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  • マイアミパーティ
    いやいやちょっと待って、、『僕の想像していたギャル』とは一体…?
    いやいやちょっと待って、、『僕の想像していたギャル』とは一体…?

    マイアミパーティ

    いやいやちょっと待って、、『僕の想像していたギャル』とは一体…?

     2020年5月13日に“マイアミパーティ”が2nd E.P.『p.q.b.d』をリリースしました。彼らは、溢れる焦燥感と機関銃の様に連射される言葉を グッドメロディに乗せてリスナーの胸を撃ち抜く4人組ロックバンド。今作には、サビで爆発するキラーチューン「p.q.b.d」をリード曲とした、全6曲(新曲3曲+ライブ音源3曲)が収録されております。  さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放ったマイアミパーティの“さくらいたかよし”による歌詞エッセイを3日連続でお届け!今回はその第1弾。綴っていただいたのは、タイトル『p.q.b.d』に込めた想いと、そこにまつわる10年前の彼のとある実体験です。みなさんは、ヒトやモノに対して、一方向しか見られなくなってしまっていることってありませんか? 自分のなかのイメージが凝り固まってしまっていることってありませんか…? ~歌詞エッセイ第1弾~ 音楽番組を見ていると、どうも不思議に思う時がある。必ずではないが、そのほとんどは、司会の方がアーティストに他愛もないことを聞く。 例えば「その時計金ピカだけどいくらだったの?500万くらい?」などではなく「ここ来る前は何してたの?」とか「スーパーに行く時くらい、楽な格好で行くんでしょ?」とか。司会の人がアーティストの私生活を引き出すというよりかは、視聴者に少しでも「アーティストも皆さんも同じ人間なのですよー」とアナウンスしているようだ。 かと思えば、キャラクターが濃いアーティストが来ると、そのアーティストとお喋りし、存分にキャラを引き出してから「では歌っていただきましょう」とステージに向かわせる。歌う前にある程度のイメージをお客さんに抱かせるのだ。 そんな風に、何の気なしに歌を聴かせてはくれない。82年前に有名な作家が世間について「作品を、作家から離れた署名なしの一個の生き物として独立させてはくれない」と本の中で書いていたが、まさにその通りだと思った。 じゃあ、一体僕は、僕らはどうすれば良いのかと考えて考えて考えてみるも、やっぱり、自分の書く言葉を信じ、振り向いてくれる人を見つけ、その一つ一つをまずは大事にしないといけない。そして少しずつその輪を大きくしてゆく。何度考えてもその答えにたどり着く。 5月13日に『p.q.b.d』というE.Pを出した。タイトルの「p」という文字は全て形が同じなのに見る角度によって意味も読み方も変わってくる。そんなことに気付いて、何だか僕らと似ているなと思った。音楽を聴いている時の君は「p」、仕事中の君は「q」、たまに怒って「b」になったり、たまに笑って「d」になったり。 10年前、僕は路上で詩を書いて売っていた。今思えば、なんだか胡散臭いことをしていたなぁと思う。けれどその時に、普段なら絶対に関わる機会がなかったであろう、俗にいう“ギャル”が詩を見に来た。自然と振舞おうとするも、頭の中では「ギャルの方と話したことないし…何話せばいいんだろ…」と思っていたのだが、ギャルは「会社でウマの合わない上司がいて、会社に出勤するのが辛い」と言ってきたのだ。僕の想像していたギャルのような、話し方や相談内容ではなかった。 いやいやちょっと待って、、『僕の想像していたギャル』とは一体…?“ギャル”って一括りにされているそれは一体なんなんだろう。何を見た目で一括りにして、その性格や悩み事さえも勝手に決めつけていたんだろうと、ハッとした。僕はその時、人も物事も一方向からしか見ていなかったのだ。 ほかにも例えば、誰しもが抱える“コンプレックス”は、それさえも受け入れてくれる人の“愛情”に気づけるようにあるのかもしれない…だとか、“向けられた愛情”に気付くように“孤独”が存在しているのかとか。少し大げさかもしれないが、いつも僕らは小さなことを大げさに心配して、胸のドキドキが止まらなくなったりする。 一見ネガティブに見えることも、もしかしたらポジティブな意味に考え方ひとつで変わるかもしれない。真昼に避けた水たまりが夜には星を映すように。 <マイアミパーティ・さくらいたかよし> ◆2nd E.P. 『p.q.b.d』 2020年5月13日発売 329-LDKCD ¥1,364+税 <収録曲> 1.p.q.b.d 2.未来予報 3.道 4.シスター Live ver. 5.レイトショー Live ver. 6.一縷 Live ver.

    2020/05/18

  • 植田真梨恵
    シンガーソングライターに自分がなると思っていなかった。
    シンガーソングライターに自分がなると思っていなかった。

    植田真梨恵

    シンガーソングライターに自分がなると思っていなかった。

     2020年5月1日に“植田真梨恵”がダブル配信シングルをリリースしました。「WHAT's」は、映画『ミセス・ノイズィ』の主題歌。そして「I JUST WANNA BE A STAR」はドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』エンディング主題歌です。また現在、絶賛アルバム制作に入っているという彼女。近々発表されるであろうアルバムを楽しみに、まずは今年の第1弾リリースとなった2曲を是非、歌詞と併せてチェックしてみてください…!    さて、今日のうたコラムではそんな“植田真梨恵”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届けしてまいります。今回はその第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 WHAT's 」に通ずる想い。何故、彼女はシンガーソングライターになったのか。そして、シンガーソングライターになって大切にしていることとは何なのか。記憶を小学生の頃まで遡って、明かしてくださいました…! ~歌詞エッセイ第1弾:「WHAT's」~  歌詞。シンガーソングライターとは。シンガーソングライターに自分がなると思っていなかった。小学生の頃、家族を繋ぐ居間でひとつのテレビにかじりついて観ていた音楽番組。まさしく音楽番組が、家族を繋いでいた。そんな頃、オーディションを受けて歌手になろうとしていた。歌手になるということ。歌手というのは歌がうまいからなるんだと思っていた。歌がうまい人がなる職業は、歌手しかないと思っていたから。両親ともに歌が好きで、日々めちゃくちゃ歌うということ以外は、平凡な家庭だった。  オーディションにはなかなか受からなくて、ギリギリでいつもだめだった。負けず嫌いな性格で、ダメってなってもなかなか諦めきれなかった。そんな風に大きくなり、中学生になった。中学では部活もやって、普通に受験して、わたしも大人になるのかとほんのり思い始めてしまった。別に悪いことじゃない。でも夢に翳りが見え始めたことは確かだった。それまでは、自分のこと、歌手になるって信じてやまなかったから。  中学時代から、音楽の聴き方が変わった。それまでは歌を聴いていて、熱唱できるような、ダイナミックな歌が好きだった。というかそういう歌を探していた。そういう歌い手にすごいなと憧れを持っていた。それが、周りの友達の影響から、いわゆるシンガーソングライターである人や、バンドの曲を聴くようになった。それはどうやら、歌をうまく歌うことに特化した音楽ではなかった。    いろんな音たちが遊ぶように鳴っていて、不思議な響きだったり、毎日の暮らしが目の前に見えるようだったりする歌詞が、その人の持つ声で歌われていた。自分にはなぜか遠い音楽のように思っていた。わたしは遊びで歌を歌っているつもりはなかった。でもなんだか、おもしろくて、自分で歌をつくり歌を歌っている人たちの音楽をもっと聴きたいと思った。勝手にのめり込んでいた。  その後、わたしは中学卒業間近で、ようやくオーディションに合格する。やっと歌手になるために掴んだ道。自分がどんな歌を歌う歌手になるのかもわからないまま、歌いたいテーマなんて全くないまま、一人暮らしが始まった。そんな日々の中で、出会ったひとりのスタッフさんの勧めで、歌を作ることになった。    曲を書く。歌詞を書く。一人での暮らしは思ったよりずっと寂しく、充実させるには難しく、それで、私の生活のなかにはいつも好きな歌があった。そんな歌たちが、歌ってくれている生きた人間の歌詞やメロディが、一人きりの私の生活を支えていた。  そういうわけで私は、シンガーソングライターになった。歌詞なんていまだに上手に書けない。でも、歌詞のプロとして誰にお願いされた仕事でもないわけだから、とにかく私が感じていることや、送っている日々のことや、なんとも言い難い感情なんかを、歌にする他に、できることなんかなんにもないのだ。ましてや私の本名で世の中に残すものなのだ。人にあげるものではないのだ。私が中学時代のめり込んで聴いていたように、誰かに命のにおいを届けるように、そんな風に歌を作るしかないと思った。今もそう思う。  「WHAT's」という曲は、日々の中での大切な人のすれ違いから生まれた曲だ。映画に向けて書いたものではあるけれど、作品向けという以上に、ふつうに生きてる中で起きた出来事から歌詞が生まれた。メロディと一緒になって、どうしようもない想いを1曲にしておこうと思った。自分にしか歌えない歌なのだろうか。個性的な言い回しも言葉遊びもない、なんの奇をてらうこともなく作ったこの曲が、そうなのかはわからない。    でも、間違いなく、生活をしているわたしの中から生まれた歌詞で、ただのノンフィクションな1曲です。大好きな人と分かり合えないとき、聴いてくれるその人のものにこの曲は成り得るのかもしれないと、思います。 <植田真梨恵> ◆紹介曲「 WHAT's 」 作詞:植田真梨恵 作曲:植田真梨恵 ◆ダブル配信シングル 「WHAT's / I JUST WANNA BE A STAR」 2020年5月1日発売

    2020/05/15

  • GLIM SPANKY
    こういう時に思うんだよね、音楽って本当に偉大!
    こういう時に思うんだよね、音楽って本当に偉大!

    GLIM SPANKY

    こういう時に思うんだよね、音楽って本当に偉大!

     2020年5月13日に“GLIM SPANKY”が、新曲「Singin' Now」を配信リリース。ブラスにフィーチャーしたポジティヴなロックが魅力な今曲は、ドラマ『警視庁・捜査一課長2020』主題歌として書き下ろしたもの。尚、同ドラマとは、今回で5回目のコラボ。大きな野望を抱きながら、各人の正義を全うしようとする思いが込められた歌詞にもご注目を!  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“GLIM SPANKY”の松尾レミ(Vo/Gt)によるスペシャルエッセイをお届けいたします。まず、彼女が綴ってくださったのは、自粛期間中に改めて見つけた『最近の楽しみ4選』です。そしてそこから繋がってゆくのは、新曲「 Singin' Now 」にも通ずる想い。みなさんも、今だからこそより響く歌詞、心が上向きになる楽曲、音楽の偉大さを実感する瞬間、ありませんか…? ~歌詞エッセイ:「音楽ってすごい」~ こんにちは。GLIM SPANKYのボーカルギター、松尾レミです。最近みんなはどんな生活を送っていますか? どんな音楽を聴いていますか? 世の中は次々に大変なことが起こって、そろそろ目眩がしてくるよね。それでも日々、すこーしの楽しみや幸せを見つけてみんな生きているんだと思います。(そんな時に聞いて欲しい曲はこれ、GLIM SPANKYの「 Looking For The Magic 」) 私はこの孤独との戦い(一人暮らしの自粛生活)の中で、音楽ってすごい!!!と改めて思い知らされました。…というのは後で書くとして、一先ず個人的な生活のささやかな楽しみをシェアしたいと思います。 *私の見つけた最近の楽しみ4選* ・王道!料理に凝る よく意外と言われるけれど、元々おかし作りが大好きなのです。学生時代は休みにお菓子作り!ストレス発散にお菓子作り!放課後はみんなで手作りお菓子を持ち寄って教室でパーティー!なんてことをしていました。しかし上京してデビューして、そんな時間ありません。が!今、その欲を発散する時が来た…。ということで独り、ぐりとぐら風カステラを焼いたり、チーズケーキを焼いたり、プリンを作ったり、ドーナツを作ったり色々しています。今日はたっぷりピクルスを漬けました。明日食べるものがあるって、幸せだねぇ。 ・木の板に、アクリル画! 現在は自分のグッズ製作などでパソコンや、ペンやらで絵を書いたりデザインをしていますが、学生時代は絵の具が大好きでした。その中でもよく描いていたのがアクリル画。美術学生だったので道具は揃っておりまして、久々に絵画と向き合いました。キャンバスはダイソーで購入した木の板、イーゼルは譜面台、洗ったお肉のトレーをパレットに!!絵を描いていると脳内で音楽が流れ、別次元へトリップします。気付いたら深夜。楽しく濃密な時間は一瞬で過ぎてしまいます。 ・クローゼットの大片付け こうして家に閉じこもっていると、春に着ようと思っていたワンピースも陽の目を見ないわけで…でもそんなの悔しい訳で!少しでも自分の大切な洋服たちを愛そう&ワクワクしようと思い、クローゼットを整理しています。私はヴィンテージの服が大好きで、衣装も含め、たくさんのお洋服を集めています。一番古くて1930年代、特に多いのは1960~70年代のもの。(そして1900~10年代の服が欲しい。その時代の出来事、カルチャーが好きだから。いつか運命の出会いがありますように!) 海外へ行っては古着屋をはしごにはしご、まるでバイヤーの如くかき集め、日本でも手に入るものはチェックを欠かさない日々。これは趣味!そんなこんなで集めた可愛いコレクションたちに囲まれるお部屋というだけでもテンションが上がります。そして、いつか自由に出掛けられる様になったら…いつかライブができたら…という妄想をしながら、着られる時を待つ洋服たちのお手入れをするのが楽しいです。 ・音楽ってすごい この自粛期間中、何も得られないのはもったいない!ということで、結構運動をしています。(もちろん曲も作ってるよ!) 最近ハマっているのが自分がノリノリになれる曲、または懐かしい曲を聴きながら、めっちゃ腕振って歩くこと!これがまあ楽しい。マスクの下では大きな口でエア熱唱!顔の運動にもなる~!これをしている瞬間、ほんとストレス無くなります。飛び跳ねたくなっちゃう!こういう時に思うんだよね、音楽って本当に偉大! 音楽ってその時の心境で捉え方は七変化、その時の自分にハマれば本当に勇気付けてくれる、しかも一瞬で。これって超すごいセラピーじゃん!と思ってます。お風呂に入っていても、音楽をかけるだけでリラックス度が違う。掃除をする時も音楽をかけてるだけで捗る。気分が落ち込んだ時も音楽を流すだけで、その空間が浄化される。 「音楽なんか聞きたくない!」って思うような嫌なことがあっても、騙されたと思って曲を流すと、本当に空気が変わるのですよ。音楽ってそういうものだと思ってきたけれど、実際その強力なパワーをひしひしと感じているのが、今です。自分の曲が、何処かの誰かの心に作用していたらいいな、と思いながら私も音楽を薬に生きています。 今回、GLIM SPANKYは新曲「Singin' Now」をリリースしたんだけど、この曲もそう、気持ち良くノれる曲!色々あるけど、とりあえず、心の中では歌って、叫んでみよう!今は大声で歌えないかもしれないし踊りに行けない。思い通りに動けない。でも、何事もそうやって耐えている時はパワーを蓄積する時。自覚がなくても、きっと何かを蓄えている。そして、そのパワーを爆発させるときは、もっと大変。パワーを爆発させるのに、物凄くパワーが必要!力が要るけど、そんな瞬間って、人間が最も輝く時だと思いませんか? 私たちは、気付けばいつだって止まる事なく転がってきました。「Singin' Now」は、この先も転がっていく日々のテーマソングになってくれるはず!そうなったら嬉しいです。シンプルで軽快なロックンロールほど、心強いものはない。いつかライブで会えたらみんなで踊ろう、歌おうね! <GLIM SPANKY・松尾レミ> ◆紹介曲「 Singin' Now 」 作詞:松尾レミ 作曲:GLIM SPANKY ◆新曲「Singin' Now」 2020年5月13日配信スタート

