今日のうたコラム - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

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  • ペンギンラッシュ
    疑うことを恐れずに、想像力を絶やさずに、思考せよ。
    疑うことを恐れずに、想像力を絶やさずに、思考せよ。

    ペンギンラッシュ

    疑うことを恐れずに、想像力を絶やさずに、思考せよ。

     2020年9月2日、大人なギターレス四重奏(カルテット)を奏でる4人組“ペンギンラッシュ”がメジャーデビューアルバム『皆空色』をリリースします。尚、4月からの3曲の先行配信に加え、8月5日には「本音」の先行配信をスタートさせるなど意欲的に活動中。圧倒的なスキルと予測できない曲展開が耳をとらえて離さない楽曲をリリースし続ける彼女たち。1曲1曲が濃密な仕上がりとなっているという最新作にご期待を!  さて、今日のうたコラムでは、そんなニューアルバムリリースに向けて、ペンギンラッシュ・望世(Vo.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く最終回。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 二〇二〇 」に通ずる想い。人類は半ロボット化、人体にAIが埋め込まれる…そんな日がやってくる可能性が近いとしたら…。この曲の真の想いに、エッセイで触れてみてください…! ~歌詞エッセイ最終回:「 二〇二〇 」~ 夢を見ているだけと 思い込んでいたい “解放”を掲げた悪に 擦り込まれていく 用意されたものとも知らずに 思考を整えられる 記録されていくの 昨日を疑いもせず 飲み込まれていく 用意されたものとも知らずに 「 二〇二〇 」/ペンギンラッシュ 時は20XX年 サイバネティック・アバター生活が 構築された都市では 人類は半ロボット化、人体にAIが埋め込まれ 超管理社会が完成された 記憶は記録され、思考は統一されていく 事実は闇に葬られ、シナリオ通りに事は進んでいく 娯楽は全て用意されたもの 捨て駒とも気づかずに人々は踊らされている 思考力を失い、感情が感情なのか わからなくなっているほどである この都市では人間はもはや人間ではない 支配するものと支配されるものが分断された都市である これらを望まなかったものは許されない 人間として認められない 居ないものとして時が進む だから皆、自ら望んで人間を辞めていく こうなる日は 案外近いのかもしれない 豊かとは 人間とは 生きるとは何か 死は恐れるものなのか 今見せられているものは 本当に真実なのか 私たちは生きている 溢れた情報を選択できる 疑うことを恐れずに 想像力を絶やさずに 思考せよ <望世> ◆紹介曲「 二〇二〇 」 作詞:望世 作曲:ペンギンラッシュ ◆3rd Album 『皆空色』 2020年9月2日発売 VICL-65398 ¥3,000+税 <収録曲> 01 本音 02 二〇二〇(読み:ニセンニジュウ) 03 あいだ 04 冴えない夜に 05 月草 06 turntable 07 eyes 08 woke 09 淵 10 高鳴り 11 喫水(読み:キッスイ) 12 色彩

    2020/09/02

  • イチオシ!
    可愛らしさ、オシャレさ、の中に潜ませた男らしさで魅せる!
    可愛らしさ、オシャレさ、の中に潜ませた男らしさで魅せる!

    イチオシ!

    可愛らしさ、オシャレさ、の中に潜ませた男らしさで魅せる!

     今日のうたコラムでは、人気コーナー『言葉の達人』にもご登場いただいた作詞・作曲、プロデュースで活躍中の“カミカオル”さんによる歌詞エッセイのアンコール回をお届けいたします。TAEMIN、日向坂46、SHINee、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、AAA、W-inds、福原美穂などなど様々なアーティストに楽曲を提供している彼女。歌詞とは?作詞とは?音楽とは? 5週連続で執筆していただいた 第1弾 、 第2弾 、 第3弾 、 第4弾 、 第5弾 の締めくくりとなるこのラスト回をお楽しみください…! ~歌詞エッセイアンコール回~ 前回で終わり、と見せかけて、もれなく予想外のアンコール回、、!になりましたっ。連続で書かせていただいたこちらのコラム、これがホントのホントの最終週です、、!! 前回はSuperMやソロ活動でも留まることを知らないTEAMIN君の日本曲『 Famous 』について書かせて頂きましたが(先日のミュージックステーションではSuperM紹介VTRでもちょっと流して頂きましたね、、!)最後はなにを。書こうかな、、! ということで、今回は歌詞を書かせていただいた某オーディション番組が先日、コロナでの放送延期やイベント中止を乗り越えて、遂に最終回を迎えデビューメンバーが決定した、、!という嬉しく華々しい出来事があったので。そちらの課題曲のこぼれ話をチラッと話して終わりに向かおうと思います。 某、と言いつつすぐ話題にしていきますが笑 Abema TVで放送されていた日韓合同プロジェクト、ボーイズグローバル・アイドルを育成する「G-EGG」という番組の中で、私はCteamの『I Don't Care』という曲の歌詞を書かせて頂きました。課題曲って書いてみたかったのですごく嬉しかったです。でもね。 この曲、すごく難しかったんですよ、、! 「課題曲」 というのは、難しいですね。 歌う人やグループのキャラクターがまったく見えてない状況の中、外れすぎていないものを書かなくてはいけないわけですから。しかも、いままでこのようなsweetな王道R&B的曲調はなかなか書いてこなかったのもあるし、王道を王道そのままでかけない、どこかひねくれた自分がいたりで。 悩みました。悩みました。 でも、最終的にはこんなsweetnessで、PVでも、フワフワピンクなイリュージョン世界が繰り広げられた曲調で、私はサビ頭に ♪I Don't Care~♪ (知らね~よ~)           (きにしない~) か? と歌う歌詞をあてこみ、仕上げました。 そうじゃないと、私が思うバランスは保てなくて。 といいますのは。 私の中のツボに 「泣き踊りソングのツボ」 があってですね。 アップテンポのメジャースケールで、失礼やサヨナラやあきらめを歌う、など、明るい曲調でネガティブを歌いたい。というツボです。 それと同様に、 sweetな中性的雰囲気、オシャレな曲調に 相反する要素の男らしさである 誰がなんと言おうとも構わない I Don't Care という強気な一面をいれたくなったのです。 でもこれが、結果、すごく良かったと安心しています。 今回は日韓合同アイドルなので、KPOPの良き魅力を存分に表現できるよう、とは思っていました。KPOPの魅力といえば、歌もカンペキ、ダンス&振付もカンペキ、MVもちろんカンペキ。そして礼儀正しくて、笑顔や仕草、MCは可愛くて、カンペキに楽しませてもくれるのに、そこはかとなく実は男らしい一面がありますよね、、!じつは脱いだら筋肉隆々だったりしますし、、。(それは関係ないか、、。) そう!そのギャップを滲ませる曲にしたかったんです。ちょっと、いざというときグイッと引っ張るキュン死の男性的強さ、というか。 可愛らしさ、オシャレさ、の中に潜ませた 男らしさで魅せる! という事が、結局、この課題曲の隠れミッションとなったな、と思っています。もちろんこれを歌ってくれたG-EGGのグローバルアイドルの卵君たちが、そのような魅力を持ち合わせてくれていたからこそ成功!したわけですね、、! 私はCteamをかいたわけですが、Cteamの方々全員、本当によくこの曲をモノにしたなぁ!と感じました!ソフトな曲調なのにダンサブルでかっこよさを感じれるのは、ダンスのスキルや振付が素晴らしかったからもありますね。そして、歌唱も、こんなふうに歌ってくれたら...というイメージそのものでした! 私が暗に期待していた隠れミッション、密かな男らしさな魅力も、イメージどおりで素晴らしかった。おしゃれでPOP雰囲気と、内面から滲む男性性でギャップ男子を演じきりました! 実はこの世界観、すごく難易度が高いことなので、この世界を表現できるって事は、こういうソフトな曲調から、バキバキ踊る曲まで、なんでもオールマイティいける才能なんだ、という証明にもなったと思います。 『NIK』として無事デビューをするメンバーは、これからどんどん活躍する姿を見れるわけで、、。楽しみすぎですね!すごいポテンシャルの持ち主ばかりが集まったし、みなさん天性のアイドルだと思っています。(もちろん、今回、道が分かれた方も、先々には同じステージで会えるでしょう!) ひとつ、すごーく気になるのは ヒドさんの辞退ですね。汗 Cteamだからすごく気になりました。まさかの彼は彼でまた、明るい未来があるのかもしれませんが、NIKでの姿も見たかったですね。^_^ Take that seat お座りください のRAPは、ヒドさんしかできないものだったし。また違う曲でぜひRAP聴きたいです。彼の個性も、また表舞台でみれるものだと信じています! 他のチームの課題曲も中毒性があってすごく好きになってしまって。歌詞もほとんど覚えて毎日歌ってました、、!!! ワオな出来事として、私が歌ったver.の『I Don't Care』が番組内で流れる珍事件もありました。!!(流れるって知らなかったんです笑 流れるならもっとちゃんとrecしてmixすればよかった?、、。一発録り&ラフmixでした、、。) 番組は終わってしまいましたが、そんなこんなが分かった上で、もう一度、ぜひ課題曲を聞いてみてくださいね、、! そんなこんなで、完全に感情移入してしまい楽しんで見守らせて頂いたG-EGGでしたが。ではでは最後に。歌詞をかきはじめて、その度にいろんなアーティストさんや歌との出逢いがあって。音楽を通して言葉を紡いできましたが。こんな風に、歌詞や曲についてあーだのこーだの文章で語るというのははじめてで。 「コラムを締切までに毎週かく」 それができるすごさよ、、 実感しております。大変なのね~! 歌詞の締切は守れるのに。 文章かけないかけない。 むしろ、削れない。というね。 本当、文章を書く方々。恐れ多し。 でこざいます。 今回このような自分発見の機会をくださった歌ネットさん。貴重な体験をありがとうございました!私が今、どんな想いを抱えているのか。すごく整理されますね、書く作業って。新しい発見が多かったです。これを機に、また文章で発信できる場なんかも増やしたいなと感じました。 表現は自由だから、、 いろんな形でマイペースに 『願い』や『思い』 を発信してゆけたら、と思っております。 そして、最後までこのつたないコラムにお付き合いくださった皆様~!また、楽曲の世界の中で同じ想いや喜びを共有できる日を楽しみにしております。最後まで読んでくれてありがとうございました。またね!! <カミカオル> ★information Abema TVなどで放送 日韓合同男性アイドル発掘オーディション番組 『G-EGG』課題曲作詞 TeamC『I Don't Care』 2020年6月3日リリース Abema TV『今日好きになりました。』 人気メンバーからなる限定ユニット  ERROR 『TRIGGER』 ★カミカオル 『言葉の達人』登場回

