NUBOのライヴに行くといつも“居心地がいいな~”って思う。それは何度も彼らのライヴに行っているからというわけではない。むしろ僕はまだ片手で数えるくらいしか経験していない。でも、“踊れて楽しい”とか“カッコ良い”を超えた居心地の良さを感じさせてくれる。それはtommy(Vo)、一成(Vo)フロントふたりの“遊ぼうぜ”“大丈夫”といった仲間や友達に向けたような言葉の数々が、バンドと客という垣根をなくしてくれるからだ。加えてハンドマイク片手にふたりはステージを駆け巡り、熱さも半端ない。当然、オーディエンスもステップを踏んだり、声を上げたり各々の方法で楽しむ。“ライヴは俺らや、あなたひとりひとりの手で作りたい。だから、アルバムのタイトルには“手”っていう言葉を入れたかった”。NUBOのライヴにはそんな手の温もりや熱さがある。