その女性は、戦時中にも旦那さんと手紙を交わしていたそうですが、2014年、何気なく空を見上げていたときに、再び亡き夫への手紙を書くことを思いついたのだそう。“戦争”というものの悲しみを語ると共に、70年の時を越え、今も毎日筆を走らせるその想いを「あなた!幸せな思い出をいっぱいありがとう。あなたの愛の深さを倍にして、あなたに捧げますからね。待っていてくださいね。」と言葉にしていました。
戦争をテーマにした楽曲ではありませんが、同じように“今は亡き大切な人への想い”が込められた新曲の歌詞が、届きましたので1つご紹介したいと思います。ボーカルの片桐舞子とトラックメーカーの河井純一によるユニット“MAY'S”の「君のすべてを忘れない」という楽曲です。この曲は、9月2日に彼らが約1年半ぶりにリリースする渾身のニューアルバム「Traveling」のリードトラックとなっております。
“窓の外で星屑が瞬く夜
君はひとり 永遠の旅に出た
天使なんてガラじゃない君はきっと
あの世でまた 可愛げなく笑ってる”
“君のすべてを 君のすべてを
君のすべてを忘れないよ
生きてゆくんだよ 傷が痛くても
君のすべてを忘れないよ”
汚れたTシャツや、色あせたスニーカー、止まった腕時計、大切な人との思い出の抜け殻ばかり残された世界でも、その人が残してくれた確かな愛を胸に、前に進んでいこう…。悲しみを背負いながらも一歩一歩進んでみよう…。そんな切実な想いがこもった、胸がキュッとなるようなラブソングです。どこか先ほどの“毎日手紙を書き続けている女性”の心にも重なるような気もしませんか…?
尚、この「君のすべてを忘れない」は8月12日より、レコチョクにて配信がスタートしております。今、大切な人が毎日そばにいる方も、この曲を聴けばその存在の大きさがより心に沁みるはず。是非、今日という日に聴いて欲しい1曲です。