小松菜奈・菅田将暉W主演映画『溺れるナイフ』主題歌担当!

 小松菜奈、菅田将暉がダブル主演の映画『溺れるナイフ』ホームページ上にて“ドレスコーズ”が主題歌を担当することが発表された。主題歌は毛皮のマリーズの人気曲「コミック・ジェネレイション」を新たに録音し直したもの。「コミック・ジェネレイション」は10月12日発売のNEWシングル『人間ビデオ』に収録される。今回、同時に志磨遼平の出演場面写真及び、山戸結希監督・志磨遼平からのコメントも公開されている。
 
 ドレスコーズ・志磨遼平の初出演映画としても話題となっている映画『溺れるナイフ』は、講談社「別冊フレンド」に連載され(04年〜13年)、洗練された世界観と、リアルな心理描写で熱狂的に愛され続けるジョージ朝倉原作・伝説的少女コミックの映像化作品。映画は11月5日にギャガ配給にて全国公開される。気高く危うい10代の破裂しそうな恋と衝動を描いた、誰もまだ出会ったことのないラブストーリーだ。

 今回、山戸結希監督の希望により「コミック・ジェネレイション」に主題歌が決定し、ドレスコーズが「溺れるナイフ」の為に新たに録音を行った。山戸監督はコメントで「今回の音源をスタジオで初めてお聴きした時、コウちゃんが歌う『コミック・ジェネレイション』から、広能さんが歌う『コミック・ジェネレイション』に生まれ変わっていただいたのだと感じました。彼の歌に世界を破いて光を射される、傷だらけの女の子にいつか出会うのでしょう。」と寄せている。

 「コミック・ジェネレイション」は10月12日に発売されるドレスコーズのNEWシングル『人間ビデオ』の【R.I.P.デラックス盤】、そして【通常盤】から名称が変更となった【溺れる盤(旧:通常盤)】のカップリングに収録される。NEWシングル『人間ビデオ』は、フル3DCG映画「GANTZ:O」主題歌「人間ビデオ」に加え、映画「溺れるナイフ」主題歌「コミック・ジェネレイション」を含むW映画主題歌シングルとなった。発売、映画公開が待ちきれない。

<山戸結希監督コメント>
志磨さんの眼の、ひとを硬直させる感じ。声の、がんじがらめにする感じ。誰にも似ていない手。志磨さんだけが歌う歌だと、1秒目から永遠に分からせてくれる感覚。志磨遼平さんは、すべての女の子にとっての、広能さんみたいな男の子でもあるのだと、和歌山で広能役を演じる彼自身を見ながら、あるいは東京の編集室で日毎彼の残像を見ながら。暗闇で最後にその歌が流れた時、客席の女の子が自分自身と、小松菜奈さん演じる夏芽とが重なる場所を見つける姿が、かけがえなく頭をよぎるのでした。今回の音源をスタジオで初めてお聴きした時、心の内側に満ちる『コミック・ジェネレイション』から、心の外側を満たそうとする『コミック・ジェネレイション』に生まれ変わっていただいたのだと感じました。彼の歌に世界を破いて光を射される、傷だらけの女の子にいつか出会うのでしょう。

<ドレスコーズ/毛皮のマリーズ 志磨遼平コメント>
2013年、最も衝撃を受けた映画『おとぎ話みたい』とそれを撮った若干24歳(当時)の山戸結希。「詩のような映画」ではなく「映画のような詩」を初めて目撃したぼくに、その監督自ら今作『溺れるナイフ』への出演オファーを頂いて断る理由はありませんでした。これがぼくの初演技となります。ご笑納下さい。さらに光栄なことには、主題歌として、ぼくが昔書いた“コミック・ジェネレイション”という曲の起用までが発表されました。ところが昔のぼくはあまりに傲慢で、自分以外の誰のためにも歌ってはいない。今作に寄り添うことが出来ているかはなはだ不安です、と正直に伝え、監督との相談の末にこの度の再演奏・再録音を行いました。これは『溺れるナイフ』という夢、その中で暮らす夏芽とコウちゃんのためだけに演奏した(つまり自分以外のために演奏する、初めての)“コミック・ジェネレイション”です。たった一度の録音とたった一度の初演技を、ぼくはこの作品に捧げます。