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【ライヴレポート】 『DIAMOND FES in KT Zepp Yokohama 2021』 2021年5月2日 at KT Zepp Yokohama

2021年05月02日
@KT Zepp Yokohama

2019年に日韓アーティスト共演で産声をあげた『DIAMOND FES』が、5月2日(日)にKT Zepp Yokohamaで開催された。開催発表当初は『超!喰らいマックス2021』とコラボレーションし、日比谷公園特設ステージにて同フェス初の野外開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令を受けて会場が急遽変更され、有観客&生配信にて行なわれることとなった。MINMI、DOZAN11(ex.三木道三)、島谷ひとみ、田中聖、chay、HISATOMI、Hilcrhymeといった豪華アーティスト、配信限定ヘッドライナーに広瀬香美、ゲストパフォーマーに電撃ネットワークを迎え、さらにオープニングアクト2組と“NEXT ARTIST”として参加した3組の中には日韓グローバルグループのSIGMAも参戦。日韓のアーティスト総勢13組が集まったアツいイベントが幕を開ける!

■ SIGMA ■

ライヴの幕開けは“NEXT ARTIST”のトップバッターとなるSIGMA。BGMが鳴り響く暗転したステージ上にSHUNとR.Y.Uの日本人メンバーふたりが登場し“初めまして、SIGMAと申します! よろしくお願いします!”と言う声とともに強烈なビート全開のアッパーソング「HIGHER(JPver.)」が放たれた。気がつくと演奏から数秒でエッジの効いたサウンドとSHUNとR.Y.Uによる華麗なパフォーマンスに目が釘づけになっていた。“Oh~Yeah”のかけ声ではメンバーが手をあげてオーディエンスの熱を一気に上げていく。新人とは思えぬ圧巻の歌とダンスで魅了。“日本人2名、韓国人2名のグローバルボーイズグループです。これからも応援よろしくお願いします!”と挨拶をしてライヴは終了。今回は韓国人2名は不参加で、一曲のみの披露だったが、しっかりと爪痕を残していった。

■ アマアシ ■

続いて登場したのは、2013年に結成された3ピースバンドのアマアシ。クリアーなギターリフから始まるエモーショナルなロックナンバー「連鎖」からスタート。伊藤龍一郎(Vo&Gu)の伸びやかな声と石黒浩太郎(Ba&Cho)の癖のあるベースライン、横井 亨(Dr)の細かなフレーズが特徴的なこの曲で彼らのバンドカラーがオーディエンスに届いただろう。“今日は、残り一曲となります”と続けて演奏されたのはミディアムな「lost summer」。歌い出してすぐに伊藤が嬉しそうな顔を見せながら“ありがとうございます”と声をこぼす。サビではきれいなコーラスワークで丁寧に言葉を届けていく3人。サビのラスト《苦しいだけの季節》という歌詞は、コロナ禍で苦しい時間も過ごしたが、今、このステージでライヴができる喜びを改めて噛み締めているであろう気持ちが乗ったフレーズのようにも聴こえた。伊藤の“ありがとうございます”にはその想いがこもっていたと思う。

■ サンサーラブコールズ ■

“NEXT ARTIST”のラストは幅広いジャンルの楽曲を持ち、中毒性が強い4人組ロックバンドのサンサーラブコールズ。暗闇の中で行なわれたセッティングで響く重く力強い楽器の音に筆者の期待が高まっていく中、投下されたのはミクスチャーなナンバー「第三惑星」。ドラムのゆったりとしたリズムとK(Vo)の力強いヴォーカル、ミサキング(Vo&Gu)の可愛く耳に響く歌声がこのバンドの特徴のひとつ。さらにヘッドバンギングで暴れ回るライヴパフォーマンスでオーディエンスの心を奪っていく。そして、Kがひと言、“俺らは半年以上ライヴができなくなったけど、夏にできるようになったんでよろしく~”とこぼして「Who I AM」がスタート。力強いカンタロー(Gu)のギターリフとLeo(Dr)のドラミングに自然と身体が縦揺れしてしまう。サビでは “楽しんでいけよ!”とKがシャウト! ライヴバンドとしてもこれから大いに期待したいバンドのひとつだ。

■ MCコーナー ■

NEXT ARTISTの3組が演奏を終え、登場したのはイベントのMCを務める漫才コンビの錦鯉。軽快なトークで会場と配信それぞれで楽しんでいるオーディエンスの心をしっかりと掴んでいった。

