 5曲目「 コールドスリープ 」 愛することが最も不幸だと あなたと逢うまで 思っていた ― 6曲目「 Clover 」 君の最後の言葉はやっぱり『ありがとう』で だから僕はこの世で1番 悲しい言葉はきっと 『ありがとう』なんだって そう思ったんだ ― 7曲目「 モラトリアム 」 大人になれなくっても 子供に戻れなくっても ただ君が好きだった 【 アルバムセルフライナーノーツ【第1章】 に続く!】 ◆ニューアルバム『最終話までそばにいて』 2019年8月7日リリース POCS-1816 ¥1800+税 <収録曲> 1.その手にふれたあの日から 2.甘い生活 3.Lovin’you? 4.Your best friend 5.コールドスリープ 6.Clover 7.モラトリアム

    2019/08/07

  • indigo la End
    結んでもないから、僕はまだ君を愛さないことができる。
    結んでもないから、僕はまだ君を愛さないことができる。

    indigo la End

    結んでもないから、僕はまだ君を愛さないことができる。

    切れやすい糸でむすんでおきましょう いつかくるさよならのために (笹井宏之)  こちらの笹井宏之さんの短歌は、以前うたコラムにて 、 indigo la End「はにかんでしまった夏」 をご紹介した際に引用したものです。この曲の主人公は、まさに【いつかくるさよならのために】わざと関係を【切れやすい糸でむすんで】おいて、いざというときに傷が浅くて済むように、感情的にならなくて済むように、予防線を張っておりました。 全然何ともないはず 涙が出るなんてないはず でも感情的なブランコに 振られ続けるの何で 考えたっていないのに 君は絶対にいないのに おかしいな はにかんでしまった夏を 見逃さず睨んだ 「 はにかんでしまった夏 」/indigo la End  しかし、結局は“<はにかんでしまった>=うっかり深い恋に落ちてしまった”がゆえに、別れたあとも<感情的なブランコに 振られ続ける>ハメに…。さて、今日のうたコラムでは、そんな「はにかんでしまった夏」の<僕>よりもさらに強い意志で、恋の予防線を張ろうとした主人公が描かれている、indigo la Endの最新曲をご紹介いたします。 想いの距離が今 近付き過ぎていたことに 気付いた面が熱を帯びた 火照った心の素 君に見せないように 喜怒哀楽のスロット早回しした ぐるぐる変わる僕の中でも 君はずっと素敵だ だから僕は言えない “好きだなんて言わない” その先にある未来は 限りなく壊れることはないってだけ 「結び様」/indigo la End  2019年10月9日に“indigo la End”がリリースする、ニューアルバム『濡れゆく私小説』の収録曲であり、現在先行配信中の新曲。足立梨花×白洲迅のダブル主演ドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』のエンディング曲として書き下ろされた「結び様」です。この曲の<僕>の場合、まず【切れやすい糸で】結ぶことさえ拒んでいるんです。    なぜなら、やはり【いつかくるさよなら】が怖いから。終焉にたどり着かないよう、自分の<火照った心の素>を隠して、<喜怒哀楽>に先回りをして“好きだなんて言わない”と理性のブレーキをかけております。始めなければ終わらない。好きと言わなければ<未来は 限りなく壊れることはない>と、この恋を守ろうとしているのでしょう。 結んでもない 結んでもないから 僕はまだ君を愛さないことができる いつでも仕舞い込める 悩んでもない 悩んでもないフリ 上手くはないけど 不器用には慣れるから 好きにならなきゃよかった それだけは言いたくなくて “好きにならないから” って子供みたいだな 「結び様」/indigo la End  そしてサビでも、繰り返し自分自身に<結んでもない 結んでもないから>と言い聞かせる主人公。それぐらい<僕>には、結ぶより大切なことがあるのです。それは“不変”であること。この恋が<好きにならなきゃよかった>なんて言ってしまうものにならないように、素敵な<君>のそばにいられなくならないように、何度も<僕はまだ君を愛さないことができる>と確認し、同時に“変わらない関係性”に安心するのです。 結んだ夜明けの想いが裏腹に 僕を締め付ける だからもう迷わない 仕舞い込むこと決めた 結んでもない 結んでもないから 僕はもう君を愛さないことにするよ この歌にだけ残す 「結び様」/indigo la End  ただし、歌の終盤では【結ぶ】というワードに二重の意味が生じております。これまではおそらく“恋愛関係になること=つながること”を【結ぶ】と表現してきたはず。それが“何かを締めくくること=終わりにすること”を意味する【結ぶ】も綴られているのです。つまり<僕>は【結ぶこと(想いを締めくくること)】で【結ぶこと(繋がること)】へのかすかな期待に、終止符を打つ決意をしたのではないでしょうか。    すると<結んでもないから 僕はもう君を愛さないことにするよ>というフレーズも、新しい意味に捉えられそう。歌の前半では“まだ恋愛関係でない”がゆえに<僕はまだ君を愛さないことができる>と、選択の余地がありました。でも終盤では<僕はもう君を愛さないことにするよ>と、ただひとつの選択を告げています。これは【結んでもない(想いを締めくくってない)】から、もう【結ぶ(終わらせる)よ】という意志でしょう。 回しても回しても 揃わない当たりの気持ち 僕はなんだか損をしてるみたいだ 好きにならなきゃよかった 「結び様」/indigo la End  こうして幕を閉じてゆく歌。最後の最後が、一番言いたくなかったはずの言葉<好きにならなきゃよかった>であることが皮肉ですよね…。こうなりたくないからずっと“好きだなんて言わない”ようにしてきたのに。“好きにならないから”と言い続けてきたのに。そのやるせなさは「結び様」というタイトルに、込められているように思えます。    「結び様」とは、結んでゆく様子のこと。ですが「様(ざま)」という語は、その様子をあざけったりする際に使う言葉です。きっと<僕>は【結べず(繋がれず)】に、もっとも最悪な形で【結ぶ(締めくくる)】ことになった恋を、自嘲的に見つめているのでしょう。そして、結局こんな「結び様」だよ…と、吐き捨てるように<好きにならなきゃよかった>と歌っているのでしょう。    たとえ【切れやすい糸でむすんで】も、結ぶことを拒んでも、自分の意思に反して、深みにハマってしまうのが、恋というもの。複雑に絡まってゆく恋心の様子を、indigo la End「結び様」から見つめてみてください。どうかみなさんは<好きにならなきゃよかった>とこぼれてしまうような結末を、迎えずにいられますように。 ◆紹介曲「 結び様 」 2019年7月16日配信リリース 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

    2019/08/06

  • ハジ→
    心の中に雲はあって当たり前と思ってしまおう
    心の中に雲はあって当たり前と思ってしまおう

    ハジ→

    心の中に雲はあって当たり前と思ってしまおう

     2019年の秋冬に全国ツアーを開催することを発表した“ハジ→”が、2019年8月4日【ハジ→の日】に令和初の新曲をリリースしました。タイトルは「AoZora快晴♪♪。」です!なお、歌ネットでは7月31日より歌詞先行公開をスタートさせたところ、注目度ランキングの 位にランクイン!すでに期待の1曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな「AoZora快晴♪♪。」の歌詞エッセイを、ハジ→本人が執筆してくださいました!真夏にピッタリな明るさが突き抜けているこの歌。ただそこには単なる“ポジティブ”だけではない想いも込められているんです。歌詞エッセイに綴られている、ハジ→からみなさんへのメッセージも併せて、ぜひご堪能ください! ~「AoZora快晴♪♪。」歌詞エッセイ~ 雲ひとつない青空  それは、もちろん綺麗です。美しい。でも、なんでか、ずっと見てると飽きてしまう。曇り空ってのも、あまり見続ける気にはなれないですよね。雨の日は、空を見上げていたら目に雨が入って痛いだろう←。だから、見上げること、見つめることは困難だ。まぁ雨の日にずっと空を見上げているなんて、そんな人、なかなかいないですな笑。  ある日、空を見ていて、思ったのです。空にある雲は、僕らの心のモヤモヤだったりに置き換えて見ることができるんじゃないかな、って。そして、この歌の歌詞に繋がっていきました。  心の空が快晴の状態。つまり、モヤモヤした雲がない状態はきっと超楽チンで「超幸せ~~!!」って感じなのかもしれない。でもモヤモヤって、なんで産まれるかって言ったら、現状に満足できていなかったり、もっとこうなりたい、こうありたいはずなのにっていう向上心だったりから、出来ている気がするのですよね。 つまり、向上心、目標、夢、などがあるからこそ 人の心に雲が生まれ、人は悩むのではないか、と。  そうすると、真っ青な、雲ひとつない綺麗な空ってのは、何かを乗り越えたり、何かを解決できた時にだけ、心にご褒美のようにぱっと現れてくれて「あーー!!!♪ めっちゃ最高!!!綺麗!!気持ちいいっ。よし、この空をまた見るためにがんばろっ!」って、そう思えたら、それで良いのではないだろうか。僕たち人間の心って「よし、完全に満たされた!!」と思っても、また次の雲は自然と生まれてくるのですから。  夕焼けの空とかもですが、僕的には雲が適度にあったり、でっかい雲がうおーーーーってあったりする状態の方が、綺麗に感じるんですよね、空って。雲でほとんど夕日自体見えてなくて、雲と雲の間から差し込んでくる、こもれ陽みたいなんが超綺麗だったり。  だから今回の曲のジャケットも【青空快晴】と真っ青な空を連想させる言葉を謳っておきながら、雲で、AoZora快晴♪♪。と、書いてみました。そこにはここに書いたようなメッセージが込められているのです。    雲ひとつない青空って、いつもだと飽きちゃうぜ。雲ひとつない青空な状態を、常に求めていたら心が疲れてしまうぜ。ならば、心の中に雲はあって当たり前と思ってしまおう。そして、雨降りの日も、曇りの日も、あるからこそ、晴れの日が嬉しいのです。  安心してください。あなたの日々が今、毎日雨降りでも、曇っていても、必ず晴れる日は来ます。そのためにまず何をするべきか。それは「笑う」ことなのです。 元気になりたきゃまず 何より先に 全力で 笑え 笑え 笑う門には福来たるって 昔の人もそう言ってます 「AoZora快晴♪♪。」  同じことが起きても、笑っている人と、落ち込み続けている人がいます。どっちが素敵な未来にたどり着けそうですか? きっと、前者ですよね。僕もネガティブなこと、アンラッキーなこと、頑張っても報われなかったことなどがあると凹みます。うつむきます。でも一日、二日で切り替えます。だって切り替えないともったいないから。  多少無理してでも、今与えられている、感謝できることに意識を持っていき、「ああ、ありがたいな」という気持ちを思い出し、「笑顔笑顔!」と意識します。そうすると不思議と悩んでいた物事も、解決の方向に少しずつ向かって行ってくれるんです。今は今にしか存在しない。後悔や心配、人を恨むこと、そうしている時間は今に心がいない状態。  今の積み重ねで未来は作られてゆくのに、それはとても勿体無いってことになります。だから、僕は後悔はしないことに決めて生きています。全てに意味がある。失敗や、挫折は学び。未来の何かのためにそれは起きている。そう考えられたら楽チンじゃないですか? そんなこと言いながら、そんなこと歌いながらも、僕も、やっぱり、いつもそうあれるわけじゃない笑。だって人間だもの。  でも、こうありたいな、こうあれたらもしかしたら「いつも幸せ♪」っていう状態にいれるんじゃないかな、そんな想いを抱きながら、心の幸せってやつを追いかけて出来ていった曲が「AoZora快晴♪♪。」です。 あなたの心のヒントになれますように。 あなたの心に寄り添えますように。 <ハジ→> ◆紹介曲「 AoZora快晴♪♪。 」 2019年8月4日配信リリース 作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→

