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LIVE REPORT

ストレイテナー

ストレイテナー 新木場Studio Coast

2008年12月20日
@新木場Studio Coast

今年10月1日に大山 純(Gu)が加入し、4人編成で新たなスタートを切ったストレイテナー。代官山UNITを皮切りに行なわれた本ツアーは4人編成後初のツアーであり、驚きやら、期待感やらで突き動かされた者たちが駆け付け、場内は早くからすし詰め状態となっていた。しかもツアーファイナルである。その興奮は高まるばかりだろう。 定刻ちょうどの暗転、4人になって初めての音源「Black Hole」からのスタートに会場中が波打つ。うねるギターが絡み合い、今までにないアレンジが実に興味深かった「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」を始め、単純にメンバーが増えたことによる厚みだけでなく、ツアーを回ることで確かな一体感を物にした“この4人にしか出せない厚み”を十分に感じることができた。さらに2月リリースのアルバムから新曲「クラッシュ」も披露され、その内から込み上げる熱量の高さにかぶりつくように聴き入ってしまった。それは私だけではなく、会場にいた者全てを心酔させるほどで、それだけ素晴らしい楽曲だったことは言うまでもない。また、アンコールでは激越なアレンジとプレイで原曲とは違った味の出たスピリチュアライズドの「Electricity」も披露された。全てを聴き終えたところで思った感想は、現在の彼らは攻撃的だということ。これまであったストレイテナー像をいい意味で裏切ってくれる。この攻撃的なモチベーションが、これからどういった方向へ進んでいくのか、考えただけで楽しみで仕方ない。