■ THE SAVAGE ■

オープニングアクトとして登場したのは、男女混成ユニットのTHE SAVAGE。ヴォーカルのTOMOYAとNADiAの伸びやかな歌声で聴かせるミディアムなダンスナンバー「SunLight Yellow」でスタート。5人の細かくも軽やかに合わせるダンスも彼らの大きな魅力だ。さらに楽曲中盤のNANAのラップにも自然と目を惹かれていく。続いて「GreenShade」を披露し、自己紹介を挟んだあとは、激しいダンスとスピーディーなデジタルサウンドが心躍る「Cobalt Half Moon」へ。YUYAとNANAのカッコ良いラップも炸裂し、サビのポップでどこかレトロな振り付けもダンサーとして世界的に活躍しているメンバーが揃ったグループならではの面白さだろう。そして、ラストナンバー「Gray Wall Distance」を丁寧に歌いきる。グループ名の言葉のニュアンスである“ヤバい”という言葉が似合う目を離せないパフォーマンスだった。

■ Chaos Underground Zealot (Chu-Z) ■

錦鯉のMCを挟んで登場したのは、7人組アイドルグループのChaos Underground Zealot。激しいエレキギターにデジタルサウンド、冒頭からひとりひとりのラップで畳みかけてくる「ブンブンタオル」で口火を切ると、サビの《ブンブンタオル》のフレーズに合わせて全員がタオルを回し、オーディエンスもタオル回しで力いっぱいに応えていく。誰ひとり見た目を含むキャラクターが被っていないのも彼女たちの面白いところ。一度耳にすると離れないナンバーに続くのは、ハンズアップで一緒にサビを楽しめる「HIGHER」。そして、「サマーゲイサー」ではひとりひとりの歌唱力もしっかりと魅せつける。同曲のシンセサイザーとピアノの広がりを感じられるサウンドは、野外でライヴが観たいと感じさせてくれるほど物語性にあふれている。ぜひとも次回は野外で観てみたいものだ。中盤と終盤にはダンスパートもあり、15分という短い持ち時間だったが、Chaos Underground Zealotの魅力を大いに感じることができた。

■ 島谷ひとみ ■

いよいよライヴの本編! まずは島谷ひとみが大人の雰囲気の中に可愛さもある白い衣装で登場した。1曲目は中華風のイントロからスタートする2003年のナンバー「Perseus-ペルセウス-」。力強くもきれいで伸びのある歌声、ファルセットの器用な使い方、デビューから21年が経とうとまったく衰えを感じられないことに冒頭から彼女のすごさに衝撃が走った。“初めて『DIAMOND FES』に呼んでいただいて、浮かれ具合が伝わったと思います”と出演の喜びを伝える島谷。続いて彼女を世に広めるきっかけとなった代表曲で、ジャネット・ジャクソンの「ダズント・リアリー・マター」のカバーソング「パピヨン〜papillon〜」が放たれる。ステージ全体をゆっくり歩きながらオーディエンスひとりひとりの顔をしっかりと見ては笑顔をこぼす場面も。「YUME日和」のあとにMCを挟みアップテンポの「ANGELUS-アンジェラス 」を歌唱。サビのアカペラからスタートしたのは、リリースから19年が経過してもなお、カラオケで多くの人に歌い続けられる「亜麻色の髪の乙女」。会場の手拍子に合わせ笑顔を見せながら手を振る彼女の姿が印象的だった。今回披露されたのはどれも懐かしいものばかりだったが、サウンドも含め今の時代でも輝きが色褪せない楽曲ばかりだと改めて感じることができた。

■ chay ■

続いて、会場でペンライトの光が輝く中に登場したのはchay。自身のアコースティックギターとキーボード奏者というふたり編成で、まずは全ての人に捧げる応援歌「Twinkle Days」を笑顔と一緒に届ける。そして、ピアノのBGMとともに“手拍子をお願いします!”と歌い出したのは「運命のアイラブユー」。オーディエンスはタイミングに合わせて軽快に手拍子で楽曲を盛り上げ、その中でワンピースを揺らしながら丁寧に歌い上げていくchay。そんな彼女がデビュー前の19歳の自分自身に想いを馳せた楽曲であり、アコギのフィンガーアルペジオと口笛のイントロから始まった「ずっときっと叶う」は、誰もがパワーをもらえるchayワールドの魅力が詰まっていた。また、有観客ライヴを一年以上振りに実施できたと話したあとに披露された代表曲「あなたに恋をしてみました」では、満面の笑みを浮かべながら力強く歌う姿に路上ライヴからデビューした彼女の演奏スキル、パフォーマンス力がしっかりと感じられた。そして、“当たり前が当たり前じゃなくなった今だから伝えたい曲を届けます”との言葉から「それでしあわせ」へ。どんな時でも《それはそれでしあわせ》と普段の生活の中に幸せがあることを伝える歌詞は、コロナ禍で苦しむ人々へ向けた彼女らしいメッセージだと言える。いつでもみんなを応援し続ける、まさにchayらしさが詰まったステージだった。