    2020/09/01

  • 湯木慧
    人生で初めて死を感じたのかもしれない3日間でした。
    人生で初めて死を感じたのかもしれない3日間でした。

    湯木慧

    人生で初めて死を感じたのかもしれない3日間でした。

     2020年8月19日に“湯木慧”がメジャーファーストEP『スモーク』をリリースしました。今作について彼女は「モノが燃えて灰になるまでの間で生み出される煙のように、自分と他者、人間と人間、過去と未来、理想と現実、そのどちらでもないという曖昧なモノ、それらの間で生み出される煙のような感情を作品にしました」とコメント。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作をリリースした湯木慧による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く、最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 スモーク 」と「 狭間 」についての想い。彼女が何を見つめ、何を感じ、何を伝えたくて誕生した2曲なのか…。是非、歌詞と併せて、このエッセイを最後まで受け取ってください。 ~歌詞エッセイ最終回~ 「分かりません。」 なんだか世の中は「分かりません。」と言いにくいなと思う。そして私は「分かりません。」と言うのが、すごくこわかった。分からないことはいけないことで、曖昧なのもいけない、優柔不断もダメ、そう思っていた。 そんな私はまんまと、この世の中の空気にのまれ、まんまと、分からないのに分かったフリをする人形かお化けのようなモノになっていた。 だからどんどん、自分が分からなくなっていった。 というわけで、歌詞エッセイ最終回、始まりました。よろしくお願いします。私は湯木慧です。最終回は『スモーク』というCDの中の「 スモーク 」と「 狭間 」という曲について書いていきます。 まずは今作の表題曲「 スモーク 」という曲について。 今作を制作している中で、“分からない”に呑まれ本当に分からないの中にいた時に、見つけたたった一つの自分が持てた光。それは「分からなくても良い」という考えでした。 この「スモーク」という曲は、自分を肯定してあげる。というメッセージをまず自分自身に向けて歌っていて、そして自分を肯定してあげることが難しく感じるようなこの世界で、もし、私以外にも自分と自分との世界で深く渦巻くように戦ってる人が居るのであれば、自分を肯定する力や勇気や温かさが一つ届いたらいいなと思い完成まで辿り着いた楽曲でした。 そして次は、最後の曲「 狭間 」について。 気付いたら、3日間何も食べず風呂にも入らず歯も磨かず、僕は、キッチンの床に座っていた。 「……………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………………… ………………………………………………………。」 だんだんなくなっていく心の視野を、どうにか消さないように、静かに、ただ静かに呼吸することしかできなかった。 そんな私に残っていた唯一の感情は、 “曲を作らなきゃ”という感情。 本当にそれだけの感情で、作業台まで歩いて、 もはやなんで泣いてるのかも分からないまま、 手ぐせコードを鳴らし、ただ、歌を書いた。 何かの狭間で。 狭間という曲は、そんな3日間に書いていた曲です。首を吊る訳でも、手首を切る訳でもないのに、人生で初めて死を感じたのかもしれない3日間でした。恐怖や分からないという感情に飲み込まれた中、これもまた人生で初めて1mmも誰かに向けた訳では無い作品を作りました。そんな曲を、今作は一番最後のトラックに持ってきて、そして、完成したのが、『スモーク』です。 正解も不正解もない世の中、何を言ったって何をやったって批判されるような、この世の中で、“分からない”の中で削られて生まれたこれらの曲が、答えのない“分からない”ということと戦っている人と共になれるような作品になっていたらいいなと思っています。 私は、悩んで、考えて、もがいた後、 心から、 『分かりません。』 と言える人間になりたい。 これにて、私の歌詞エッセイ企画は終了でございます。3回に渡って楽しんで頂けたでしょうか…、皆々様の感想が気になるところではございますが、兎にも角にも、本当に最後まで、ありがとうございました。 本当に底に落ちてる時は、感情や言葉なんて何も出てこないもので、だから、こうして今言葉が出てくること、そして、言葉を届ける機会を頂いていることに、物凄い奇跡と感謝を感じております。本当に、この企画に関わってくださっていた人全てにありがとうございました。 あっ、 でももう私は、 どんなに底に落ちても、 わからなくなっても、 『分からなくなった』 と、言葉にするんだろうな。 これから、湯木がどんな言葉を紡いでいくのか、 楽しみです。 ありがとうございました。 またどこかでお会いしましょう。 <湯木慧> ◆紹介曲「 スモーク 」 作詞:湯木慧 作曲:湯木慧 ◆紹介曲「 狭間 」 作詞:湯木慧 作曲:湯木慧 ◆メジャーファーストE.P.『スモーク』 2020年8月19日発売 初回限定盤 VIZL-1768 ¥2,400+消費税 通常盤 VICL-65379 ¥1,800+消費税 <収録曲> 1. Answer 2. 雑踏 3. 追憶 4. Careless Grace 5. スモーク 6. 狭間

    2020/08/31

  • the peggies
    明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。
    明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。

    the peggies

    明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。

     2020年8月26日に、3ピースバンド“the peggies”がニューシングル「センチメートル」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『彼女、お借りします』オープニングテーマに抜擢され、放送前からSNS等で話題に。7月18日からは単曲の先行配信がスタート、YouTubeでは東京・LIQUIDROOMにて無観客で撮影されたSpecial Videoも公開されております!  さて、今日のうたコラムでは、そんな新作を放った“the peggies”の北澤ゆうほ(Vo&Gt)による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く最終回です。自身にとって、大きな変化の一歩となったという今作「 センチメートル 」。その理由とは…? 是非、楽曲と併せて最後までご堪能ください…! ~歌詞エッセイ最終回~ エッセイ第三弾。とりあえずここで一区切り。北澤ゆうほです。 最近の私といえば、ポップな作品を嘘なく本音で発信できるようになった気がします。今思えば、今までの私は正直ポーズとしてそういうメッセージを発信してたところもあったと思う。 例えると、全然元気じゃなさそうに「元気元気、大丈夫、、」って言う。みたいな。「絶対大丈夫じゃないじゃん!何があったの?」待ちですね。この言葉には裏がありますよ!ホラ!見て!気付いて!、そんな風に思ってる私が心の隅にいたなぁと。 でもそんな事しててもしょうもないなーと段々思って来て。だって結局誰も気付いてくれないから笑。辛い時寂しい時になるべく頑張って人に伝えるように努力してみたら、ネガティブを前よりは素直に身体の外に出せるようになって。それと同時に、自分の持つ明るい面だとかポジティブなパワーみたいなのにもやっと真正面から向き合えたんですよね。 だからといって、明るくなりました!ってわけではなく、自分の中の明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。今までちょっとネガティブな自分を贔屓してたところがあったので。 そんな風に変われてから初めての作品がこの「センチメートル」です。 すごくサウンドがポップで元気なので、多分今までの私ならわざとらしい空元気みたいな表現になったと思う。でもさっき言ったような、私の中で少しずつ変わってきたものが、この曲の魅力をより素直に表現させてくれたような気がします。 とはいえ元気なのはサウンド面の話であって、ちゃんと歌詞では人との距離に惑わされるネガティブな部分も入れ込んでるのでね。 これ、私にとって本当に本当に大きな一歩なんです。そんな喜びも含めて、この曲がたくさんの人に届くことを心から祈ってます。 <北澤ゆうほ> ◆紹介曲「 センチメートル 」 作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ ◆ニューシングル「センチメートル」 【先行配信】2020年7月18日 【CD発売】2020年8月26日 通常盤 ESCL5440 ¥1,320(税込) 期間生産限定盤(アニメ盤) ESCL5441-2 ¥1,870(税込) <収録曲> 1.センチメートル 2.花火 3.君のせい(Live Ver.) 4.センチメートル Anime Ver. ※期間生産限定盤(アニメ盤)のみ収録

    2020/08/28

  • 川村結花
    間違えてはいけないのは「夢が叶わなかったら敗者」ではないこと。
    間違えてはいけないのは「夢が叶わなかったら敗者」ではないこと。

    川村結花

    間違えてはいけないのは「夢が叶わなかったら敗者」ではないこと。

     2020年は、シンガーソングライター“川村結花”のCDデビュー25周年のアニバーサリーイヤー!そこで、今日のうたコラムでは、その記念企画として1年を通じてのご本人によるスペシャル歌詞エッセイをお届けいたします。更新は毎月第4木曜!    シンガーソングライターとして活躍しながら、様々なアーティストへの楽曲提供も行い、ここ数年はピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている彼女。この1年の連載でどんな言葉を綴ってくださるのでしょうか…!今回は第8回をお届けいたします。 第8回歌詞エッセイ:「 One-Way 」 残暑お見舞い申し上げます。未だかつて経験のない夏、でしたか何でしたかとにかく人類が初めて経験する非常事態であったこの夏。この8月。みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしたでしょうか。 わたしはといえば、楽曲提供のお仕事をいただいておりましたことを理由にこれ幸いと引き続きステイ・ホームな毎日を過ごしておりました。そして今やもう巷では当たり前になっているリモート・ミーティングにも最近では「つ、つながらへんかったらどないしよ」などとドキドキしなくなり(←まだここ)やっと慣れては来たものの(そないに慣れてないがな)それでもやっぱり顔を突き合わせて同じ空間で同じ空気吸って生声でお話をしたいものだなあ、そういう意味では人恋しいなあと切に感じます。 それにしても人生なんだか想像したこともなかった、思ってもみなかった、そんなことばかりなのかもしれないなあと最近とみに感じます(としてもここ何年かのその度合いは酷いと思いますが)。小さなことから大きなことまで思い通りにはいかないことが多々あるのが人生。「がんばろう。がんばればきっと夢は叶う」ってよく言われる言葉。でもそれって本当? その答えは「叶う人もいれば叶わない人もいる」。当たり前かもだけれど。 だけど間違えてはいけないのは、「夢が叶わなかったら敗者」ではないということです。絶対的にそう叫びたいのです。その夢は叶わなかったけれど別の夢を見つけることもあれば、思ってもみなかったことが後で気付けば夢になっていた、ということもあるでしょう。 プロ野球の選手になりたくて、毎日ゲロ吐くほど練習して誰よりも努力したとしてもなれない人だっている。その人がたとえば子供達の野球のコーチをすることでこれが天職だったんだと気づくかもしれない。たとえばスポーツ用品の開発に携わることで創るという喜びを見出すかもしれない。たとえば夢が叶わなくて落ち込んでいる時に出会った女性と結婚して彼女の実家の家業を継いでみたら予想外な夢が生まれるかもしれない。それこそまさに人生いろいろ、なのだと思うのです。 “くじけたからこそ 出会えた笑顔も なくしたからこそ 見つけた光も 地図にはなかった そんななにもかもが 宝物” これは2年前の2018年、JUN SKY WALKER(S)のデビュー30周年記念のベスト・アルバムに入れる新曲としてメンバーの森純太さんと一緒に作らせていただいた「 One-Way 」の歌詞の一節です。 「ファンの皆さんを主人公に、ジュンスカのメンバーの思いや道程とも重ねた歌詞にしたい」という純太さんからのリクエストでまず思ったのはそこでした。きっとジュンスカの長年のファンの方々の中には夢が叶った方も叶わなかった方もいらっしゃるであろう。叶った方は叶った方なりの喜びや苦しみがあり、叶わなかった方も失望とともにだからこそ出会えた光があると言える方がたくさんいらっしゃるのではないだろうか、と思ったのです。 ジュンスカの皆さんにしてみても、あれだけ輝かしい道を歩いて来られた中にも思い通りに行かなかったことだってたくさんあったに違いないと思います。だけどうまくいかなかったことがあったからこそ得られた大事な宝物のようなことがきっと山ほどあると思うのです。メンバーの方々もファンの方々もそうして歩んで来られた30年。若かりしホコテン時代の姿も収められた MV も相当涙腺に来ます。 そんな大切な楽曲の歌詞を共に書かせていただけたことは本当に幸せでした。お話をいただいた折<10年先もきっと 一緒に眺めようよ 素敵な夜空を>というフレーズは、もう絶対に最後の最後に入れたいと決めていました。「 すてきな夜空 」というのはご存知ジュンスカ初期の代表曲。その一節が浮かんだ瞬間我ながら胸にキューンと来たのでした(今も来る)。ですのでこの楽曲が初お披露目となった中野サンプラザでの30周年コンサート、アンコールで歌ってくださった宮田和弥さんの歌声に爆発的に感動、大感涙でした。 ちなみに宮田さんのソロ弾き語りLiveシリーズ「Slow Camp」にゲストで呼んでくださった時、この「One-Way」をわたしのピアノ一本と宮田さんのヴォーカルでやらせていただきました。また絶対やりたいな。その日を夢見てまた今日も引きこもってがんばろう。と思います。 <川村結花> ◆紹介曲「 One-Way 」 作詞:森純太・川村結花 作曲:森純太 ◆プロフィール 川村結花(シンガー・ソングライター) 大阪府生まれ。東京芸術大学作曲学科卒業。1995年、アルバム「ちょっと計算して泣いた」でシンガーソングライターとしてデビュー。同時に作詞家作曲家として楽曲提供を行い、主な提供楽曲は、夜空ノムコウ(作曲)をはじめ2019年現在までに100曲以上。2010年「あとひとつ」(作詞作曲共作)でレコード大賞作曲賞を受賞。2017年、アルバム「ハレルヤ」をリリース。ここ数年は、提供楽曲の作詞作曲も行いながら、ピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている。 オフィシャルサイト: https://www.kawamurayuka.com ◆歌詞エッセイバックナンバー 【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】 【第7回】

