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LIVE REPORT

シシド・カフカ

『シシド・カフカ Tour 2016』

2016年06月26日
@shibuya duo MUSIC EXCHANGE

独特のリズムが特徴の「明日を鳴らせ」で始まったライヴ。足を踏み鳴らすような力強いキックと爽快なメロディー、シシド・カフカの生み出すピリ辛が心地良い世界へと誘う。プリッツのCM曲にも起用された「Hunger×Anger」では、観客も“腹ぺこ!”など声を揃えて歌った他、「朝までsugar me」はアイドルのライヴさながらのクラップとかけ声で会場がひとつになった。そんな様子に彼女は、“いいね”“今日は楽しくなること間違いないね”と嬉しそうな表情。中盤にはドラムセットの上に腰掛けて“応援してくれるみんなが、楽しいとか嬉しいと思ってもらえる音楽を作り続けていきたい”と、デビューからの4年を振り返りながら語った。それに続いた「群青」ではドラムは叩かずに座ったままで、実にエモーショナルな歌声を披露した。後半はリズミカルなドラミングを聴かせる「Obertura」を皮切りに、アッパーのナンバーで一気呵成。一緒にツアーを回ってきたバンドメンバーとの呼吸もぴったりで、大きくうねるようなグルーブで会場を熱狂の渦に巻き込んだ。アンコールでは6月23日に誕生日を迎えたばかりということで、“ハッピーバースデー カフカ”の合唱が。“年々歳を重ねることがどうでもよくなる。夏木マリさんも年齢は記号よ!って言ってたし”と、笑った彼女。アンコールラストでは「バネのうた」を披露し、バンドメンバーも観客も一斉にジャンプ。彼女もこの日一番の笑顔でジャンプ。全国9公演を巡ったツアーファイナルは、嬉しくて楽しいバースデイライヴになった。