    2020/05/14

  • DISH//
    泣きながら歌ったこともある。笑いながら歌ったこともある。
    泣きながら歌ったこともある。笑いながら歌ったこともある。

    DISH//

    泣きながら歌ったこともある。笑いながら歌ったこともある。

     今、注目のYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』は御覧になったことがありますか? こちらは、一発撮りパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル。圧倒的なクオリティを楽しむことができ、毎回その動画がSNSでも話題になっております。そして、とくに反応が大きかったのが“DISH//”の北村匠海(Vo.&Gt.)が披露した「 猫 」です。  同曲は、2017年にリリースされた“DISH//”のシングル『僕たちがやりました』収録のカップリング曲であり、あいみょんが作詞・作曲。この「猫」が『THE FIRST TAKE』で披露されたことにより、再注目されております。 こちら の動画は、再生回数1300万回突破!歌詞アクセスも日に日に上昇し、歴代人気曲に認定!そこで、今日のうたコラムでは特別に、DISH//のメンバーが「猫」にまつわる歌詞エッセイを執筆。是非、それぞれの想いを受け取ってください…! ~歌詞エッセイ「猫」~ <北村匠海> “夕焼けが燃えてこの街ごと 飲み込んでしまいそうな今日に 僕は君を手放してしまった” 僕がこの曲と出会った頃、まだ10代だった。自分にとって大きな出来事が起こる。そんな期待の渦のど真ん中に立たされた僕は、ココロココニアラズと言った具合に毎日どことなくソワソワしていた。 “明日が不安だ とても嫌だ だからこの僕も一緒に 飲み込んでしまえよ夕焼け” あいみょんさんが書いてくれたこの「猫」という曲が、どこかに行ってしまいそうな自分自身を支えてくれた。この儚く温かいラブソングが歌い手である僕の心を掴んで離さないのだ。泣きながら歌ったこともある。笑いながら歌ったこともある。出会ったあの頃から3年経った今でも掴んで離さない。 相手はきっと猫のように素っ気なくて可愛げのある子だったのだと思う。「猫に九生有り」猫には9つの魂があるという。いなくなっても姿を変えてまた生まれ変わるというのだ。この曲は姿形を変え、膨大でどこまでも続くような感情を僕に与えてくれる。 歌は時に人の心に寄り添ってくれる。時に精強に時に荒々しく時に慈愛深く時に虚無感を与えてくれる。その感情の波を、聴いてくださる大切な人々に伝える役目を背負っているのが僕たちだ。 僕たちは歌い手であり語り部であると思っている。「猫」という曲が描くストーリーを歌い語れることを誇りに思う。 “だけどもそうはいかないよな 明日ってウザいほど来るよな 眠たい夜になんだか笑っちゃう” この曲のおかげで、僕たちを知ってくれた人がたくさんいる。また猫になって現れたこの曲に救われたのだ。いつになったら恩返しができるのか。フラっと現れるその日まで僕たちは歌い続ける。 <矢部昌暉> 僕は猫を飼っている。だからこの曲と出会った時、もはや聴く前から「好き!」だと思った。いざ聴いてみると思った通りとても素晴らしい曲だった。 大切な人を失い落ち込んでいる主人公が、その大切な人が猫になってでも帰ってきてくれと願う曲だと僕は思っている。 人それぞれ解釈はあると思うが、僕は歌う時、僕に関わっている全ての人のことを思いながら歌っている。 家族、メンバー、スタッフさん、友人、そしてスラッシャー(ファンの皆様)。僕に関わっている全ての人が大切で無くてはならない存在。いなくなってほしくない。 その気持ちを強く持ち、日頃の感謝を込めていつも歌っている。だからライブ中、スラッシャーはもちろん、メンバー、特に中央でこの歌を届けているボーカルの匠海を見ながら歌っている。 僕が好きな歌詞は、1番のAメロと2番のAメロ。 “夕焼けが燃えてこの街ごと 飲み込んでしまいそうな今日に 僕は君を手放してしまった” どちらも同じ歌詞だが、聴いていて違うものに聴こえる。なぜこんなにも違うように聴こえるのか。匠海の表現力なのか、この曲の力なのか。歌詞が同じと初めて気付いた時の感動は今でも忘れない。 この曲を生み出してくれたあいみょんさんにも感謝を伝えたい。僕らの大切な曲。すべての方に、大切に歌って、大切に聴いていただきたい。 <橘柊生> 初めて聴いた瞬間“これは泣ける曲だ”という印象だった。ピアノを弾いている時も、歌っているかのように自然と鍵盤のタッチが変わったり。そんな自分自身の感情をも動かす曲。 聴く人によって歌詞の中の「猫」が変わるのも面白い。恋人、友達、家族、ペット。聴き手の人生に合わせて様々な解釈ができるこの曲は、きっとこの歌詞の中の猫はあなたにとって大事な何かなんだろうなと思う。 ライブでは、聴いてくださる皆さんの感情を心地よく動かせるようにピアノを弾いている。歌はもちろんピアノにも注目しながら聴いてもらえると、また違ったストーリーを届けられるかもしれない。 <泉大智> 「猫」普段はそっけないのに、たまに真っ直ぐ甘えてくれる。そんな不器用なところに惹かれるのだと思う。 人間もきっと同じ。 不器用だから冷たくしてしまったりするけど、本当は可愛いところもいっぱいある。そういう部分が垣間見えた時、さらに惹かれてしまったりする。 いつかフラっとどこかへ消えてしまうかもしれないけれど、その時は必ず戻ってくると信じて待ち続けたい。 そんな想いを抱きながらドラムを叩いている。 <DISH//> ◆紹介曲「 猫 」 作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

    2020/05/13

  • 川嶋あい
    スタッフからあるものを手渡された。その人からの私への手紙だった。
    スタッフからあるものを手渡された。その人からの私への手紙だった。

    川嶋あい

    スタッフからあるものを手渡された。その人からの私への手紙だった。

     2020年6月3日に“川嶋あい”がニューアルバム『針の穴』をリリース!今作は【恋愛・応援】をテーマにした大人の恋愛ソング集であり、都々逸(どどいつ)や短歌にインスピレーションを受け制作されたものだそう。彼女は「針の穴に糸を通すように、ただ1つのものだけに想いを注ぐ女性の、濃密な感情が詰まった」楽曲だとコメントしております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“川嶋あい”による歌詞エッセイを、3ヶ月連続でお届けいたします! 第1弾 に続く、第2弾では収録曲「 Home 」に通ずるお話を綴っていただきました。みなさんが“優しさ”というものを実感するのは、どんなときですか? 本当の“優しさ”とは一体、どんなものだと思いますか…? ~歌詞エッセイ第2弾:「 Home 」~ 優しさとは本来どんなものなんだろう。ささいな時に相手に贈る気配り?言葉?笑顔?優しさの定義は何通りもある気がしてならない。 目に見えることで何かを相手に贈ることが本当の優しさだと言い切れるなら、私にとってこんなに簡単なものはないと思う。見えないところで踏ん張っている小さな優しさが、この世にはまるで流れ星のように、一瞬で輝いては消え去っているかもしれないのだ。私たちは知らず知らずのうちに、自分でそれを見逃してしまっている。私自身、それを強く痛感した出来事があった。 私の中では師匠のような存在の人。10代の時に出逢ってからこれまでいろんなことを私に教えてくれた。私はその人から多くのことを学び、自分の肥やしにして今日まで歩んで来れたと思っている。厳しいけれどとてもあたたかく、私のことを見守って育ててくれた人だ。 その人は毎年、8月になると私の1年に一度だけ行なっている東京でのライブにいつも足を運んでくれる。私もその人が見に来てくださるとなると、ライブに向かう気持ちがとても引き締まる。 ただ、これまで17年ずっとそのライブを開催してきた中で、ある年だけどうしてもその人が参加できなかった時があった。私はやっぱりとても来て欲しかったし、残念でショックだったが、仕事の都合だったのでどうしようもなかった。事前に『申し訳ない』という連絡はもらっていて、当日もやっぱりその人の姿は会場にはなかった。 無事にライブ本番を終えて、楽屋に戻って来た時、スタッフからあるものを手渡された。その人からの私への手紙だった。私にとっての師匠であるその人は、普段とてもぶっきらぼうで自分の思っていることを素直に相手に伝えるタイプの人間ではなかったし、ましてや誰かに手紙を直筆で書いたということも聞いたことがない。そんな人が、私のためにわざわざ手紙を書いてくれたのだ。それだけでも驚きと戸惑いを覚えたのだが、スタッフにライブの日に届けてほしいと預けてくれていたらしい。 中身はとても長い内容だった。出逢ってから今日までのこと。私自身も覚えている鮮明な出来事をその人なりの言葉で愛おしむように綴ってくれている。あまりにあたたかくて優しくて…涙が自然に溢れてきた。 『今日の日に来れなかったこと、一生後悔すると思います。本当にごめんなさい。でも、これからもずっとあなたが頑張って輝いているその姿を見に行かせてください。』 日頃見えなかったその人の本当の優しさが見えてきて、心から私のことを大切に想ってくれているんだなと痛感した。 優しさは面と向かって言葉にすれば簡単なのかもしれない。それが頻繁であれば尚更人は安心できたりする。だけど、本当に誰かを思う時、その時届けられた大きな優しさは何倍も何十倍にもなって、人の心に返ってきたりする。大切な人がもっと大切になるのだ。 普段、なかなか会話をせずに遠い距離になってしまったような人とも、もしかしたら何か少しでも触れ合えることができればまた変わってゆくのかもしれない。メールでもラインでも、手紙でも電話でも、直接会ってみるのでもいい。相手への思いやりや優しさを何かで表現してみることで、不器用でもそれは伝わってゆくと思う。そして、それは同時に自分自身を省みることにもつながってゆく。私はあの人に何を届けられたかな、何を伝えられているんだろうって。それが次に、自分から誰かに優しさを差し出してゆく連鎖反応を生み出すかもしれない。 そんな心の移ろいをアルバム『針の穴』の収録曲である「Home」で表現してみたいと思った。 誰にとっても時に帰りたくなる大切な故郷のような人の存在がある。いくつになっても、歳を重ねても、なんとなくその人のことを思い出す瞬間がある。 是非、そんな感覚になってこの曲を味わっていただけたなら嬉しく思う。人生の中でそんな人と出逢えたことは、やっぱりとても幸せなことだと思うから…。 <川嶋あい> ◆紹介曲「 Home 」 作詞:川嶋あい 作曲:川嶋あい ◆9th ALBUM『針の穴』 2020年6月3日発売 初回限定盤 TRAK-0168~9 ¥3,500(税別) 通常盤 TRAK-0170 ¥3,000(税別) <収録曲> 1.Paradox 2.くるくる 3.綴 4.ペペロンチーノ 5.Home 6.Life 7.私を彼女にして 8.雪割草