    2020/08/27

  • みゆな
    僕は普段物静かなのに対して、彼女は喋りだすと止まらない。
    僕は普段物静かなのに対して、彼女は喋りだすと止まらない。

    みゆな

    僕は普段物静かなのに対して、彼女は喋りだすと止まらない。

     2020年8月25日に“みゆな”が新曲「あのねこの話 feat. クボタカイ」を配信リリース!詞曲は、みゆなとクボタカイによる共作です。ひとり夜の散歩に出かけたくなるような表現が散りばめられており、タイトルの「あのねこの話」は、モジモジしながらも気ままに生きたいという女の子の感情と、猫の自由奔放な生き方をリンクさせたダブルミーニングとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“みゆな”による歌詞エッセイを、2週に渡りお届け!今回は 【第1弾】 に続く【第2弾】です。今回は、フィーチャリング相手である“クボタカイ”も執筆…!みゆなの印象や、出会ったきっかけ。今作「 あのねこの話 feat. クボタカイ 」の制作エピソードを明かしてくださいました。そしてエッセイ終盤では、クボタカイの言葉を受けてのみゆなの想いが綴られております。是非、歌詞と併せてお楽しみください! ~歌詞エッセイ#2~ 「クボタカイとみゆな。」 僕は普段物静かなのに対して、彼女は喋りだすと止まらない。 一見対極な二人ですが、前世では兄弟だったかも…とか話してる位に驚くほど価値観や奥底の部分が似てて、一緒に曲を作るのは必然的だったのかなと思います。 この曲のテーマについて、実は主人公・野生的かつ繊細な女の子は、みゆなちゃんの影を重ねている部分もあったりします。また、みゆなちゃんが「海辺の野良猫」に見えて、そのことを伝えると彼女も妙に響いたことも楽曲の基になっています。変なきっかけですね(笑)。 きっかけといえば、そもそも知り合ったのは僕の後輩がたまたまみゆなちゃんの従姉妹で、そこから音楽を通して仲良くなって。作品を作ろうとなってからはベースとなるジャンルが違うこともあって、作曲自体はお互いの気持ち良い所を探す試行錯誤の連続でした。 けれど、「あのねこの話」が完成に向かっていく中で、彼女の感性に救われている節もあって。僕たちが書いた詩の世界観が彼女の圧倒的な声で更に加速して、心の奥の共通の部分がありつつ、持っていないものをお互いが補い合って、「みゆな×クボタカイ」という凄く意味がある、最高の形でコラボできたのではないかと思っています。 色んな人の溢れる野性や止まらないセンチメンタルに響いてほしいです。 ― To みゆな ― みゆなさんへ。今日はちゃんと眠れているでしょうか。僕は最近何時に寝ても6時に起きてしまうという超健康体質になってしまいました。モーニングコールが必要な時はお任せあれ。 それはさておいて、ミュージシャンとして、友達としてあなたのことを心から尊敬しています。いつかお互いじいちゃんばあちゃんになっても乾杯出来るような素敵な関係性でいたいですね。今はすべきことをし、お互い一歩ずつ大きくなりましょう。お身体に気を付けて、音楽も勉強も頑張ってください。 そして、こちらこそ音楽の尊さを改めて教えてくれてありがとう。あなたに救われてる部分もあって、今音楽を頑張れてるよ。まだまだたくさん刺激し合えたら嬉しいです。これからも音楽の楽しさをたくさん教えてね! Answer. 「海辺のパーキング」 ― from クボタカイ - 嬉しいことを沢山書いてくれますね(笑)。照れてしまいました。私もおじいちゃんおばあちゃんになってもクボタくんと乾杯したいので、元気で健康な身体でいたいと思います! 今回、一緒に曲を作って、リリースできた事が嬉しいし、なんだかほっとしています。聴いてくれた皆さんの様々な感想を聞けるのがとても楽しみ。 また同じステージで歌いたいね。その日を楽しみにしています。 この先お互いにプレッシャーを感じることや、自分自身に厳しくなりすぎることもあると思います。自分が思う事と、世間の考えが必ずしも一致するとは限らないし、悔しい思いをすることもあるかもしれません。それでも私たちは音楽が大好きという想いを大切に、これからも沢山音楽を届けていけたらいいね。 2回に渡ってお届けしたエッセイ。このエッセイを通して、「あのねこの話」という楽曲がより皆さんに伝わって、色々なことを想像してもらえていたらいいな。 そして、初めての挑戦でしたが、楽曲と共にクボタくんと言葉をお届けできた事、改めて楽曲に向き合えたこと、自分にとっても大切な時間でした。 クボタくんも、これを見てくださった皆さんも、また元気な姿で会えるのを楽しみに、身体と心に気をつけて、共に笑顔でいましょう! <みゆな> ◆紹介曲「 あのねこの話 feat. クボタカイ 」 作詞:みゆな・クボタカイ 作曲:みゆな・クボタカイ

    2020/08/26

  • 湯木慧
    美しくて、泣きそうになった。この町は、美しくてしょうがなかった。
    美しくて、泣きそうになった。この町は、美しくてしょうがなかった。

    湯木慧

    美しくて、泣きそうになった。この町は、美しくてしょうがなかった。

     2020年8月19日に“湯木慧”がメジャーファーストEP『スモーク』をリリースしました。今作について彼女は「モノが燃えて灰になるまでの間で生み出される煙のように、自分と他者、人間と人間、過去と未来、理想と現実、そのどちらでもないという曖昧なモノ、それらの間で生み出される煙のような感情を作品にしました」とコメント。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作をリリースした湯木慧による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 に続く、第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 追憶 」と「 Careless Grace 」についての想い。彼女が何を見つめ、何を感じ、何を伝えたくて誕生した2曲なのか…。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第2弾~ 「おばちゃん、ちょっと散歩してくるー」「はーい暑いからね、ちゃんと水分とるんだよ、あと道路の向こう側の山には入っちゃダメだよ。山では、頭の黒いイノシシが一番こわいからね。」「んー、行って来まーす」 崩壊しかけてもう山の一部になってる家屋 そのままになった家具達、 今にも動き出しそうな埃をかぶる車椅子。 捲られることのないカレンダー 息絶えた時計に、 咲き乱れる、山野草(さんやそう)。 胸が苦しいのに、どこかその景色に心を奪われていた。 「ただいまー。」「おー◯◯ちゃん、おかえりおかえり。こんなあちーのに外で何しちょった?笑 あ、今から神社の祭りの練習っちゃあるんやけど、見にくるか? (お酒をクーラーボックスに準備中) …練習の後みんなで飲むんや笑笑へへへ」 おじいちゃん、 その子供、 の子供。 お母さんや、カブトムシも見ている中、 おじいちゃんが孫の代に、 神社に伝わる伝統的な舞を教えて、 お父さんは太鼓を叩き、少年は神楽を舞う。 蚊取り線香の匂いと共に、 夕暮れの風が吹いて、背景が踊り出す。 美しくて、泣きそうになった。 この町は、美しくてしょうがなかった。 朝には霧がかる山や、 煩いのに心地いい虫達の声、 町中流れる湧き水の音や、 その水で育った米や、 このお祭りと受け継がれている伝統の舞、 全て、美しくて、苦しかった。 朽ちてゆくのだろうか、 いや、全てのものは朽ちるものか。 場所も、もちろん人間も、 私も。 朽ちてゆくのか。 またまっしろな画面に、一から文字を書き始め、つらつらと書いていたら、今728文字あたり。湯木慧歌詞エッセイ第二弾です。 今書いていたのは、 『スモーク』というCDの中のトラック3 「 追憶 」という曲についてです。 この曲が生まれるきっかけとなった景色や物語を、少し書いてみました。書きながらおばあちゃん家でとって食べたトマトを思い出していたら、お腹がすいて来たので、足早に次を書いて、トマト、買いに行こう。 どれにしようかな? どっちにしよう。 これがいいかな…。 あれも…いいなあ… いや…でも、違う方がいいかも。 わかんないな、 わかんない。 好きかも、 わかんない。 次に紹介するのは 『スモーク』というCDの中のトラック4 「 Careless Grace 」という曲についてです。 優柔不断や、曖昧さ、不安定さ、が表現されてる楽曲で、その危うさや、そのままであるという美しさを歌にしました。 でも実はこの曲完成していないんです。 完成していないと、思っていたんです。 でも、収録しました。 2番以降Dメロ作って、ラスト作って、歌詞にもオチを見出して、分かりやすく、綺麗に形作って…。ってそんなことを思っていた曲が、2番以降もなく、音はフェードアウトで消えて、音源は終わる。 それがそのまま収録される。 それこそが、作品だったのです。 それこそが、一つの美しさだったのです。 この曲は、完成していないと思っているまま収録されることに、美しさを見出している、とても特殊な、特別な、行為として、一番今作『スモーク』を表してる楽曲なのです。 曖昧と言ってるだけあって、 なんだかこの曲に対するエッセイも 曖昧な感じだなぁ。 “まぁ、いいや” と言うわけでこんな裏話なんかをしていたら、 1344文字目です。 では今日はここら辺で終わりにしようと思います。 次回は第三弾。 ラストです。 CD『スモーク』の中から 「スモーク」という曲と「狭間」という曲について。 次回は、ボリューミーになりそうだな。 そしてまた白紙に戻るんだな。 じゃあ、次回でお会いしましょう。 湯木慧でした。 トマト買いに行こう。 <湯木慧> ◆紹介曲「 追憶 」 作詞:湯木慧 作曲:湯木慧 ◆紹介曲「 Careless Grace 」 作詞:湯木慧 作曲:湯木慧 ◆メジャーファーストE.P.『スモーク』 2020年8月19日発売 初回限定盤 VIZL-1768 ¥2,400+消費税 通常盤 VICL-65379 ¥1,800+消費税 <収録曲> 1. Answer 2. 雑踏 3. 追憶 4. Careless Grace 5. スモーク 6. 狭間

