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LIVE REPORT

夜の本気ダンス

『Too Shy A key TOUR 2017』

2017年01月27日
@Zepp DiverCity Tokyo

2年連続の年明けワンマンツアーとはいえ、昨年の東名阪から今年は全国8カ所での開催へと規模が拡大し、ファイナルの東京はこちらもキャパアップの初となるZepp公演! さらに、西田一紀(Gu)が加わった新体制の夜ダンを目撃しに来たファンも多く、何かと特別ムード満載なわけだけれど、今の彼らは決して臆することはない。むしろ、それを楽しむように、いきなりニューシングル「Without You」でフロアーを揺らしにかかる。オールバックの髪形でキメた米田貴紀(Vo&Gu)を筆頭に、マイケル(Ba)と鈴鹿秋斗(Dr)も堂々たる躍動! そんな中、同じく最新曲の「LIBERTY」を含め、たびたびステージ前方で華麗にソロを弾く西田は、このツアーを通して良い感じでバンドに馴染んでいた。

MCがややモタついたのは惜しかったものの、ライヴアレンジを随所に施しつつ、「Japanese Style」からの6曲をノンストップで畳み掛けたリカバリーはお見事! 特に、シューゲイザー的轟音で始まった「Logical heart」のドリーミーさと迫力が、Zeepという大バコにマッチしていたと思う。ド派手なフラッシュライトやミラーボールをふんだんに使っての「B!tch」「Crazy Dancer」なども、2017年のスタートダッシュに相応しい。

“Zeppはバンドマンにとってひとつの目標で、Zeppを回れてやっと一人前なんやと思います。これだけ人いると、目を合わせたくても追いつかんね”と嬉しそうに話す米田。このスケールで試せた経験を糧に、6月からのツアー『No rain,new days o'scene』も輪をかけてオーディエンスを踊らせてほしい。