    2020/05/12

  • 緑黄色社会
    どうして詞先、もしくは同時進行の楽曲制作になるのだろう。
    どうして詞先、もしくは同時進行の楽曲制作になるのだろう。

    緑黄色社会

    どうして詞先、もしくは同時進行の楽曲制作になるのだろう。

     4人組バンド“緑黄色社会”がニューアルバム『SINGALONG』をリリース!CDリリースに先がけて、2020年4月22日より配信がスタートしております。映画『初恋ロスタイム』主題歌「想い人」やドラマ『G線上のあなたと私』主題歌「sabotage」といった話題作に加え、新曲も多数収録した充実の内容。彼らの武器である“歌”と、楽曲ごとに異なった彩りを放つバンドサウンドの融合が凝縮された渾身の1枚です。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った緑黄色社会のボーカル・長屋晴子さんによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く最終回。綴っていただいたのは「詞先?曲先?同時?」という話題について。彼女が“曲作りのとき=0を1にするとき”に大事にしていることとは…? 連載ラスト、是非、最後までご堪能ください! ~歌詞エッセイ最終回~ 3回目になるこのコラムも今回で最終回。 さて、何を書こうかしら。 最終回も相変わらずゆるりと綴っていきますので、今回もゆるりとお付き合い下さいませ。 前々回に、0を1にするのが難しいというお話を。前回に、じゃあどんな気持ちを1にしてみたくなるのかというお話をさせていただきました。最終回の今回は、0を1にする段階で大事にしていることについてお話をしようかなと思います。 インタビューや、ミュージシャン同士の会話でよく登場するのが、「この曲は詞先?曲先?もしくは同時?」という話題。分かりやすくお伝えすると、「この曲を作ったとき、歌詞が先に浮かんだの?それともメロディ?もしくは歌詞とメロディが同時に浮かんだの?」というお話です。 曲作りに正解なんてものはなくて、作り方は本当に様々だし、人それぞれだし、その瞬間次第でももちろん変わる。もっといえば楽器なんてなくても、鼻歌だけでも作曲はできる。現に私も楽器を一切使わずに鼻歌で曲作りをすることがよくあります。 先ほどの、詞先、曲先、同時という話に戻ると、私は詞先、もしくは同時のパターンがほとんど。曲先でも曲を作ろうとしてみたことはあるのだけれど、どうも私にはしっくりこなかった。今のところ。 私ではない人(メンバー)が作曲した曲に歌詞を書くこともあって、それはある意味、曲先の作り方になるのだけれど、今回はいったんそれは置いておきます。 私自身、考えてみました。どうして詞先、もしくは同時進行の楽曲制作になるのだろう。むむむと考えてみた結果、なんとなく共通点が見つかってきました。その曲を作る上で何を大事にしたいか。それによって曲の作り方が変わっているなと思います。 詞先の場合は、やっぱり伝えたいメッセージ、歌詞を大事にしています。そんなときは、“この気持ちを曲にしたいんだ!”というテーマが見つかって、色々と先走ってしまうくらい書きたいことが溢れていることが多いです。 想いがばーっと溢れてしまって、それを一つ一つこぼさないようにメモしているといつの間にかメロディをつけるよりも先に詞が出来上がっている、なんてことがよくあります。 だからそんなときは途中で無理やりメロディをつけることはせず、その衝動的な気持ちを優先して、まずは歌詞を大事にしながら曲作りを進めていきます。ニューアルバム『SINGALONG』でいうと「 sabotage 」なんかがそう。 そして歌詞とメロディが同時進行の場合は、いわゆる“降りてくる”アイデアであることが多いので、その直感的なアイデアを大事にしています。 私はよくお風呂や寝る直前にすっとアイデアが“降りてくる”ことが多くて、すぐさまボイスメモに残したり、コードをつけてみたり、睡魔に負けてそのまま夢に溶かしたりしています。笑 “降りてくる”ようなアイデアってきっと、授かりものであるのと同時に、自分でも気付かないうちに心の中で蓄積していて、「ここから出してよ」と放出されたがっていた気持ちのような気がしていて。 そんなときはその気持ちを育むように、すっと“降りてきた”アイデアを大事にして、なるべくそのまま活かして、こねて、ひろげて、またこねて、、、、ニューアルバム『SINGALONG』でいうと、「 Shout Baby 」、「 愛のかたち 」、「 幸せ 」、「 冬の朝 」なんかがそう。 というように、その曲にとって大事なものを見極めて、その曲に合った作り方で曲を作るようにしています。 自分の曲って、子供のようなもの。自分の分身のようだし、とても愛おしいし、守りたい存在。 そんな曲たちが、リリースされて世に出て、私以外の人たちに知られていくことは今でも不思議な感覚です。 そんな我が子についてのお話をこうしてさせてもらえること、本当に有難い機会だと思っています。 3回にわたってコラムを書かせていただきましたが、それらを読んで、今まで聴いていた曲たちもまた違った見方で聴き方で、感じてもらえたら嬉しいです。 我が子が、そして『SINGALONG』が、多くの人から愛される作品でありますように。 というわけで皆さま、ゆるいコラムに長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。 それでは。 <緑黄色社会・長屋晴子> ◆ニューアルバム『SINGALONG』 2020年4月22日配信リリース <収録曲> 01. SINGALONG 02. sabotage 03. Mela! 04. 想い人 05. inori 06. Shout Baby 07. スカーレット 08. 一歩 09. 愛のかたち 10. 幸せ 11. Brand New World 12. あのころ見た光 13. 冬の朝

    2020/05/11

  • コレサワ
    コロナで行きたい場所にも会いたい人にも会えないけど…
    コロナで行きたい場所にも会いたい人にも会えないけど…

    コレサワ

    コロナで行きたい場所にも会いたい人にも会えないけど…

     2020年8月5日に“コレサワ”が1st Single「憂鬱も愛して」をリリースします。今作は、コレサワ初となるCDシングルで、デビュー前の2014年3月に自主制作盤として発売した「憂鬱も愛して」を再アレンジ&再レコーディングした楽曲。この自主制作盤は現在入手困難な幻の名曲となっており、ファン待望の音源化となります…!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“コレサワ”本人による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届けいたします!今回は 第1弾 に続く第2弾!綴っていただいたのは新曲「 ご褒美みたいな日 」にも通ずる(?)パイナップルのお話。みなさんは、この自粛期間を越えた先にやってくる“ご褒美みたいな日”までを、どのように楽しみますか…? ~歌詞エッセイ第2弾:「パイナップルって」~ こんにちは!コレサワです。 みなさんは最近何を検索しましたか?わたしは「パイナップル 腐る 見分け方」です。というのも、ここ1ヶ月毎朝バナナ、イチゴ、パイナップル、牛乳、を混ぜたフルーツジュースをつくって飲んでるんやけど、これを書いてる今日と昨日、お腹を壊しました。そのジュースを飲んだ数時間後だけ。だから絶対そのジュースのせいやと思ってます。 でも、フルーツはどれも腐ってない。バナナが腐ってるのは子供の頃から見たことがあるし、苺は最近失敗して学んだし、牛乳は賞味期限ちゃんと守ってるし、、、ってことはパイナップル?と思い検索しました。 パイナップルはあまりたべたことなくて腐ったところを見たとこがない。子供の頃にたべた記憶の中のパイナップルがすっぱくてあまり美味しくないイメージやったから。でもこの前自分ではじめてカットパイン買ってたべた時、その甘さにめちゃ感動した。パイナップルってばりウマイやん好き。ってなりました。 とにかく原因わからんけど、うちは明日もパイナップルを食べます。 そういや前回のコラムでうちが歯磨きをベランダでしてるって話書いてんけど、それ読んだ友達から「ベランダで歯磨きとかおっさんやん」って連絡が来た。そんなんで連絡してくんなって思ったけど。。。 でもたしかにおっさんがやってるイメージ、でもそう考えたらおっさんって素敵じゃない?ベランダで歯磨きが気持ちいってことに気づいてるってことやんな。おっさん推せる。。。。わたしのライブもかわいいおっさんたくさんいるから今度MCの時に聞いてみよかな。 今回公開してもらう歌詞は「憂鬱も愛して」のカップリング曲「 ご褒美みたいな日 」です。はぁ、、コロナで行きたい場所にも会いたい人にも会えないけど、いつかくるそのご褒美みたいな日を胸に頑張って乗り越えていきたいな。そしてこの曲のリリースがファンのみんなにとってのご褒美みたいな日になったら嬉しいな! <コレサワ> 【最終回に続く!】 ◆紹介曲「 ご褒美みたいな日 」 作詞:コレサワ 作曲:コレサワ ◆1st Single「憂鬱も愛して」 2020年8月5日発売 通常盤 KICM-2052 ¥1,000+税 れ子ちゃん盤 ECB-974 ¥4,527+税

    2020/05/08

  • JUJU
    JUJUの歌詞アクセスランキングTOP20&イチオシフレーズをご紹介!
    JUJUの歌詞アクセスランキングTOP20&イチオシフレーズをご紹介!

    JUJU

    JUJUの歌詞アクセスランキングTOP20&イチオシフレーズをご紹介!

