プロボクサーにYes we can!

 4月11日に初の世界戦を控え、目下トレーニング中のWBC女子アトム級ボクサー多田悦子を、先日『福井舞』が激励に訪れた。

 これは福井舞と同じ京都出身の多田悦子が、福井の楽曲「Can Can」を自身の入場曲にしている事がきっかけになって実現したもの。

 福井は練習場に入ると、激励の意味も込めてその場で「Can Can」のアカペラを披露。これに感激した多田は、お礼とばかりに福井にボクシングを熱血指導。当初こそ多田の「来い!アッパーや!」などの雄叫びに少々怯えた様子を見せた福井だったが、最後には「めっちゃ楽しい!」とすっかりボクシングにはまった様子だった。

 多田は昨年秋、共通の知人を介して福井舞を知った。その際に渡された福井のCDの中で、特に歌詞が前向きで勢いのある「Can Can」を気に入り、自身の入場曲にしたいと申し出たという。

 「試合前は怖くなってしまうこともあるが、この曲を聴くことによって“自分はできるんだ”と暗示を掛け、自分を鼓舞するようにしています。」という多田に対し、「とても嬉しいです。我が家は兄弟がラグビーをやっていたりとスポーツ一家だったので、以前から音楽を介してスポーツに関わりたいと思っていました。自分の音楽でスポーツを盛り上げられていることは大変光栄。悦ちゃんがその希望を叶えてくれたんです。」と福井も喜んだ様子だった。