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LIVE REPORT

ONE OK ROCK

『2011―2012 残響リファレンス TOUR』

2012年01月22日
@横浜アリーナ

昨年11月から始まったアルバム『残響リファレンス』のリリースツアー。Zeppを中心に全国のライヴハウスを回ってきたが、ファイナルは横浜アリーナ2デイズ。チケットはソールドアウトし、アリーナのスタンディングエリアからスタンド席まで埋め尽くされていた。メンバー4人が登場すると、男子の威勢のいい声も混じった大歓声が、会場を包み込む。そして、1曲目の「LOST AND FOUND」が始まると、スタンド席が揺れるくらいジャンプが巻き起こる。その後は、立ち上る炎や映像など演出もあったが、何よりも主役は、バンドとオーディエンスだった。ライヴハウスのような熱狂が隅々まで行き届いていたのだ。Toru(Gu)が“こんなデカいステージでできることが幸せ”と言えば、Taka(Vo)は“すでに感動でいっぱい”と客席を見つめる。このように、全員が通じ合っているように見える場面が、幾度もあった。また、ライヴの中盤にはストリングス隊が登場。「エトセトラ」「カラス」「Pierce」を、豊潤なアレンジで聴かせてくれた。さらに「Pierce」ではTakaがピアノも披露。ラウドミュージックに留まらぬ、繊細なスキルを持ち合わせていることを知らしめていた。終盤の「Let’s take it someday」では、オーディエンスをしゃがませ、カウントで全員でジャンプし、さらなる一体感を生み出していく。本編ラストの「Nobody’s Home」では、Takaが“愛してるぞ!”と感情たっぷりに叫んでいた。アンコールの最後に披露された予定外の「内秘心書」まで、その場の全員がひとつになって突っ走った...いや、もっと先の未来まで突っ走れる可能性も見せたライヴだった。