今回の会場は緑に囲まれた場所で、周囲に屋台が登場。ステージにはヤシの木や籐の椅子が置かれ、南国リゾートを思わせる雰囲気だ。ライヴ前半は、やなぎなぎの繊細な声を楽しめるアコースティック曲中心の構成。カバー曲コーナーではライヴタイトルにちなみ、Galileo Galileiの「青い栞」など“青”をテーマにした楽曲も披露した。バンドメンバーがコーラスで参加したり、休憩時間に会場で流れるラジオ放送のゲストになっていたりと、やなぎなぎとバンドの結束力の高さを感じた。後半は「三つ葉の結びめ」「クロスロード」といったアップテンポの曲もふんだんに演奏され、観客も総立ちで声援を送る。そして、アンコールの「You can count on me」で、やなぎなぎはエレキギターに挑戦。新しいアイデアをどんどん実践する彼女のアグレッシブな面が随所に光るライヴとなった。