七月六日はサラダ記念日
今朝、サラダは食べましたか?今日は歌人の俵万智が詠った“サラダ記念日”です!上記の短歌は、彼女が1987年に出した第一歌集『サラダ記念日』の中の一首。みずみずしい口語体の歌は、多くの人々のココロをとらえ、280万部を超えるベストセラーとなりました。また、この歌集がきっかけで短歌ブームがおき、“記念日”という言葉も俵万智が一般に定着させたといわれております。
歌詞の中に、料理が登場する楽曲もたくさん!中でも“みそ汁”というワードはよく見かけるのですが、実はそれと同じくらい“サラダ”というワードも使われているのです。歌詞の一部のフレーズで“サラダ”と検索すると、130件がヒット!ふぇのたす「サラダになあれ」、ドリカム「あなたにサラダ」、ファンモン「モーニングショット」などなど。登場するサラダもポテトサラダ、マカロニサラダ、大根サラダ、と様々です。
“嬉しい眩しいくらいの
君の輝くサラダを、優しいよね、
泣けてきちゃうよ
海や陸を超えて、集められた野菜が
嬉しそうに光ってる
君のつたなき包丁さばきや、
人差し指の絆創膏や
全部全部輝く”
さよなら、また今度ね/「輝くサラダ」
みそ汁同様、サラダは“ほぼ毎日食べるありふれた食べ物”=日常、の象徴として描かれています。でも、愛している人が作ってくれる、愛している人に作ってあげる、簡単でありふれた食べ物だからこそ、それが“当たり前の幸せ”の味なんですねぇ。きっと、俵万智さんの短歌で「この味がいいね」と言った君も、私も、七月六日というなんでもない日に、日常を噛み締めたのだと思います。
一方で、今井美樹の「American Breakfast トキメキ添え」という楽曲にはこんなフレーズも…。
“夕べの気持ちのまま あなたと付き合いたい
恋もサラダも おんなじに新鮮サが大事だわ”
恋が愛に変わって、一緒にいる時間が10年、20年と続いていっても、時には二人の“新鮮サ”を思い出すようにスペシャルなサラダを作ってみるのも、イイかもしれませんね♪