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LIVE REPORT

DOES

『DOES 2012 TOUR 「カタルシス文明」』

2012年06月01日
@Shibuya O-EAST

SEと観客の激しいクラップに迎えられたメンバーたちは、とても晴れやかな笑顔を浮かべながらスタンバイ。赤塚ヤスシのベースが先陣を斬り、オープニングを飾った「今を生きる」の時点で、場内は圧倒的な一体感に包まれていた。
“東京へ帰って来たよ。ツアーはまだ続くけど、今日がファイナルくらいの感じでみなさんのカタルシスを吐き出してください。今日はどしゃ降りがあったから「曇天」!”と氏原ワタル(Vo&Gu)の粋な言葉を添えて突入した「曇天」を皮切りに、一層熱く沸き立ったフロア。最新アルバム『KATHARSIVILIZATION』の収録曲が、ライヴチューンとして絶大な効力を発揮していたのが印象深い。みずみずしいフレーズを交わしながら壮大に高鳴っていく「ブライテンA」や「ライカの夢」など、新境地を感じさせる曲も抜群に心地良かった。“6月28日に俺の地元の奄美大島でのライヴが決定しました。初の凱旋ライヴです!”と森田ケーサク(Dr)が報告をしたところ、温かい拍手が観客から届けられるなど、DOESとファンの間にある親密な関係性を感じる場面も度々あった。
アンコールは「バクチ・ダンサー」など、超強力なナンバーの連続。スタッフのリクエストによって毎回異なる曲を演奏するコーナーで選ばれたのは「ビート・クラブ」。ワタルがハンドマイクで歌いながら観客を煽るという、普段はなかなか見られない光景が繰り広げられた。そして、ラストに披露されたのは「修羅」。バンドも観客も完全燃焼したクライマックスとなった。