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LIVE REPORT

angela

『angela LIVE TOUR 2016 LOVE & CARNIVAL』

2016年10月23日
@日比谷野外大音楽堂

“テーマは祭り”と明言していたアルバム『LOVE & CARNIVAL』のツアーだけあって、大阪・東京と野外音楽堂で行なわれたライヴは祭囃子で開幕! 真っ赤に輝くangelaビームが満員の客席を埋め尽くす1曲目の「Come on」から、和太鼓も加わった躍動感いっぱいのバンドサウンドで、満場の手拍子とジャンプを巻き起こしていく。代表曲「Shangri-La」ではホイッスルによるコール&レスポンスがあったり、デビュー曲の「明日へのbrilliant road」では演奏に先立って振り付け講座があったりと、シリアスな曲調からは意外なほど“みんなで楽しめる曲”が多いのも彼らの魅力。「愛すること」で凛とした歌声を聴かせ、中島みゆきの名曲「時代」をカバーして温かさを滲ませたアコースティックブロックに、“ぢぇらっ子の愛を信じて武道館に突き進んでいきたいと思います!”と宣言して披露されたアルバム曲の多彩な牽引力にも驚かされる。だからこそ、atsuko(Vo)のボケにKATSU(Gu)がツッコむコミカルなMCが威力を発揮し、「over the limits」では力強いダンスビートと水鉄砲でオーディエンスを攻撃して、大きな祭団扇をバックに法被姿で登場した「騎士行進曲」ではKATSUが太鼓を叩くというシーンが、お祭り気分を盛り上げまくるのだ。さらにアンコールでは、お化けに仮装した大量のダンサーたちと「That's Halloween」でハッピーに踊り、ジャック・オー・ランタンを被ったatsukoはミ●キーから魔女まで七色の声で魅了。ラストはangela×fripSide名義での最新シングル「僕は僕であって」をひたむきに届け、来年3月4日の日本武道館ワンマンに向けて勇ましい狼煙を上げた。