    2020/08/25

  • 林青空
    元通りを望むんじゃなくて進化していく気持ちで生きていきたい。
    元通りを望むんじゃなくて進化していく気持ちで生きていきたい。

    林青空

    元通りを望むんじゃなくて進化していく気持ちで生きていきたい。

     2020年8月19日に“林青空”が1stシングル「ハイヒールシンデレラ」をリリースしました。今作は、アレンジおよびプロデュースに亀田誠治を迎え、新たな挑戦となった意欲作となっており、夏にぴったりのポップでキャッチーな、等身大の女の子への応援ソング。林青空の魅力が詰まった、夏にぴったりのポップな楽曲をぜひお楽しみください!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“林青空”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは、今作のタイトル曲「 ハイヒールシンデレラ 」にまつわる話です。ドラマ『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』のエンディング・テーマとして書き下ろされたこの曲。どのように取り組み始め、どのように書き上げたのか、その軌跡を明かしていただきました…! ~歌詞エッセイ~ 私林青空は2020年2月26日に1stフルアルバムでメジャーデビューした。タイトルは「出航日和」。地元大阪のライブハウスから始まり、本当に沢山の人達に支えられてやっとここまで来られた。さぁこのアルバムを掲げて新しいステージへと出航だ!とそんな矢先、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でリリースイベントが一部中止、4月に予定していたアルバムツアーも中止になり、想像もしなかったスタートに未来への不安や、現状への不満をひたすら曲にする日々がしばらく続いた。 そんなおうち時間にもいい加減うんざりしていた頃、急遽リモートで林青空会議が開催された。画面には久しぶりにみる事務所とレーベルのスタッフさん達の顔。みんな痩せたり太ったり、少し疲れた顔をしていた。私はカメラにどう映っていたのかわからないけれど、きっと可愛くはなかったと思う。画面越しではあるが久しぶりに顔を合わせたので一頻り談笑した後、本題へ。 ドラマのエンディングテーマの書き下ろしの依頼相談だった。1話の台本を読んでデモを作成すること、そして、提出期限は二日後だということが告げられた。説明を受けた後、レーベルで一番長くお世話になっている制作スタッフから「やれるか?」と聞かれた。私は「やってみます。」と答えた。すると「やってみます、では任せられない。」と言われた。私はその瞬間ハッとした。そりゃそうだよな。これまで二つ返事で色んなことにチャレンジしてきた。そんな林青空を側で見てきたスタッフには、環境のせいにして現実と向き合うことから逃げている、弱くなった自分を簡単に見透かされたような気がしてすごく情けなかった。 「やります。」とすぐに言い直したあと、すぐに楽曲制作へ移った。期限が二日後と言っても、リモート会議が終わったのは夕方だったので二日間とちょっとしか時間がなかった。そんなもんだよと言われてしまうかもしれないが、書き下ろしの経験もなく、決して特別筆が早いとは言えない私は必死だった。 何をどう書いていいのかわからなくて数時間、台本を見つめ続けた。友達と先輩に半泣きで二回電話をしたし、何故かお風呂にはいつもより長く入った。 書けないまましばらく経って、ドラマの中の景色や主人公の性格を想像しながら書き出している内に、自分でも感じたことのある感情がたくさん隠れていることに気が付いた。そうだ、今まで書いてきたように自分のことを書こう、そう決めてからは流れ出すように沢山言葉が浮かんだ。ドラマの世界に共感し、寄り添いながら私自身を書いた。デモは1日半で完成した。いい曲が出来た。 「ハイヒールシンデレラ」、1番Bメロに 星巡る夜道歩けば ちっぽけに思うことあるけど 絶対に曲げられない 信念がそこにはあるのだ とある。 私はドラマの主人公の、譲らない強い意志を持っているところがかっこいいと思った。時には自分より輝いていたり、努力を重ねている誰かと比べてしまって落ち込んだり、本当に正しいのかわからなくなってしまうこともあるけれど、それでも歌うことが好きな気持ちを持ち続けていたい、走り続けていたい、そんな私と似ている気がしたから。 この、「ハイヒールシンデレラ」の楽曲制作で、失いかけていた希望を取り戻せた気がしている。何もかもが台無しになったと思っていた時もあったけれど、イレギュラーなこんな状況の中でも、今までを見つめ直すことができたり、新しい自分を見つけられたり面白いことは沢山あるし、元通りを望むんじゃなくて進化していく気持ちで生きていきたいと、今は思っている。まだまだやれるぞ~!って。 私がドラマの世界や主人公に共感しながら私自身を歌ったように、この楽曲に少しでも共感しながら聴いてもらえる瞬間があれば嬉しいな。 <林青空> ◆紹介曲「 ハイヒールシンデレラ 」 作詞:林青空 作曲:林青空 ◆1stシングル「ハイヒールシンデレラ」 2020年8月19日発売 UPCH-5973 ¥1,091+税 <収録曲> 1.ハイヒールシンデレラ 2.白いワンピースを着て 3.秋風 -stay home ver.-

    2020/08/24

  • みゆな
    女の子目線からの「あのね、この話」。猫目線からの「あの猫の話」。
    女の子目線からの「あのね、この話」。猫目線からの「あの猫の話」。

    みゆな

    女の子目線からの「あのね、この話」。猫目線からの「あの猫の話」。

     2020年8月25日に“みゆな”が新曲「 あのねこの話 feat. クボタカイ 」を配信リリース!歌ネットでは、歌詞先行公開がスタート!詞曲は、みゆなとクボタカイによる共作です。ひとり夜の散歩に出かけたくなるような表現が散りばめられており、タイトルの「あのねこの話」は“ダブルミーニング”を持つ言葉となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“みゆな”による歌詞エッセイを、2週に渡りお届け!今回はその第1弾。HIP-HOPシーンを賑やかしている新世代ラッパーの代表格“クボタカイ”とのフィーチャリングのきっかけや、タイトルに込めた意味などを明かしていただきました…!歌詞と併せてお楽しみください! ~歌詞エッセイ#1~ 「あのねこの話 feat. クボタカイ」。 クボタカイくんとは私と同じ宮崎県出身で、プライベートでも仲の良い友達です。お互いに自分の世界観があって、それぞれ違うんだけどなぜか混ざり合うし、彼と歌ってるとすごく楽しい。 たまに二人でテーマを決めて即興でセッションをしたりしていて、録音などはしていないから、良い楽曲が生まれたとしてもすぐに忘れてしまう。二度と同じ曲に出会えない儚さを楽しんでます(笑)。 そうやって話したり、歌って遊んでいる中で、二人で一回きちんと曲が作りたくなって、クボタくんもノリノリになってくれて。そこから今回のコラボが実現して「あのねこの話」が生まれました。 タイトルは、 「あのね、この話」/「あの猫の話」 どちらの意味でも、捉えられる。 素直になれなくて猫をかぶって、それを脱ぎたいのに、変わりたいのにできないでいる女の子。そんな女の子目線からの「あのね、この話」。 自由奔放に生きる野良猫。猫目線からの「あの猫の話」。 この2つのポイントを元にかわいいさもありながら、悲しくて苦しい、両方の意味を込めたストーリーを描いています。 私が思う「あのねこの話」とクボタくんが思う「あのねこの話」はきっと違うし、それぞれの正解がある。聴いてくださった方にもそれぞれの想像が生まれて、そのひとつひとつも正解だと思います。 歌詞とあわせて沢山聴いて、沢山想像してみてほしいです。そして、この楽曲を聴いた皆様が抱いた思いを大切にして欲しいなぁと思います。 レコーディングでは私が初めて福岡でライブをさせていただいたライブハウスの近くに、今回レコーディングをさせていただいたスタジオがあって、当時の事を思い出して懐かしい気持ちになりながらも、初めて自分だけが歌うのではなく、クボタくんと集まってアイデアを出し合いながら進めたので、新鮮でとても楽しみながら作品作りをすることができました。 作詞もクボタくんと私の二人で共作しているのですが、お互いのイメージが同じ曲に向き合っていても違ったり、それぞれの特徴や目線が感じられて面白かった。得意な事をうまく掛け合わせながら完成させられたんじゃないかな。 ― To クボタカイ ― 沢山伝えているつもりだけれど、本当に出会えてよかったです。これからもたくさん音楽しよう。クボタくんのおかげでお友達もたくさん出来ました。感謝しています。クボタくんの音楽を愛してやまない気持ちをずっと応援しています。共に弾けよう~! Question. 「猫になったら一番にどこ散歩する?」 ― from みゆな ー <みゆな> ◆紹介曲「 あのねこの話 feat. クボタカイ 」 作詞:みゆな・クボタカイ 作曲:みゆな・クボタカイ

    2020/08/21

  • さとうもか
    愛ゆえに正しくいられないことも、たまにはあっていいと思う。
    愛ゆえに正しくいられないことも、たまにはあっていいと思う。

    さとうもか

    愛ゆえに正しくいられないことも、たまにはあっていいと思う。

    2020年8月5日に“さとうもか”がニューアルバム『GLINTS』(読み:グリンツ)をリリースしました。きらめきを表す「GLINTS」と名づけられた今作は、夏の恋にまつわる短編映画10作のオムニバスのような、自身初の季節をテーマにした作品に。アルバムと同タイトルのリード曲「Glints」は、突き抜けるような爽やかさと勢いがありながら、淡い夏の情景が浮かぶ、きっと誰もが体験した奇跡の瞬間の連続で起こる最高の夏を歌った1曲となっております…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“さとうもか”による、歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く、最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 愛ゆえに 」にまつわるお話。たとえ、隣に居心地が悪くても、自分を犠牲にしてしまっても、それでもそばにいたい…そんな恋をしているあなたに届きますように。 ~歌詞エッセイ最終回:「 愛ゆえに 」~ 女の人の準備は時間がかかる。もちろん最速を目指せば、歯を磨いて顔を洗って終わり。それでもって着古して寝巻きに降格したTシャツなんかを着る時だってあるけど、好きな人と会うとなると、話は別だ。 準備は前日のお風呂の時間から始まる。肌も髪も、寝る前にたっぷり仕込んで、小顔になるマッサージなんかも調べて試す事だってある。明日着る服のコーディネートを考えて、髪の毛のセットとメイクをするには、出発の○時間前に起きて……文字にするととんでもなく面倒くさそうに見えるけど、実際好きな人と会える前日に、そんな事は1ミリたりとも思わない。 それでも「ごめん、やっぱ今日はやめとく。」の一言でその全てを無しにされてしまう時もある。すぐに「全然いいよ」と返信して、自分に仕方ないと言い聞かせて、行き場のない気持ちをどうすればいいか分からないまま、空いてしまった休日が終わっていく。 私の3rdアルバム『GLINTS』の中の「愛ゆえに」という曲の主人公は、そんな事にモヤモヤしながらも、“彼に嫌われるのが嫌”という理由がしっかりあった上で相手を許していた。だから2人の間では多分それなりに成り立っていたんだと思う。 でもそんな関係が長く続くと、そうじゃなかった頃の自分をだんだんと思い出せなくなっていく。彼との時間を作るために、色々なものを犠牲にして、今残っているのは彼だけなんじゃないかと錯覚する。頑張れば頑張るほど上手くいかなかったり、大切に、慎重に触れようとするほど遠くなっていくのは、もはや誰が悪いでもなくて、多分もうどこかの時点で本当は終わらなければいけなかっただけの事なんだと思う。 終わりは言葉にすれば簡単だし、他人から見れば一言で終わるような事だけど、実際自分の事になると、そう簡単にはいかない。思い出も愛もずるい気持ちも信じたい気持ちも、そんな全部をひっくるめて答えを出すなんて、すぐに出来るわけがない。 幸せの形は本当にそれぞれだと思う。この曲を主人公の目線で見ると、相手の男の人の方がどうしようもない人間だと思うかもしれないけど、逆にこの男の人の元々の性格や、主人公に対して思っていた事も色々あると思うし、そもそも主人公が相手と同じくらい自由な人だったら、お互いの違いをもっと理解して認め合っていたら、もしかすると2人は上手くいっていたかもしれない。 2人の関係は2人で作っていくものだけど、主人公はその2人で作り上げた関係の中にいる事が、最終的に苦しくて悲しかった。それに多分、相手の男の人もそうだったんだと思う。だから、ただひたすらに仕方のない事だった。誰も悪くない。もうそうなるしかなかった。 それでも私は、自分の気持ちに嘘を付きたくなる程人を好きになれる事は、誰がなんと言おうと、本当に特別で素敵な事だと思う。愛ゆえに正しくいられないことも、たまにはあっていいと思う。 <さとうもか> ◆紹介曲「 愛ゆえに 」 作詞:さとうもか 作曲:さとうもか ◆3rd ALBUM『GLINTS』(読み:グリンツ) 2020年8月5日発売 ANCP-006 ¥3,000 (税込) <収録曲> 1.Glints 2.オレンジ 3.Poolside 4.愛ゆえに 5.パーマネント・マジック 6.Strawberry Milk Ships 7.あぶく 8.アイスのマンボ 9.My friend 10.ラムネにシガレット

