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LIVE REPORT

GANG PARADE ライヴレポート

【GANG PARADE ライヴレポート】 『GANG PARADE 「REBUILD TOUR」FINAL』 2018年9月20日 at Zepp Tokyo

2018年09月20日
@Zepp Tokyo

新メンバーの月ノウサギとハルナ・バッ・チーンが加入して、4月から9人体制となったGANG PARADE。既存の表現スタイルを一旦解体して、グループとしての再構築を目指しながら全国を巡った『REBUILD TOUR』で彼女たちが手にしたものとは何だったのか? 深まり続けている魅力、力強い進化、美しい団結力を堂々と示したツアーファイナル、Zepp Tokyo公演の模様をレポートする。

1曲目の「FOUL」が始まるや否や、激しく震えたZepp Tokyo。目まぐるしくフォーメーションを変化させながらパフォーマンスを繰り広げるメンバーたち、歓声を上げる遊び人(ファンの呼称)のエネルギーがすさまじい。「BODY & 9 SOUL!」というコールが起こった時点で、ライヴの佳境に差し掛かったかのような熱気が広がっていた。

今回のツアータイトルで掲げられていた「REBUILD」は、「再建」という意味。月ノウサギとハルナ・バッ・チーンが加わり、4月から9人体制となったGANG PARADEが生まれ変わるための場となっていたのだが、実り多い日々であったことが全篇で示されていた。先輩たちに負けないくらいの存在感を放っていた月ノとハルナが頼もしかったのと同時に、その姿にとても胸打たれるものも感じた遊び人が、たくさんいたのではないだろうか。

アンコールでのMCで、月ノは想いを語った。7人体制を壊して再構築するのが加入した意味であることを理解しつつも、壊したくないものを壊したのも感じていた彼女は、ずっと思い悩んでいたのだという。“このツアーを経てひとつの確かな想いを抱くことができました。私はこの9人、遊び人のみなさん、未来のもっと大勢の遊び人のみなさんと一緒に永遠にBODY & 9 SOULを叫んでいたいです!”。そして披露された「CAN’T STOP」は、GANG PARADEが一丸となって未来へと力強く進もうとしている様を自ずと示していた。彼女たちは今後、さらに広い世界へと飛び出して行くに違いない。

撮影:Kenta Sotobayashi/取材:田中 大

GANG PARADE

ギャングパレード:“みんなの遊び場”をコンセプトに活動する、カミヤサキ、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギの9人からなるアイドルグループ。2014年に結成されたプラニメが前身ユニットで、2度の改名とメンバーの増減を経て18年4月17日に現メンバーにて活動をスタートさせる。同年9月20日には、自身最大規模のワンマンライヴがZepp Tokyoにて開催される。