3組目は今回の出場グループの中で一番の大所帯、虹のコンキスタドール。“虹コン、いくぞー!”と力強く煽り、「戦場の聖バレンタイン」でスタート。続く「キミは無邪気な夏の女王」でテンポアップして、オーディエンスの目を惹きつけ、さらに「限りなく冒険に近いサマー」「in(door) the Summer」と夏曲を繰り出し、盛り上げていく。
他にも「パラダイスな片思い」や“三角形”のかけ声が特徴的な「トライアングル・ドリーマー」も披露し、オープニングで“虹コンのいろんな魅力を感じてもらえるような曲を持ってきたので、必ず何か刺さるポイントがあるんじゃないかと思います”と言っていたとおり、どのオーディエンスにも響く、そして刺さる曲が6曲の中にあったはず。7月にTOKYO DOME CITY HALLで9周年記念ライヴが決まっているが、ここまでに積み上げてきた経験が生かされたステージになっていた。須田も大人数なのに統率の取れたダンスに驚いていたし、なんと言っても、なすなかにしのハートを掴んでMVPに輝いたのは虹コンの山崎夏菜だったことを考えると、この会場の盛り上がりにも納得できる。
トリを務めたのはHKT48。AKB48が17期研究生というフレッシュなメンバーで登場したが、HKT48もドラフト3期生と5期生という組み合わせで出演。“私たちはHKT48の中で若手メンバーなので、HKT48の未来をお見せできるように精いっぱい頑張ります”というオープニングでの言葉があったが、「意志」で始まったライヴはフレッシュさに力強さを併せ持つグループの輝かしい未来が十分に感じられた。
そして、1曲目のシリアスモードから一転、2曲目の「突然Do love me!」で明るい雰囲気に変える。“会場の熱気が伝わってきますが、みなさん疲れてないですか? その疲れを吹っ飛ばすくらい、私たちが楽しませたいと思います!”と呼びかけ、「君のことが好きやけん」「12秒」といった盛り上がり必至のライヴ定番曲を連投。その後も「夏の前」「大人列車」、そして「少女たちよ」を披露して会場をヒートアップさせる。そして、“バイバーイ!”と手を振りながら、ステージの去り際に“アンコールあるかな?”“あったらいいな”とアンコールを催促する発言も。当然、手拍子と“アンコール”の声が会場に響き、Tシャツに着替えたメンバーたちがステージに再登場。アンコールに応えて、オリジナルでは田中美久と矢吹奈子がWセンターを務めたシングル曲「早送りカレンダー」を披露したのだった。