“結成30周年”を掲げたツアーの初日。森重樹一(Vo)&戸城憲夫(Ba)の両雄に加え、カトウ タロウ(Gu)&金川卓矢(Dr)という布陣でスタートしたライヴは、“ZIGGY”のイメージにとらわれず、それでいて“ZIGGY”らしいメロディックかつダイナミックなR&Rをぶっ放し、みるみる会場の熱気を高めていく。もちろんヒット曲や定番曲も目白押しで、何度も大合唱を引き起こした。
他にもThe DUST'N'BONEZのナンバーやTHE ROLLING STONESのカバー、さらに新曲も披露するというスペシャルなセットリストでフロアーを焚き付け、R&Rが持つカッコ良さと楽しさを体現。アンコールではアコースティックセットもあった全編3時間超えのステージは、アニバーサリーツアーとはいえ回顧的なものではなく、“2014年版ZIGGY”を存分に見せつけたのだった。