1月13日(土)、TOKYO DOME CITY HALLでNGT48の単独公演『NGT48単独コンサート〜未来はどこまで青空なのか?〜』が開催された。本会場でのNGT48の単独公演は昨年1月の『NGT48 1周年記念コンサートin TDC〜Maxときめかせちゃっていいですか?』以来、1年ぶりとなる。その間、4月にシングル「青春時計」でメジャーデビューし、オリコン・ビルボードでともに1位を記録、6月に沖縄で開催された『AKB48選抜総選挙』では10人がランクインを果たし、グループとして大躍進を遂げた。12月には2ndシングル「世界はどこまで青空なのか?」をリリースし、さらに勢いが強くなっている。
開演時間となり、会場に「Overture」が鳴り響く。そして、荻野由佳がセンターを務める最新シングル「世界はどこまで青空なのか?」でライヴがスタートした。銀テープが舞った「言い訳Maybe」、メンバーがトロッコに乗ってアリーナ内を移動する「君のことが好きだから」など、序盤から会場を熱くする。MCでは、NGT48劇場オープン2周年記念イベントで“1時間で押された最多手形ペイント”1231名と“100個のおにぎりを作る最速時間“4分39秒62でギネス世界記録を達成したことを改めてファンに報告した。その後、研究生たちによる「下の名で呼べたのは...」、チームNIIIのメンバーによる「青春時計」を続けて披露。さらに、北原里英と西潟茉莉奈と本間日陽による「カッコ悪いI love you!」、柏木由紀と角ゆりあと佐藤杏樹と宮島亜弥による「ペラペラペラオ」、加藤美南と山田野絵による「下衆な夢」など、ユニット曲コーナーでファンを楽しませてくれた。
中盤、北原里英と柏木由紀が教師に扮してステージに登場。そして、小熊倫実、佐藤杏樹、菅原りこ、長谷川玲奈、本間日陽、山田野絵、角ゆりあ、日下部愛菜、清司麗菜が生徒役として現れ、事前に実施された学力テストの答え合わせと結果発表が行なわれた。珍回答が続出する中、本間が100点満点でダントツのトップ。最下位は33点の菅原という結果になった。そのまま、生徒役の9人が「大人になる前に」を披露し、22人(高倉萌香と髙橋真生は体調不良のため欠席)によるダンスメドレーの後、後半戦へ。イスを使ったパフォーマンスも印象的な「僕の涙は流れない」、続けて柏木が自身のソロ曲「夜風の仕業」を佐藤と清司とのトリオで聴かせる。清司は“あのゆきりんさんと一緒に歌えたんですよ。一生の宝です!”と嬉しさを隠しきれない様子だった。後半はNMB48の「ナギイチ」、HKT48の「12秒」といったライヴで盛り上がること必至の楽曲を聴かせ、赤い紙吹雪が舞う中、AKB48の代表曲のひとつである「RIVER」で本編を締め括った。
アンコールでは本間がセンターを務める「ナニカガイル」と「みどりと森の運動公園」を歌い、北原が“去年と同じステージだけど、全然違うなと思いました”と、この日のライヴで感じたグループの成長に思わず笑顔がこぼれる。ここで嬉しいサプライズお知らせが! 4月13日(金)に新潟・朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンターでNGT48の単独コンサートが決定したことが大型ビジョンで発表された。さらに翌4月14日(土)には同じく朱鷺メッセで北原の卒業コンサートが開催されることも発表。これには北原も驚きを隠せず、“私のために卒コンなんて...”と涙した。次の大きな目標が決まったところで全員が前向きな気持ちになり、グループ初のオリジナル曲「Maxとき315号」を歌い、ライブを締め括った。メンバーそれぞれが成長し、グループとしての団結力も強くなったことを示した本公演。4月には地元・新潟でのコンサートも決定し、勢いはますます加速するばかり。今後の活動にもぜひ注目していきたい。
取材:田中隆信
NGT48
NGT48は、秋元康のプロデュースにより、2015年に誕生した新潟市を拠点とする日本の女性アイドルグループ。