     2020年4月8日に“JUJU”がベストアルバム『YOUR STORY』をリリースしました。全52曲入り、4枚組の今作。各DISCに【Theater RED】【Theater PURPLE】【Theater PINK】【Theater BLUE】とテーマを設け、一人一人の物語が紡がれております。それぞれの“これまで”と“これから”に寄り添える作品になれたら…そんな願いが込められた1作です。  さて、今日のうたコラムでは、その最新ベストアルバムからとくに“歌ネットで支持率の高い=歌詞人気の高い”歌たちをご紹介いたします。まずは【JUJUの歌詞アクセスランキングTOP20】を発表(カバー曲を除く)。さらに、アルバムの各【Theater】から4曲ずつ、歌ネットスタッフのイチオシフレーズをピックアップしてみました…! 【JUJUの歌詞アクセスランキングTOP20】 1位:「 やさしさで溢れるように 」【Theater RED】収録 2位:「 この夜を止めてよ 」【Theater PURPLE】収録 3位:「 また明日... 」【Theater RED】収録 4位:「 ただいま 」【Theater RED】収録 5位:「 ありがとう 」【Theater RED】収録 6位:「 さよならの代わりに 」【Theater PURPLE】収録 7位:「 What You Want 」【Theater BLUE】収録 8位:「 Distance 」【Theater PURPLE】収録 9位:「 奇跡を望むなら... 」【Theater BLUE】収録 10位:「 ラストシーン 」【Theater PURPLE】収録 11位:「 sign 」【Theater RED】収録 12位:「 守ってあげたい 」【Theater RED】収録 13位:「 桜雨 」【Theater PINK】収録 14位:「 YOU 」【Theater RED】収録 15位:「 PLAYBACK 」【Theater PINK】収録 16位:「 東京 」【Theater RED】収録 17位:「 If 」【Theater PURPLE】収録 18位:「 いいわけ 」【Theater PURPLE】収録 19位:「 Trust In You 」【Theater PINK】収録 20位:「 Dreamer 」【Theater BLUE】収録  歌詞アクセスランキングTOP20にランクインした楽曲は、いずれもベストアルバム収録曲であり、歌詞アクセス数10万回を超える【歴代人気曲】として認定されております。尚、1位の「やさしさで溢れるように」は、歌詞アクセス数150万回を越えのミリオンリリック!そして、とくに【Theater RED】楽曲の歌詞人気が高いことがわかりますね…! 【歌ネットスタッフのJUJU楽曲イチオシフレーズ】 ~【Theater RED】セレクト~ わたしの生きる世界が 光で満たされるように あなたの生きる時間を わたしが輝かせるから 離れていても そばにいるよ 「 やさしさで溢れるように 」 また明日... あなたを 抱きしめる約束さえも 出来ないなら 今はただ 限りない愛で あなたの事を包みたい 「 また明日... 」 「さよなら」は別れじゃなくて 果てない愛の約束 どんなに遠く離れても 祈ってる 微笑みを 「 東京 」 時が過ぎて 跡形もなく この身体が形失う時 ここに残される愛だけは 消えないことを知ってください 「 あざみ 」 ~【Theater PURPLE】セレクト~ 完璧なひとじゃない 弱いところもあった だけど好きになってた だから好きだった あなたに出逢えたこと 悔やんだりはしないわ ただ愛し方だけが 間違っていたの 「 ラストシーン 」 信じるってなんだろな 疑って証明する事かな それとも願うことかな 「 君がついた嘘なら 」 終りにしたほうがいいって 頭でわかっても 心が言うことをきかなくて あなたをなくしたら 明日に何を思えばいい? 教えてよ 「 Distance 」 ひとりでも生きてゆけると つよがりを言ってきた私が ふたりにしか見えない景色をさがしてる 「 Woman In Love 」 ~【Theater PINK】セレクト~ きみのほう 振り返らず 夢に向かってきたけど なくした蒼さと つかんだ何かに 今はまだ とまどっている 「 桜雨 」 そばにいたかった 声聞いてたかった そう、ぜんぶ言っていい台詞だね どんな凍える夜でも 誰かを想っていよう だってみんな 誰かを 愛するため 生きてるの 「 believe believe 」 しあわせかどうかじゃない わたしらしくあれ 「 Hold me, Hold you 」 人恋しさだけじゃない 愛が何かを 君となら 見つけられそうだから 「 Trust In You 」 ~【Theater BLUE】セレクト~ 『奇跡を望むなら 泣いてばかりいないで シアワセには ふさわしい 笑顔があるはず...』 「 奇跡を望むなら... 」 突然の悲しみは 私を試すけれど 失くしたもの わかったとき 心は 明日を 探し始める 「 Door 」 小さな強がりでも 前を向ける魔法になる あなたに誇れるような 物語がまだ描けるなら 泣いたり愛されたり生きてみるよ 「 ミライ 」 華麗に咲く花なら華麗に散っていけ 「 STAYIN' ALIVE 」  愛に溢れたフレーズ、どん底の悲しみに寄り添ってくれるフレーズ、迷っているときに背中を押してくれるフレーズ、また歩き出す力をくれるフレーズ、様々な魅力がそれぞれの歌詞にありますね…!あなたにとっての“人生の主題歌”はどのJUJU楽曲ですか? イチオシのフレーズは、是非 『コトバのキモチ』 から投稿してみてください!  さらに、歌ネットではJUJUへのメールインタビューも敢行!自身の転機となった「奇跡を望むなら...」や、現在の心境にいちばん近いという「STAYIN'ALIVE」について、さらに彼女自身の“人生の主題歌”もお伺いしました。 コチラ もご熟読を! ◆JUJU BEST ALBUM『YOUR STORY』 2020年4月8日発売 <収録曲> 【Theater RED】 1 やさしさで溢れるように 2 ただいま 3 Eternally 4 守ってあげたい 5 願い 6 また明日... 7 明日がくるなら (with JAY'ED) 8 sign 9 東京 10 YOU 11 I 12 ありがとう 13 あざみ 【Theater PURPLE】 1 この夜を止めてよ 2 ラストシーン 3 つよがり 4 予感 5 くちづけ 6 いいわけ 7 My Life 8 If 9 君がついた嘘なら 10 さよならの代わりに 11 Distance 12 あなたがくれたもの 13 Woman In Love 【Theater PINK】 1 素直になれたら(feat.Spontania) 2 桜雨 3 ナツノハナ 4 星月夜 5 believe believe 6 甜い罠 7 PLAYBACK 8 READY FOR LOVE 9 始まりはいつも突然に 10 READ MY LIPS 11 Hold me, Hold you 12 Trust In You 13 Stop Motion 【Theater BLUE】 1 奇跡を望むなら... 2 Dreamer 3 Hot Stuff 4 What You Want 5 Voice 6 Door 7 ミライ 8 空 9 ANTIQUE 10 PRESENT 11 かわいそうだよね (with HITSUJI) 12 メトロ 13 STAYIN' ALIVE

    2020/05/07

  • 緑黄色社会
    当たり前のように、SNS上にみんなの恋愛事情が散らばっている時代…
    当たり前のように、SNS上にみんなの恋愛事情が散らばっている時代…

    緑黄色社会

    当たり前のように、SNS上にみんなの恋愛事情が散らばっている時代…

     4人組バンド“緑黄色社会”がニューアルバム『SINGALONG』をリリース!CDリリースに先がけて、2020年4月22日より配信がスタートしております。映画『初恋ロスタイム』主題歌「想い人」やドラマ『G線上のあなたと私』主題歌「sabotage」といった話題作に加え、新曲も多数収録した充実の内容。彼らの武器である“歌”と、楽曲ごとに異なった彩りを放つバンドサウンドの融合が凝縮された渾身の1枚です。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った緑黄色社会のボーカル・長屋晴子さんによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 に続く、第2弾。収録曲「 愛のかたち 」に通ずるお話を綴っていただきました。あなたは<誰かが語る法則や 尾ひれのついた噂>が気になるあまりに、自分や相手の愛の形に対する自信がなくなってしまうこと、ありませんか…? ~歌詞エッセイ第2弾~ さて、何を書こうかしら という感情が再び。 ぼんやりした頭の中をぐるぐると探検しながらゆるりと書き綴っていきますので、今回もゆるりとお付き合いくださいませ。 前回、0を1にするのが難しい。そもそも作曲においてのテーマである0が普段の生活で常日頃発生するわけではなく、じっくりと時間をかけて現れるんだという話をしたのだけれど。 じゃあ一体どんなときに空っぽではない0が生まれるのか。1にしてみたい0が現れるのか。そんなことを今回綴ってみようと思います。 前回と重複してしまうのですが、これまでに作ってきた楽曲の中には、うーんと頭を捻って作り出した0から制作した楽曲ももちろんあります。だけど、日常で起こる疑問や違和感、モヤモヤが溜まりに溜まって自然発生した0を私はいつも大切にしています。 そんな自然発生した0から制作した楽曲を、 曲名をあげて例に出すとすれば、今回のニューアルバム『SINGALONG』でいうと「 愛のかたち 」という楽曲。 小学校高学年の頃から(早い人は幼稚園くらいからなのだろうか)、人の恋愛事情が気になって仕方がなかった。というより、誰が誰を好きなのかクラス中が把握していて、情報を共有することが当たり前という小さな世界で過ごしていたので、人の恋愛事情を気にすることは当たり前のことだと思っていた。 中学校、高校、そして大学と進んでいくと、今度はみんなが当たり前のようにスマートフォンを持っていて、当たり前のようにSNSを使っている時代。そして当たり前のように、SNS上にみんなの恋愛事情が散らばっている時代。別にそれが悪いことだなんて言っているわけではないし、思ってもいない。 ただ、そんな当たり前の中にいると、それが原因で上手くいかないことがあったり、余計なことを考えてしまったりもする。 「あそこのカップルお似合いだよね~」 「あのふたり○○に旅行に行ってきたらしいね、羨ましい~」 「今喧嘩してるらしいよ」 「別れたらしいよ」 こんな会話が飛び交うのも当たり前だった。私も当たり前のように参加して、当たり前のように周りの日常をチェックしていた。 すると、人の恋愛事情が気になって仕方がないのと同時に、周りからの視線も気になって仕方がなくなってきた。 自分も同じように噂されているのだろうか。似合わないと笑われているのだろうか。それって自分がこんな容姿でこんな性格だからなのかな。だんだん失われていく自信。募っていく不安。 「ねえ、私のこと好き?」 「どんなところが好き?」 「私たちってお似合いかな」 「皆から羨ましがられるような所に行ってみたいな」 ううん。違うよ、そうじゃない。 向き合うべきは、手の中にあるスマートフォンなんかではなく、今目の前にいる大切な人、ただひとりなんだ。 人と人が運命的に巡り会って一緒になることに、正解なんてものは絶対にないし、間違いなんてものもない。人と比べる必要なんてないし、誰かからとやかく言われる筋合いもない。 いつだってふたりだけの話。 よそ見なんかしなくていい。 愛のかたちは、人それぞれ。 そんな想いを衝動的に書き上げた楽曲が、 そう、「愛のかたち」でしたとさ。 おしまい。 それではまた。 <緑黄色社会・長屋晴子> ◆紹介曲「 愛のかたち 」 作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子 ◆ニューアルバム『SINGALONG』 2020年4月22日配信リリース <収録曲> 01. SINGALONG 02. sabotage 03. Mela! 04. 想い人 05. inori 06. Shout Baby 07. スカーレット 08. 一歩 09. 愛のかたち 10. 幸せ 11. Brand New World 12. あのころ見た光 13. 冬の朝

    2020/05/04

  • Uru
    この歌詞が、自分を肯定してくれたような気持ちにさせてくれました。
    この歌詞が、自分を肯定してくれたような気持ちにさせてくれました。

    Uru

    この歌詞が、自分を肯定してくれたような気持ちにさせてくれました。

     2020年3月18日に“Uru”がニューアルバム『オリオンブルー』をリリースしました。今作には、これまでにリリースした「remember」、「プロローグ」、「願い」に加え、ドラマ『テセウスの船』主題歌として話題を呼んだ「あなたがいることで」も収録。Uruがこれまで積み重ねてきた活動の集大成のような内容となっている作品です。  さて、今日のうたコラムでは特別に、そんな最新作を放った“Uru”へのメールインタビューを【前編】【後編】に分けてお届けいたします。 【前編】 に続く【後編】では、アルバムのなかでとくに思い入れの強いフレーズや、作詞論、これから挑戦してみたい歌詞についてなどなど、お伺いいたしました。彼女の透き通った歌声と、まっすぐな言葉たちが、その心へ届きますように…! ~Uruメールインタビュー【後編】~ ― アルバムの出口として「 remember 」を選んだ理由を教えてください。 このアルバムが、シングルとしては「remember」から始まったこともありましたし、全13曲、色々な曲調や世界観にチャレンジしたアルバムでもあったので、最後は、楽曲の世界観としても心や気持ちをほっと落ち着かせてくれるような楽曲で締めくくりたくて、最後に置く楽曲はこの歌かなと思いました。歌詞のなかの<さよならじゃない>というフレーズも終わりに合ってますしね。 ― アルバムのなかで、とくに思い入れの強い1曲とフレーズをその理由も併せて教えてください。 全部思い入れは強いのですが、「 今 逢いに行く 」という曲はやはりその中でも深度はあります。とくに<およぎながら追いつく>という部分は、言葉にした時スッキリした気分になったのを覚えています。動揺しながらも、本当は自分でもずっとわかっていたことを突かれた時の情けなさみたいなものを表現したかったのですが、これは自分でも好きなフレーズです。 ― Uruさんはどんなときに歌詞を書きたくなりますか? 何かを見て強く感動したとか、逆に悲しくなったとか、そういう心が動いた時でしょうか。ちょっとした心の動きを忘れないようにメモしたりもしていますね。 ― Uruさんの描く主人公の特徴・性格を挙げるとすると? たぶん、私に似ていて、臆病であまり人との交わりが得意でない性格だと思います。 ― 最近、歌詞が良いなと思ったアーティストや楽曲を教えてください。 アクエリアスのCMで歌わせて頂いた、the pillowsさんの「 Funny Bunny 」です。とくに<風の強い日を選んで走って来た>というフレーズが好きですね。 私も一度「どうしていつもそんなわざわざ大変な方へ行こうとするの」と人に言われたことがあって、そのときは自分の要領の悪さを指摘されたような気持ちになり、聞く耳を持たなかったというか、少し反抗した記憶があります。 でもこのフレーズを聴いたとき、あの頃、妙に反論したくなったのは、本当は自分もそう思っていたからなのかなとも感じましたし、そしてこの歌詞が、自分を肯定してくれたような気持ちにさせてくれました。 ― 歌詞に好きでよく使う言葉はありますか? また、意識してなるべく使わないようにしている言葉はありますか? 意識してよく使う言葉はないですが、自然と多くなっている言葉は…<ひとり>とか<隠す>とかでしょうか。そう言われて気づきましたが、これも自分の性格がよく出ているのかもしれません。なるべく使わないようにしているというか、特定の誰かが傷つかないような言葉選びには気を付けています ― ありがとうございました!最後に、これから新たに書いてみたいのはどんな歌詞ですか? 死生観というものを歌にしてみたいというのはあるのですが、簡単には書けないだろうな、と。生まれた時からカウントダウンは始まっていて、いつか死ぬということを受け入れながら生きているって、言葉では表しにくいのですが、なんかすごく哲学というか。客観的に見て寂寥感と力強さが共存しているような、そんな感覚になります。このまとまりのない感覚をどうやって歌詞にしたらいいのか、ちょっと時間がかかりそうです(笑)。 【前編】は コチラ ! (取材・文 / 井出美緒) ◆New Album『オリオンブルー』 2020年3月18日発売 初回生産限定盤(映像盤) AICL-3840~1 ¥5,000(税込) 初回生産限定盤(カバー盤) AICL-3842~3 ¥4,000(税込) 通常盤 AICL-3844 ¥3,000(税込) <収録曲> 1. プロローグ 2. 今 逢いに行く 3. あなたがいることで 4. space in the space 5. marry 6. 願い 7. Don't be afraid 8. 頑な 9. いい女 10. PUZZLE 11. Scenery 12. 横顔 13. remember Special Track Binary Star / SawanoHiroyuki[nZk]:Uru <MUSIC VIDEO> 1. プロローグ 2. 願い 3. あなたがいることで <Uru Live「 T.T.T 」@東京・TOKYO DOME CITY HALL> 1. The last rain 2. いい男 3. remember 4. アリアケノツキ 5. 娘より 6. プロローグ 7. フリージア 8. 奇蹟 9. 君を忘れない(松山千春) 10. ごめんね。 <初回限定盤B(カバー盤)> 新曲カバーを含む8曲を収録 1. 3月9日(レミオロメン) 2. カムフラージュ(竹内まりや) 3. 白日(King Gnu) 4. このまま君だけを奪い去りたい(DEEN) 5. Funny Bunny(the pillows) 6. Pretender(Official髭男dism) 7. 若者のすべて(フジファブリック) 8. 雪の華(中島美嘉)

