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LIVE REPORT

UVERworld

『UVERworld ARENA LIVE 2013~THE ONE~』

2013年03月14日
@横浜アリーナ

“本当に素晴らしいツアーでした。なりたいものに向かって、まっすぐ生きていたいんですよ”。TAKUYA∞(Vo&Programming)のこの言葉には、結成当初から抱き続ける彼らの音楽に対する純粋な思いやバンドの根源にあるスピリッツが詰まっている気がした。ライヴハウスと変わらぬ熱量のままに大規模な会場だからこそできる演出で、ファンを魅了したツアーファイナル。青臭い理想で終わらせることなく、夢を現実に変えていくUVERworldの凄まじいエネルギーに触れ、感化されるオーディエンス。筆者もそのひとりであり、迫力あるプレイで繊細かつ厚みのあるバンドサウンドを鳴らす楽器陣、メッセージを力強く放つヴォーカルに興奮を覚えた。
真太郎のドラムソロから「7th Trigger」で幕開け、 “この瞬間しかねぇ、ぶっ飛ばしていこうぜ!かたまりを感じてください”とインスト楽曲「Massive」へ。オーケストラとバンドのグルービーな掛け合いにフロアも大きく揺れた。さらに、本編で完成させるという美学のもと、基本的にアンコールを行なわないUVERworldなのだが、今宵はアンコールの代わりにもう一曲「MONDO PIECE」を披露。今後は楽曲制作に集中するとのことで、ライヴはしばらく観ることができないが、会えない間も心はずっとつながっていられるようにと悔いのない一夜になったことは言うまでもないだろう。