    2020/08/20

  • 湯木慧
    嘘とか裏側とか保身とか中途半端な愛情とか、人間は馬鹿だ。
    嘘とか裏側とか保身とか中途半端な愛情とか、人間は馬鹿だ。

    湯木慧

    嘘とか裏側とか保身とか中途半端な愛情とか、人間は馬鹿だ。

     2020年8月19日に“湯木慧”がメジャーファーストEP『スモーク』をリリースしました。今作について彼女は「モノが燃えて灰になるまでの間で生み出される煙のように、自分と他者、人間と人間、過去と未来、理想と現実、そのどちらでもないという曖昧なモノ、それらの間で生み出される煙のような感情を作品にしました」とコメント。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作をリリースした湯木慧による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその第1弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Answer 」と「 雑踏 」についての想い。彼女が何を見つめ、何を感じ、何を伝えたくて誕生した2曲なのか…。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第1弾~ 悶々としてる、 日々 嗚呼、目が悪いからかな。 僕はとても弱いけど 自分の事が好きだ。 みんな自分が、大好きだ。 人の目が気になり、 恐いだなんて言うのに、 なんとも強欲に行動してるな、君。 なんともおせっかいに生きてるな、僕。 今日はまず『スモーク』というCDの中のトラック1、 「 Answer 」という曲について、少し話そうと思います。 まず生まれるということの後には圧倒的自分だけの世界というものが出来て孤独も一緒に生まれるということを、メジャー1st Singleと2nd Singleにて、“誕生”と“孤独”という言葉をキーワードに作品を作りました。どちらも自分と他者があることによって、の作品でした。そして、今回。 自分と他者の次には、 【自分と自分】という世界が広がりました。 それが今回のCD『スモーク』です。 そして「Answer」という曲は時を経て生きていく中で、人の目が気になるようになったり、自分ではない誰かを生きるようになったり、愛を恥ずかしいと思うようになったり、あたたかさや温もりや他者を知り、求めてしまって、期待してしまって、頼り甘えすぎてしまって、脆くなっていく、そんな自分への嫌悪感、そして根付いて消えないもう片方の感覚。それらを表現した楽曲です。 自分が嫌になっていき嫌悪感や悲観的感覚や不遜的感覚が充満する。でも、その片方だけで世界を見ていなくて、未来を見ていなくて、見る事が出来なくて、もう片方は、希望や衝動や愛情が、絶えず疼いていたのです。どんなに、全てが嫌になっても、消えることのない欲や希望は、片方があればもう片方の方に、深く根付いているのかもしれない。 僕はこの二つの目で、自分を、見ていた。 今864文字あたり。長文書くのって難しいのかなと思っていたら、以外と書けているなぁ自分。つらつらとややこしいことを書いてしまったから、疲れてもう読むのをやめてしまった人が多くいるのではないかと不安になった。考えすぎかな。嗚呼…目が悪いからかな。メガネを外しながら書いていたので、メガネをつけて、もう少しだけ書き進めていこうと思う。次は、 『スモーク』というCDの中のトラック2、 「 雑踏 」という曲について。 人間は馬鹿だ。 めんどくさい。 そうだ、上手く作られすぎたんだな。 嘘とか裏側とか保身とか中途半端な愛情とか、 人間は馬鹿だ。 私も、人間か。 この曲は、電車に乗っている時に書きたいなと思った曲です。人間観察が好きでよくするのですが、ある日電車に乗っていたら、ものすごく申し訳なさそうに乗っている人が居て、その他多くの人がその車両に乗っていたのに、その人だけとても目を惹きました。私はその時、なんとも言えない…物凄く悲しい気持ちになり、もし生きている事がここにいる事が、申し訳ないと思っている人が居るのであれば、全力でそこに居ていいよ。と言ってあげられる曲が欲しい。と思い生まれたのが「雑踏」という曲なのです。 一般的に何かを殺したり壊したり傷つけたりする刃物に“メス”という名前をつけて、命を助けたり守ったりする刃物を生み出し、持っているのも、人間でした。 そんな感じの楽曲です。 あれ、この曲、「雑踏」っていうタイトルじゃなくて「メス」の方がいいんじゃない?なんて思ってきてしまいました…優柔不断です。 まずいです…もう変えられないのに。メガネをかけたから、目がよく見えすぎてしまったかも、という訳で、今回はここら辺で、終わりにしたいと思います。 また次でお会いしましょう。 <湯木慧> ◆紹介曲「 Answer 」 作詞:湯木慧 作曲:湯木慧 ◆紹介曲「 雑踏 」 作詞:湯木慧 作曲:湯木慧 ◆メジャーファーストE.P.『スモーク』 2020年8月19日発売 初回限定盤 VIZL-1768 ¥2,400+消費税 通常盤 VICL-65379 ¥1,800+消費税 <収録曲> 1. Answer 2. 雑踏 3. 追憶 4. Careless Grace 5. スモーク 6. 狭間

    2020/08/19

  • the peggies
    隠し味でたっぷり思い出補正をして、まだ繋がってるような気になって
    隠し味でたっぷり思い出補正をして、まだ繋がってるような気になって

    the peggies

    隠し味でたっぷり思い出補正をして、まだ繋がってるような気になって

     2020年8月26日に、3ピースバンド“the peggies”がニューシングル「センチメートル」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『彼女、お借りします』オープニングテーマに抜擢され、放送前からSNS等で話題に。7月18日からは単曲の先行配信がスタート、YouTubeでは東京・LIQUIDROOMにて無観客で撮影されたSpecial Videoも公開されております…!  さて、今日のうたコラムでは、そんな新作を放った“the peggies”の北澤ゆうほ(Vo&Gt)による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 に続く第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 花火 」に通ずるお話。自身の花火にまつわるバッドエピソードを交えつつ…、この歌詞を書き始めたきっかけやそこに描かれている想いについて綴っていただきました。 ~歌詞エッセイ第2弾:「 花火 」~ 花火に良い思い出がありません。北澤ゆうほです。 初めて告白したのは当時多分好きだった人と夏祭りに行った日、浴衣まで着て気合を入れたのに、帰り道に意を決して告白してみたら 「ごめん、そういうんじゃないわ」 とフラれて撃沈。一緒に!浴衣着て!夏祭りまで行って!花火も見たじゃん!!これがそういうんじゃないならなんなん!!! 学生の頃には、家族で花火大会に出かける道中に両親が大大大喧嘩をしてしまい結局最悪な空気が私たち家族を襲い、全く持って花火どころではなかった。ただ沈黙の中、花火の音だけがやたらと大きく聞こえた悲しい夏の思い出。 最後に、当時、遠距離恋愛をしていた彼氏と都内の花火大会に遊びに行った日の事。まず彼氏は大幅に遅刻。まぁこれは良いでしょう。許します。でも花火が始まって、花火を見上げながら彼氏に声をかけるも一向に返事が返ってこないので、まさかと思い隣を見たら、なんと彼は隣でスヤスヤと爆睡中。 いやいやいや!たまーに大きい花火が上がると音で起きるのすら腹立ってくる。まぁその前後にも色々あったんでしょうね、呆れた私は地方に住んでる彼を都内の花火大会場に置いて一人で帰りました。彼が目を覚めたときにどんな反応をしたかは一生知る由もありません。 でも流石にやり過ぎたかなと反省してます。もうやりません。許して下さい。 はぁ。花火エピソードを全て吐き出させて頂きました。ご清聴ありがとうございました。 ここからが本題です。遅っ! ある夏に神宮球場で花火を見たとき。座った席が花火ととっても近くて、火花?燃えかす?のようなものが降ってきたんです。花火は散っても熱を持ったまま空中をふわふわと彷徨って次第に落ちていく様が、まるで失恋したあと喪失感を抱いたまま暮らす日々のようだなと。 そんな風に花火と自分が重なって、この歌詞を書き始めました。 二人でよく行ったコンビニとか、二人で見た映画とか、思い出のかすみたいなのを必死に寄せ集めては、隠し味でたっぷり思い出補正をして、まだ繋がってるような気になって寂しさを紛らわせる日々。でも時が経てば、そのコンビニも無くなって、二人で見た映画もよくよく思い出せば特別心に残るわけでもないものだったなって気が付いちゃったり。 そうやってしがみつく物が減って来ると、これまた救いようのない寂しさに襲われますよね。 長く付き合えば付き合うほど、「このままずっと一緒にいたい!」が「このまま一緒にいるんだろうな~」に変わってくる。そうやって色んな綻びに気付かずなんとなく過ごしてしまっていた日々って、こんなにも後から後悔となって襲ってくるんだなって思います。 当たり前なんて何処にも無いですね。当たり前だけど。 <北澤ゆうほ> ◆紹介曲「 花火 」 作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ ◆ニューシングル「センチメートル」 【先行配信】2020年7月18日 【CD発売】2020年8月26日 通常盤 ESCL5440 ¥1,320(税込) 期間生産限定盤(アニメ盤) ESCL5441-2 ¥1,870(税込) <収録曲> 1.センチメートル 2.花火 3.君のせい(Live Ver.) 4.センチメートル Anime Ver. ※期間生産限定盤(アニメ盤)のみ収録

    2020/08/18

  • 阿部真央
    「本当の自分を置いてけぼりにしてしまう」原因ってなんでしょうか?
    「本当の自分を置いてけぼりにしてしまう」原因ってなんでしょうか?

    阿部真央

    「本当の自分を置いてけぼりにしてしまう」原因ってなんでしょうか?