    2020/05/01

  • 緑黄色社会
    表現者という立場にありながら私はいつも分からない。
    表現者という立場にありながら私はいつも分からない。

    緑黄色社会

    表現者という立場にありながら私はいつも分からない。

     2020年4月22日に“緑黄色社会”がニューアルバム『SINGALONG』をリリースしました。今作は、映画『初恋ロスタイム』主題歌「想い人」やドラマ『G線上のあなたと私』主題歌「sabotage」といった話題作に加え、新曲も多数収録した充実の内容。彼らの武器である“歌”と、楽曲ごとに異なった彩りを放つバンドサウンドの融合が凝縮された渾身の1枚です。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った緑黄色社会のボーカル・長屋晴子による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその第1弾。0を1にするのが難しく、0が0でしかないという彼女が、なぜ“表現者”という道を選んだのか。そして今作『SINGALONG』に込めた想いとは。ニューアルバムと併せて、是非このエッセイもじっくりとご堪能ください。 ~歌詞エッセイ第1弾~ さて、何を書こうかしら。 何をするにも0から1にする工程が一番難しい、と思っている。真っ白でまっさらな画用紙に一番はじめに何色を使って、どんな線を描いてやろうか、私はそれが永遠に決められなくて、どんどん彩られていくクラス中の画用紙を見渡しながら、ヒントをかき集めてアイデアを絞り出すようなタイプだった。 私は私が分からない。何がしたいのか、分からない。何を伝えたいのか、分からない。表現者という立場にありながら私はいつも分からない。 それはきっと0が本当に0だから。 何も考えていないわけじゃない。ただ毎分毎秒頭のどこかに信念のようなものがビシッと聳(そび)え立っているようなタイプではないから、急に「かきたいものをかいてください」、「あなたのモットーはなんですか」、「今の気持ちを教えてください」なんてことを言われてしまうと大変困ってしまう。 じゃあ何故そんな私が、自分で曲をかいて歌を歌っているのかというとそれは、0が0でない瞬間が私にもふと訪れるから。そしてその訪れた瞬間が何故そんな私が、自分で曲をかいて歌を歌っているのかというととてつもなく愛おしく感じるから。 なんだかモヤモヤすることがあると、私はそれについてじっくりじっくり考える。「なんだかモヤモヤするな」「モヤモヤの原因はなんだろう」「なるほど私はここに引っかかっていたのか」自問自答を繰り返して、たくさん時間をかけてようやく0(いわゆるテーマのようなもの)が生まれる。見えてくる。そして私がだんだん分かってくる。 0が生まれただけで自分的には心のモヤモヤが解決した気持ちだし、そこで留めておいても良いのだけれど、私は歌を歌うことが心底好きで、その歌を誰かに聴いてもらいたいと思っている。そしてその歌が自分の気持ちであったらもっと素敵だなと思っている。さらに言えば同じような気持ちの人に届いて、染み渡って、何か少しでも感じてもらえたら最高だなと思っている。 そんな妄想が膨らんでしまって、0を1にしてみたくなるんだよな。 0を1にしたくなる瞬間というのは本当に衝動的で、クラス中の画用紙を盗み見ていたことがまるで嘘だったかのように、言葉やメロディ、コードや景色がぶわっと一気に溢れ出す。 0が本当に空っぽな0のとき、頑張って頑張ってひねり出したアイデアはやっぱり最後までどこか納得がいかない。 だけど0が0でないときに生まれたアイデアは輝いていて愛おしくて自信をまとっている。 真っ白だった頭の中で、ふわっと生まれた0の欠片がたまりたまって大きくなったら衝動的に吐き出して、また真っ白に戻す。そしてまたため込んで吐き出す。 私はそんなことをいつもしている。 そんな衝動的な気持ちが集まって生まれたのが、そう、『SINGALONG』なのである。 衝動的な気持ちの詰まった作品だから、きっとそれを聴いてくれるあなたにも、衝動的な何かが訪れるのではないかなと思っています。 何かを始めてみたくなったり、モヤモヤしていた気持ちが晴れたり、誰かに会いたくなったり、誰かに悩みを打ち明けてみてもいいかなと思えたり、つい歌って踊ってみたくなったり。 まあ、『SINGALONG』を聴いてあなたがどう感じるかなんて結局のところ自由だし私には分からないことなのだけれどね。 それでも、そうであったら最高だな、とまた妄想が膨らんでしまうのです。 おしまい。 さて、次は何を書こうかな。 また真っ白になってしまった。 <緑黄色社会・長屋晴子> ◆ニューアルバム『SINGALONG』 2020年4月22日配信リリース <収録曲> 01. SINGALONG 02. sabotage 03. Mela! 04. 想い人 05. inori 06. Shout Baby 07. スカーレット 08. 一歩 09. 愛のかたち 10. 幸せ 11. Brand New World 12. あのころ見た光 13. 冬の朝

    2020/04/29

  • イチオシ!
    アーティストが歌詞に好きでよく使うワードは…?【後編】をお届け!
    アーティストが歌詞に好きでよく使うワードは…?【後編】をお届け!

    イチオシ!

    アーティストが歌詞に好きでよく使うワードは…?【後編】をお届け!

     以前、うたコラムで『歌詞で、あえて使わないように意識しているワードはありますか?』という質問に対する、10組のアーティストの回答をご紹介いたしました(記事は コチラ !)。たとえば、ポルノグラフィティの新藤晴一さんは「風」や「空」といった使いやすい言葉。大塚愛さんは“綺麗な言葉”など。ビッケブランカさんは“形容詞”です。    そこで今日のうたコラムでは、反対に『歌詞に好きでよく使うワードはありますか?』』という質問に対する回答を過去インタビューをもとに【前編】と【後編】に分けてお届け!今回はその【後編】です。答える前に「今まで意識したことがなかったけれど、よく考えてみると、多く使っているかも!」とおっしゃっていた方も多々。是非、様々な『好きな理由』にもご注目ください。     <NakamuraEmi> よく使うのは<花>です。自然界のモノが発する力って、目には見えない凄さがあるし、とても儚いものだからこその強さや美しさがあるから、そこに憧れているんです。なので<花>に関するワードはよく使います。 <ちゃんみな> <呪い>…ですね(笑)。なんか好きなんですよね。<呪い>という表現をすればなんでもうまく収まる気がするし。それこそ今作だと「 Can U Love Me 」の<この国にはそんな子は モテない呪いがあるんだ>とか。あと「 Doctor 」の<この時代は情報が溢れる 呪いにかかってます>もそうですね。<呪い>って風習とかそういうのをひっくるめた言葉じゃないですか。日本語にしかないような、不思議な表現だと思います。 <スカート・澤部渡> <窓>とか好きなんですよね。想像がしやすいから。向こう側とこちら側というか。あと【ここにいない・いる】というニュアンスの言葉も多いなと気づきました。とくに今回のアルバムの最後は「 トワイライト 」の<君とここにいないだなんて!>と「 四月のばらの歌のこと 」の<ここにいるのに>と続きましたし、「 花束にかえて 」でも<それでも青い鳥は そこにはいない>って書きましたしね。意識して不在を歌ったアルバムにしたつもりはなかったんですけど、意外とそうだったのかもしれないと後から歌詞を読み返して思いましたね。あー、今の自分のモードはこれだったんだぁ!ってハッとしました(笑)。 <大原櫻子> なんか…温度感。冷たい何か、とか、誰かのぬくもり、とか、そういう温度感が伝わる言葉は好きですね。あと<瞳>かも。「 瞳 」という曲もあるんですけど、この歌は高校サッカーのテーマソングになるということで、実際に大会を観に行きまして。そのとき、私には応援している人たちの目がとても印象的だったんです。生活のなかでも人の目って、すごくよく見ているから、歌詞にも表れていると思います。 <奥華子> “否定形”の言葉。あと<優しさ>というワードがかなり多いかもしれません。デビュー曲も「 やさしい花 」というタイトルですし、私自身<優しさ>についてよく考えるんですね。本当の優しさって何だろうなって。たとえば、何かをしてあげることじゃなくて、何かを“しないこと”も優しさだと思うんです。連絡しないとか。あえて言わないとか。だけど、その“しない”優しさって相手に伝わりにくいじゃないですか。だからそういうところこそ、歌で表現できたらいいなって。 <足立佳奈> ラブソングなら<今すぐ想いを伝えるよ>とか<あなたに歌うよ>というようなフレーズをすぐに書いてしまいます(笑)。私自身が想いを伝えちゃいたいタイプなので。だけど、伝えられない子にとっては共感できない歌詞になってしまうかもしれないので、そのバランスを考えるのは毎回ちょっと大変ですねぇ。自分の恋愛観が出すぎてしまわないように気をつけます(笑)。 <BIGMAMA・金井政人> <運命>とか<神様>とか。自分の傾向です。その言葉を音楽として最も体現できたのが「 神様も言う通りに 」という曲で。僕はお参りをしていて、ふと神様の気持ちを想像したことがあるんですね。「これだけたくさんひとがいて、大変だろうな」って。それで一度、お願いをするんじゃなくて「今年も一年頑張るので、見守っていてください」くらいで帰ったことがあるんですよ。そうしたら、のちに「それが正しいんだよ。お参りっていうのは、自分の名前を伝えて、報告をしに行く場所なんだよ」ということを話してくれたひとがいて。 その真偽作法はいろいろあるとは思うんですけど、僕としてはあのときに自分が思い直したことって正しかったんだなって感じました。仮に、神様が願いを叶える順番をつけるとしても、本当に頑張っているひとから優先させていくんじゃないかなって。すると、また助詞の話に戻りますけど“神様の言う通りに”ではなくて「神様も言う通りに」がいいと思ったんですよね。自分の意志で実現させていくんだという気持ちを<も>という助詞に込めて。だから「抗え」というか「偶然を必然に変えろ」と表現したくて<運命>や<神様>というワードを使っていることが多い気がします。 <阿部真央> う~ん、初期は<Baby>かな。なんか誰かがね、Twitterで「阿部真央の曲は<Baby>出がち」みたいなことを書いていて、たしかにウルフルズさん並みに出ていますね(笑)。というか、ウルフルズさんの影響で<Baby>が好きになって、やたらと使っていました。 <コレサワ> <ちょっと>とか<ギュって>とか、ちっちゃい<っ>が入る言葉ですね!<きっと>とか<やっと>とか<なっちゃう>とか。あと【ちゃちゅちょ】とか【きゃきゅきょ】とかも入れたい(笑)。そういう言葉が可愛くて好きなんです。だって「こぼれちゃった」とか日常会話で言うとブリッ子じゃないですか。でも歌の中だったら「~だもん!」とかも許されるから、いつも自分が使いたくて使えない言葉を使っています。  それぞれのアーティストが大切にしているもの、好きなもの、よく見ているものが自然と歌詞にも表れていることがわかりますね。今回、ご紹介したアーティスト以外にも、あなたが好きなアーティストの楽曲にはどんなワードが登場することが多いか、注目しながら歌詞を読んでみるとまた面白いと思います!いろんな形で歌詞を楽しんでみてください…! 【前編】 はコチラ!