    2019/08/04

  • ヒグチアイ
    今思えば、可哀想な人がわたしは好きだった。
    今思えば、可哀想な人がわたしは好きだった。

    ヒグチアイ

    今思えば、可哀想な人がわたしは好きだった。

     2019年9月25日に“ヒグチアイ”がメジャー3枚目となるニューアルバム『一声讃歌』をリリースします。さらにその発売に先駆け、2019年6月19日を皮切りにデジタルシングル三部作を配信することが決定。すでに第1弾「前線」と第2弾「どうかそのまま」が配信中です。さて、今日のうたコラムでは、そんなリリースを記念して“ヒグチアイ”本人がエッセイを執筆してくださいました。    7月~9月の期間に月1度、スペシャルな記事をお届け…!尚、待望のニューアルバムは、ヒグチアイが自身の過去を振り返って、これまでの自分と向き合いながら制作されているとのこと。今回のコラムも、何かの収録曲に、どこかのフレーズに、繋がっているのかもしれません。それでは 第1弾エッセイ に引き続き、第2弾をじっくりとご堪能ください! 【第二回:きみはペット】 なんだか可哀想だった。 だから、こっそり、誰にも知られないように 家で飼ってた。 彼氏を。 小学5、6年生ぐらいから片鱗を見せ始めていたのだけれど、中学生に入って途端に崩壊した。学校は休んでもいいものだと知ったし、好きになった先に付き合っていいことを知ったし、キスだけじゃ子どもはできないことを知った。クラスメイトにハブかれたり、逆にハブき返したり、どうにもこうにも自分が崩壊する出来事がたくさんあった。そしてとんでもなくブスだった。生命力が溢れてしょうがないという肌に、どうしたってまとまらない髪、止まらない食欲、おしゃれ=奇抜という間違った方程式、もうとんでもなく崩壊していた。 寂しいなら彼氏を作ればいい。彼氏がいれば友だちがいなくてもいい。そう思ったわたしは、ちょうどいい身軽なブス、になった。そしてその通りになった。彼氏がいなかったことはないし、三年間寂しい気持ちになったこともなかった。これが正解だとも思った。そしてその気持ちをもったまま高校生になった。高校三年生のとき、わたしは寂しくなった。久しぶりの寂しさと自由を手に入れた。 ライブハウスで働いていた男の人と知り合った。路上ライブをしていたわたしに声をかけたその人は、わたしよりいくつか年上で、なんだか大人に見えた。両耳にはたくさんのピアス。少しお腹が出ていて、お酒を飲んでいた。全てが同年代の友達にはないもので、全てがなんか、よかった。 ある夜、長野駅前のベンチに集合した。わたしは自転車に乗って行った。彼は原付に乗ってきた。そして駅前のしょぼい雑貨屋で買った1000円のピアッサーで耳に穴を開けてくれた。普通は片耳ずつ開けるんだよ、って言って両耳に穴を開けてくれた。家に帰ってベッドに横になったとき、ピアスが枕カバーに引っかかって痛かった。そして熱かった。 彼はよくお金がなかった。わたしは1000円や2000円をよく貸していた。彼は仕事をよく休んでいた。そして不満をよく言っていた。大人ってそういうもんなのかな、と思いながらもふらふら生きてる彼となんとなく一緒にいた。 ある日の夜中、家で漫画を読んでいたら彼から「外来て」とメールが届いた。静かに階段を降りて外に出ると彼がいた。「大家に追い出されちゃったんだけど、ちょっとの間家に住めない?」と言われた。部屋は余っていたけど、そういう話ではない。無理だと言うと、入れてくれるまでここを動かない、と言う。ほんとに帰ってね!と言い部屋に戻り、1時間後外を見るとまだそこにいる。このままだと不審者として通報されると思ったわたしは、今日だけね、と言い、こっそり家にあげることにした。 階段を同じタイミングでのぼり、廊下はおんぶされて進んだ。トイレは我慢すること、何かあったらメールすること、を約束させた。親が仕事で外に出て、妹が学校に行って、わたしは学校に行ったふりをして、そのまま帰ってきた。彼にもう出て行ってほしいと伝えるとあと2、3日だけ置いてほしい、それまでに家を決めるから、と言われ、どうにも断れず、そのまま家に置いていた。3日が経ち本当に家を出て行った。 その後も付き合いは続いたが、一向にお金を返してくれない彼に我慢できず、別れることにした。その2年後、偶然街中で彼に会った時にお金を返してほしいと言ったら、手持ちがないと言われたので、彼と一緒に歩いていた女性に、じゃああなたは?あなたはお金持ってないの?と躊躇いなく聞いた19歳のわたしの話はいつかのためにとっておきます。 今思えば、可哀想な人がわたしは好きだった。 わたしを可哀想じゃなく思えるからかもしれない。 <ヒグチアイ> ◆3rd full ALBUM『一声讃歌』 2019年9月25日発売 初回限定盤 TECG-37127 ¥3,364+税 通常盤 TECG-32128 ¥2,909+税 <収録曲> 01. 前線 02. どうかそのまま 03. 街頭演説 04. 風と影 05. バスタオル 06. 走馬灯 07. ほしのなまえ 08. 一週間のうた 09. いちご 10. 聞いてる 11. ラブソング ◆先行デジタルシングル三部作 第一弾「 前線 」配信中 ▶iTunes ▶AppleMusic ▶Spotify 第二弾「 どうかそのまま 」配信中 ▶iTunes ▶AppleMusic ▶Spotify <LIVE> ■ヒグチアイ アルバムリリース記念 新曲披露独演会 [ 闇市 ] 2019年8月3日(土) 代官山 晴れたら空に豆まいて 2019年8月10日(土) 大阪 GANZ toi,toi,toi ■HIGUCHIAI presents 好きな人の好きな人 - 氷 山 - 2019年8月24日(土) 渋谷CLUB QUATTRO act:日食なつこ / mol-74 / ヒグチアイ ■HIGUCHIAI band one-man live 2019 2019年11月16日(土) 東京 Veats shibuya 2019年11月24日(日) 大阪 梅田 Banana Hall

    2019/08/02

  • イチオシ!
    永遠を願ってた、終わるはずないと思ってた。
    永遠を願ってた、終わるはずないと思ってた。

    イチオシ!