■ 電撃ネットワーク ■

歌唱だけでなく、さまざまなアーティストが参加するのも『DIAMOND FES』の面白さのひとつ。世界的に活躍する電撃ネットワークが登場すると定番のBGMに合わせて、これまた定番の振り付けで会場の一体感を上げる。ドライアイスを口に入れ鼻からスモークを出したり、サソリを口に入れて3秒耐えたり、自身でも地味と話す醤油のペットボトルを額に貼りつけるなど、メンバーがそれぞれパフォーマンス。さらに、ビニール手袋を肺活量で一気に爆発させたり、電気が流れる虫取りラケットで顔のピアスに蓄電し、電球に明かりを灯したりと、一芸が矢継ぎ早やに披露されていく。そして、人間打楽器でオーディエンスのリクエストソングを披露すると、出演者であるDOZAN11がステージに呼ばれ、音楽フェスらしく人間打楽器でコラボレーションも。どのパフォーマンスも電撃にしかできないだろう!と心の中でツッコミながら笑ってしまった。

■ 田中 聖 ■

会場に大きな拍手が鳴り響く中で登場したのは田中 聖。まず投下した早口でリリックを流れるように歌うヒップホップナンバー「王のFlow」で、会場を一気に田中 聖ワールドへと導いた。続く「2U」では“クラップは頭の上で!”と煽り、オーディエンスの興奮が早くも最高潮へ。「Bad Girl」ではダンサーふたりが参戦し、自由気ままに踊りながらライヴを楽しむ姿が印象的だった。壮大なデジタルロックサウンドに2MCをひとりで器用に使い分け、サビではハンズアップで盛り上げる「ヒトリースタイルダンジョン」では、会場がダンスフロアーへと変貌を遂げ、そのまま止まることなく「Oh yeah -Chapter 3-」に突入。“ライヴハウスから来ました田中 聖です! エンタメ、音楽は不要不急じゃないと思っていて、みんなの応援が必要だから、よろしくお願いします”ーー彼のこのメッセージはエンタメに対する希望を素直に言葉に乗せており、筆者の心に強く響いた。そして、ハードロックナンバー「Round and Round」でオーディエンスによるヘッドバンキングを見ることができたのも特筆すべきことだが、やはりハイライトは最後に披露されたhide with spread beaver の名曲をラップでカバーした「ピンクスパイダー」。5月2日はhideの命日ということで、“今日、歌うから意味がある思う”と選んだこの曲を独自のラップと原曲への敬愛を込めて力強く届けたのだった。冒頭のMCで“知らない曲ばかりが続くと思うけど、全力で届けます”と話した田中。彼が愛する音楽は会場だけでなく、配信でもしっかりと響いたのではないだろうか。最低限、筆者にはしっかりとそのアツい想いが届いている。

■ DOZAN11 / HISATOMI ■

『DIAMOND FES』も中盤戦となり、登場したのはDOZAN11とHISATOMI。DOZAN11が「Lifetime Respect」のサビを歌い出したと思ったら、途中で「Rising Sun」に切り替わり、HISATOMIが力強く歌唱するという驚きのスタート。HISATOMIの楽曲にフィーチャリングでDOZAN11が参加した「楽園」では、《Wow Wow》のメロディーと手拍子で会場の熱を上げる。そして、ポップなレゲエナンバー「THINK ABOUT U」を投下。その後も“レゲエと言えど、ジャンルがいろいろありますね”というHISATOMIの言葉通り、ふたりのレゲエアーティストならではのバラエティーに飛んだ選曲が続く。DOZAN11のナンバー「I say – my goodness~」、HISATOMIのナンバー「I say – Remember ~」、楽曲のエピソードを交えたDOZAN11の軽快なMCでは笑いが絶えない。DOZAN11が強い想いを込めたという「明日の風」がHISATOMIがコーラスで参加し届けられると、HISATOMIが“三木道三がいたからレゲエ界に入り、これまで続けてこれた”という感謝の気持ちを込めての「My Dream」、DOZAN11の「新しい未来」が続き、ラストは日本にジャパニーズレゲエを広めるきっかけとなった「Lifetime Respect」をふたりで熱唱。DOZAN11とHISATOMIというジャパニーズレゲエ界で活躍し続ける先輩後輩の2アーティストが、楽曲をぶつけ合うライヴは『DIAMOND FES』だからこそ観られる貴重な時間だった。

