長引く梅雨…。でも、梅雨明けが惜しくなってしまう名曲あります!

 お昼は晴れていると思いきや、夜になると雨が降ってきたり不安定な天気が続きますね。今年は梅雨が長引くらしく、「憂鬱」の声もちらほら聞こえておりますが、梅雨明けが惜しくなってしまうほど素敵な“雨の名曲”の歌詞が本日より解禁となりました!

 6月24日、松本隆トリビュートアルバム「風街であひませう」がリリース。作詞活動45周年を迎える作詞家・松本隆の“言葉”の世界を、唯一無二の“声”を持つ10組のアーティストたちがカバーしております。このアルバムの一番最後にスペシャルトラックとして収録されているのが「驟雨の街」という楽曲。同曲は、はっぴいえんど解散直後に残された未発表曲であり、細野晴臣、松本隆、鈴木茂の演奏によって新たに録音されたプレミア楽曲。

“孤独ってありふれた毒を
ひとしずく飲んでは生きてる
ねえ巻尺で測ろうか
幸福まで何センチかを”

 驟雨(しゅうう)とは、降り始めや降り止みが突然な“にわか雨”のこと。どこか懐かしく寂しげな空気を纏った音、ポツポツと染みこんでくる歌詞。いつまでも雨の気だるさに浸っていたくなるような名曲です…。現代のミュージックラヴァーズから、はっぴいえんどファンまで、必聴!

 また、このトリビュートアルバム、収録曲のすべてが素晴らしいのですが、特にSNSで絶賛の声が目立っているのはYUKIの「卒業」でしょうか!斉藤由貴が歌う原曲の“いじらしい可愛さ”とはまた種類の違った、ポップなキュートさ!

 松本隆さんの歌詞は、今でもまったく古さを感じさせないところが凄いですよね。かつ、言葉がサラッと流れていかず、ストンストンと耳に落ちてくる。たとえば、聴き慣れていたはずの“もっと哀しい瞬間に涙はとっておきたいの”なんてフレーズも、リメイクされたことで新しく響いてくるのです。その言葉の世界を、2015年の声で堪能してみてください…!

◆トリビュートアルバム「風街であひませう」
2015年6月24日発売
完全生産限定盤(2CD) VIZL-842 ¥4,860円(税込)
通常盤(CD) VICL-64356 ¥3,240円(税込)