    2020/04/28

  • 川嶋あい
    1つの恋愛を恋愛として永久に続けてゆくことは非常に困難だけれど…
    1つの恋愛を恋愛として永久に続けてゆくことは非常に困難だけれど…

    川嶋あい

    1つの恋愛を恋愛として永久に続けてゆくことは非常に困難だけれど…

     2020年6月3日に“川嶋あい”がニューアルバム『針の穴』をリリース!今作は【恋愛・応援】をテーマにした大人の恋愛ソング集であり、都々逸(どどいつ)や短歌にインスピレーションを受け制作されたものだそう。彼女は「針の穴に糸を通すように、ただ1つのものだけに想いを注ぐ女性の、濃密な感情が詰まった」楽曲だとコメントしております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“川嶋あい”による歌詞エッセイを、3ヶ月連続でお届けいたします!第1弾では、収録曲「 ペペロンチーノ 」にまつわるお話を綴っていただきました。片想いをしていた頃や恋のはじまりはあんなに楽しかったのに、最近なんだかモヤモヤ…な気分な方。まずは是非、こちらのエッセイをご堪能ください…! ~歌詞エッセイ第1弾:「 ペペロンチーノ 」~ 恋した時は誰でも一生懸命だ。それが始まりのタイミングであればあるほど、相手に気に入ってもらいたくてなんとか自分磨きに思いを砕くもの。 そんな恋への準備期間みたいなものが実は1番楽しかったりする。洋服を選んだり、髪色を変えてみたり、自分自身を少しずつ変身させて演出したい願望が湧き起こってくる。それに対して、相手から細やかなリアクションをもらえなくてもいい。とにかくまずは自分で自分をメイクアップさせていきたいのだ。目標を達成することの喜びと幸福感を勝ち得たいのだ。 では、1つの恋が少し前に進んだタイミングではどうだろう。片思いから両思いになり、2人の時間が増えてゆきお互いのことを深く知って理解し合える関係になった時、それこそが恋愛の分岐点だと私は思うのだ。 そこからの道の方がもっと長く険しいだろう。長く付き合ってゆくからこそ生まれる綻びや小さなズレ、摩擦みたいなもの。消してゆくことは容易ではない。 最初は可愛かったワガママや振る舞いも時が経てば鬱陶しく感じたりもする。それでも相手の欠点を認めて受け止めながら次の一歩を一緒に踏み出してゆくことは、未来を描いて恋愛することにおいて、どちらにも必要な最低限の行為だと思うのだ。月日が経とうが、浅かろうが双方がそれなりに努力をして、相手に想いを寄せて言動する。それが関係を良くして滞りをなくしてゆくことにつながるのではないかと私自身感じている。 例えばたまの2人での外出時、女性の方は化粧やお洒落に頑張って時間を費やしてきたのに、彼の方は全くそんな気はなくデートの服装というより少しだらしない格好をしてきたとする。精神的にどうにも不釣り合いな気がしてガッカリしてしまう。お互いの今一緒にいる時間を楽しもうとしてきた彼女の準備に対して、少し配慮が足りないのではないかと思うのだ。 そういう人だから…とゆうことでは割り切れないモヤモヤ感が残る。もし彼が彼女に負けないくらいの気持ちで、いつもと違う雰囲気の服装や演出でその日を楽しませてくれたなら、彼女はもしかしたらもう一度『好き』の言葉に出逢えるかもしれない。 長い時間を共にしてきた2人だからこそ、いつもではなくたまに見えるところでそれぞれの小さな努力を知ることができれば、これからの未来をささやかにでも励ましてくれるのではないか…。たまには一緒に頑張って、たまには一緒にだらしなくなって、そしてまた一緒に明日を描いて…。そんな前向きな繰り返しができればもっといい関係や絆を作ってゆける気がする…。 私自身の恋愛への理想や本音が詰まった楽曲が、アルバム『針の穴』に収録されている「ペペロンチーノ」だ。 1つの恋愛を恋愛として永久に続けてゆくことは非常に困難だけれど、少しでも寿命を長くしていくために…たまにお互いが何かを変えてみたり、何かを考えて行動してみたり、とにかくアクションを起こしてみる。片思いから両思いになる時だってそうだったはず。いつだって勇気を出せば何かの歯車が小さくても回り出すのだ。 なるべくお互いの心にある天秤が均等にバランスを保てるように、比重がどちらかにだけ激しく偏らないように、時にはメンテナンスしながら自分と相手の姿勢と向き合ってゆくことも大切なように思う。もちろん、失敗したり上手くいかないことの方が多いのだが。それでも何かに想いを砕き、努力する姿は美しい。 気付いたら全力で恋をしている頑張り屋さんの皆さんへ、想いのはけ口のような存在としてこの楽曲を聴いてもらえたなら最高に嬉しい。 <川嶋あい> ◆紹介曲「 ペペロンチーノ 」 作詞:川嶋あい 作曲:川嶋あい ◆9th ALBUM『針の穴』 2020年6月3日発売 初回限定盤 TRAK-0168~9 ¥3,500(税別) 通常盤 TRAK-0170 ¥3,000(税別) <収録曲> 1.Paradox 2.くるくる 3.綴 4.ペペロンチーノ 5.Home 6.Life 7.私を彼女にして 8.雪割草

    2020/04/27

  • Uru
    深みのある暗めのブルーではなく“明るい青”にしたい想いが強かった
    深みのある暗めのブルーではなく“明るい青”にしたい想いが強かった

    Uru

    深みのある暗めのブルーではなく“明るい青”にしたい想いが強かった

     2020年3月18日に“Uru”がニューアルバム『オリオンブルー』をリリースしました。今作には、これまでにリリースした「remember」、「プロローグ」、「願い」に加え、ドラマ『テセウスの船』主題歌として話題を呼んだ「あなたがいることで」も収録。Uruがこれまで積み重ねてきた活動の集大成のような内容となっている作品です。  さて、今日のうたコラムでは特別に、そんな最新作を放った“Uru”さんへのメールインタビューを【前編】【後編】に分けてお届けいたします。まず【前編】では、アルバム収録曲についての想いはもちろん。ドラマ主題歌の大ヒットや初のテレビ出演、歌詞面の変化などをお伺いしました。彼女の透き通った歌声と、まっすぐな言葉たちが、その心へ届きますように…! ~Uruメールインタビュー【前編】~ ― Uruさんと言えば、やはり2018年12月リリース「 プロローグ 」の大ヒットがひとつの大きな転機ですね。この歌の反響はどういったところから感じましたか? SNSやミュージックビデオのコメント欄などで、これまで以上に多くの方からメッセージをいただきました。あとは動画配信サイトで「プロローグ」をカバーしてくれる方がたくさんいたことでも、歌が届いていると実感できてありがたいなと思いました。とくに、歌詞を切り取って「ここがすごく共感する」と言ってくださっているのを見ると、とても具体的な喜びというか、歌詞に共感してもらえるって本当に嬉しいことなんだなと気づきました。 ― また、これまでTV出演はされてこなかったUruさんですが、先日の『CDTV』や『Mステ』大変感動いたしました。 出演させていただいた際にもお話しをさせていただいたのですが、テレビなどの華やかな場所が自分にはそぐわないと思っていて、それは今もそう思っているのですが(笑)、デビューからここまで本当にたくさんの方のお力をお借りして今の自分がいるということや、何より、いつも応援してくださる皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思ったときに、出演させていただこうと決心することができました。 ― タイアップ曲のヒット、楽曲提供、TV出演、と様々な経験を重ね、新章へと進んでいるUruさんですが、なにかご自身で“歌詞面”で変化したと感じるところはありますか? 歌詞を書くにあたって、ありきたりな言葉はあまり使いたくないという意識がずっとあったのですが、でも、今は「なぜその言葉がスタンダードに成り得たのか」という事を深く考えるようになり、それからは妙に納得したというか、あまり考えすぎず、これだと思った言葉を素直に使えるようになりました。 ― では、ここからはニューアルバムについてお伺いしていきます。前作アルバム『モノクローム』の“モノクロ”から、今作では『オリオンブルー』というご自身のイメージカラーがタイトルに表れているんですね。 まず1stアルバムは、私の原点でもあるモノクロの世界からの出発という意味で『モノクローム』というタイトルにしたのですが、今回はそこから時間が経過して、少しずつ自分なりの色というものを見つけて来ることができたかなと思ったのと、いつも応援してくださっている皆さんに私から連想する色をお聞きした時に、ブルー系が多かったのをタイトルの参考にさせてもらいました。 ジャケットやアーティスト写真、ライブの照明でもブルーを使うことが多かったですし、バラード=寒色というイメージもあったと思います。私自身は緑が好きで(笑)、緑がかったブルーということで『オリオンブルー』にしました。雰囲気やイメージとしては、深みのある暗めのブルーではなく“明るい青”にしたい想いが強かったです。この色の私的なイメージは、うーん…綺麗な海の色ですかね。 ― 2曲目「 今 逢いに行く 」は、いつ頃どのようなきっかけから生まれた楽曲でしょうか。 デビューする前に作った曲なのでもう4年以上前ですね。Uruとして初めて作ったオリジナル曲です。男女のイメージを膨らませながら書いたのですが、曲の雰囲気から歌詞を書いていって、煮詰まることもなくとても自然な流れの中で生まれた楽曲でした。 ― ドラマ『テセウスの船』主題歌として書き下ろされた、3曲目「 あなたがいることで 」は大変歌詞人気も高く、現在もなおアクセスを伸ばし続けております。Uruさんご自身はドラマを観ているなかで、どのフレーズがもっとも心に響きましたか? 私自身もそうですが、コメントやメッセージで多く届いたのは、<会えない日々が続いたとしても 僕はずっとあなたを想うよ>というフレーズだったでしょうか。ドラマに寄り添うことができたのかな…と思うことができました。 ― 5曲目「 marry 」は、Uruさんには珍しい幸せなラブソングではないでしょうか。 そうですね。カバーをさせていただいていた頃もそうですし、私のウエディングソングでないオリジナル曲でも、ウエディングソングとして使ってくださる方の声が届いていたこともあって、それであればザ・ウエディグソングを作ってみたいと思ったことがきっかけでした。しっとりとしたものか、明るい曲調のものか迷いましたが、まずは明るい方を、と思って作ってみました。人生に一度、本当に幸せで大切な瞬間に自分の楽曲が寄り添えることがあったら…そんなに嬉しいことはないですね。 ― 8曲目「 頑な 」は、プロボクサー・和氣慎吾さんのドキュメンタリー番組がきっかけで生まれた楽曲だそうですね。具体的には、どのようなシーン、言葉、想いに胸を打たれたのでしょうか。 和氣さんが歩んでこられた道のりにとても共鳴したというか、心に響くものがあって、気づいたら泣きながら見ていて、自分でもびっくりしました。当時の私は、とてもくよくよとしたネガティ部の部員だったので、自分と向き合って、周りに何を言われても貫きたい気持ちがあるという和氣さんをすごいと思いましたし、勇気をもらいました。その感情や勢いのまま、ピアノに向かって、和氣さんがスパーリングをするように、私はピアノを弾いて曲を作りました。なので、和氣さんと、そして自分自身への応援歌でもあります。 ― 9曲目「 いい女 」は前作の「 いい男 」と対になる名曲ですね。どちらも別れたあとの“強がり”という点では通じておりますが、<僕>と<私>で異なるところを挙げるとすると? 異なるところは、ないのかもしれません(笑)。あえて言うとすれば、並べる「理屈の多さ」でしょうか。男性の方は、あまり思い出を語ったりせず、ただ自分のなかだけで彼女への想いに浸っていますが、女性の方は、細かい思い出を口に出しているというか。根本は男性も女性も同じだとは思うのですが、男性同士あまり恋愛話はしないけれど実は心の中ではものすごく色んな事を想っていて、女性は女性同士恋愛相談をしたりトークが止まらなくなったりするもの…そういうところに通じているのかもしれません。 【後編】に続く!(5月1日公開) (取材・文 / 井出美緒) ◆New Album『オリオンブルー』 2020年3月18日発売 初回生産限定盤(映像盤) AICL-3840~1 ¥5,000(税込) 初回生産限定盤(カバー盤) AICL-3842~3 ¥4,000(税込) 通常盤 AICL-3844 ¥3,000(税込) <収録曲> 1. プロローグ 2. 今 逢いに行く 3. あなたがいることで 4. space in the space 5. marry 6. 願い 7. Don't be afraid 8. 頑な 9. いい女 10. PUZZLE 11. Scenery 12. 横顔 13. remember Special Track Binary Star / SawanoHiroyuki[nZk]:Uru <MUSIC VIDEO> 1. プロローグ 2. 願い 3. あなたがいることで <Uru Live「 T.T.T 」@東京・TOKYO DOME CITY HALL> 1. The last rain 2. いい男 3. remember 4. アリアケノツキ 5. 娘より 6. プロローグ 7. フリージア 8. 奇蹟 9. 君を忘れない(松山千春) 10. ごめんね。 <初回限定盤B(カバー盤)> 新曲カバーを含む8曲を収録 1. 3月9日(レミオロメン) 2. カムフラージュ(竹内まりや) 3. 白日(King Gnu) 4. このまま君だけを奪い去りたい(DEEN) 5. Funny Bunny(the pillows) 6. Pretender(Official髭男dism) 7. 若者のすべて(フジファブリック) 8. 雪の華(中島美嘉)

