NUBOのライヴにはいつもブレがない。このツアーファイナルが初のワンマンであってもだ。そして、tommy(Vo)も言っていたが“遊びに来たよ”というスタンスが彼らのライヴの信条だ。だからこそ、余計な小細工なんて必要なく、約1時間半、“行けるところまで行こう”(一成/Vo)とファンをフォローし、常にトップスピード、ハイボルテージで歌い、演奏し、ステージを駆け回る。オーディエンスも当然同じスタンスだから、そんな彼らのアクトに跳ねたり、踊ったり、ステージと同じ光景が広がっていた。アンコールではファンからフラッグが贈られるサプライズがあり、そこにあるファンひとりひとりの手形にはメッセージがびっしり書かれてあった。まさにこの会場にいた人、全員の手で作られた熱いファイナルワンマンだったと言えるだろう。