    永遠を願ってた、終わるはずないと思ってた。

    やがて上がった光に 照らされた 綺麗な横顔 特等席で あなたを見つめてた 永遠を願ってた、 終わるはずないと思ってた…… あなたのそばにいたかった どうかどうか 忘れないでください 一人ぼっちの部屋に 花火の音 痛く痛く 響く夜 青き青き 夏ノ詩 「 夏ノ詩 」/コアラモード.  8月1日は【花火の日】です。戦中に禁止されていた花火が1948年に解禁された日であり、世界一の花火大会とも言われる『教祖祭PL花火芸術』の開催日でもあるそう。そこで今日のうたコラムではまず、2019年7月17日に“コアラモード.”がリリースしたコラボミニアルバム『空色コントラスト』に収録されている新たな花火ソングをご紹介しました。    あの日<終わるはずないと>永遠を願いながら、ふたり見上げた花火の眩しさ、その光より<綺麗な横顔>…。しかし<あなたのそばにいたかった>と、今はもう何もかも過去形になっているのです。その思い出の眩しさゆえに<一人ぼっちの部屋>の闇はいっそう深く深く際立ち、ただ<花火の音>だけが耳に心に痛く響く様子が伝わってきますね。    ぜひ、コアラモード.の「夏ノ詩」全歌詞をじっくり味わってみてください。また、この歌のみならず、華やかな花火にまつわる曲は、意外と苦しく切ないものが多い模様。せっかくの【花火の日】ですので、今日のうたコラムではさらに、様々なアーティストの<痛く痛く 響く>ような花火ソングのフレーズを一挙ピックアップいたします! 甘い吐息 微熱を帯びる私は君に恋した その声に その瞳に 気づけば時は過ぎ去ってくのに まだ君の面影を探して 一人きりで見上げる花火に 心がちくりとした もうすぐ次の季節が やって来るよ 君と見てたうたかた花火 今でも想う あの夏の日を 「 うたかた花火 」/supercell あなたの指を追いかけた最後の夏さようなら いつまでも素敵な想い出です 痛い喧嘩も今は愛しい あぁ あの日が最後だと知っていたなら もっとあたしあなたを抱きしめたのかな? それともきつく当たったのか? 膨れた頬は線香花火 橙色も弾けた 「 線香花火 」/aiko 思い出はそう 美しいまま そっと鍵かけ しまっておこう この想いよ この想いよ 空へ打ち上がり 花火のように 花火のように 美しく散れ 「 HANABI~episode II~ 」/浜崎あゆみ 夜空に咲いた花散る 一瞬の中で永遠に消えた 儚いよ 寂しいよ ねぇ 消えないで あなたを失いたくない 愛した数だけ涙があるなら もう二度と恋に落ちたくはないよ 遠くなる背中にさよならを告げた でもその角を曲がるまで言わないで 恋人でいて 「 恋花火 」/CHIHIRO この線香花火が消えたら もうさよならなんだね きみが決めたことだから 何も怖くなんかないよ 口笛吹いたら涙がこぼれてきた 星がにじんだ ちきしょーなんか綺麗だ 「 線香花火 」/ナオト・インティライミ 今頃 あなたも どこかで 思い出してるの? あの夏の花火を 今年も綺麗ね あの日と同じように 輝く花達 今頃 あなたも どこかで 散ってく季節を生きてる 今頃 誰かと―― 「 あの夏の花火 」/DREAMS COME TRUE 風が冷たくなってた冬の日 あなたは照れながら教えてくれたね 友達のあの子の事が好きだって 泣きたくて 泣けなくて あたしの片想い そんな事 知ってたはずなのに 切なさも 愛しさも 消えてゆくのかな あなたは あたしの 冬花火 「 冬花火 」/奥華子 時間(とき)はいつでも過ぎ去ってから しあわせな日々 教える 失ったものは 惜しくなるんだ ふいに一瞬 パチパチと爆(は)ぜて 線香花火は 美しく輝き出す 消える前に もう一度 思い出させて 楽しかった君と僕の八月 チリチリ夏が チリチリ終わる Woo... 「 線香花火が消えるまで 」/日向坂46 夜空に咲いた恋花火 君もどこかで見上げてますか? 時空を超えて伝えたい 満天の星想いを乗せて ただ切なくて言えなくて苦しかったよ もう隠さない伝えたい ずっと君だけ見てたよ 好きだよ… 好きだよ… 「 恋花火 」/erica  一人ぼっちの部屋で、窓から花火を眺めながら聴きたい曲ばかりですね…。やはり花火のまつわる記憶が眩しければ眩しいほど、今の心の痛みがよくわかります。尚、歌ネットではLINE MUSICにて 【花火にまつわる恋物語】というプレイリスト も公開中。今回、ご紹介した楽曲をはじめ、大きく打ちあがったり、静かに燃えたり、夏にピッタリな花火ソングを揃えましたので、ぜひこちらもチェックしてみてください…!

    2019/08/01

  • HOWL BE QUIET
    その決断力を少し甘く見ていたようです。
    その決断力を少し甘く見ていたようです。

    HOWL BE QUIET

    その決断力を少し甘く見ていたようです。

    覆水盆に返らず  このことわざは、中国の故事が由来だとか。ある将軍が結婚をしたものの、読書ばかりで仕事をしないため、妻が愛想を尽かし離縁。しかし、元夫はのちに出世。妻はそれを知り、復縁を迫ります。すると、彼は元妻に水の入ったお盆を差し出し、わざと中身をこぼし「こぼれた水をお盆に戻してみろ」と言うのです。もちろんそんなことは不可能。    そして、彼は「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻ることはない。同じように、私とお前との間も元に戻ることはありえない」と復縁を断ったのです。そんな話から【一度離婚した夫婦は元には戻れない】【一度起きてしまったことは元には戻らない】という意味のことわざが生まれたんだそう。さて、前置きが長くなりましたが、今日のうたコラムでは、まさにその「覆水盆に返らず」がタイトルの新曲をご紹介いたします。 愛想尽かさないで そばにいてよ いつもみたいにふざけて 笑わせにきてよ 「もうダメだよ」なんて冗談だろう 「幸せだった」って何を話進めてんだ もう一回考え直してよ これで何回目だろう 「覆水盆に返らず」/HOWL BE QUIET  2019年7月31日に“HOWL BE QUIET”がリリースしたニューアルバム『Andante』の入り口となる曲。歌は<愛想尽かさないで>という懇願で幕を開けます。どうやら<僕>は<あなた>の心にある“盆”から“愛”という水をこぼしてしまった模様。それでも終始、必死に<もう一回考え直してよ>と伝え続けているのが、この歌なんです。ただし<これで何回目だろう>ということは、こうして懇願するのは初めてではないはず。  だからこそ<僕>は心のどこかで(きっと今回も大丈夫だ)と、希望を持っているのでしょう。さらに、相手の「もうダメだよ」「幸せだった」という言葉は、たとえば「もう好きじゃない」とか「終わりにしたい」とか、決定的なギアチェンジではないため、まだ復縁の余地はあるとも捉えられそう。ゆえに<僕>は「盆から水は完全にはこぼれ切ってない」と思おうとしているのかもしれません。また水を足せばいいと。 毎晩のご飯一つさえ まともに決められやしない癖して 肝心のこういう決心は驚くほど まぁ 早いのね その決断力を少し 甘く見ていたようです 二度あることは三度ある なんて言わずにもう一度だけ 「覆水盆に返らず」/HOWL BE QUIET  しかし、おそらくその期待は間違いです。続く歌詞を読んでみると<僕>は<あなた>のことを<毎晩のご飯一つさえ まともに決められやしない>のにいざというときの<決心>は<早い>と言っています。でも多分、そうではないのです。優柔不断ということは、ひとつの物事に対する選択をいくつもいくつも何度も何度も考えるということ。  この“別れ”はそんな優柔不断な<あなた>の<決断>です。つまり<あなた>は<肝心のこういう決心>だってパッとできたわけではなく、悩んで悩んで悩んだ末、時間をかけてやっと答えを出せたのではないでしょうか。生半可な考えではありませんよね。<僕>は<その決断力>の速さではなく“強さ”を<甘く見ていた>のでしょう。    また、先ほど「もうダメだよ」や「幸せだった」という言葉は、決定的なギアチェンジではなさそうだと書きましたが、それも<あなた>にとっては別なのだと思います。優柔不断な<あなた>は、言葉を選びに選んで、その上で<僕>を傷つけないよう、でもちゃんと別れを伝えられるよう「もうダメだよ」「幸せだった」と終止符を打ったのです。盆から水はこぼれ切っていたのです。 ねぇ 聞いて こんなことも全部ドラマにしよう 10年経って 子どもを挟んで笑えりゃいいじゃん だから どうかお願い そばにいておいちゃくれませんか? 「覆水盆に返らず」/HOWL BE QUIET  そんな<あなた>の揺るがない<決心>を知る由もなく、畳みかけるように<僕>は復縁のための説得を続けます。でももうすべてが空回りしているように感じられませんか? 相手にとっては<こんなこと>ではない。それに<10年経って 子どもを挟んで笑えりゃいいじゃん>というのも<あなた>の意思を考えていない。そういう自分勝手さが積み重なって<あなた>に<決心>をさせてしまったようにも思えますね…。 愛想尽かさないで そばにいてよ いつもみたいにふざけて 笑わせにきてよ 「もうダメだよ」なんて聞かせないで 「幸せだった」ならもっと幸せにするから もう一回やり直そうよ 良い悪いも全部知った 僕ら二人なら うまくやれるさ だから また僕と歩いていこうよ そんな昔のこと 思い出した 「覆水盆に返らず」/HOWL BE QUIET  こうして幕を閉じてゆく歌。実はこの歌には、サビの同じフレーズが二度、登場します。だけど三度目のサビだけは<「幸せだった」ならもっと幸せにするから>というフレーズに変わっているんです。それまでの二度は「~しないで」「~して」と相手への懇願のみだったものが、最後の最後は自ら「~する」という意思表明をしているんです。    では、果たしてその一言は【三度目の正直】として、復縁に繋がったのでしょうか。それともやはり<二度あることは三度ある>と決心は変わらず「覆水盆に返らず」だったのでしょうか。ラストの<そんな昔のこと 思い出した>という一言は、どんな“今”からどんな気持ちでこぼれている言葉なのでしょうか。みなさんなら、どのような続きを想像しますか…? ◆紹介曲「 覆水盆に返らず 」 作詞:竹縄航太 作曲:竹縄航太 ◆2ndアルバム『Andante』 2019年7月31日発売 PCCA-04805 ¥2,300+税 <収録内容> 1.覆水盆に返らず 2.fantasia 3.ヌレギヌ 4.Reversi 5.バーバラ 6.名脇役 7.幽霊に会えたら 8.Dream End

