君が好きで好きで苦しいの、だからやだ、もうやだ。

中村舞子
君が好きで好きで苦しいの、だからやだ、もうやだ。
“中村舞子”が来年のデビュー10周年に向けて本格的に活動を再開!2017年5月24日、ビクター移籍第1弾配信シングル「やだ」をリリースしました。この曲は、歌詞中に<やだ>というワードが30回も登場します。しかし言葉とは不思議なもので、たった二文字の<やだ>に、たくさんの思いが込められていることが伝わってくるんです。今日のうたコラムではそんな新曲をご紹介! 何しても全部いいよ 隠して壊した気持ちも そのままの君でいいよ 怖くて素直に言えない 君のことばかりが頭ぐるぐると わたしの中に入り込んできてまた 迷いのない君のその笑顔の前じゃ 寂しくなるよ 「やだ」/中村舞子 歌はタイトルに反して“いいよ”で幕を開けます。この<何しても全部いいよ>、<そのままの君でいいよ>というフレーズは、何を表しているのでしょうか。聴く人によって捉え方が異なりそうです。相手に裏切られても嘘を吐かれても“いいよ”としか言えない弱さなのかもしれませんし、逆に、相手の弱い部分に“いいよ”と言ってあげられない脆さなのかもしれません。でも、どちらにせよ言いたいことを<怖くて素直に言えない>姿が、今の<わたし>なんですね。 こんなわたしは やだ もうやだ 嫌いよ 涙 やだ もうやだ 止まらない 嘘もやだ もうやだ 後悔したくないのに こんな気持ちは やだ もうやだ つらいよ 君が好きで 好きで 苦しいの だからやだ もうやだ 嫌いにさせて欲しいよ 「やだ」/中村舞子 そして先ほどの“いいよ”が、サビの何回もの<やだ>という言葉に繋がります。ここでもまた<やだ>が様々な意味を持つのではないでしょうか。後悔したくないのに言いたいことも言えず泣いているだけの自分が、やだ。本当は“君”に伝えたかった、やだ。自分の嘘が、やだ。“君”の嘘が、やだ。こんな気持ちに囚われている自分が、やだ。やだばかり言っているのが、やだ。また、後半の<やだ>は<好き>と同じである気もします。つまり、好きすぎてやだ=嫌になるくらい好き、ということ…。 終わらない恋がいいの 流した涙の向こうに 沢山 さよならがあるの 不安でそこから動けない 掴みかけてはこの手スルスルと 幸せが通り過ぎていってまた 迷ってばかりの臆病者のままじゃ 情けないじゃない 「やだ」/中村舞子 2番では、どうして本音を<怖くて素直に言えない>自分になってしまったのかという理由が明らかになっていますね。彼女がこれまで歩いてきた道には<沢山 さよならがある>から、いつも幸せは<掴みかけてはこの手スルスルと>通り過ぎていってしまうから、不安なのです。それでも、ここで<迷ってばかりの臆病者のままじゃ 情けないじゃない>と“変わりたい”という思いを強く抱く彼女。だからこそ、歌のラストに向けて、どんどん<やだ>がプラスのパワーを帯びてゆきます。 こんなわたしは やだ もうやだ 涙 やだ もうやだ 嘘もやだ もうやだ 後悔したくないから こんな気持ちは やだ もうやだ つらいよ 君が好きで 好きで 苦しいの だからやだ もうやだ この手は 放したくない 「やだ」/中村舞子 <後悔したくないから>変わりたい。<君が好きで 好きで 苦しい>から変わりたい。でもその“変わりたい”はサヨナラしたいという意味ではありません。<この手は 放したくない>から変わりたい。ずっと一緒にいるために変わりたいのです。こうして曲のなかで<わたし>は、過去から前に進もうとしているのではないでしょうか。きっと<やだ>という言葉が、変わるためのエネルギーとなっているのだと思います。みなさんは、この曲をどんな捉え方で聴きますか?自分が<やだ>と思うことは何ですか? 中村舞子が“変わりたいアナタ”へ贈るラブソング、是非、受け取ってください!
























