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LIVE REPORT

angela

『angelaのミュージック・ワンダー★特大サーカスin日本武道館~僕等は目指したShangri-La~』

2017年03月04日
@日本武道館

結成24年にして念願の初日本武道館。それは彼らの歴史の集大成であり、積み重ねてきた年月の厚みと重さに涙振り絞られるものとなった。レッドカーペットから武道館へと入場するふたりが映し出されて幕が落ちると、炎噴き上がる「DEAD OR ALIVE」に続き、「その時、蒼穹へ」では客席を埋め尽くす青いangelaビーム(ペンライト)が場内を星の大海に変えて、幕開けから壮大かつ勇壮なangelaワールドで圧倒する。が、担当プロデューサーが武道館まで走る姿を中継する演出、ダンサーやクラウン、大太鼓を交えたパフォーマンス、そして笑いっぱなしのMCと、想像を絶するエンタメ力もまた彼らの真髄。中盤ではatsuko(Vo)...ならぬ幻の新人アイドルあっちゃんがオリジナル曲「お願い!シャングリラ」を舌足らずに届けたり、トロッコでアリーナを一周したりと、“やりたいことは全部やろうとしてるから!”というatsukoの言葉を証明する。ピアノバラード「Peace of mind」で日本武道館へと導いたファンへの感謝を歌い、アンコールでは無事到着したプロデューサーによりTVアニメ『アホガール』の主題歌担当も発表。しかし、何より最大の事件は、彼ら最初のデビュー曲「memories」を18年振りに披露したことだろう。沸き上がる悲鳴と拍手はKATSU(Key&Gu)に“(辛かった当時を思い出すから)この曲、自分が作った曲の中で唯一嫌いだったの。でも、みんなのおかげで好きになれました!”と涙させ、苦い過去を輝く未来への通過点に見事変えていった。最後に“またこの武道館に、シャングリラに絶対帰ってくる!”と宣言して、全員で腕に座標を掲げて歌った「Shangri-La」の音色は、きっと観客の胸深くに刻み込まれたに違いない。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 10

    沖縄っぽいインスト(メンバー紹介 )

  2. 11

    お願い!シャングリラ(アイドルあっちゃん歌唱)

  3. 12

    蒼い春(アイドルあっちゃん歌唱)

  4. 19

    僕は僕であって

  5. <ドメスティック・ラヴバンド コーナー>

  6. 22

    負けないで

  7. 23

    大団円の歌

  8. <ENCORE1>

  9. <ENCORE2>