    2019/07/31

  • BUMP OF CHICKEN
    未だに心の本当はジャングルジムの中にいる。
    未だに心の本当はジャングルジムの中にいる。

    BUMP OF CHICKEN

    未だに心の本当はジャングルジムの中にいる。

     幼い頃の性格は、年をとっても変わらないという意味で【三つ子の魂百まで】ということわざがありますが、みなさんはどんな子どもでしたか? 大人になってから、ふとしたときに“あの頃から変わらない自分”を感じることはありませんか? さて、今日のうたコラムでは、わたしたちにも遠い昔を思い出させるような新曲をご紹介いたします。 ここまでおいでって言ったのが 遠い昔の事みたいだ 灯りのついた公園で ジャングルジムの中にいたよ 皆の前じゃいつも通り おどけてみせた昼の後 一人残って 掌の鉄の匂いを嗅いでいた 帰ろう 帰ろう 遠くで歌っている その日 僕を見ていたのは 欠けた月の黒いところ 「ジャングルジム」/BUMP OF CHICKEN  2019年7月10日に“BUMP OF CHICKEN”がリリースしたニューアルバム『aurora arc』に収録されている1曲。歌の前半では、幼い頃の<僕>が描かれております。友だちと鬼ごっこをして「ここまでおいで」と、遊んでいる無邪気な姿。しかし<皆の前じゃいつも通り おどけてみせた>というフレーズから、その“無邪気”は<僕>にとって意識的・意図的なものだったことがわかるのです。  そして<一人>になったとき、幼き<僕>のもう一面が見えてきます。ジャングルジムの中、ボンヤリ<掌の鉄の匂いを>嗅ぐ姿。血の匂いに似た、騒がしさの残骸のような匂い。黙ってそれを嗅ぎながら<僕>が何を考えていたのか、まったくわかりません。すると、遊んでいたときの「ここまでおいで」が別の意味を持ってくる気もしませんか?  つまり“「ここ」=本当の僕”には、誰もたどり着けていないということ。そう深読みしてみると、途端にジャングルジムも、ただの遊具ではない“本当の僕が隠れる避難所”に思えてきますよね。また、唯一そんな<僕>を<見ていたのは 欠けた月の黒いところ>です。光の部分ではなく、限りなく広がる黒いところ。その光は<皆の前>の僕、黒いところは<一人>になったときの誰も知らない僕に、重なるのではないでしょうか。 あれから大人になった今 色々忘れた顔をして たくさんの知らない人達と レールの上で揺られる 行きも帰りも大差ない 自画像みたいな顔をして 転ばないように掴まって あるいは座って運ばれる 「ジャングルジム」/BUMP OF CHICKEN  歌の中、時は移り、今度は<あれから大人になった今>が描かれてゆきます。大人のみなさんなら、身に覚えのある、いつもの風景でしょう。ただ、ここで表現されている<行きも帰りも大差ない 自画像みたいな顔>が、どこか先ほどの<一人残って 掌の鉄の匂いを嗅いでいた>僕に通じているんです。やっぱり<自画像みたいな顔>が何を考えているのか、まったくわからないのです。さらに次のように続いてゆく歌。 隣の他人が最後に泣いたのは いつ どんな理由 例えば最新の涙が いきなり隣で流れたとしても 窓の外飛んでいく 電柱や看板と同じ それでもどうしてだろう つられて泣いてしまいそうな 名前もわからないのに 話も聞いちゃいないのに 誰から見ても取るに足らない だからこそ誰にも言えない そんな涙ならきっとわかる あぁ そう これは ただの例えばの話 「ジャングルジム」/BUMP OF CHICKEN  主人公の<僕>もまた“わからない”と言っていますよね。幼い頃<一人残って 掌の鉄の匂いを嗅いでいた>自分の“本当”には誰もたどり着けなかったように、今<僕>も<隣の他人が最後に泣いたのは いつ どんな理由>かも、<最新の涙>の理由も、何ひとつ他者の“本当”には触れられません。ただし“わからない”ということだけは“わかっている”のです。それゆえに<つられて泣いてしまいそう>になるのだと思います。    おそらく、かつてジャングルジムの中、幼い自分の心にあったのは<誰から見ても取るに足らない だからこそ誰にも言えない>そんな気持ち。自分以外の誰にもわからない気持ち。そして、大人になった今、そういうものが実は誰にでもあるのではないかと<僕>はわかっているのでしょう。みんな少なからず、他の誰にもわからない、もしくはわかってほしくない、自分だけの<欠けた月の黒いところ>があると。 どんな時でも笑えるし やるべき事もこなすけど 未だに心の本当は ジャングルジムの中にいる 帰ろう 帰ろう 遠くで歌っている ここから出たらいつも通り ありふれた一歩目を歩く 欠けた月の黒いところ 欠けた月の黒いところ 「ジャングルジム」/BUMP OF CHICKEN  こうして幕を閉じてゆく歌。ここで【三つ子の魂百まで】のことわざを思い出します。幼い頃<皆の前じゃいつも通り おどけてみせた>自分と、<一人残って 掌の鉄の匂いを嗅いでいた>自分、どちらの面もあった主人公。その<僕>は大人になっても<どんな時でも笑えるし やるべき事もこなす>自分と、“<ジャングルジム>=本当の僕が隠れる避難所”で誰にもわからない想いを抱えている自分、どちらもあるのです。    そういう自分だけの<ジャングルジム>のような存在や<欠けた月の黒いところ>、みなさんにもありませんか? それは、幼い頃の自分に通じていませんか? BUMP OF CHICKEN「ジャングルジム」を聴きながら、是非いろんな記憶をたどってみてください。 ◆紹介曲「 ジャングルジム 」 作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara ◆9th Album『aurora arc』 2019年7月10日発売 初回限定盤A TFCC-86679 ¥4,500+税 初回限定盤B TFCC-86680 ¥5,500+税 通常盤 TFCC-86681 ¥3,000+税 <収録曲> 01.aurora arc 02.月虹 03.Aurora 04.記念撮影 05.ジャングルジム 06.リボン 07.シリウス 08.アリア 09.話がしたいよ 10.アンサー 11.望遠のマーチ 12.Spica 13.新世界 14.流れ星の正体

    2019/07/30

  • GLIM SPANKY
    読めない明日の方が命は喜ぶよ。
    読めない明日の方が命は喜ぶよ。

    GLIM SPANKY

    読めない明日の方が命は喜ぶよ。

    失敗しちゃいけない 失敗しちゃいけないって思っているうちに 何もない人生になっちゃった。 (映画『ゆれる』より引用)  新しいことに挑戦してみたい、けど(失敗しちゃいけない)と思うと無理。この場所を飛び出してみたい、けど(失敗しちゃいけない)と思うと、今のままが楽。そうして踏み出す勇気を持てずにいる方、少なくないでしょう。そんなあなたがいつか(何もない人生になっちゃった)と後悔しないためにも是非、聴いていただきたい新曲がございます。 伸びた前髪を少し切った 新しい日 響くことなかったあの歌が 突き刺さった 始まりの風景は 痛い程 澄んでいる 「Tiny Bird」/GLIM SPANKY  2019年7月7日に“GLIM SPANKY”がリリースした新曲「Tiny Bird」です。同曲は、テレビ朝日系にて2週連続で放送されたドラマ『警視庁・捜査一課長 新作スペシャル』主題歌。歌詞には、これから<始まり>を迎える<僕>の心模様が描かれております。まず、スタートを切る“決意表明”をするかのように<伸びた前髪を少し切った>主人公。  この<前髪>が<伸びた>時間にはきっと<新しい日>を迎えるかどうかの迷い、恐れ、不安、いろんな感情が含まれているはず。しかし、それを切ったことで、今まで遮られていた視界もグッとひらけたのではないでしょうか。また同時に、改めて自らの<始まり>を噛みしめたからこそ<響くことなかったあの歌が 突き刺さった>のです。    恋をして、初めてラブソングを身近に感じるのと同じように、夢を見て、踏み出して、初めて<あの歌>が“自分事”になった。そして、そんなひらけた視界と新たな心で<始まりの風景>を見つめたがゆえに<痛い程 澄んでいる>と感じられたのでしょう。この“痛み”からは、澄み切った未来と眩しい可能性に、鼻の奥がツーンとするぐらいの期待を抱き、大きく鼓動が高鳴っている様子が伝わってきますね。 どこかへ渡る小さな鳥みたいに 震える僕を抱いて 世界よ 見慣れた部屋をでるときがきた 一つだけ 履き込んだ靴を履いてこう 「Tiny Bird」/GLIM SPANKY 真面目に働く平凡なこの暮らしにさよなら 読めない明日の方が命は喜ぶよ 真夏に揺れた小さな恋みたいに 名も無い僕を撫でて 世界よ 着慣れた服を脱ぎ何を着よう 今はまだ何でもない 「Tiny Bird」/GLIM SPANKY  サビでは、まさに【Tiny Bird<小さな鳥>】が、羽ばたいてゆくように、伸びやかに広がってゆく歌声。その<小さな鳥>は、軽やかに長く遠く飛んでゆくため、歌の中でいろんなものに<さよなら>をしております。伸びた前髪、見慣れた部屋、古いギター、溢れた荷物、真面目に働く平凡な暮らし、着慣れた服、見慣れた街、住み慣れた街…。    しかし、そのなかで唯一<履き込んだ靴>だけは<履いて>ゆくのです。履き“慣れた”靴ではなく、履き“込んだ”靴です。今の<僕>には“慣れたもの”は、もう何ひとつ必要ありません。ただ、履けば履くほど味が出てくる、常に自分と共に更新されてゆく、汗も涙も原点も沁み込んでいる<靴>だけは、旅の相棒として大切なのだと思います。つまり<僕>と<靴>は一緒に<読めない明日>へ向かって成長していくのでしょう。 どこかへ渡る小さな鳥みたいに 震える僕を抱いて 世界よ 変わっていくこと大切なこと 住み慣れた街を捨て 今までにキスをして 進みたいのさ 「Tiny Bird」/GLIM SPANKY  まだ見ぬ<どこかへ渡る>のは、震えるほどの期待もあり、震えるほどの怖さもあります。それでも、GLIM SPANKY「Tiny Bird」を聴いているあなたが<今までにキスをして>、新しい一歩を踏み出すことができますように。たとえ失敗したって、何度でも<小さな鳥みたいに>進んでいくことができますように…! ◆紹介曲「 Tiny Bird 」/GLIM SPANKY 2019年7月7日配信 作詞:松尾レミ 作曲:松尾レミ