    2020/04/24

  • 川村結花
    再び大好きな人たちと歌い奏で笑い合い抱きしめ合えるその時まで。
    再び大好きな人たちと歌い奏で笑い合い抱きしめ合えるその時まで。

    川村結花

    再び大好きな人たちと歌い奏で笑い合い抱きしめ合えるその時まで。

     2020年は、シンガーソングライター“川村結花”のCDデビュー25周年のアニバーサリーイヤー!そこで、今日のうたコラムでは、その記念企画として1年を通じてのご本人によるスペシャル歌詞エッセイをお届けいたします。更新は毎月第4木曜!    シンガーソングライターとして活躍しながら、様々なアーティストへの楽曲提供も行い、ここ数年はピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている彼女。この1年の連載でどんな言葉を綴ってくださるのでしょうか…!今回は第4回をお届けいたします。 第4回歌詞エッセイ:「大切」 毎月第4木曜更新の歌詞エッセイ。今月も書かせていただいております。しかしながら前回の折にはまさかひと月後の今日、世の中がこんなことになっているなんて想像もできずにいました。本来ならば今頃は5月からの3ヶ月連続セルフカヴァーライヴの準備で選曲やらリハやらやっていたはずー、が、全て延期となり、今は家に引きこもりの生活を送っております。 こんな状況の中、医療関係の方々はもちろんのこと、スーパーマーケット勤務の方々や運送業の方々、在宅ワーク不可能な職種で現場に赴かれている方々には本当に頭が下がります。特にスーパーマーケットは亡き父の勤務先であったということが大きく、そこへお勤めの方やご家族を思うと胸がいっぱいになってしまうのです。父もこれが生前なら毎日満員電車に乗って出社していたことでしょう。そしてわたしや母は心配し感謝しやはり心配し、の日々だったでしょう。 ーというようなことをたびたび考えるせいでしょうか、ここのところ父や祖父母や叔母など、血縁の故人が出てくる夢を毎日のように見るのです。普通にそこにいて普通に話したり笑ったりしている、なんでもない平和な夢。なんでもないけどとてもリアルで、目が覚めてからも暫く今がいつなのか自分が何歳なのかどこにいるのかわからないこともたびたび。ああそういえば先代のワンコたちも最近よく登場するなあ、、、というところで思い出したのが、FUNKY MONKEY BABYSへの提供曲(共作詞、共作曲)、「 大切 」という曲です。 “あなたが笑ってて あなたの声がして 普通に日が暮れて また明日ねって手を振る ありふれて見えても あたりまえなんかじゃない あなたといる日々が なににも代えられない 大切” 自分でもものすごく大好きなフレーズ、ここの部分を聴くといつもまずその先代のワンコたちを思い出し父を思い出しなんだか泣けてくるのです。ワンコと父だけでなく(ワンコが先でごめんね、おとーさん)、今はもう会えない大切な人たちや景色を思い出し泣けてくるのです。そして今自分のまわりの大切な人たちや場所を思いまた泣けてくるのです。今書いててすでに泣けてきました。いやほんまに、、、。 今たくさんの人たちが、ありふれて見えてもあたりまえなんかじゃない日々、なににも代えられない大切な日々の愛おしさをあらためて実感し心に抱きしめ、がんばって過ごされていることでしょう。わたしもそのうちの一人です。そんな尊い日々がわたしたちのもとに一刻も早く戻って来ますように。あの時は大変だったよね、と乾杯しながら語り合える時が来ますように。再び大好きな人たちと歌い奏で笑い合い抱きしめ合えるその時まで、前向いて頑張って元気に引きこもっていようと思います。 <川村結花> ◆紹介曲「 大切 」 作詞:FUNKY MONKEY BABYS・川村結花 作曲:FUNKY MONKEY BABYS・川村結花・Naoki-T ◆プロフィール 川村結花(シンガー・ソングライター) 大阪府生まれ。東京芸術大学作曲学科卒業。1995年、アルバム「ちょっと計算して泣いた」でシンガーソングライターとしてデビュー。同時に作詞家作曲家として楽曲提供を行い、主な提供楽曲は、夜空ノムコウ(作曲)をはじめ2019年現在までに100曲以上。2010年「あとひとつ」(作詞作曲共作)でレコード大賞作曲賞を受賞。2017年、アルバム「ハレルヤ」をリリース。ここ数年は、提供楽曲の作詞作曲も行いながら、ピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている。 オフィシャルサイト: https://www.kawamurayuka.com ◆歌詞エッセイバックナンバー 【第1回】 【第2回】 【第3回】

    2020/04/23

  • シナリオアート
    ほんとはこんなことを、歌ってしまいたくないけど、歌わざるを得ない
    ほんとはこんなことを、歌ってしまいたくないけど、歌わざるを得ない

    シナリオアート

    ほんとはこんなことを、歌ってしまいたくないけど、歌わざるを得ない

     男女ツインボーカル3ピースバンド“シナリオアート”が、2020年4月15日に3年ぶりとなるニューアルバム『EVER SICK』をリリース。今作には彼ら史上もっとも多い、全14曲が収録。独立後からの発表となるシングルや、ライブのみの演奏となっていた待望の音源化楽曲に加え、完全新曲が6曲。新生シナリオアートの至極の1枚が完成しました。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届けいたします! 第1弾 、 第2弾 に続く最終回で綴っていただいたのは、収録曲「 ブルーカラー 」にまつわるお話。まるで実体験かのように綴られているリアルな物語ですが、その芯にある想いこそが彼が本当に伝えたかったメッセージ。是非、歌詞と併せてじっくりとエッセイをご堪能ください…! ~歌詞エッセイ最終回:「 ブルーカラー 」~ “子供がほしいな~”から始まる歌詞 「ブルーカラー」という曲の歌い出しなのだけど ツッコミどころが多い。 あまりにも淡々と進む物語がリアルすぎて、 友人に聞かせると、 え?実話、、?って気まずそうにされる。 いやちがうし この曲は真面目に生きてきたはずの男が、 普通の幸せすら手に入れられない なんとも希望のない歌なんだけれども 最近、思うに 真面目に生きる人は、ほんとに素晴らしいよ。 友人にもそんな素敵な奴が何人もいる。 そんな友人を心から尊敬している。 そして真面目に生きるんだから、そういう人は 絶対報われるべき。 しかし、 「はあ??真面目を免罪符にして 逃げてないか?思考停止してない?」 ってマッチョな先輩が 根性論や精神論でまくし立てる世の中だよ。 そんなことないよ。 優しくまともでいることは、 圧倒的に不利なだけだよ、この世は。 ルールに則って、まっすぐ生きる奴が 一番報われるべきだとおもう。 しかし、世の中はそうじゃないことの方が多いよ。 ああ愛おしい奴らよ。 まっすぐ生きる奴らよ。幸せになって欲しいんだよ。 曲の最後に言い放つ、 「誰も言わないから 僕が言ってやるよ 現代には希望はない 夢なんてまやかし 希望なんてないよ 未来なんてないよ 奇跡なんてないよ 光なんてないよ 希望なんてないよ どこにも落ちてない」 辛辣なことを叩きつけるように歌う。 真面目に生きていても、 どうしようもなく情けない未来が 待っている確率が大きくなっている ほんとはこんなことを、 歌ってしまいたくないけど、歌わざるを得ない 持たざる者は疲弊し、 持つものは逃げ切ることを考えている。 こんな世界で 希望や光だけじゃ生きれない人に 僕たちの音楽が寄り添えたら 誰かが歌えばいい音楽は誰かにまかせるよ。 こんな情けなく足りない自分だからこそ、 歌える歌だけを歌って生きたい けどね 自分だって諦めてるわけじゃない。 いつか情けない奴らを大勢集めて、証明したいのだ。 こんな自分が大勢に受け入れられたら 全力で言える気がする お前はなんにも悪くないって包み込みたいのだ。 出口の見えない日々だけれども。 全て報われる日がくるまで、、、、 3回にわたって文章を書かせていただきました。 このような場を与えていただけて本当に嬉しかったです。 改めて3年ぶりのフルアルバム『EVER SICK』 よろしくお願いします!! <シナリオアート Gt/Vo ハヤシコウスケ> ◆紹介曲「 ブルーカラー 」 作詞:ハヤシコウスケ 作曲:ハヤシコウスケ ◆3rd Full Album『EVER SICK』 2020年4月15日発売 <収録曲> 1.スターサイドシンドローム 2.エバーシック 3.アダハダエイリアン 4.イッツオーライ 5.ワイ・エム・ピー 6.クジラノナカ 7.オンリーヒーロー 8.シブヤメルトダウン 9.ブルーカラー 10.リープスル 11.ビューティフォーサンデー 12.シーユーネバーランド 13.ドライフラワー(dramatic ver.) 14.アイクローン

    2020/04/22

  • 井上苑子
    今回の「近づく恋」は、私の性格とよく似た子を主人公にした。
    今回の「近づく恋」は、私の性格とよく似た子を主人公にした。

    井上苑子

    今回の「近づく恋」は、私の性格とよく似た子を主人公にした。

     2020年4月22日に“井上苑子”がニューミニアルバム『ハレゾラ』をリリース!このタイトルには「(ミニアルバムの発売が)たくさんのひとが、新しい環境で新たなスタートをきる春ということで、爽やかで前向きなイメージがタイトルから伝われば」という想いが込められております。収録されている全6曲、じっくりとご堪能くださいませ…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“井上苑子”本人による歌詞エッセイをお届け!今作に収録される新曲 「 近づく恋 」 について綴っていただきました。小中高と”恋愛”に憧れ、理想を描き続けてきたという彼女が、この曲に詰め込んだものとは? 今、あなたが恋をしているお相手を頭に思い浮かべながら、エッセイも歌詞もご堪能ください…! ~歌詞エッセイ「 近づく恋 」~ 私は恋物語を妄想するのが好きだ。それはきっと学生時代、恋愛に憧れていたからだろう。小学校高学年の頃は海外ドラマ、特にハイスクールミュージカル、そして中学生の頃、少女漫画や韓国ドラマにハマって、一層恋愛に憧れを抱いた。そう、本当に恋愛ものしか、見なかった。 小・中学校が女子校だったからと言うのも恋愛に憧れた理由の一つだろう。実際にどんな恋愛に憧れていたかと言うと、朝家まで迎えに来てくれて一緒に登校することや、彼の肩で夕方の公園のベンチでコテっと寝ること、身だしなみはきちんとしていて、馬鹿であってもみんなから好かれている相手であること、自分と少し違う趣味を持っていて楽しそうに教えてくれること。など、妄想をすれば軽く100個は出てきそうだ。 歌詞を書く時は、共学に通い始めた高校生活での朝からの出来事を考えつつ、そういった憧れの恋愛を思い浮かべる。主人公の性格も曲によって違ったりする。目覚ましですぐに起きられるタイプかどうか、朝ご飯をダッシュで口に放り込むタイプか。そうして色々な物語のシチュエーションを考えていると主人公が動きだすのだ。 今回の「近づく恋」は、私の性格とよく似た子を主人公にした。 朝の目覚ましは憂鬱。朝の電車なんてもっと憂鬱。大阪に住んでいたときは電車の長時間の移動は音楽を沢山聞けたり、テスト勉強や宿題を電車でもできるから苦ではなかったのに、東京はどこに行くにも乗り換えがすぐにあったり、私の通っていた学校までは満員電車が当たり前だった。自分の背中でまわりの方の背中をグイグイっと押して乗ったりした。そうしなければ、一生学校に辿り着かないのだ。とにかく、朝は憂鬱だと感じる学生生活だった。 ただ、憂鬱な気持ちを軽減させてくれた魔法がある。それは“恋”だ。私だって高校で好きな人は居た。高校1年生の頃は特に、幼稚園生ぶりの共学で、少しでも男の子を感じるといつでもどきっとした。文字にするとヤバい人みたいだ。 好きな人が出来ると、視界に映るたびに自分の心臓の音が聴こえて、目が合ったらバレそうだから相手の顔は一瞬しか見られない。とにかく不審な行動になってしまい、言葉を選ぶのにも時間がかかって詰まってしまう。そんなことがあった。 それが退屈な毎日からの解放。恋をすると相手の全ての言動に自分の心はハラハラして、退屈なんてもんじゃない。大忙しだ。連絡をとれていれば、家での時間もあっという間だ。まず連絡する口実を考える。そういうのも嫌いじゃなかった。そういった“恋”をした時の初期衝動をこの曲に詰め込んだ。 先生、ふたりに日直させてよ ふたりにプリント集めさせて ふたりにごみ捨てさせて 購買の長蛇の列 並ばせてよ とにかく ふたりきりにさせてよ なんて、私の理想でしかない。 いや、これでいいんだ。そう、私はこのエッセイを書きながら私の恋愛ソングは私の理想でできているんだなと思った。全ての曲に共通しているかは分からないが、少なくともこの「近づく恋」は、私の憧れと、当時できなかった恋愛の執着かもしれない。 そうだ、17歳、18歳で書いていたときはまだまだキラキラした恋愛に期待していたことを思い出した。今ももちろん素敵な恋をしていきたいと思っているが、あの頃のように毎日の生活に何か恋愛のカケラが落っこちているのかと言うと、、ちょっともう遠くて。遠くからあの頃を思い返すと蘇ってくる情景が私の執着なんだなと思った。 歌詞の主人公の感情や性格が今後どういう風に変わって行くのか、自分でも楽しみだ。とにかくこれを読んでくれた人だけに言うと「近づく恋」は私の憧れと執念。そんな恋の歌も皆さんに愛してもらえると、あのとき上手くいかなかった恋も報われた気がする。 <井上苑子> ◆紹介曲「 近づく恋 」 作詞:井上苑子 作曲:井上苑子 ◆ニューミニアルバム『ハレゾラ』 2020年4月22日発売 初回限定盤 UPCH-29356 ¥2,600(税込) 通常盤 UPCH-29357 ¥1,900(税込) <収録曲> 01.近づく恋 02.ぜんぶ。 03.ラブリー 04.リボン 05.My Way 06.僕らの輝かしい未来

