“10代にしか出せない輝きがある”とはよく言ったもので、大阪発のガールズバンドЯeaLもメンバー全員がティーンというだけあって、どの楽曲も瑞々しさがある。この日はイベントライヴの出演ということもあって全5曲という短い演奏時間ではあったが、もっと観たいと思わせてくれるほど楽しいステージングを展開してくれた。中でも、3月1日に発売される最新シングル「カゲロウ」は目を惹いた。《孤独だった》と嘆く一面を見せたかと思えば、途中から《夢見た世界 君となら届きそうだ》と明るい未来を予感させるあたり、まさに彼女たちの生き様そのもの。だからこそ、ライヴに足を運んだオーディエンスはЯeaLの音を純粋に応援したくなるのだろう。5月からは全国ワンマンツアーが控えている彼女たち。このティーンズのパワー、ぜひとも多くの人に味わってもらいたい。