    2019/07/29

  • Salley
    明日も朝起きて、歯を磨いて、生活をスタートさせる。
    明日も朝起きて、歯を磨いて、生活をスタートさせる。

    Salley

    明日も朝起きて、歯を磨いて、生活をスタートさせる。

     2019年3月26日に“Salley”が最新EP『Sunrise and Sunset』をリリースしました。ボーカル・うららと、ギター・上口浩平の二人からなるSalleyという個性をしっかりとのせた今作。全体を通して【前に進むこと】をテーマに今までよりも強いメッセージが描かれており、デビュー5周年の集大成とこれからも進んでいく彼らを感じられる一枚です。  そんな二人は来たる2019年9月7日に“Salleyふたりワンマン『S・A・L・L・E・Y』を開催決定!最新作の収録曲もじっくり味わえるスペシャルなステージとなることでしょう。さて、今日のうたコラムではそのSalley・うららさんが歌詞エッセイを執筆!3週に渡って、記事をお届け。ラスト・第3弾では、EP『Sunrise and Sunset』収録曲「サンライズ・アンド・サンセット」についての想いを綴っていただきました。 第1弾 、 第2弾 に引き続き、ご堪能くださいませ…! ~「サンライズ・アンド・サンセット」歌詞エッセイ~  朝、目を覚ますとまず歯磨きをする。部屋を見渡し、しなければいけないことと一日の予定を頭の中にパパパッとフラッシュさせながら歯を磨く。洗濯機をまわし、ご飯を炊き、温かい紅茶を入れて一息つきながら、スマホで連絡やSNSをチェックする。時間があればシャワーを浴び、さらに時間があれば半身浴をして、HDレコーダーに録り溜めたバラエティ番組を流しながらメイクを済ませる。そのあと軽く食事をとり、家を出たり、自宅作業に入ったりしていく。  これが私の毎朝。  昨日は、とても楽しい日だったかもしれない。もしかしたら、悲しいことがあったかもしれない。それでも朝、歯を磨いて、生活をスタートさせる。「時間は待ってはくれない」と、中学のときの国語の先生が口癖のように言っていた。そんな風に、時間って、自分を置いて進むものなんだって思ってたんだけど。  ずっと前。悲しくて、ご飯が食べられなくなったときがあった。眠れない日が続き、ようやく眠れたと思ったら悪夢にうなされ、すぐ目覚めてしまう。一人になると嫌な感情がぐるぐると渦巻いてしまうから、とにかく毎日誰かと過ごして、はしゃいで、遊びまわって、どうしようもなく疲れてから無理やり眠る。そんな日々を過ごしていたときがあった。  それから何年かが経ちふと振り返ってみると、「ここでその日々が終わりました」というきっかけはとくになかったのに、今は一人で夜に眠れる私がいることに気づいた。なんだ、時間は自分を置いて、ひとりでに進んでなんかいない。私も時間と一緒に、勝手に進んでいたんだってことを知った。 日はのぼり またしずむ サンライズ・アンド・サンセット サンライズ・アンド・サンセット 続いてゆく  「悲しいこと」は自分の力じゃどうしようもないことが多い。失恋だって、喪失だって、なんでもそうだ。自分の思い通りにならないことが、生きていればたくさんある。それは受け入れていくしかない。だけど「悲しんでいても仕方がない」なんてことはない。「仕方ないけど、悲しいことは、悲しい」。それでいい。    そうやって、明日も朝起きて、歯を磨いて、生活をスタートさせる。今日もあの出来事が心の中にあって悲しい。だけど美味しいものを食べて幸せ。好きな人に会えて嬉しい。でもやっぱり思い出すと悲しい。それは、ぜんぶ自分の中にあっていい。そうやってまた今日を過ごして明日を迎える。 今日は昨日に 明日は今日に 当たり前に 君も前に進んでいるよ  これからも生きていれば、絶望するときや、悲しみに暮れるときがまたあると思う。そのときはおまじないみたいに「サンライズ・アンド・サンセット」――また時間が進んで、自分も勝手に進んでいくんだって、そんな風に心に浮かべられたらいい。    そしてまた、朝起きて、歯を磨いて、生活をスタートさせるのだ。 <Salley・うらら> ◆紹介曲「 サンライズ・アンド・サンセット 」 作詞:うらら 作曲:上口浩平 ◆最新EP『Sunrise and Sunset』 2019年3月26日発売 <収録曲> 1 サンライズ・アンド・サンセット 2 セカイ 3 憂鬱ロマンティック 4 プレイヤー 5 淋しがりやのLADY 6 証 -あかし- 7 emerge ▶こちらから

    2019/07/26

  • ゆず
    サヨナラは間違いじゃなかった、そう言ってくれないか。
    サヨナラは間違いじゃなかった、そう言ってくれないか。

    ゆず

    サヨナラは間違いじゃなかった、そう言ってくれないか。

    残酷な現実や、大きすぎる敵に対して 戦う方法があるとしたら、それは じぶんたちの甘やかな想像力なのかもしれません。 (今日マチ子『cocoon』より引用)  苦しいとき、空しいとき、悲しいとき、度々わたしたちは【想像力】というものに救われていますよね。たとえば、遠く離れた誰かの現在を想像して「きっと今頃、あの人も頑張っているだろうから、自分も…」と思えたり。もう会えないであろう誰かとの未来を想像して「もしかしたら会えるかもしれないその日まで踏ん張ろう…」と思えたり。今日のうたコラムでは、そんな【戦う方法】に通ずる新曲をご紹介いたします。 「忘れないから」「忘れないでね」 扉の向こうに手を振った 遠い昔話 「全部このままさ」「なにも変わらない」 振り返るけど 僕らはもう 他の誰かだった 若葉が光受けるような 淀みない心で触れ合った 浮かんでくるのは 眩しすぎる日々 「GreenGreen」/ゆず  2019年7月7日に“ゆず”が配信リリースした新曲「GreenGreen」です。伊藤園の商品・お~いお茶のCMソングとして使用されているこの曲は、大切なひととの別れを歌ったミディアムナンバー。しかし、主人公にとってまだ<扉の向こうに手を振った 遠い昔話>は、前述したような【戦う方法】=【甘やかな想像力】には繋がっておりません。    過去は美化されるもの、とはよく言いますが、まさに<僕>は自分自身にそう言い聞かせているように思えるのです。つまり「忘れないから」「忘れないでね」「全部このままさ」「なにも変わらない」なんて言って別れたけれど、結局はすべて綺麗ごとで、現実では<僕らはもう 他の誰か>だし、どんどん忘れていくし、変わっていくのだと。  それはまだ<僕>が【残酷な現実や、大きすぎる敵に対して戦う方法】を見つけられずにいて、むしろ<眩しすぎる日々>に傷ついてしまいそうだからではないでしょうか。あの頃は<若葉が光受けるような>希望や可能性に溢れていて、お互い<淀みない心で>触れ合えていた。だけどその輝きのなかには二度と戻れない。比べれば、今の自分が嫌になる。だからこそ<遠い昔話>を少し冷めた目で見ようとしているのでしょう。 グリーングリーン 丘の上寝そべって見てた空 夏の匂いがすぐそこまで 憧れも不安も ぼんやりと過ぎてった どうにかなるさと笑いながら 君とだったら無敵と思っていた 叶わぬ願いはないと信じた 風の中で揺れている グリーングリーン 「GreenGreen」/ゆず  サビでは<グリーングリーン>というフレーズが、緑を揺らす風のように爽やかに響きます。ただし、そのなかに綴られているのは何もかも“過去形”なんですよね。憧れや不安がぼんやりと過ぎていっても<どうにかなるさ>と笑えていたこと。<君とだったら無敵と思っていた>こと。<叶わぬ願いはないと信じた>こと。そんな眩しすぎる日々。 「似たもの同士」「分かり合えるんだ」 言葉なんて必要ないさ そんなおとぎ話 「元気でいてね」「きっとまた会えるよ」 サヨナラは間違いじゃなかった そう言ってくれないか 「GreenGreen」/ゆず  それらは同時に、どうにもならない、無敵なんかじゃない、叶わないことばかりの“現実”を際立たせるのです。ゆえに回想シーンからふと我に返ると、あんなものはぜんぶ<おとぎ話>だったと“美化された過去”を自嘲せざるを得ないのでしょう。でも、それでも、どうしたってあの<眩しすぎる日々>は<僕>にとっての宝物なんですよね。    本音を言ってしまえば、胸の内にあるのは「あの頃はよかった」「あの頃に戻りたい」「別れなければよかった」という後悔なのでしょう。だけど選んだほうの人生を否定して、大切な思い出の宝物まで濁らせてしまいたくない。その切実な想いが<サヨナラは間違いじゃなかった そう言ってくれないか>というワンフレーズから伝わってきます。 見渡す景色 今もどこかで どんな風に暮らしているかな 時々悩んだって 幸せに包まれ 変わらない君がいるだろう グリーングリーン 丘の上寝そべって見てる空 夏の匂いがすぐそこまで 教えてくれたんだ 道に迷うときは ここから また始めればいいんだ ずっと言えずにいた「ありがとう」 小さく呟いて歩き出す 風の向こうに手を振る グリーングリーン 「GreenGreen」/ゆず  そして、このように幕を閉じてゆく歌。終盤で<僕>は【戦う方法】=【甘やかな想像力】を手にしたことがわかりますね。だって<時々悩んだって 幸せに包まれ 変わらない君がいるだろう>と“君の明るい今”を想像できているから。その変化のきっかけとなったのは、やはりあの<丘の上>の景色と<グリーングリーン>とそよぐ風でしょう。    前半のサビでは<丘の上寝そべって見てた空>と過去形だったフレーズ。それがラストでは<丘の上寝そべって見てる空>と今を表すフレーズになっています。<僕>は<サヨナラは間違いじゃなかった>ことを確かめに、あの場所へ行ってみたのではないでしょうか。そこで原点を思い出し、綺麗ごとではなく、本当に綺麗だった<君>との記憶を前向きなエネルギーへと変えることができたのではないでしょうか。    ずっと言えずにいた「ありがとう」を呟き、新たなスタートを切った<僕>。たとえこの先【残酷な現実や、大きすぎる敵】にぶつかったとしても、あの景色や思い出をお守りに、想像力を味方に、ぐんぐん進んでいくことができるはず。ゆずの「GreenGreen」が、あなたの心にも前向きなパワーを与えてくれますように。ぜひ<グリーングリーン>と口ずさんでみてください…! ◆紹介曲「 GreenGreen 」/ゆず 2019年7月7日配信 作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

    2019/07/25

  • イチオシ!
    アンテナを高く掲げて神様からのヒントを待つ
    アンテナを高く掲げて神様からのヒントを待つ

    イチオシ!