     2020年8月12日に“阿部真央”が約4ヶ月ぶりとなる新曲「Be My Love」を配信リリースしました。<君が私を見てくれたなら 君が隣に居てくれたなら 夢のよう>と幕を開ける歌。高揚感のある抜けの良いメロディとスケール感の大きい歌声が相まって、聴いていると思わずシンガロングしたくなるポップな1曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“阿部真央”による歌詞エッセイをお届けいたします!綴っていただいたのは、新曲「 Be My Love 」に通ずる真の想いです。自分で自分がよくわからないという方。なかなか自分らしくいることが難しいという方。それが苦しくて悩んでいる方。この曲とエッセイが届きますように…! ~歌詞エッセイ:「 Be My Love 」~ 皆さんこんにちは。歌手の阿部真央です。 突然ですが、 皆さんは、自分自身と言うものをどれくらい知っていますか? 自分が本当に好きなものとか 本当に大事にしたい人とか 本当に望む生き方とか どれくらいご自身について把握されていますか? 私はと言いますと、実はつい最近までよく分かっていませんでした。 正確には現在もまだまだ模索中です。 世間がコロナ禍に陥ったことで、もれなく私のお仕事もストップし 出来まくったたくさんの時間の中で内省を繰り返して、やっと少し自分が掴めた感じです。 私はこれまで、あまり目的を持って生きてこなかった人間でした。 好きなことをある程度上手く出来るようになり、 それが人から求められたことにより、 目的を持たずしてここまで生きてこられてしまったという感じです。 もちろん、10年以上ずっと応援し続けてくれているファンの皆さんに本当に感謝しているし、 皆さんを心から大切に思っています。 というかファンの皆さんに届けたくて今の形で音楽をやっているってのが大部分なので。 だけど、「誰かの為に」と「自分の為に」は必ずしも合致するわけではないということです。 今のスタイルが嫌なわけではありませんが、どちらかが不透明だと自分の中の答えも導き出せませんね。 もしかしたら同じように感じている方も多いかもしれません。 これは実体験なので自信を持って言えるのですがね、 自分が本当に好きなもの 自分が本当に求めるもの これが分かってない人は、もう120%、 満足のいく人生なんて送れていないものです。 私がそうだったので、もうこれは断言しちゃうのです。 いつも他の誰かになろうとしちゃって いつも他の人から好かれるように行動しちゃって そのうち自分が本当に動きたい方向も分かんなくなっちゃって もうそれってもはや、全然自分じゃないのです。 自分が置いてけぼりって感じです。 自分で生きてないから、 とっても苦しかったり、 ちゃんと満たされなかったり、本当大変です。 では、「本当の自分を置いてけぼりにしてしまう」原因ってなんでしょうか? 私は、その答えは、 「自分が自分をちゃんと愛してあげられないから」 だと思いました。 自分はダメだから良くならなきゃとかね 自分は嫌われる存在だから人から好かれなきゃとかね 自分で自分を否定してしまっているのですね。 もうこれに尽きると思いました。 もちろん私もこの思考、根深くあります。 もう超ありありです!曲聞いたら分かるか!(笑) でももうそろそろ この考え本格的にやめたいなって思ったんです。 だから自分とただ話し合うことを、今はやってます。 私の新曲が「Be My Love」っていう曲なんですけど、 これ一見ラブソングなんですね。 というか2年前に歌詞書いたときは、私もラブソングのつもりで書きました。 でも私今回のこの歌ネットさんのエッセイのお話をもらって、今回の新曲について考えた時に、 「あ、これ、私が本当の自分に会いたかったって歌なのかも」と思いました。 Dメロに <本当はずっと気づいてた 今まで見ないようにしてた 君を愛してると> とあります。 この「君」って、私にとっての“本当の自分”なんだなって思いました。 そう、本当はずっと愛してたし 愛してあげたかったんです自分のこと。 でも出来なかった。 出来ないと思ってました。 何故なら私は色々劣っているダメな人間だと思っていたからです。 でも、 本当の自分のその手に触れて、本当の自分と近づきたいって歌を、 私はちゃんと2年前に描いてました。その時は気づかなかったけど。 そして今、それが私の中で実現しようとしてる最中にこの曲が世の中に発信されます。 自分をこの世で1番心底愛してあげられるのは 多分自分だけです。 だからこれからはちゃんと愛してあげたいなって思いました。 本当はずっと、自分を愛してることに気づいてたから。 そこに目を向けるときが来たのだと思います。 これは私の、今回の曲に対する世界観です。 あなたにとってはどんな曲になるかな? 「Be My Love」、是非聴いてみて下さいね。感想も下さいね。 出来るだけたくさんの人が自分の笑顔が最高だって心から思えますように。 乱文ごめんなさいね。 大好きですよ。 では、さようなら。 <阿部真央> ◆紹介曲「 Be My Love 」 作詞:阿部真央 作曲:阿部真央

    2020/08/17

  • the peggies
    誰からも愛されない事より、誰の事も愛せない事の方が何億倍も寂しい
    誰からも愛されない事より、誰の事も愛せない事の方が何億倍も寂しい

    the peggies

    誰からも愛されない事より、誰の事も愛せない事の方が何億倍も寂しい

     2020年8月26日に、3ピースバンド“the peggies”がニューシングル「センチメートル」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『彼女、お借りします』オープニングテーマに抜擢され、放送前からSNS等で話題に。7月18日からは単曲の先行配信がスタート、YouTubeでは東京・LIQUIDROOMにて無観客で撮影されたSpecial Videoも公開されております…!  さて、今日のうたコラムでは、そんな新作を放った“the peggies”の北澤ゆうほ(Vo&Gt)による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその第1弾です。綴っていただいたのは、タイトル曲「 センチメートル 」に通ずるお話。あなたには今“運命の人”が存在していますか? そんな存在を信じられますか? 恋をしている方も、そうでない方も、是非歌詞と併せてエッセイをご堪能ください…! ~歌詞エッセイ第1弾~ 結局運命なんてただの思い込みで、この人こそ自分の運命の人だ!と信じたいが為に、そう思い込めるような要素や情報を自ら収集してるだけな気がする。 運命の人、って肩書きがあるだけで私たちはなんだか安心してしまう。このまま突き進んでいいよ!と自分自身に言い聞かせて背中を押すにはうってつけの文句。そうやって勇気なんて貰っちゃったあとには、厄介な恋愛ゲームのコマをまたひとつ進めてしまうのである。 そんな根拠のない確信を持ったところで、後々しわ寄せを喰らって傷付いちゃうのにね。何度同じ過ちを繰り返しても学べない私たち。 自己紹介が遅れました。はじめまして、北澤ゆうほです。 冒頭から絶望的なそれっぽい事を言ってしまいましたが、私は人生を俯瞰してるわけでもなければ、全てを知ったような顔をして絶望しているわけでもないです。なんならそういうの一番ダサいと思ってるタイプ。 じゃあ何が言いたいの?って、そうだな。目に見えない「運命」なんてものを目に見えないまま自分の心に作り上げて、さらにそれを着火剤にしちゃうくらいお熱になれる相手がいる事自体、超~~~~素敵じゃない?って事です。 私は、誰からも愛されない事より、誰の事も愛せない事の方が何億倍も寂しい事だと思う。だから、好きだなって思える人がいるなら、それだけで貴方の人生は大当たりの真っ只中。だから大丈夫。正直それが運命でも運命じゃなくてもどっちでもよし。見てこの無責任な文章。でもそんなもんでいいんだよ、ほんと。 ちょっと話は変わりますが「 センチメートル 」の<僕>、運命なんて言えない、って事は、運命だって言いたいし、心のどこかでそう思ってるんだろうな。でもまだ自信がなくて、傷付きたくなくて、一歩引いたポーズをとってしまう。まだそんなじゃないよ、って。本音は一歩引くどころか何歩も先に進んで行ってるのに。 分かる。分かるよ。 そりゃそうか私が書いた歌詞だもん。 <僕は君に何をしてあげれるかな>って、まるで君を守る!ってスタンスを見せてるけど本当は、弱さを見せてくれた君に必要とされたくて、自分の存在意義を感じたくて、側にいるだけなんですよね。みなさんも思い当たる節あるんじゃないでしょうか。私はたっっくさん思い当たる節があるので歌っていて胸が痛いです。苦しい。図星。 早くみんなでそういう恋愛は卒業したいものです。 頑張りましょう。いつになる事やら。 まぁでも、大当たりって、たくさんのマイナスを経てやっと見つけられるものだったりしますよね。色んなフラストレーションを抱えて、もがき苦しむ日々だったからこそ、向こう側に見える微かな光に気が付けて、手を伸ばせて、君と出会えるんだと思う。最初っからまばゆい光の中にいて満たされてたら、少し遠くの光にも気が付けないもんね。 長々と書きましたが、今自分は暗闇の中です、、という方は、大当たりする為の助走期間だと思ってなんとか心と身体を繋ぎ止めていて欲しいなと思いますし、好きな人がいるよ!恋愛してるよ!って方は、運命なりなんなり自分に都合のいい謳い文句をつけて、自信を持って、まず第一に自分を愛しながら恋愛を謳歌して欲しいなと そんな風に思います。 <北澤ゆうほ> ◆紹介曲「 センチメートル 」 作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ ◆ニューシングル「センチメートル」 【先行配信】2020年7月18日 【CD発売】2020年8月26日 通常盤 ESCL5440 ¥1,320(税込) 期間生産限定盤(アニメ盤) ESCL5441-2 ¥1,870(税込) <収録曲> 1.センチメートル 2.花火 3.君のせい(Live Ver.) 4.センチメートル Anime Ver. ※期間生産限定盤(アニメ盤)のみ収録

    2020/08/14

  • さとうもか
    運命だったかどうかは、最終的には死ぬ時にしか分からないのかも。
    運命だったかどうかは、最終的には死ぬ時にしか分からないのかも。

    さとうもか

    運命だったかどうかは、最終的には死ぬ時にしか分からないのかも。

    2020年8月5日に“さとうもか”がニューアルバム『GLINTS』(読み:グリンツ)をリリースしました。きらめきを表す「GLINTS」と名づけられた今作は、夏の恋にまつわる短編映画10作のオムニバスのような、自身初の季節をテーマにした作品に。アルバムと同タイトルのリード曲「Glints」は、突き抜けるような爽やかさと勢いがありながら、淡い夏の情景が浮かぶ、きっと誰もが体験した奇跡の瞬間の連続で起こる最高の夏を歌った1曲となっております…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“さとうもか”による、歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 に続く第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 オレンジ 」にも通ずる“運命”のお話。みなさんは、運命の人だと信じて疑わなかった相手に対しての“ズレ”を感じて、戸惑ってしまったことはありませんか…? ~歌詞エッセイ第2弾:運命はただのおまじない~ 今回3rdアルバム『GLINTS』は、夏をコンセプトにして、10人の主人公を立てた曲を書いたものなのだけど、その中の「 オレンジ 」という曲の主人公が1番私に似ていると思う。 私は、運命というものをかなり信じている。いや、もしかすると“かなり”ではなくて“すごく”かもしれない。これは今に始まった事ではない。多分中学生の頃からじわじわと、その考えを自分に浸透させてきたような気がする。 運命は時にはひどい事もするけれど、基本的には私を救ってくれる。例え何か最悪な事が起こったとしても、元々そうなる運命だったのかも、と運命のせいにすればほんの少し心が楽になったり、解決までしてくれる事だってある。 たまに自分のそういうところはズルくて嫌いだなと思う時もあるけど、なんならそれもそういう性格になっていく運命だったのかもしれないなんて思う。という事はそもそも、こんな風に運命を過信するようになった事も運命なのか?という事は、この家に生まれた事も運命で、今こんな事を考えている事も運命で決まっていた事なのか? …この話をこれ以上続けると、多分最終的には宇宙の話になって行き、「やっぱ宇宙って広くて不思議だな~」という小学生がふと思うような事を思って終わるだろうというところまで想像がつく。なぜ分かるかと言うと、もう何度もこのループにハマった事があるから。こんなにも神秘的なベールと説得力を纏った、何の根拠も無くて地に足の付かない理論は、この世には運命以外存在しないんじゃないか?とさえ思うほど。 そんな運命信者な私にも転機があった。私は昔から頭で考えるより、直感や感覚で色んなものをとらえてきた。説明書なんてほぼ読んだ事がないし、心の思うまま、手の動くまま、本当に動物的に行動しているような気がする。あえて直感や感覚だけで色んなことを判断しようと心がけていた時期もあった。そういう考えが根底にあるからか、私は性別問わず、人に対してよく「この人、なんか運命かもしれない!」と思っていた。 でもここ最近になって、運命っぽいと思っていた人でも深く知っていくと、考え方が全く違ったり、タイミングが合わなかったりして、かなり頭を悩ませた出来事もあり、運命と自分の感覚を信じたかったけど、段々その感覚を疑うようになった。 その辺りから私は、運命は運命なんじゃなくて、私の中のおまじないみたいなものだったのかもしれないと気付いた。運命だったかどうかは、最終的には死ぬ時にしか分からないのかもしれない。そしてきっと、元々決まっていたのではなく、自分の行動次第で変わって行くものなのかもしれない。 そう気づいてから、フィーリングだけじゃなくて自分の気持ちで選ぶことを心がけるようになった。自分の気持ちで選ぶということは、自分の行動に責任と自信を持つということ。なんとなく、これは私にとって大人になっていくということの1つのステップだったのかもしれない。 「 オレンジ 」は私の曲の中ではキングオブポップソングなので、是非このよく分からない運命論は全て忘れて聴いてみてほしい。 <さとうもか> ◆紹介曲「 オレンジ 」 作詞:さとうもか 作曲:さとうもか ◆3rd ALBUM『GLINTS』(読み:グリンツ) 2020年8月5日発売 ANCP-006 ¥3,000 (税込) <収録曲> 1.Glints 2.オレンジ 3.Poolside 4.愛ゆえに 5.パーマネント・マジック 6.Strawberry Milk Ships 7.あぶく 8.アイスのマンボ 9.My friend 10.ラムネにシガレット