    2020/04/21

  • 家入レオ
    私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。
    私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。

    家入レオ

    私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。

     2020年5月13日に“家入レオ”が自身初のEP『Answer』をリリース!今作に収録されるのは、NHK Eテレ『メジャーセカンド』第2シリーズのOPテーマとなる新曲「Answer」と、カバー5曲です。尚、カバー曲は昨年12月13日、家入レオ25歳の誕生日を記念した生配信で“家入レオに歌ってほしい、聴いてみたいカバー曲”を募集したリクエスト企画で集まった約1万通にも及ぶメールを元に、自らが厳選した5曲となっております。    新曲はもちろん。様々な名曲がどのように家入レオ色に染まるのか、お楽しみに…!さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“家入レオ”本人による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは新曲「 Answer 」に通ずる想い。とある取材の始まりから幕を開けるエッセイ。進んでゆくインタビューのなかで、ふと彼女が気づいたこととは…? ~歌詞エッセイ:「 Answer 」~ レコード会社の一室で新曲プロモーションの取材をしていた日だった。 媒体の方と挨拶をするスタッフの声に耳を傾けながら、目の前にあるペットボトルを手に取り、蓋を開け、水を口に含みながらリアクションだけでその会話に参加した。 誰もいなかった部屋に一気に人が集中した時に生み出される独特な熱量は、今でもわたしを不思議な形で高揚させてしまう。 脱いだコートの静電気、鞄を椅子に置く音。 更新版です、と手渡される紙資料、お茶を勧める声。 空気中を回旋しつづけているであろう微粒子のことをぼんやり思いながら、心のさざ波が落ち着くのを待っていると、はじめまして、といつの間にか対面上に座っていた男性が発音した。 色素の薄い白い肌に程よく散らばったそばかす、ちょうど良い感じにひび割れた唇。 わたしも慌ててはじめましてと頭を下げる。 顔を上げると辺りに漂う空気がその場にいる全員に馴染んでいたので、準備が整ったんだなと思った。 そして自分の声域にぴったりなテンポで話しはじめたその方は、過去の記事も読んで今日伺ったんですけど、という導入で取材をはじめた。 抜かり無い事前準備をして来てくださった真摯な姿勢に嬉しさを感じつつ、過去のインタビューで何を自分が言っているのかあんまり覚えていないなと申し訳なく思った。同時に「Answer」に込めた想いはこれだと思った。 数年前からなんとなくわたしは悩んでいた。 デビューしてから、果たして自分はこの壁を越えていけるのだろうか?と途方にくれる事もあったけど、まずやってみる、向き合ってみる。 そうしてシャカリキにやっていると、いつの間にか壁が次の場所に繋がる扉になっていた。でもある時から、壁が壁でしかなくなった。 ひとりで考えていると負のループに引き込まれていきそうで、必然的に誰かと一緒にいる時間が増えていき、そんなの誤魔化しだと叫ぶ自分に気づいた時、私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。 デビューして9年目。 あの日思い描いたことと、少し違う今があって、その今が愛おしい。 迷っているなら、また自分は何がしたいのか、いくらでも問いかけたらいい、探しに行けばいい。 そう思えた時、肩の力が抜け、口元に微笑みが戻ってきたのを感じた。 一度決めた答えを変えちゃいけないって誰が言ったの?「今」を一生懸命生きるからこそ、答えもその都度変わるし、自分も変わり続けていく。 答えをずっと探してきたけど、答えを出して、実践して、また新しい課題に頭を悩ませて、また考えて、答えを出して、生きていく。その繰り返し。 答えは瞬間を繋いでいくものであって、永遠なものではない気がする。 自分を縛ってしまう答えならいらない。 だから、インタビューで答えているのは、取材を受けている時点での答えであって、今同じ質問をされたらまた違う答えが出てくるかもしれない。変わり続ける答えを楽しみながら生きていきたい。 これからも、笑ってまた泣いて繰り返して、 そうして生きてゆく。 その時々の「あたらしい僕が」 <家入レオ> ◆紹介曲「 Answer 」 作詞:家入レオ・Kanata okajima 作曲:家入レオ・久保田真悟(Jazzin'park) ◆1st EP『Answer』 2020年5月13日発売 初回限定盤 VIZL-1766 ¥3,000+tax 通常盤 VICL-65372 ¥2,000+tax <収録曲> 01. Answer 02. 秋桜 03. Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ 04. 悲しみの果て 05. POP STAR 06. 泣くかもしれない 07. Answer(instrumental)

    2020/04/20

  • reGretGirl
    僕に悲しみを与える憂いの君と、新しい世界へ一歩踏み出す美しい君
    僕に悲しみを与える憂いの君と、新しい世界へ一歩踏み出す美しい君

    reGretGirl

    僕に悲しみを与える憂いの君と、新しい世界へ一歩踏み出す美しい君

     2020年4月15日に“reGretGirl”が1stシングル「スプリング」をリリースしました。切なく女々しい等身大な歌詞と、キャッチーでポップなメロディーが特徴な彼ら。そして今作のタイトル曲は、<新しくなった日々に似合わない 僕のことはもう忘れて>歩き出してしまう<君>への想いが綴られた、この春イチオシのラブソングとなっております。  さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放ったreGretGirlのボーカル・平部雅洋による歌詞エッセイをお届け!エッセイの前半で描かれているのは“あの春”の光景が浮かんでくるかのような回想シーン。そして後半では 「 スプリング 」 の歌詞に込めた想いについて綴っていただきました。是非、歌詞と併せてお楽しみください…! ~歌詞エッセイ「 スプリング 」~ 春眠は暁を覚えないらしい。四月、心地の良い気温の最中、新しい環境に身を置く事となる愛しの人へ捧げたこの想いは、いつのまに眠ってしまっていたのであろうか。 「今日は春の匂いがするね」 季節の変わり目を鋭く感じる鼻は、春の訪れをいち早く教えてくれる。大学生の長期休暇も終盤。手を繋ぎゆったり歩いても五分。昨年の黒鳥山公園の桜は格別であった。噴水の隣の枯れ果てた藤棚のベンチに腰掛け、ふたりで菓子パンを頬張った。淡い空色のデニムジャケット、綺麗に染められた栗色の長い髪、舞う花びらは桃色の風、視界に入るもの全てを華美だと感じ、そして「来年も一緒に見ようね」の言葉が耳を通り胸の奥におさまる。そしてこの年の桜を特別にしたのだ。愛おしいと思う瞬間は数あれど、この時は一段とそう思えた。だから嬉しくてパンを食べているのにまた手を繋いだ。 しかし、ひと月もしないうちに殆どが散ってしまう儚さは、“来年も一緒”など訪れないと揶揄していたのかもしれない。まだまだ若いふたりにとって一年という時間は、変化をもたらすのに充分であった。はやく大人になりたい彼女とまだ大人になりたくない自分では、一年後に同じ景色を見ることなど端からできなかったのだ。 見違える程成長した彼女の足を引っ張り続け、スマートフォンに収められた満開の桜に劣らない満面の笑みの写真を見返し、あの日食べた菓子パンのチョコレイトとクリームの執拗な甘さの様に、いつまでもいつまでも取り残されていた。 今までreGretGirlの歌詞は、衝動的にひたすら1つの悲しみについて書くことが多かったのですが、新曲「スプリング」では「彼女がいなくなってしまう嘆き」と「いつまでも変わることの出来ない自分への嘆き」の2つの思いを込めることができました。自分の体験を少し俯瞰で見られるようになったのかなと思います。 サビの最後に歌われる「春は憂いだ」と「春は綺麗だ」の“春”には本来の春そのものの意味ともう1つ“君”という意味を込めて書いています。僕に悲しみを与える憂いの君と、新しい世界へ一歩踏み出す美しい君のことです。 学生生活を終え社会に出ていく彼女と、夢を追いかけ定職に就かず暮らすことを選んだ僕とでは、すれ違うのも仕方なかったのでしょう。なのでこの曲は社会へ向かって飛び立つ彼女へ僕からの餞別の歌でもあります。 この季節は毎年誰にでもやって来ます。そこは希望に満ちているようですが、裏には必ず不安が潜んでいるのです。そいつに目を塞ぐほど僕は大人になれていない。ならなくてもいいのかもしれない。不安を煽るつもりはないけれど、希望の肯定は出来ない。それでも、不穏な思いを目の前に、優しく寄り添うことはしたい。 環境の変化に置いて行かれそうになる憂慮な感情を、和らげてくれるかの様に咲き乱れる花々と、そっと包み込んでくれる暖かい風に、思わず「春は綺麗だ」と吐露してしまう。そんな絶妙なバランスを持つ季節を僕は嫌いになれないのです。 <reGretGirl・平部雅洋> ◆紹介曲「 スプリング 」 作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋 ◆1st Single「スプリング」 2020年4月15日発売 NBPC-0075~6 ¥1,600(税抜) <収録曲> 1.スプリング 2.インスタント

    2020/04/17

  • Anly
    『死にたい』なんて言っちゃダメ。私もそう思ってた。
    『死にたい』なんて言っちゃダメ。私もそう思ってた。

    Anly

    『死にたい』なんて言っちゃダメ。私もそう思ってた。

     2020年4月8日に“Anly”がニューアルバム『Sweet Cruisin'』をリリース。アルバムを先行する形で、昨年11月から5か月連続のデジタル・シングルを発表。そのシングル曲を含め、英語詞、日本語詞、様々なジャンルの音を楽曲の随所に感じさせるミックス感覚をもったAnly自身が感じる“今”を詰め込んだ計10曲入りのアルバムとなっております。  さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“Anly”本人による歌詞エッセイを3週に渡りお届け! 第1弾 、 第2弾 に続く、最終回では収録曲「 Not Alone 」に込めた想いを綴っていただきました。最近、思わず『死にたい』と呟いてしまったというあなたへ。この曲とエッセイが届きますように…!   ~歌詞エッセイ最終回:「 Not Alone 」~ 『死にたい』なんて言っちゃダメ。 私もそう思ってた。 自分の心が『死にたい』と呟くまでは。 驚いた。とても驚いて泣いた。 涙の落ちる音まで覚えてる。 そんなこと思う人間じゃないと自信があったのに。 自分の弱さに怯えた。 泣きながら思ったことがあった。 『あの人はあの傷痕の数、耐えてたんだ』 自分の痛みで、人の痛みを知った瞬間でもあった。 -最近の君の口癖は すぐに死にたいとか言っちゃうみたいだけど そうやって命かけながら 見えない何かと闘ってるんだろう?- 私たちは日々。 気づかないけど、目に見えないものと闘ってる。 人間関係。プレッシャー。劣等感。 仕事や学校でのトラブル。恋愛。病気等。(順不同) まだまだたくさんある。 そりゃあ、消えてしまいたいくらい、 辛くもなるさ。 あ。 \\ところで!// 明日地球が終わるとしたらなにする? なんで急に?なんて思わずに! ほらほら考えて考えて、 細かいことはいいからっ はい!どうぞ! 答.________________________ うんうん!いいね!(拍手) 私はね...ホルモンと寿司とケーキいっぱい食べて 好きな人に好きーって伝えて 両親に生んでくれてありがとうって言うかな あれ? 別にこれ。今からやっても良くない? お金とか、時間とか忘れてさ。 そんな無責任なこと言うなって? 『死にたい』なんて思うほうが無責任! だって人間は一人で生きてない。 このエッセイを読んでる時点であなたは私と関わってる。 生活するために、他人でも関わってる。 コンビニの店員さんも、マンションの管理人さんも。 そして、1番は自分の名前を呼ぶ人達。 家族、友達、恋人、仕事仲間は 突然いなくなったら 誰かが本当に孤独になるかもしれない -We are まだまだまだまだまだやれるだろう? 1度しかないこの青春を 逃すなよ?わかるだろう? You are not alone- 生きていれば、可能性がある。 もし寂しくなったら、寂しいって、 苦しかったら、苦しいって、 死にたいって思ったら、死にたいって 言っていいんだよ、闘ってる証拠。 必ず生きててよかったって日がくる。 1秒後にそう思う瞬間が訪れるかも。 やりたいこと、やろう。 めちゃ美味しいもの食べてそう思うかもしれないし。 あー、アイスクリーム食べよっかなー。 あなたも食べない?幸せになるよ?(ニヤリ) 最後まで読んでくれてありがとう I'm 『Not Alone』 <Anly> ◆紹介曲「 Not Alone 」 作詞:Anly 作曲:Anly ◆3rd Album『Sweet Cruisin'』 2020年4月8日発売 初回生産限定盤 SRCL-11470~1 ¥5,000+税 通常盤 SRCL-11472 ¥2,727+税 <収録曲> 01. Taking My Time 02. We’ll Never Die 03. Sunshine 04. 愛情不足 feat. Rude-α 05. DAREDA 06. Goodbye My Love 07. Sleep 08. 4:00 a.m. feat. mahina 09. Brand New Day 10. Not Alone

    2020/04/16

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