『ももクロ夏のバカ騒ぎ Summer Dive 2012 Tour 』の“最終戦”は、ももいろクローバーZにとって最大規模となる西武ドーム。超満員の観客が巨大円形センターステージに目を注ぐ中、吉田兄弟の三味線演奏で能面のダンサーがステージを回り、面を外した5人が姿を見せ、扇子を片手に「ワニとシャンプー」からライヴスタート。
最新曲「Z女戦争」などを勢いよく歌い踊っていくメンバー。センターステージから大量の水がアリーナ全体へ大噴射で観客はびしょ濡れ。“いいかお前ら、頭のネジは外してきたかー!”という玉井詩織の声に“ウオー!”と大歓声で応える観客。バカ騒ぎの大盛りあがりでライヴは進む。5人はバックスクリーン下、バックネット裏と、会場全体を使ってパフォーマンス。途中、林家ぺー・パー子、松崎しげるといったゲストも登場と、とにかく盛りだくさん。さらに、トロッコに乗り(有安杏実だけ自転車)客席内を回りながら「スターダストセレナーデ」を観客と合唱したかと思えば、クレーンでアリーナ上空を旋回し放水しながら「ココ☆ナツ」を歌う。アンコールの「走れ!」では、観客のサイリュウムがカラフルな光の渦を演出し、「あの空に向かって」を歌う5人に会場中から“世界のももクロナンバーワン!”コールが沸き上がる。
“今日もまた伝説ができました。この伝説はずっと続いていくように頑張ります!”と、百田夏菜子がライヴを締め括った。全26曲、約4時間の全力バカ騒ぎを感動まで持っていく、ももクロのパワーを存分に体感できる狂乱のライヴだった。