    2020/08/13

  • 林部智史
    好きだからこそ、こだわりを持てることに幸せを感じています。
    好きだからこそ、こだわりを持てることに幸せを感じています。

    林部智史

    好きだからこそ、こだわりを持てることに幸せを感じています。

     2020年7月29日に“林部智史”がニューアルバム『II(セカンド)』をリリースしました。デビューアルバム『I(ファースト)』以来、2年半ぶりとなる今作。ライブでパフォーマンスしながら少しずつ形を変え進化していった曲、アルバムのために書き下ろされた新曲、真骨頂の癒しのバラードからJAZZYなアレンジ、R&Bテイストの楽曲まで、今、林部智史が伝えたいメッセージを余すことなく織り込んだ全13曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“林部智史”によるスペシャルエッセイを3週に渡ってお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く最終回。最後に綴っていただいたのは、今作についてのよりマニアックなこだわりについてのお話です。テーマは「おうちでコンサート」。そのために大切にした3つのものとは…?是非、作品と併せてお楽しみください! ~スペシャルエッセイ最終回~ 最後のコラムとなりましたが、 よりマニアックに今回の作品「II」について お話していきたいと思います。 「おうちでコンサート」 “おうちでコンサートを お楽しみいただけるようなアルバム” それが今回のアルバムのテーマになっています。 具体的には “生演奏” “一発録り”を基本とし、 曲順は実際のコンサートを想定して “セットリスト”として決めました。 “生演奏” CDから聞こえてくる音色は、 現代の音楽シーンでは、感覚的に 半分以上が機械音のような気がします。 それが良い、悪いではなく、 機械でも生演奏と遜色ない綺麗な音が出るし、 生演奏では出すことができない音が作れる。 ということが大きな理由です。 実際僕の過去の作品にも、 数曲作り込んだ音が入っていますし、 今作では9割以上生演奏ですが、 ポイントポイントで使っています。 ―空間の音を入れたい― これは僕だけが使うであろう表現ですが、 ピアノのペダルを踏む音、 ギターのコードチェンジ際のバズ音と呼ばれる音、 ドラムの細やかなリズム音、 これは生演奏でしか出ない音だと思います。 正確には、その音さえも 作ることができてしまうのですが、、 それでも若干違うと思っています。 林部智史のコンサートの臨場感を出すには、 生演奏を基本にしたい!そう思っています。 “一発録り” コンサートは一発勝負です。 第一弾のコラムでもお話した通り、 音程などを綺麗に直してしまいたい欲と闘いながら、 一発録りにこだわっています。 ボーカルの一発録りは デビュー当時からこだわっていたのですが、 楽器のみなさんと全てを一緒に録ったという点では、 特に今回のアルバムの聴きどころかなと思います。 中でも最も歌い込んだ曲、 「僕はここにいるII」に関しては ノークリックで録りました。 基本的に、全員が一定のリズム=クリックを 耳で聴きながらレコーディングは行われます。 音が揃う、演奏しやすい、歌いやすい というメリットはあるのですが、 勢いが少し無くなってしまいます。 そして、ものすごく難しいです。 そのクリックを聴かない、ノークリックで 録ることができたのは、何度もコンサートで 音を奏でてきたバンドメンバーさんと レコーディングできたからだと思います。 “セットリスト” 曲調、声の出し方、楽器の種類、曲のキー、 メッセージ性、様々なことを考慮しています。 一つ一つのピースを組み合わせて パズルのように曲順は決めていくのですが、 実際に通して歌ってみたり、 レコーディングが済んだ 仮の音源を並び替えて聴いたりしています。 よく大好きな歌手のCDを聴き込んでいると、 曲順までしっかりと覚えてしまうため、 一曲が終わるごとに、次の曲のイントロが 頭の中で先行して流れ始めることがあります。 その感覚をセットリストを決める上で大事にしています。 特に今作では、 4.Perfect day からの 5.二つの横顔 この流れは個人的に気に入っています。 是非聴いてみてください。 最後のコラムは とてもマニアックになってしまいましたが、 読んでくださいまして 本当にありがとうございました。 全てを理解してほしい!と 思っているわけではありませんが(笑) 好きだからこそ、こだわりを持てることに 幸せを感じています。 そんなこだわりのアルバム「II」 今だからこそ聴いていただきたい音楽です。 <林部智史> ◆ニューアルバム『II』(読み:セカンド) 2020年7月29日発売 [CD+DVD] AVCD-96518 ¥4,500(税抜) [CD] AVCD-96519 ¥3,000(税抜) <収録曲> 01. あの頃のままに 02. タカラモノ 03. 君だけが消えない 04. Perfect Day 05. 二つの横顔 06. 明日の色 07. 人生で一番幸せな日 08. You 09. やさしいサヨナラ 10. 夢 11. 恋衣 12. 僕はここにいるII 13. あなたへ

    2020/08/12

  • イチオシ!
    自身が手掛けた“テミン「Famous」”の歌詞への様々な質問に回答…!
    自身が手掛けた“テミン「Famous」”の歌詞への様々な質問に回答…!

    イチオシ!

    自身が手掛けた“テミン「Famous」”の歌詞への様々な質問に回答…!

     今日のうたコラムでは、人気コーナー『言葉の達人』にもご登場いただいた作詞・作曲、プロデュースで活躍中の“カミカオル”さんによる歌詞エッセイを全5回でお届けいたします。TAEMIN、日向坂46、SHINee、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、AAA、W-inds、福原美穂などなど様々なアーティストに楽曲を提供している彼女。歌詞とは?作詞とは?音楽とは? 第1弾 、 第2弾 、 第3弾 、 第4弾 に続く、最終回をお楽しみください…! ~歌詞エッセイ最終回~ さてさて。5週にわたり書かせて頂いた歌ネットさんのこの連載も今週が最終週。せっかく文章書くの慣れてきたのに~と、ちょっと後ろ髪のひかれる想いでございます。 そんな最終週。せっかくなのでこのコラムのために私が提供したある楽曲歌詞に対してTwitterで期間限定質問箱を設け、特別に質問を募集させて頂きました、、!ただその期間体調を壊してしまい、、、うまく返信に至ってない方々、本当にごめんなさい、、途中になったままで。明日から質問はまた返信していきますので、長い目で見てやってください、、待っていてね、、! そう、その楽曲とは、、、 最近『2KIDS』を公開したばかり、 SuperMでも大好調のSHINeeのマンネ、 TAEMIN テミン君の 『 Famous 』 でっすっ、、! この曲、もちろん日本語歌詞がオリジナルなんですが、韓国語verで日本以外の国でも歌われているようで、大変光栄です、、、。 たくさんの質問、ご意見、反響をありがとうございました、、、!!!音楽の力ってやっぱりすごいなぁ、、とこういう時にも思います。私がごく個人的に頭の中に描いた世界観が、一気に何万、何千万、何億?の人々とシェアされていくなんて、なんてクレイジー、、。 ご意見を頂いて、あぁ、、ちゃんと伝わっているんだ、みんな同じイメージ像でこの曲を聞けているんだ、、音楽は風化しないんだ、、などと噛み締めています。こんな想いをくれて、何よりもその世界観のインスピレーションであり、表現者であるテミン君には感謝しかありません。あなたがいなければ、この世界は確実に存在し得ない。そして余談ですが、カミカオルは今更、韓国語をお勉強しようと決意しました。まずハングル読めるとこから。先生、よろしくお願いします。草。 いやはやしかし、『FAMOUS』はもはやSHINeeのマンネ、というより独り立ちを経て、完全なるスター君臨、でしたね。そして今思うとグローバルなSuperMでの活動に繋がるほんの序章に過ぎないのかも、、なんてゾクゾクします。いつも露出があるたびに驚きがあるテミン、、。 長い前置きでごめんなさいでした、、! では!!! 皆さんから頂いた質問に触れてゆきましょう~~~。 まず一番多かったのが、 ・インスピレーションをどこから得たか? ・テミン君のどんなところを見てこの歌詞を書こうと思ったか? という質問でした。 ・テミン君の魅力はどこだと思うか? ・このような歌詞にしてという要望や意見の交換があったか? という質問も多かったです。皆さんが感じているテミン君の魅力って、皆さんと同じように、私も同じ事を感じているんですよ~不思議ですね。やはり、誰かの魅力って、万人が思うめちゃめちゃ客観的な部分なんでしょう。だから、そこを伸ばしていくのが自分磨きの近道にもなりますね。(あ、話それた。) 私は、テミン君の思慮深い眼差しや多面性が、想像力を掻き立てられるという意味で最大の魅力だと思っています。静かながら情熱的、強いけど儚げ。彼の目って本当に何かを物語っているようで印象的ですしね。その思慮深さの奥底に、葛藤や憂い、苦悩があると仮定して、今回この歌詞を書きました。テーマは「スターの苦悩」。 曲を聞いた時に、アメリカのPRINCEという大好きだったアーティスト(というかスター!)がふっと思い浮かび、その孤高の天才とテミン君が重なった部分があったのでスター性というものをテーマにしました。それが彼のリアリティかどうか、は聴く側に委ねられているのも彼の表現者としての懐の深さだと思います。 あくまでもこの「歌詞」の中では「FAMOUS=有名」になる事で 対極の影 僕に宿ってから 手にしたステイタス という、自分自身ではない「影」に支配され、蝕まれていく精神性を表しています。 あっ。ちなみに、これはこぼれ話。ですが。<対極の影>という箇所は、実は最初は<全能の神が>と言う歌詞だったんです。でも、そこだけは別案に変わりました。それくらい振り切った歌詞の設定だったのです。そして 嘘に口づけ 代償のドラマ 悪魔に身を捧げた事で、悪夢という代償を背負わなければいけないようなフレーズも現れてくる、、!(注:今の彼の環境が悪夢というわけじゃないですよ!彼が現在病んでいる、という歌でもないです。汗) 質問では、更に ・この歌詞を書く上で苦心したところは? という内容も多かったです。皆さんに愛される曲ほど、すんなり時間がかからず書けるって事が通説でありましてですね。創作ってそんなマジカルだったりします。この曲は全く苦労はなかったんです、、。 カシャッ、スラスラスラーでした。(もちろん、絞り出しても書けない時もあります。)一番最初に浮かんだ歌詞が、ド頭の 強烈にWatch Me 歓声でAwakening 触れるモノ全てダイヤに変えようか 見つめる瞳 真珠をあげようか でした。その後も 肥大するbad romanceが蝕むエモーション このbeatは身体 侵食するポーション と言うフレーズたちは、書き始めて15分以内に生まれてきた言葉たちです。 そして、私としては、RAPの部分 僕のモノになるための特別な筋書きはいらない これが愛の序章なら ただDo Me Right は、支配しているもう一人の怪しいテミンが歌っている、という設定です。なんだか振り切って高圧的、、、。でもこのパート、意外とMVではナチュラルな表情をしていて、それがまた想像していたものとは違ってセクシーでグッときました。彼の解釈、素晴らしい、、。 そして2番にいくにしたがって、自分自身が対極の影に飲み込まれていき、 スポットの中で感じるカタルシス あたりでは、もう、完全に「あっち側」に行っちゃったテミンさんを想像、、、。そして、 鳴り止まぬdisonnance 頭痛が襲って で、壊れていく「終わりの始まり」を予言するフレーズも、、。ちなみにdissonanceって不協和音って意味です。うまくいってたはずの歯車やリズム、意識なんかが、少しずつ壊れていく比喩ですね。改めて書くと、こわいですね、、、。 今回は、かなり振り切った歌詞を書こう、と意を決して書きました。曲調がダークだったので、中途半端は退屈だと思ったし、彼が今までソロで表現してきた世界を包括するような世界観にして、ネクストステップに繋げたいと思ったからです。ダークゆえに、それ以上に幅のあるエンターテイメント性も要素として必要と感じていました。それに耐えうる曲調であったこと、そして楽曲の元々の良さにとても感謝しています。 さて、いよいよ最後になりますが。 なんと、、、!!! ここにきて、今回が最終週ではなく、まさかのアンコール回を9月1日(火)に頂きました!最終回らしい投稿は、9月1日に先延ばしさせていただき、笑 今回は、テミン君の余韻で終わらせて頂きたいと思います、、!それではまた3週間後にお会いしましょう、、! <カミカオル> ◆紹介曲「 Famous 」 作詞:Kaoru Kami 作曲:Didrik Thott・Daniel Kim ★information Abema TVなどで放送 日韓合同男性アイドル発掘オーディション番組 『G-EGG』課題曲作詞 TeamC『I Don't Care』 2020年6月3日リリース Abema TV『今日好きになりました。』 人気メンバーからなる限定ユニット  ERROR 『TRIGGER』 ★カミカオル 『言葉の達人』登場回

