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LIVE REPORT

コレサワ ライヴレポート

【コレサワ ライヴレポート】 『コレサワ ワンマンツアー 2017 君の街にいくカラー ~仲間編~』 2017年12月15日 at 渋谷WWW

2017年12月15日
@渋谷WWW

12月15日、渋谷WWWにてコレサワ初のワンマンツアーのファイナル公演が開催された。今回のツアーはコレサワの弾き語りによる“ぼっち編”に続いて、バンドセットで行なう“仲間編”が開催され、東京公演の12月14日と15日の2日間はギター、ベース、キーボード、ドラムの女性メンバーを迎えた5人編成でのライヴとなった。

「あたしを彼女にしたいなら」からライヴがスタート。アップテンポな「バックアップ」のリズムにのったり、「トーキョー」では“ヘイ! ヘイ!”と掛け声をつけたりと、盛り上がるにつれてフロアーとの距離感がどんどん近付いていく。コール&レスポンスでは“男子もっと声出せるやろ!”と喝を入れて笑いが起きたり、大きな声が返ってくると“今日のおじさんはガタイがいい人が多いですね!”と返して会場はアットホームな雰囲気に包まれた。

“エッチな歌うたいます”と言って始まった「シンデレラ」は、ピンク色の照明の中でマイクを片手に持ったコレサワがスカートをゆらしながら動き回り、色っぽいムードに。まだ音源化されていない「悪いユメ」で恋に悩むモヤモヤとした感情を歌い、「たばこ」「失恋ソングを歌った後に」と続けて披露すると1度ステージからはけ、赤のギンガムチェック柄のワンピースに着替えて「君とインドカレー」へ。ステージにはテーブルと真っ白いシャツを着た男性のマネキンがセットされ、カレー屋さんでのデートを再現。さらに曲中に出てくるインド人のカレー屋さんも登場した。さらに、「お姉ちゃんにだけ部屋があったことまだ恨んでるのかな」の《あのおもちゃ川に投げたことまだ恨んでるのかな》というフレーズで、サイン入りピックが入ったカプセルを投げたコレサワ。そんなサプライズ満載の演出にフロアーもますます心を踊らされていく。

これまでのコレサワのワンマンライヴは、ステージにスクリーンを吊るして映像を使った演出のある“コレシアター”というかたちでのライヴだったが、今回は初めての映像なしでのワンマンライヴで、MCでは“この5人やったからできたこと”と語る場面も。また、後半ではクリスマスソングを3曲アレンジに入れ込んだ「お願いサンタクロース」や、2日間の渋谷WWW公演それぞれに用意した新曲から、本公演ではロックナンバーの「いたいいたい」を初披露。インパクトの強いアッパーなメロディーから垣間見えた新しいコレサワにフロアーが釘付けになっていたのが印象的だった。

“これからもメンバーの前、スタッフの前、コレサワを聴いてくれる人の前で、騒がしくワチャワチャしながらライヴをしていきたい”と語って本編を締め括ったコレサワ。この日の彼女からは、ツアーを経てグッと結束したバンドメンバーとライヴで友達のように触れ合うファンに対する感謝と喜びが終始あふれ出ていた。2018年4月にはコントロールベアとコラボしたぬいぐるみのリリースも決定し、彼女らしい発想を広げながらパワーアップしていくコレサワに今後も注目だ。

撮影:小坂茂雄/取材:千々和香苗

コレサワ

コレサワ:大阪府摂津市出身のシンガーソングライター。2015年4月に初の全国流通盤EP『君のバンド』、12月に2nd EP『女子、ジョーキョー。』、16年9月に3rd EP『ジエイポップ』をリリース。17年2月に渋谷WWW Xで行なったワンマンライヴ『コレサワワンマンショー コレシアター03』にてメジャーデビューすることを発表。同年8月に1stフルアルバム『コレカラー』で日本クラウンよりメジャーデビューを果たす。