    アンテナを高く掲げて神様からのヒントを待つ

    聞くことは、話すことよりも ずっとエネルギーがいる。だけどその分、 話すための勇気を得られるんだ、と思います。 (原田マハ『本日は、お日柄もよく』より引用)  こちらは、作家・原田マハさんの小説に綴られていた一節です。たしかに、誰かの話を聞いて、心のなかでしっかりと咀嚼・消化・吸収したものは、自分自身の言葉を構成する血肉へと変わる気がしますよね。その実感こそが『話すための勇気』になるのでしょう。そして、きっとそれは『書くため』のチカラにも通じているのではないでしょうか。    つまり作詞をする際にも『聞くこと』が『書くため』の勇気になったり、アイデアの源になったりすることが多々あるのです。実際、アーティストや作詞家で“話を聞くこと”を重視している方はたくさんおります。そこで今日のうたコラムでは、歌ネットの過去インタビューから【歌詞のインスピレーション】についての回答を一挙ご紹介。彼らは『聞くこと』をはじめ、どんなことを大切にしているのでしょうか…。 前編 に引き続き、本日は後編です! <Uru> 歌詞は実体験とか妄想もあるんですけど、友達の話とかそれを聞いて生まれた気持ちを書くことも多いですね。あと本をよく読むので、その感想だったり感情だったり。 (たとえば)森沢明夫さんの『虹の岬の喫茶店』という本はすごくあたたかい作品でした。私が主題歌を歌わせてもらった映画『夏美のホタル』の原作を書かれた方なんですけど。穏やかな波のなかに、人と人との関わりがあって、日常の中に見つける普遍的な幸せが描かれていて「 しあわせの詩 」にも通ずるような物語で。素敵な作品です。 <水野良樹> なにか直接的に他の作品からイメージを拾うことはあまりないように思います。メロディをつくるのも、歌詞を書くのも、映像をイメージすることが多くて、なかなかうまく説明できないのですが、たとえるならば映画の予告版くらいの印象的なシーンだけがつながれたようなものをなんとなく頭に浮かべることが多いですね。 <chay> 映画が好きなので、その中のセリフとか映像から刺激を受けることが多いですね。父も映画好きなので、夜仕事から帰ってきて一緒に作品を選んで観るんです。あともうひとつ、これはちょっと珍しいことなのかもしれないですけど、お買い物をして可愛い洋服とかを見ているときに曲のイメージが湧くようなこともあります。 <Official髭男dism・藤原聡> (人との会話)ですね。こないだもハッとしたんですけど、日曜に友達と遊びに行くと「あ~明日、仕事行きたくないなぁ」みたいなことを言っているわけですよ。でも音楽の仕事をやっていると、あまり平日も土日も関係ないじゃないですか。だから生きている世界のおおまかな縮図というか、時間軸が違うんだなぁって。でも聴いてくれている人たちの多くは、決まった曜日に仕事や学校を頑張っているし。もちろんそうでない人たちもいるし。そう考えると、いろんな人たちの話を聞いて、リアルに触れることができる機会って貴重だし、楽しいし、為になるなぁって思いますね。 <井上苑子> キュンキュンするのは大好きなんですよ!だから基本的にいつもキュンキュンは求めています(笑)。そのためにドラマとか映画を観たり、マンガ読んだりしていますねぇ。あと最近よくやるのは、Instagramのハッシュタグでドラマの名シーンの動画を探して観ること。『イケメンパラダイス』とか『野ブタ。をプロデュース』とか『プロポーズ大作戦』とか…。とくに『リッチマン、プアウーマン』の最後の空港のシーンはたまらんですね!そういうちょっと前に流行ったような恋愛ドラマで検索して「うわー!このシーンよかったわぁ!」っていう胸キュンをたくさんもらって、実体験の代わりに吸収しています(笑)。 <クリープハイプ・尾崎世界観> 日常生活のすべてからですね。電車に乗っていても聞こえてくるものは色々あるし、誰かとしゃべったり、飲みに行ったりしたときの相手の何気ない一言を次の日にふと思い出したりもします。無言であるときでさえも「なんでこの人しゃべらないんだろう」とか「なんで自分とこの人には沈黙があるんだろう」とか考えたりするんですよ。自分以外の人、他人から影響を受けることが多いと思います。 <さだまさし> 映画はなかなか観る機会が無いのですが、読書・会話・体験などで見聞を広めています。解らないことがあると調べなければ気が済まない性格なので、しつこく本を探し、読んで追いかけます。場合によっては一冊の本を読み切るのに別の本が5冊必要なこともあります。 ただ、言葉選びは出来るだけ自分の心から出てくる言葉を選びます。心を動かされる言葉をそのまま引用することは避けています。インスピレーション、というなら、これはやはり神様が下さるものでしょう。自分では如何ともしがたいことです。アンテナを高く掲げて神様からのヒントを待つ感じですね。  いかがでしたか? どなたも、目、耳、心、あらゆる感覚を研ぎ澄ませながら【歌詞のインスピレーション】を得ているのが伝わってきますね…! もし、何かを話したり、書いたりするのが苦手だという方は是非、彼らの回答を参考にしつつ、自分なりの方法で『話す勇気』や『書く勇気』を手にしてください…!

    2019/07/24

  • イチオシ!
    例えば最近ではライブの打ち上げの帰り道に
    例えば最近ではライブの打ち上げの帰り道に

    イチオシ!

    例えば最近ではライブの打ち上げの帰り道に

    聞くことは、話すことよりも ずっとエネルギーがいる。だけどその分、 話すための勇気を得られるんだ、と思います。 (原田マハ『本日は、お日柄もよく』より引用)  こちらは、作家・原田マハさんの小説に綴られていた一節です。たしかに、誰かの話を聞いて、心のなかでしっかりと咀嚼・消化・吸収したものは、自分自身の言葉を構成する血肉へと変わる気がしますよね。その実感こそが『話すための勇気』になるのでしょう。そして、きっとそれは『書くため』のチカラにも通じているのではないでしょうか。    つまり作詞をする際にも『聞くこと』が『書くため』の勇気になったり、アイデアの源になったりすることが多々あるのです。実際、アーティストや作詞家で“話を聞くこと”を重視している方はたくさんおります。そこで今日のうたコラムでは、歌ネットの過去インタビューから【歌詞のインスピレーション】についての回答を一挙ご紹介。彼らは『聞くこと』をはじめ、どんなことを大切にしているのでしょうか…。本日は前編です! <槇原敬之> 主に普通に人と話しているなかからが多いですね。人っておもしろいもので、すごく良い話をしているのに自分でそれに全く気が付いてないということが多いです。なので、そこから話を膨らませたりする事は多々ありますね。 <杉山勝彦> 人との会話から得ることが多いです。歌に使える、掴みのあるフレーズは、心の声が素直に出ている生の言葉から生まれることが多いと感じています。 他にも、電車の中吊り広告や週刊誌の見出しなどから影響を受けることもあります。当然、キャッチコピーをそのままは使えないですが、例えば、「甘かったり、辛かったり」というカレーのキャッチコピーがあった時に、それを「嬉しかったり、悲しかったり」と置き換えてあげるだけで、歌詞になったりします。グッとくる、ありそうでないフレーズを作るためにそうした作為的なこともします。 <HY・仲宗根泉> 自分の経験をもとに書くことが多いです。悲しかったとき悔しかったとき、携帯に気持ちだけをバァーっと書いて、のちに詞にしていくという感じ。もしくは突然、頭の中に曲と詞が浮かんでくることも多くあります。 <高橋優> 物凄く残酷な血しぶきが沢山飛ぶようなスプラッター映画を観ていて、物語の本筋と関係ないのに、この二人がもしも愛し合ってたら…とかって想像してラブソング描いたりします。 <大原櫻子> 本、音楽、あとは友達との会話ですね!たまに、友達がポロッという言葉がすごく刺さって、良いこと言うなぁ…って思うような時ってありますよね。 以前、ある番組に知り合いのダンサーが出ていたんです。そこでその人が言っていたのが「毎日毎日この仕事を辞めたくなる。だから続けることができる」って言葉だったんです。「好きだから嫌いになれるし、好きだからツラい。そうじゃなかったら今の私はない」って。深いなぁ、かっこいいなぁ、と思いましたし、すごく共感できる部分もありました。私は毎日「辞めたい」「ツライ」と思うわけではないし、「幸せ!」と感じることもたくさんあるんですけど、“好きだからこそ嫌いになれるんだ”って言葉には、心が明るくなりました。 <Mrs. GREEN APPLE・大森元貴> なんだろう…。友達とご飯に行って、会話をしているときに「ん?今のはちょっと違うんじゃないか?」って思ったこととか、そういう感覚は大事にしてますね。あと、本とかマンガもよく読むし、ドラマも映画も観るんですけど、そのなかのセリフで「わー素敵だなぁ」って感じたものは覚えておくようにしているかな。でもあんまりメモに書き記したりはしないんです。忘れちゃったのだとしたら、それまでの言葉だということなので。本当に自分にとって大切な言葉が残って、曲作りのときに自然とメロディーに乗って出てくるんだと思います。 <中嶋ユキノ> 私は、映画やドキュメンタリー、そして人との会話や自分が感じたことから、インスピレーションを得ています。例えば最近では、ライブの打ち上げの帰り道にバンドメンバーやスタッフの方と信号待ちをしていたんですが、その時に「『信号が変わったら』というタイトルの曲だったらどんなストーリーになるかな」という会話をしていたんです。 ある方は「信号が変わったら、隣にいる恋人と別れて別々の道を歩きだす」。ある方は「昨日仕事でやらかしてしまった失敗を、今日は繰り返さない!信号が変わったら、そこからが新しい1日の始まり」。というように、意見を交わしました。この2つの話は、同じタイトルだとしても、曲の中で描くストーリーや情景は随分と違う。そんな風にして、普段の生活の中の色んなシチュエーションを広げていったりしています。 【後編へ!】

