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LIVE REPORT

nano.RIPE

『5th anniversary program Vol.3「しあわせのくつ」』

2015年09月26日
@赤坂BLITZ

メジャーデビュー5周年を迎えたnano.RIPEが、5周年記念企画の第3弾となるライヴ『しあわせのくつ』を赤坂BLITZで開催した。5周年とはいえ、活動はインディーズ時代から10年を数える。“メジャーデビューからの5年間だけが全てではない。それ以前からのぼくらのすべてを、このステージに注ぎ込みます!”と、意気込んだヴォーカルのきみコ。さらに、活動をRPGゲームに例えて“今日1日でどれだけレベルが上がるか、ぼくたちとみんなにかかっています!”と、メンバーと観客にハッパをかけた。この日はリリースしたばかりのシングルコレクション『シアワセのクツ』から「絵空事」を除く全曲を網羅した他、4枚のオリジナルアルバムそれぞれからもセレクト。さらに提供曲「流星群」「プラリネ」のセルフカバーも初披露し、nano.RIPE史上最大曲数である全28曲を約3時間にわたって駆け抜けた。“イケるか、BLITZ!”と何度も叫びながら、全身全霊でプレイしたアベノブユキ(Ba)。きみコと一緒に歌いながら、ストイックにタイトなビートを叩き出し続けた青山友樹(Dr)。「タキオン」では、ユーモアたっぷりのダンスを披露して、観客を沸かせたササキジュン(Gu)。ミディアムナンバーの「パトリシア」では、グルーブ感あふれるサウンドに乗せてきみコがエモーショナルな歌声を聴かせ、観客も息を飲むようにして聴き入った。“20年、30年とやっていくことを考えると、最初の5年なんてまだ序章。ここは出発点だ。まだまだ旅を続けよう”と、きみコ。ひと回り成長したバンド感を携え、nano.RIPEはネクストステージに立った。