「ただいま」「おかえり」そんなメンバーと会場に集ったファン約1万1千人のあいさつから始まった今回1回きりの復活祭。「今日という日を本当に待ち望んでいました。ガンに勝った都を伴って帰ってきたよ!!」ボーカルの松岡も感無量の思いでファンに挨拶。その名も「HAPPY BIRTHDAY SOPHIA 〜SOPHIAが生まれ変わる日〜」SOPHIAにとって定番のオープニング、エディットピアフの「愛の賛歌」のメロディが流れると会場には割れんばかりの声援が。間、都の体調を気遣い休憩を挟む2部構成の全22曲、そしてSOPHIAにとっては非常に珍しいアンコールを2曲加えた全24曲、3時間半に渡る公演はデビュー曲「ヒマワリ」から最新曲「cod−E〜Eの暗号〜」まで、まさにデビューから16年間の集大成とも言えるベストライブ的な内容となった。
2部の頭ではこの生まれ変わったSOPHIAを祝うがごとく「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」を会場のファンが大合唱するところから再スタート。そしてデビュー曲「ヒマワリ」が始まると会場中がひまわりの花をかざすという、これもSOPHIAにとって定番なファンとの交流が自然に生まれる。センターステージで360度を観客席に囲まれた今回のステージではあたかも一面のひまわり畑の中で唄うかのような光景がそこにあった。
「1年前は正直不安でいっぱいでした」と都が当時の不安を語ると「都が寛解したのは本当に奇跡なんです」そんな松岡の言葉に思わず目頭を熱くする都。1万1千人のファンとともに常に明るく、温かくこの奇跡の復活を祝った今回のLIVE。大きな壁を乗り越えた彼らに一片の迷いもなかった。「何ができるかわからないけれども、とにかく前に突き進む」そんな松岡の言葉に嘘偽りはなかった。