    2019/07/23

  • The Super Ball
    夜空に咲いて散る花火のように、消えてしまえれば楽だろう。
    夜空に咲いて散る花火のように、消えてしまえれば楽だろう。

    The Super Ball

    夜空に咲いて散る花火のように、消えてしまえれば楽だろう。

    好きになるのは一瞬だったんだから 一瞬で忘れられたらいいのに。 (ドラマ『失恋ショコラティエ』より)  恋を失った多くのひとに刺さる言葉ですよね。好きになるのは一瞬だったのに、忘れられるどころか、一分、一秒、数々の記憶が“一生モノ”になって頭から離れない。今日のうたコラムでは、そんな苦しさを抱えている方に届いてほしい新曲をご紹介いたします。2019年7月17日に“The Super Ball”がリリースしたニューシングル「花火」です。 偽りの装いは好きじゃない 君はそんな瞳をしていた 飾り気ない その笑顔に 僕は一瞬で恋に落ちた 横殴り 雨降る遊園地も 纏わりつく 蒸し暑さも 溶けていった かき氷も 君がいれば何でもよかった 薄紫の浴衣姿が いつまでたっても脳に焼き付いて 離れないよ ねえ僕はどうやって 生きていけばいいのだろう? 「花火」/The Super Ball  まさに<一瞬で恋に落ちた>主人公。この<僕>もまた『一瞬で忘れられたらいいのに』それができず、もがいている人間なんです。だからこそ歌詞には“一生モノ”になってしまった記憶が綴られてゆきます。まずは出会い。相手の瞳に<偽りの装いは好きじゃない>という意思を感じたのは、自身が<偽りの装い>をよく知っていたからでしょう。    つまり<君>に出会うまでは、いつもどこか自分を偽りながら生きていたのが<僕>だった。しかし、そんな自分とは正反対の<飾り気ない その笑顔>に初めて触れ、人生が変わったのだと思います。さらに、思い出すのは<横殴り 雨降る遊園地>や<纏わりつく 蒸し暑さ>や<溶けていった かき氷>など、一見ちょっと冴えない記憶ばかり。    ただしそこに<君がいれば>、オセロの黒がすべて白にひっくり返るかのように“幸せな時間”となったのです。そのすべてが“特別な記憶”なのです。きっと、どんな日常も、不運も、不幸も、特別な幸せに変えてくれるのが<君>という存在だった。でもそんなにも大切な存在が、今はもういない。そう想像すると<ねえ僕はどうやって 生きていけばいいのだろう?>というフレーズが一層、悲しく響きます…。 夜空に咲いて散る花火のように 消えてしまえれば楽だろう もう君に会えないなら 今 世界の終わりが訪れたって 構わないや 「花火」/The Super Ball 夜空に咲いて散る花火のような 愛の記憶に締め付けられる もう君に会えないなら 明日の朝が来ても来なくても 構わないや 闇夜で誰かを照らす花火のように 君は僕の光だった 暗くて何も見えないさ 歩けないよ 「花火」/The Super Ball  そして、サビで溢れ出す<もう君に会えない>世界への絶望。自分の<闇夜>を<照らす花火のよう>だった君。人生の<光>になってくれた君。だけど、その光を失い、二度と戻ってこない眩しい時間。もはや<消えてしまえれば楽だろう>と、<今 世界の終わりが訪れたって 構わないや>と、“生きる気力の喪失”にまで繋がっております。    それでも、この「花火」は、希望がゼロの歌ではないのだと思います。なぜなら<僕>は<楽だろう>、<構わないや>などとは言っているものの、自ら『消えてしまいたい』『世界が終わればいい』『朝なんか来なくていい』『もう歩きたくない』と強く拒絶しているわけではないからです。まだ“希望”が入る隙間を閉ざし切ってないのです。 もういっそ咲いて消える花火のように 君の全部忘れられたらいいのに たとえ誰に手を 差し伸べられたとしても今は 立ち上がれないや 「花火」/The Super Ball  こうして幕を閉じてゆく歌。やはりあくまで“<今は>”立ち上がれないのです。もう二度と、歩けない、立ち上がれないのではありません。ちゃんと“いつか”の希望があるから。たとえ苦しくても、つらくても、確かに<君>が照らしてくれたこの世界を、記憶のなかの“花火”を頼りに、いつかは立ち上がって歩んでいきたい。歩んでいかなきゃ。そんな声にならない声も、伝わってくる気がしませんか?    歩かなきゃと思うのに、歩けない。立ち上がらなきゃと思うのに、立ち上がれない。忘れたいのに、忘れられない。そんなあなたに、The Super Ball「花火」が届きますように。この歌が、あなたの明日を少しでも照らしてくれますように。 ◆紹介曲「 花火 」 作詞:The Super Ball 作曲:The Super Ball ◆NEW 6th Single「花火」 2019年7月17日発売 初回限定盤 TKCA-74803 ¥1,389+税 通常盤 TKCA-74804 ¥1,111+税 <収録曲> 1. 花火 2. 夏の神様 3. サンサーラ 4. 花火(Instrumental) 5. 夏の神様(Instrumental)

    2019/07/22

  • Salley
    他人の価値観に影響されることはおかしなことでもなんでもない。
    他人の価値観に影響されることはおかしなことでもなんでもない。

    Salley

    他人の価値観に影響されることはおかしなことでもなんでもない。

      2019年3月26日に“Salley”が最新EP『Sunrise and Sunset』をリリースしました。ボーカル・うららと、ギター・上口浩平の二人からなるSalleyという個性をしっかりとのせた今作。全体を通して【前に進むこと】をテーマに今までよりも強いメッセージが描かれており、デビュー5周年の集大成とこれからも進んでいく彼らを感じられる一枚です。  そんな二人は来たる2019年9月7日に“Salleyふたりワンマン『S・A・L・L・E・Y』を開催決定!最新作の収録曲もじっくり味わえるスペシャルなステージとなることでしょう。さて、今日のうたコラムではそのSalley・うららさんが歌詞エッセイを執筆!3週に渡って、記事をお届け。第2弾では、EP『Sunrise and Sunset』収録曲「憂鬱ロマンティック」についての想いを綴っていただきました。 第1弾 に引き続き、ご堪能くださいませ…! ~「憂鬱ロマンティック」歌詞エッセイ~  ミルクが苦手だ。コーヒーはブラック、紅茶はストレート、スタバでは「生クリームのせないでください」って注文する。ときどき、そんな自分がちょっと嫌だ。なぜなら、ミルクや生クリームは「カワイイ」し「インスタ映え」だし、私は「カワイイ」ものや「インスタ映え」が好きだから。  これは余談だけど、よく、「女子はなんでもカワイイ、カワイイっていう」なんて批判を目にする。「女子は」かどうかは置いといて、少なくとも私は、割となんでも「カワイイ」と思ってしまう。多分、細かく分析していけば、様々なものに対して発した「カワイイ」という言葉をその都度文章に置き替えられるんだろうけど、「カワイイ」はもっと直感的なポジティブな感情で、「好き!」に近い、って私は思ってる。  話を戻して、じゃあ、「おいしくない」と感じるくせに、みんなが「カワイイ」って言うから「カワイイ」の?好きなの?嫌いなんでしょ?流されてる!自分を持ってない!と、思われるかもしれない。出た、これがインスタ蠅だ!なんて、うまく言ったつもりのただの悪口を投げつけられるかもしれない。  ただ、私の返事はこうだ。   「その通り!」  矢沢あいの漫画『Paradise Kiss』の中に、こんなセリフがある。 “誰だって自分の意志に完璧な自信なんてない。身近にいる人間の考えに左右されながら迷ったり悩んだりしてるんだ。”  社会にいる以上、他人の価値観に影響されることはおかしなことでもなんでもない。好ましいと思う人の考えと、自分の感覚が、自分の中に同居することもある。自分では似合わないと思った服でも、着てみるとみんなから評価されるときだってある。それって、ネガティブなことじゃないでしょう?  自分の勝手にしたいけど、一人は淋しい。甘美で楽しい時間を過ごしているけど、ちょっと憂鬱。  強い意志や明確な考えがなくても、そんな自分をくだらないと思うことはない。ぼんやりしている時間があってもいいし、わからないって思うことがあってもいい。前に進みたいなあとか、あっちへ行きたいなあとか思いながら、居心地の良い場所でゆっくりする日を否定しなくていい。矛盾した感情も全部ありのまま受け入れていればいい。自分はこうだから、と決めつけなくても、どうせこの世に同じ人は二人といないのだから、もうすでにあなたは「自分らしい」ので大丈夫。  向き合うことや、前に進むことって大切だけど、急いで答えを出すことが絶対的な正義ってわけでもないし、ま、よくわからなくなったら音楽でも聴いて、けだるいベースラインに身を委ねて、いったん忘れてみてもいいんじゃない?時間が止まらず進むように、あなたもいつか自然に進んでいくんだし。  なんて、インスタ映えしないブラックコーヒーを飲みながら書いているのでした。 <Salley・うらら> ◆紹介曲「 憂鬱ロマンティック 」 作詞:うらら 作曲:上口浩平 ◆最新EP『Sunrise and Sunset』 2019年3月26日発売 <収録曲> 1 サンライズ・アンド・サンセット 2 セカイ 3 憂鬱ロマンティック 4 プレイヤー 5 淋しがりやのLADY 6 証 -あかし- 7 emerge ▶こちらから 【第3弾】