    2020/08/11

  • ペンギンラッシュ
    終いには覚えてないくらい溺れさせて欲しい。
    終いには覚えてないくらい溺れさせて欲しい。

    ペンギンラッシュ

    終いには覚えてないくらい溺れさせて欲しい。

     2020年9月2日、大人なギターレス四重奏(カルテット)を奏でる4人組“ペンギンラッシュ”がメジャーデビューアルバム『皆空色』をリリースします。尚、4月からの3曲の先行配信に加え、8月5日には「本音」の先行配信をスタートさせるなど意欲的に活動中。圧倒的なスキルと予測できない曲展開が耳をとらえて離さない楽曲をリリースし続ける彼女たち。1曲1曲が濃密な仕上がりとなっているという最新作にご期待を!  さて、今日のうたコラムでは、そんなニューアルバムリリースに向けて、ペンギンラッシュ・望世(Vo.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は 第1弾 に続く第2弾。綴っていただいたのは、今作の1曲目に収録される新曲「 本音 」に通ずる想い。女性言葉で歌われる荒々しい“本音”が官能的に表現されているこの曲の裏側の想いに、このエッセイで触れてみてください…! ~歌詞エッセイ第2弾:「 本音 」~ 踏み場の悪い道は ヒールに合わないの 曇った顔に気づかない 期待をしたばかりに 感じるのかもしれないわ あれは幻か 「 本音 」/ペンギンラッシュ 退屈だ 楽しそうに笑う顔を見ながら 笑い返すけれども 鉄板の上の料理が気になる 明日は何を着ようかな この後の計画を 頭の中で立てている 間合い 互いに惹かれるというのは 間合いが合うことを指すのだと思う 話のリズム 目線の飛び方 絶妙な間合いが心地よければ 精神が繋がっていく 退屈だ 料理が焦げてしまった 楽しそうに笑う顔を見ながら 笑い返すけれども 時間を確認する 可愛いな そう思えたら良いのだけど ぬるま湯の優しさは求めてない 今はそんな時 終いには覚えてないくらい 溺れさせて欲しい もっと楽しませて 始めたのはそっちでしょう 我儘な自分をほんの少し 責めながら 時間が経過を待つ 困っちゃうな 次はもう、ないかな <望世> ◆紹介曲「 本音 」 作詞:望世 作曲:ペンギンラッシュ ◆3rd Album 『皆空色』 2020年9月2日発売 VICL-65398 ¥3,000+税 <収録曲> 01 本音 02 二〇二〇(読み:ニセンニジュウ) 03 あいだ 04 冴えない夜に 05 月草 06 turntable 07 eyes 08 woke 09 淵 10 高鳴り 11 喫水(読み:キッスイ) 12 色彩

    2020/08/07

  • さとうもか
    今この瞬間が終わることをとても不安に思っていた時期があった。
    今この瞬間が終わることをとても不安に思っていた時期があった。

    さとうもか

    今この瞬間が終わることをとても不安に思っていた時期があった。

    2020年8月5日に“さとうもか”がニューアルバム『GLINTS』(読み:グリンツ)をリリースしました。きらめきを表す「GLINTS」と名づけられた今作は、夏の恋にまつわる短編映画10作のオムニバスのような、自身初の季節をテーマにした作品に。アルバムと同タイトルのリード曲「Glints」は、突き抜けるような爽やかさと勢いがありながら、淡い夏の情景が浮かぶ、きっと誰もが体験した奇跡の瞬間の連続で起こる最高の夏を歌った1曲となっております…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“さとうもか”による、歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその第1弾です。綴っていただいたのは、今回のアルバムのコンセプトとタイトル曲「Glints」にまつわるお話です。忘れてしまうことが不安で怖くて、悲しい。みなさんもそうした気持ちを抱いたこと、ありませんか…? ~歌詞エッセイ第1弾~ 夏の夜に友達と遊んでいたら、偶然どこかのお祭りの打ち上げ花火が、街の隙間から小さく光って見えた。なんだかラッキー。この子と一緒にいたら面白いことばかり起きるな。そんなことをその時思った。 私は全部の季節が好きだけど、どれか一つに決めるとしたら夏を選ぶと思う。それくらい好き。暑いのは嫌いだけど。夏の思い出は、振り返ればどれもキラキラしているように感じる。 今回のアルバム『GLINTS』は夏をコンセプトにした1枚で、私の中ではなんとなく10曲というよりも、10人の主人公を立てた短編集のようなイメージで制作した。だからこの「Glints」という曲は、メロディや歌詞を思いつく前から、アルバムのオープニングテーマ的なイメージで、夏を総括するような曲に出来たらいいなという気持ちがあった。 私は少し前まで、今この瞬間が終わることをとても不安に思っていた時期があった。過去に私がずっと覚えていたいと思っていた大切な思い出を、昔は鮮明に思い出せていたのに、段々ぼんやりとしか思い出せなくなってきた事が原因だった。今の事も数年後にはあんな風に忘れて、もしかすると忘れた事すらも忘れて、未来の私はそんなの平気な顔で過ごしていそうなのが恐かったし、悲しかった。 その気持ちに少し変化があったのは、コロナ禍での出来事だった。私にはずっと会いたいと思っていた人がいた。その人とは何年も会っていなくて、さらにここから1年はきっと会えないような状況だった。でもコロナの影響もあって生活の状況が変わった事で、緊急事態宣言後に会うことが出来た。 コロナ禍で息の詰まる思いだったけれど、これは私にとって、予想外の嬉しい事件だった。久しぶりに会うと、忘れていた記憶や昔の自分の感覚がみるみるうちによみがえり、少しベタな言い方だけど、過去の思い出が本当にモノクロからカラーに変化したような感覚だった。 振り返れば忘れてしまった事は多分山ほどあるけど、忘れた全てはきっと自分にもう染み込んでいて、気づかないほど自然に私の一部になっていたんだなと思った。それがとても嬉しかった。 もしこのまま何事もなければ、多分人生あと数十年ある。時々長くて途方に暮れそうになる時もあるけど、過去や未来に捉われず、出来るだけ今この瞬間を全部の気持ちで過ごしていこうと心に誓った。 そう思うと、「Glints」はこの閉鎖的な時期じゃないと出来なかった曲なのかもしれない。今年は行事も沢山無くなって、私が生きてきた中で1番キラキラしてない夏になりそうだなと思っていたけど、そんな中でもきっと一生ものの一瞬は、いつでもすぐ隣にあるんだなと思った。 この曲とこのアルバムが、この夏みんなのワクワクの1つになってくれると嬉しいな。 <さとうもか> ◆3rd ALBUM『GLINTS』(読み:グリンツ) 2020年8月5日発売 ANCP-006 ¥3,000 (税込) <収録曲> 1.Glints 2.オレンジ 3.Poolside 4.愛ゆえに 5.パーマネント・マジック 6.Strawberry Milk Ships 7.あぶく 8.アイスのマンボ 9.My friend 10.ラムネにシガレット

    2020/08/06

  • 林部智史
    人の夢も散りながら、また新たな夢を咲かせ続けます。
    人の夢も散りながら、また新たな夢を咲かせ続けます。

    林部智史

    人の夢も散りながら、また新たな夢を咲かせ続けます。

     2020年7月29日に“林部智史”がニューアルバム『II(セカンド)』をリリースしました。デビューアルバム『I(ファースト)』以来、2年半ぶりとなる今作。ライブでパフォーマンスしながら少しずつ形を変え進化していった曲、アルバムのために書き下ろされた新曲、真骨頂の癒しのバラードからJAZZYなアレンジ、R&Bテイストの楽曲まで、今、林部智史が伝えたいメッセージを余すことなく織り込んだ全13曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“林部智史”によるスペシャルエッセイを3週に渡ってお届け!今回は 第1弾 に続く第2弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 夢 」にまつわるお話。みなさんは子どもの頃、どんな夢を抱いていましたか? そして今は、どんな夢を描いて生きていますか…? ~スペシャルエッセイ第2弾:「 夢 」~ 今年の梅雨は精神的にも長く感じました。 しかし雨の日が無いと、 晴れの日の気持ち良さに気がつけないように、 今のこの時があるからこそ感じる“いつか”を 楽しみにしている今日この頃です。 「 夢 」 今回のアルバムのリード曲になっています。 <人は夢見やぶれ 新たな夢を見る> この歌詞を軸に作詞をしました。 今のご時世、刻々と状況が変わっていますよね。 描いた夢の数だけ、やぶれる夢も多い、 そんな世の中です。 僕もコンサートが現段階で30本近く延期、 または中止になりました。 しかし嘆いてばかりはいられませんよね。 やぶれた夢から学んで活かし、また新しい夢を描く。 それが人間なのかなと思います。 今回のアルバムも、あえてこの時期に出したり、 無観客コンサートを初めてやってみたりと、 時代に合わせて動けるように 常に準備をしているつもりです。 「時世に応じて自分を変革しろ」 by 坂本龍馬 将来の夢の話。 幼稚園の時に初めて言葉にした将来の夢は 「サッカー選手」でした。 TVに映るカズダンス、何度真似したことか。 ビスマルクの祈りポーズも。 しかしその後僕の人生は、 サッカーに全く触れてきませんでした(笑) なんなら苦手です。 きっとサッカーボールと友達になれなかったか、 他の夢が大きくなったからだと思います。 今思えば、軽い気持ちで口にしたのかなと思いますが、 きっとその時は本当になりたかったんだと思います。 夢の大小、本気度なんて比べられないものですよね。 今は今でしかないんです。 沢山の夢を見て、沢山の夢がやぶれて、 その度に新しい夢を見ながら生きてきたし、 これからもそうありたいと思います。 桜の花は今年も咲き、来年も必ず咲きます。 しかし決して同じ花ではなく、 その年だけの花を咲かせています。 人の夢も散りながら、 また新たな夢を咲かせ続けます。 諦めながら、間違えながら、 失敗しながら立ち上がり続けます。 <人は夢見やぶれ 新たな夢を見る> <林部智史> ◆紹介曲「 夢 」 作詞:林部智史 作曲:追川礼章 ◆ニューアルバム『II』(読み:セカンド) 2020年7月29日発売 [CD+DVD] AVCD-96518 ¥4,500(税抜) [CD] AVCD-96519 ¥3,000(税抜) <収録曲> 01. あの頃のままに 02. タカラモノ 03. 君だけが消えない 04. Perfect Day 05. 二つの横顔 06. 明日の色 07. 人生で一番幸せな日 08. You 09. やさしいサヨナラ 10. 夢 11. 恋衣 12. 僕はここにいるII 13. あなたへ

    2020/08/05

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