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LIVE REPORT

aiko

『Love Like Pop vol.14』

2011年07月24日
@NHKホール

4月からスタートしたツアー『Love Like Pop vol.14』も、東日本大震災の影響で延期となった仙台公演は番外編とのことで、今夜が実質的な最終日。そんなライヴに相応しく、特別セットリストを組んだと語ったaiko。そして、序盤の元気な曲ばかりが続く“汗びっしょりゾーン”から小さな体を大きく動かし、踊って、歌って、笑って、温かい空間を作り上げていく。MCともなれば“よう来たな~、ほんまに”とまるで友達のような親近感で、ツアー中のエピソードを話するなど、ファンとの距離を感じさせないのも彼女のライヴの醍醐味だ。客席からもらった“パンティー”をはじめ、“しましま”や“初めてのライヴ”などのお題を盛り込んで即興で作った「しましまのパンティー」と命名された楽曲を披露するなど、大きな会場が昼休みの教室のようなフレンドリーな空間に変わっていた。しかし、その後にはキーボードの弾き語りでしっとりとバラードを聴かせ、楽曲が描く物語の中に聴く者をいざなうと、アッパーチューン連発の終盤戦“死にかけゾーン”へ! コール&レスポンスや大合唱、ジャンプなど全員参加型のライヴが繰り広げられ、ステージ、ファン、スタッフ、警備員...とにかく会場中に笑顔を咲かせる。約3時間という長丁場ではあったが、ファンがaikoの歌を必要としているように、客席ひとりひとりに歌いかけているaikoもファンの笑顔を必要としていることが垣間見れ、その関係性から生まれている一体感が実に心地良かった。終演後には約2年振りとなるライヴハウスツアー『Love Like Rock vol.5』の開催発表もあったが、そこではよりステージと客席が近いライヴが繰り広げられることだろう。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

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    現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。