    2019/07/19

  • 有華
    いつまでも好きだと思ってるのであれば、ハズレです。
    いつまでも好きだと思ってるのであれば、ハズレです。

    有華

    いつまでも好きだと思ってるのであれば、ハズレです。

     大阪発シンガーソングライター“有華”が2019年7月3日に初全国流通ミニアルバム『キミノサプリ』をリリースしました。収録されているのは、恋愛、学校、仕事、忙しい毎日の心のサプリになる全7曲です。さて、今日はそんな今作から、恋人と別れてからしばらく月日が経ったという方に、オススメの新曲「リングノート」をご紹介いたします。 まだまだ落ち込んでるのかな 僕がいなきゃダメなやつだったしな いつまでも好きだと思ってるのであれば ハズレです 確かに振られた日は泣きじゃくっていたよ この世の終わりのような気持ちでした 元気?なんて送らないで 言われなくても元気に過ごしております あれだけ傷つけた事 嘘 もう忘れたの 感謝の気持ちは今でも ずっと持ち続けています 愛してくれてありがとう。 じゃあ またね グッバイ 「リングノート」/有華  冒頭2行は元恋人の脳内でしょう。自分から振ったものの、なんだかまた気になってきた。それに相手が<僕>のことを<好き>なままでの別れだったし。だから<まだまだ落ち込んで>いてほしい。今でも<僕がいなきゃダメ>であってほしい。もちろん<いつまでも好き>であってほしい。でもその“願望”も“思い込み”も<ハズレ>なんです。    未だに<元気?なんて>送って、やり直すチャンスを窺っているのは<僕>だけ。一方の<私>は、悲しみも怒りも未練もとっくに通過済みで、現在は自分にとっての“物語の終結”という最終段階にたどり着いております。いろんな記憶を“綺麗な思い出”として整えて<感謝の気持ち>と共に、もう更新されないフォルダにやっと入れたところ。  そういう過程があって<元気に過ごして>いる今があるわけですから、気軽に余計なことをされると困るのです。もちろん<あれだけ傷つけた>相手と、やり直す気持ちなどさらさらありません。でも、それでも、人の心ってそんなに白と黒じゃないんですよね。ちょっとしたきっかけでふと、引き戻されそうになることもあるのではないでしょうか。 毎日充実してますよ ○を開けば嫌でも目に入る 何にも思わないかって言われたら ハズレです どこかでまた会ったら驚かせてやりたい とびきり眩しくなった私を見て おはよう!なんて送らないで もうこれ以上傷つきたくはないから 無駄な優しさ程ひどいものはないよ 思い出に変換するの 綺麗な記憶だけをかき集めて うじうじしてる私にも じゃあ またね グッバイ 「リングノート」/有華  おそらく「リングノート」というタイトルからして<○を開けば>の“○(丸)”とは、リングノートのリング部分。そして、そのノートを<開けば嫌でも目に入る>のは、元恋人とのスケジュールかもしれませんし、日記なのかもしれません。それに対して<何にも思わない>わけじゃない。<おはよう!>だってサラッとスルーはなかなか難しい。    なぜならまだ“赤の他人”じゃないから。あんなに傷つけられても、確かに愛し愛された相手であることは変わりないから。ゆえに<とびきり眩しくなった私を見て>後悔してほしい気持ちも湧くし、無駄に優しくされると<もうこれ以上傷つきたくはない>と、心がブレそうになってしまうのだと思います。さらに<私>は次のような本音も…。 素直になれてたなら変わっていたのかな あなたが最後の人って本当に思っていたよ 「リングノート」/有華  このフレーズを読むと、果たしてこの歌の<元気>は<素直>なのか、主人公の性格である“強がり”が表れているのか、気持ちの捉え方がさらに広がりますよね。ただし“たられば”の未来を考えても仕方ないことも、結局<あなたが最後の人>じゃないことも、もう<私>は思い知っております。だからこそ、たとえ強がりだとしてもこの歌を歌うのです。 元気?なんて送らないで 言われなくても元気に過ごしております あれだけ傷つけた事 嘘 もう忘れたの 感謝の気持ちは今でも ずっと持ち続けています 愛してくれてありがとう。 じゃあ またね グッバイ 幸せな時間をありがとう。 じゃあ またね グッバイ 「リングノート」/有華  最後までこの歌を聴くと<あれだけ傷つけた事 嘘 もう忘れたの>というフレーズは、どこか自分自身にも言い聞かせているものであるように、感じられます。そして、改めてちゃんと“物語の終結”を受け入れるかのように<愛してくれてありがとう。>、<幸せな時間をありがとう。>、<じゃあ またね グッバイ>と告げるのでしょう。    大きな失恋から月日を経たあなたなら、この歌をどのように捉えますか? 是非、想いを重ねながら、有華の「リングノート」を聴いてみてください…! ◆紹介曲「 リングノート 」 作詞:有華 作曲:有華 ◆初全国流通ミニアルバム 『キミノサプリ』 2019年7月3日発売 <収録曲> 1.Hey girl !!!! 2.君は君 3.パズル 4.あなたもね 5.捨て猫 6.リングノート 7.おつかれさま。

    2019/07/18

  • WANIMA
    言葉や想いが全部、間違わずに届きますように
    言葉や想いが全部、間違わずに届きますように

    WANIMA

    言葉や想いが全部、間違わずに届きますように

    春の船、それからひかり溜め込んで ゆっくり出航する夏の船 (堂園昌彦)  こちらは歌人・堂園昌彦さんの作品です。たっぷり溜め込んだ光を乗せて、まだ見ぬどこかへ出航する夏の船…。輝く水面の眩しさまで伝わってきそうですよね。さて、今日のうたコラムではそんな一首にも通ずる、夏の幕開けの新曲をご紹介いたします。2019年7月17日に“WANIMA”がリリースしたニューシングル『Summer Trap!!』収録曲! 迷いを束ねて 夏の幕開け 悲しみ脱ぎ捨て 何度も誰よりも照らせ太陽 狙いを定めて 夏のどこかへ 予報通り晴れたらいいのにな だけどまだ 思いを集めてあの日も朝まで 見えない明日を何度も今でも探すヒカリを 願いを叶えて もっとはみ出せ 期待外れだって戯けて笑ってた 「夏のどこかへ」/WANIMA  広瀬すずさん出演の『三ツ矢サイダー2019 CMソング』に起用されているこの歌。冒頭の短歌の言葉を借りれば、歌詞にはまず、ひかりを溜め込んだ夏の船の“出航前”の心境が描かれております。伸び続けた髪のように心に絡んでいた<迷い>。幾重にも着込んでいた<悲しみ>。ずっと自分だけどこへも行けないような不安もあったのでしょう。  でも、気持ちがほんの少し前に進めたとき、自分にとっての季節が動き出すのです。まだ<迷い>をバッサリ切ることはできないけれど、せめてグッと<束ねて>みて。重たい<悲しみ>は<脱ぎ捨て>身軽になって。ついに<夏の幕開け>を己の胸に告げ<夏のどこかへ>と出航するのです。とはいえ全てが<予報通り晴れ>にはいかないのも現実。    そんなとき、お守りに、支えに、チカラになるのが、これまで“溜め込んできたひかり”ではないでしょうか。朝まで<思い>を集めたあの日も。何度も<見えない明日>のなかに希望を探し続けたこれまでも、今も。願いも。期待外れも。それでも<戯けて笑って>ここまで来たことも。すべてが“出航”のための<ヒカリ>になるのだと思います。 oh~痛みを知らない アイツに手を振って oh~魔法が今解けてゆく 苦しみの中に迎えにいこう 「夏のどこかへ」/WANIMA  そして、出航のとき。<痛みを知らないアイツ>とは、わかりあえなかった誰か。自分を傷つけた誰か。痛みを知らなかった過去の自分とも捉えられます。いずれにせよ<アイツ>は自分に<迷い>を与え<悲しみ>を着込ませる<魔法>をかけていた相手でしょう。しかし<手を振って>旅立った今、その<魔法>はたちまち<解けてゆく>のです。 胸が弾けて 透き通る青空 ココロの地図広げ やりきろうぜっ、ジブンらしく。 この歌は君がこんな僕にくれた 言葉や想いが全部 間違わずに 届きますように 「夏のどこかへ」/WANIMA  すると<胸が弾けて>、あの<迷い>も<悲しみ>も<シガラミ>も雲が散ってゆくかのように胸の内から出てゆきます。見上げれば、瞳に映る<透き通る青空>。広げれば、無限の可能性に満ちている<ココロの地図>。WANIMA「夏のどこかへ」は、スカッと晴れたわたしたちの胸に<やりきろうぜっ、ジブンらしく。>とメッセージを放つのです。    また、この歌はかつて<君がこんな僕にくれた>歌でもあるんですよね。きっとその<言葉や想い>こそが<僕>の<夏の幕開け>のきっかけだったのでしょう。そして今度は<僕>がそんな希望のバトンを「夏のどこかへ」届けにゆくのでしょう。この曲を聴くあなたに、どうか<言葉や想いが全部 間違わずに 届きますように>…! ◆紹介曲「 夏のどこかへ 」 作詞:KENTA 作曲:KENTA ◆ニューシングル『Summer Trap!!』 2019年7月17日発売 WPCL-13063 ¥1,400(+tax) <収録曲> 1.夏のどこかへ 2.サンセットストリップ 3.GONG 4.Mom

    2019/07/17

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