今週末、最強にロックな映画「ラブ&ピース」公開!主題歌も激アツ!

怪獣が呼び起こす、観たことのない愛。
愛をあきらめない者は救われる。
人生は何度でもやりなおせる。

 今週末6月27日から公開スタートするのは、あの園子温監督の、待望のオリジナル作品「ラブ&ピース」です!園子温といえば、エログロ、強烈な描写、哲学的な作風のイメージがあり、「紀子の食卓」「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」「地獄でなぜ悪い」など数々の名品を生み出してきました。そんな鬼才監督が、2009年に公開した「愛のむきだし」以来に、ど直球な愛を描いたというのが今作。
 
 この作品、“音楽”とも深い結びつきがあるのだとか。主人公は、楽器の部品会社で働くサラリーマン(長谷川博己)。彼は以前、ロックミュージシャンを目指していましたが挫折。それ以来うだつのあがらない毎日を過ごしていました。同僚の女性(麻生久美子)に想いを寄せるも、小心者なのでマトモに話すことすらままならない…。そんな彼の、運命を変えるのが一匹の“ミドリガメ”だったのです。
 
 そのミドリガメとの出逢いにより、彼の人生は日本中を巻き込んで、怒涛の展開に!そして半年後、さえないサラリーマンは、来たる東京オリンピックのため作られた「日本スタジアム」に、大人気ロックスターとしてステージに立っている…!? そんなラブ&ピースをめぐって駆け抜ける、激しく、切なく、“デカい”今作を飾る超重要な主題歌は、RCサクセションの「スローバラード」!1976年にリリースされた楽曲です。

“カーラジオから スローバラード
夜露が窓をつつんで、
悪い予感のかけらもないさ”

 実は、園監督は本作の脚本を1990年頃に書き上げており、当時、忌野清志郎主演で映画化を構想。ところが実際にオファーしたものの、俳優業はやっていないとの理由で出演を断られたそうなんです。この経緯を踏まえ、このたび「スローバラード」が主題歌として使用されることが決定!さらに「ラブ&ピース」と清志郎ライブムービーのコラボレーションによる「スローバラード」のPVも完成!今週末は、ロック過ぎる映画&主題歌でココロを燃え上がらせてみてください!!