■ Hilcrhyme ■

TOCのフリーラップからスタートしたHilcrhymeのオープニングはアップテンポなナンバー「トラヴェルマシン」。ステージ全体を使い盛り上げるTOCにオーディエンスもしっかりとついていきながら応える。そして、最新アルバム『THE MC』より「LAZY HOLIDAY」で会場のボルテージをまだまだ上げていき、“そのままのあなたが美しい”というメッセージを込めた「パーソナル COLOR」を丁寧に歌い、ポップナンバー「ルーズリーフ」を披露するTOC。“みなさん、恋してますか?”と問いかけを挟んで「Lost love song 【II】」と、仲宗根泉 (HY)とのコラボナンバー「事実愛 feat. 仲宗根泉 (HY)」を届ける。この2曲だけでも “恋愛”の大切さ、“愛”の尊さというふたつのメッセージをしっかりと受け取れたのではないだろうか。しっとりとしたナンバーが続き、“半年振りのライヴ”への感謝を告げて披露されたのは代表曲のひとつ「春夏秋冬」。筆者はこの楽曲を学生時代から聴いているので、いつもは学生の頃を思い出すのだが、この日はなぜか春夏秋冬どの季節もライヴを届けたいという彼の想いも乗っているように感じられた。ラストソング「大丈夫」はアカペラからスタートし、“不安な日々かもしれないけど大丈夫だよ”というメッセージを楽曲とともに丁寧に届けてくれた。

■ MINMI ■

DJによるミックストラックに乗せてメタリックなピンクゴールドの衣装に身を包み登場したのは会場ラストを飾るMINMI。まずはヒップホップナンバー「Rock City」で会場を温め、“遊びたい気持ちを自由にやっちゃいましょう!”と「#ヤッチャイタイ」を投下。軽快なナンバーでダンサーと一緒に踊りながらオーディエンスのボルテージを上げていく。“コロナに負けてたまるか!”とシャウトして続くのはアップテンポナンバーの「Lotta Love」。《私の楽しみは奪われないから》という歌詞が『DIAMOND FES』にかける想いにも感じられた。途中、アカペラで“来年はビーチに行こうね”と歌うことで、より一層彼女の想いが強く心に突き刺さる。すかさず「BAD」から「ハイビスカス」をメドレーで披露し会場の熱気は最高潮へ。R&Bナンバー「Passionately in Love」では大人のセクシーさを感じさせるパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。ミディアムなレゲエナンバー「四季ノ唄」「イマガイイ」を連続投下したあとのMCで、コロナ禍を海外で過ごした話やフェスの開催に関するアツい気持ちを伝えると、その気持ちを乗せて「向日葵」へ。ミディアムバラードであるこの曲に彼女は“悲しみを乗り越えて、向日葵のような笑顔を”という想いを込めて歌い上げる。伸びやかな歌声に彼女の気持ちが乗っていることが分かり、自然と歌う姿から目が離せなくなった。ラストはMINMIと言えばこの曲! タオルを振り回すヒットナンバー「シャナナ☆」を会場&配信先のオーディエンスとともに全力で楽しんだ。MINMIのさまざまな想いがぶつけられた40分のアクト。そこにアーティストが作り出す物語を感じられるのもフェスの面白さだと再確認できた最高のパフォーマンスだった。

■ 広瀬香美 ■

今年の『DIAMOND FES』は配信限定で広瀬香美のライヴも本編終了後に届けられた。本編終了後というのは珍しいので、どんなライヴなのか楽しみにする中、まず放たれたのはピアノの弾き語りによるデビュー曲「愛があれば大丈夫」だった。YouTubeでお馴染みのスタイルであるが、第一声からその歌声の力に圧倒される。《どんなに迷っても泣いても/愛があれば大丈夫》というフレーズがまさにこのイベントで届けたかったひとつだろう。続けてヒットナンバー「DEAR...again」「promise」を披露。さらに、歌ってみたメドレーとして「Lemon」「pretender」「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」もカバー。そして、デビュー29周年を迎える彼女が最後に披露したのは誰もが知る「ロマンスの神様」。彼女の歴史を作るきっかけになったこの曲を音楽の大切さとともに楽しくもしっかりと届ける。デビュー曲からカバー曲とバラエティー豊かなライヴを披露できるのは、自身でも言っていたがYouTuber香美というエンターテイナーとして成功している彼女ならではだろう。

ライヴやフェス、さまざまな公演の延期や中止がまだまだ続く2021年。開催までに『DIAMOND FES』も同じく多くの規制を乗り越えて工夫を駆使し開催された。いち音楽ファンとしてライヴがある日常がどれだけ自身を満たすのか。そんなことを再確認できたイベントであった。ジャンルを問わないラインナップが並ぶ同イベントが、来年は今年叶わなかった野外で開催されることを楽しみにしながら、全ての出演アーティスト、関係スタッフに感謝を述べたいと思う。6時間半に及んだイベントは2021年のGWをより一層楽しませてくれた。

撮影:青木早霞/取材:岩田知大

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

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    1. HIGHER(JPver.)

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