印象に残る名作ドラマの秘密…“主題歌の法則”とは!?

 今クール、あなたは何のドラマをみていますか!?ドラマといえば、欠かすことの出来ない存在はやっぱり“主題歌”!主題歌を制すものは、ドラマを制すと言っても過言ではないほど、毎回ストーリーの最後を彩る音楽は大切なものとされていました。
 
 もちろん今回も、『心がポキッとね』の星野源「SUN」や『マザーゲーム』のSuperfly「Beautiful」、『医師たちの恋愛事情』のシシド・カフカ「Don't be love feat.斉藤和義」など、安定した視聴率を記録中の良ドラマには、その世界観を的確に表現した素晴らしい楽曲が主題歌となっています。
 
 しかし、さらに高視聴率のドラマに目を向けてみると、意外な法則が見えてきたんです。平均視聴率トップ2の木村拓哉・主演『アイムホーム』と堺雅人・主演『Dr.倫太郎』にはどちらも主題歌がありません!
 
 実は最近、“印象に残る名ドラマには主題歌が無い説”があるとか!過去の名作品だと「あまちゃん」「半沢直樹」「相棒」「HERO」「MOZU」などにはすべて主題歌がありません。主題歌が無いということは、それだけドラマ自体のテーマが明確で強いということでもあります。また、エンディングで流れてくる“歌詞”に影響されることなく、視聴者がそれぞれ自分だけの感覚でドラマを完結できる…!
 
 ちなみに口コミ率が高い、山下智久・主演の野島伸司ドラマ『アルジャーノンに花束を』には、邦楽ではなく洋楽の古き名曲ベット・ミドラー「ローズ」が採用されています。これも伝わりやすい日本語の力に頼らず、あくまでBGMとしての役割のみを果たすという意味では、上記のドラマの法則に通ずるものを感じます。
 
 まだ始まったばかりの今期ドラマたち…。どんな最終回を迎えるのか期待しつつ、主題歌やその裏に隠れた秘密を考えてみるのもおもしろいかもしれません!