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雨のパレード ライヴレポート

【雨のパレード ライヴレポート】 『ame_no_parade RELEASE PARTY “Ahead Ahead”』 2019年4月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM

2019年04月24日
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新体制後初のワンマンライヴをニューシングル「Ahead Ahead」リリース日である4月24日に開催した雨のパレード。昨年の日比谷野外音楽堂以来となる本格的なワンマンだけに、即日ソールドアウトした恵比寿LIQUIDROOMにはファンの内側に秘めた期待感が渦巻く。シングル収録のリミックスで参加している気鋭のヒップホップグループDos Monosの荘子it(MC&トラックメーカー)のDJも雨のパレードの新章を盛り上げていた。

太古の時代を思わせるプリミティブなインストと背景に配置されたモニターに映るサンドストームが時空を歪める演出効果を発揮する中、歓待の拍手に迎えられて登場したメンバー。膨張するシークエンスが印象的な前作「Reason of Black Color」からライヴはスタート。福永浩平(Vo)もPCを操作し、視覚的にも3人の雨パレを実感。トラックを大幅に今のライヴアレンジに再構築した新鮮さもそうだが、生身のプレーヤーである大澤実音穂(Dr)もこれまで以上に生ドラムとパッドのミックス具合が、より高度で複雑になっているし、時にはMPCもプレイしていた。山崎康介(Gu&Syn)に至っては「free」でベースを弾き、音源よりそのフレージングが立ったアレンジで届けたのだった。

福永はこの日のために寝る暇もないほど準備を重ねてきたことや不安を吐露したが、ファンの顔を見たら楽しさが勝るというむねを話す。恵比寿LIQUIDROOMというキャパシティーのせいもあるが、演者を目立たせないアトモスフェリックな演出の中でも、この日は福永の本質的な熱量が、クリアーに聴こえる歌詞から強く伝わった。柔らかい歌唱だがよく通る。オールタイムベスト的な選曲ゆえに、ライヴアレンジの変化も際立つが、むしろ強く印象に残ったのは福永浩平というフロントマンとしてバンドを牽引していく意思だった。そのことが、夢の過程でもがき、ひたすら前へ走るような新曲「Ahead Ahead」で爆発。この日リリースの新曲とは思えない熱量でフロアーもバンドの意思に応える。バンドとファンがともに獲得しに行った第一歩は感動的だった。

撮影:Ray Otabe/取材:石角友香

雨のパレード

アメノパレード:2013年結成。16年にメジャーデビュー。インディR&B、エレクトロハウス、アンビエント、TRAPなどエレクトロニック主体の現代ポップミュージックに刺激を受け、バンドという形態に拘らないサウンドメイクを武器に自分達の音をアップデートし続けている。