コンサートは通称・大ホールと呼ばれるISAAC STERN AUDITORIUMで、満員となる2,800人を迎えて行われた。アンコール含め全25曲(本人歌唱は23曲)、半数以上の楽曲でスペシャル・ゲストとしてニューヨーク・フィルのメンバーから抜粋されたNEW YORK ALL STAR SRRINGSを従えて歌唱、2時間を超える充実の内容に日本や全米から集まったファンを大いに魅了した。
「皆さん、ようこそいらっしゃいました。どこからいらしたの?」の第一声には、「日本」「ニューヨーク」「シガゴ」…などなど数々の地名が挙がった。続けて、2度目となるカーネギーホールでの公演にも触れて、「15年ぶりにお会いする方、とっても感激です。35周年イベントとして、今日私はここに立ってます。」と、感想を漏らした。
途中のMCでは、総合プロデューサーで旦那様でもあるヘンリー広瀬とともに「15年前は慣れない海外でのコンサートということで緊張した。今日は大いに皆さんと楽しみたい。」とコメント。「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」「桃色吐息」「ごめんね…」「for you…」といったヒット・ソングに加えて、「unforgettable」「smile」といった英語楽曲やニューヨークにインスパイアされ作詞した「My Heart New York City」などを披露。
そして、コンサートの定番ともいえる「グランパ」では クラシックホールでは本来あり得ないであろう、“会場総立ち”による盛り上がりの一幕も見られた。