ももいろクローバーZが、4月の西武ドーム2デイズに続く、夏のビッグマッチ『ももいろクローバーZ ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013 8.4 日産スタジアム大会』を開催した。1日で6万人の観衆を集めての過去最大規模のライヴは、ももクロオリンピックとでもいうような、スケールのデカい大バカ騒ぎライヴとなった。巨大な5人の顔のセットが並ぶステージの、さらに上に設置された聖火台にメンバーが上昇すると、なんと布袋寅泰が登場。ギターで「君が代」を演奏すると百田夏菜子が聖火を点火し、5人は布袋とともに「PUSH」で勢いよくライヴをスタート。夏のライヴの恒例となった大量の放水が、スタンド席の上のほうまで大噴射する。ステージ上の巨大な顔が回転するとバンドが姿を表し、生演奏で「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を披露。パワフルなサウンドとパフォーマンスに、観客は早くも大熱狂だ。
今回のライブには、日本を元気にしようというテーマがあり、“日本を元気にするバカ企画”がライヴ中に織り交ぜられ進んでいく。猫ひろしがライヴ中にフルマラソン完走を目指し「Z女戦争」でスタートを切ったかと思えば、「BIONIC CHERRY」では陸上十種競技元日本チャンピオン武井壮と夏菜子の、120m x 100mハンデ付き対決が行なわれた(武井の勝利)。さらには、グランドで北澤豪、福田正博などの元サッカー選手の試合が行なわれ、「ピンキージョーンズ」の間にメンバーが試合に乱入と、ハチャメチャな状態が繰り広げられる。
ライヴでは、怒髪天が手がけた新曲「ももいろ太鼓どどんが節」が初披露され、再び布袋がステージに登場すると彼のヒットチューン「バンビーナ」を共演。続けざまの「行くぜっ!怪盗少女」で観客は大ヒートアップする。そして、「労働讃歌」で会場が一体となっての“オイ!オイ!”の大歓声が巻き起こった。アンコールに突入すると、「コノウタ」で5人がグランドに大きな星をテープで描き、フルマラソンを完走した猫ひろしが会場に戻るとステージ上でゴールイン。ラストは、出演者総出の「黒い週末」で盛りだくさんのライヴが締めくくられた。
約4時間30分に渡って行なわれた、音楽とスポーツをミックスした怒涛のエンターテイメントショー。これだけのバカ騒ぎができるグループはももクロしかいないでしょう。続くは、ライヴ中にレギュラーゲスト松崎しげるから発表された、12月23日、埼玉・西武ドームでの『ももいろクリスマス 2013』。真冬の野外の極寒ライヴという新たな試練に、5人は果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。乞うご期待!