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LIVE REPORT

9mm Parabellum Bullet

『東名阪シークレット2マンTOUR』

2011年04月08日
@新木場STUDIO COAST

大阪、名古屋とシークレットゲストを迎え、行なってきたツアーの最終日。大阪ではSPECIAL OTHERS、名古屋では10-FEETを迎え、ファイナルのシークレットゲストはBRAHMANが登場。「The only way」や「SEE OFF」など身を削ったような猛々しく強烈なライヴを繰り広げ、ステージを後にした。
そして、9mm。まず登場すると菅原卓郎(Vo&Gu)は深く一礼する。その後絶叫から1曲目「(teenage)Disaster」へなだれ込み、フロアを一瞬にして揺らした。「Black Market Blues」ではオーディエンス全体のクラップを引き起こし、激しさの中にも口ずさめるようなポピュラリティーを持つ「Cold Edge」など、ハードコアやエモ、J-POPなどさまざまなジャンルを孕んだ独自の音楽性を持つキラーチューンを叩き込んでいく。さらには5月18日に発売される新曲「新しい光」と「Bone To Love You」も披露。そのまま緊張感、熱量、スピード感は緩むことなく進み、MCで菅原は“辛気くせえヤツから助けられたって、元気出ねえんだよ! 俺たちは笑おうぜー!”と声を上げ、終盤戦へ突入。“歌ってくれ!”という声のもと、「Termination」では大合唱が起こり、9mmの楽曲の肝である刺激的なギターを鳴らし、変態的なパフォーマンスを見せていた滝 善充(Gu)は首でギターを回し、どんどん狂気を帯びていく。
「Talking Machine」でオーディンスは踊り狂い、ここにいる者全ての興奮がマックスに達した時に激情ほとばしるラスト「Punishment」が投下され、この日最大の爆発を起こしたのだった。なお、MCでアルバムが完成したという発表もあった。再びこの刺激的で熱い感情がみなぎるライヴが観られる日も遠くないだろう。

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