冒頭メンバーが登場し、7千人を超えるファンから、大歓声で迎えられた。ライブ開始早々、テンション高めな小渕が「ようこそいらっしゃいました!初日へようこそコブクロですー!」と、初日を待ちわびた様子で集まったファンと、初日の期待感に感極まる様子を見せた。
黒田は、「このツアーは大変やぞ。あれだけリハしたのに、段取りが出てこない。あーこわい。」 と、小渕の演奏が止まれば無音になる、アコースティックギター1本での初ツアーに戸惑いを見せ、「頼むから無音だけはやめて~。今朝、いつものバンドメンバーから“初日頑張ってね”とメールが来たんやけど、初恋の人からメールきた気分だった(笑)」とバンドを恋しく想う発言をし、ファンを笑わせた。
また小渕が、「ツアーが始まる前にファンの方の書き込みを読んでいたら“コブクロの2人はたった2人でやるので、いつものツアー以上に拍手や声援を送りましょう”という書き込みを書いてくれている方がいて、泣きそうになっちゃって…」と話すと、すかさず黒田が、「それ俺です!」とボケをかまし、「お前かい!自作自演やないか!」と小渕がツッコミ、コブクロらしい掛け合いで会場を盛り上げた。
今回のツアーは、コブクロの2人にとって、「原点回帰ではなく、新しい挑戦」 と話しており、インディーズ時代のように小渕の演奏のみだが、当時よりも進化したコブクロを見せる為、事前に行われたリハーサルでは、アコギ以外の音をどのように表現するか、ファンの方に喜んでもらう為、いつも以上に2人でアイデアを出し合い、『ONE TIMES ONE』のタイトルの元、1×1=小渕×黒田の可能性の限界に挑む。
ツアー前にファンから募った「次のツアーで聴きたい10曲リクエスト」の結果を参考にし、懐かしの楽曲から代表曲まで、幅広い楽曲を披露し、会場は大盛り上がり。会場に集まった7千人の観客は、2人の歌声と爆笑トークに大きな拍手が起こり、コブクロらしいアットホームな雰囲気も感じられるライブとなった。9月に結成20周年を迎えるコブクロだが、トーク中に「2人が出会ったのは、5月だから僕ら2人はもう20周年です!」と話し、9月16日に控えている小渕の地元・宮崎県での「結成20周年記念ライブ」や、今後の活動に更に期待が高まった。
ニュース提供:ワーナーミュージック・ジャパン